121. シックス・センス
正直言ってがっかり。主人公が殺害されてあの子供と出会うまで1年間何していたのかも不明だし、それより何より、普通すぐに気づくでしょ!映画の細かい内容云々以前に、設定自体に無理があると感じました。 [DVD(字幕)] 2点(2007-09-15 23:55:14) |
122. チャップリンの黄金狂時代
《ネタバレ》 今でいう、コントのオンパレードといった感じです。最後のハッピーエンドも喜劇のお決まりのパターンといった感じです。有名な、靴を食べるシーンや山小屋が傾くシーンにはかなり笑いました。ただ、私にはサイレント映画は向いていないのか、最初の方はひたすら眠く感じてしまい、靴を食べるシーンの直前にはイライラしてしまいました。 高得点をつけている方々には恐縮ですが、5点です。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-15 23:42:12) |
123. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 この映画について、WIKIなどで解説がなされており、そこでは「ラストのシーンで船長がスターチャイルドに進化したのだ」云々と書いてありましたが、私はラストのシーンも含めて、むしろ神の意思の下での人間の輪廻転生を表現しているのではないかなと思いました。図らずも、この映画のテーマ曲は「ツァラストゥストラはかく語りき」、「神は死んだ」と言ったニーチェの著作が題名になっているクラシック音楽だったりします。いずれにせよ、意図について様々な解釈を呼び起こし、なおかつ秀逸な映像技術やハラハラするストーリーを純粋に楽しめるこの映画は、評価に値すると思います。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-09 01:11:12) |
124. 雨に唄えば
《ネタバレ》 サイレント映画からトーキー映画への変遷が分かり、ミュージカル的要素を楽しむことができ、さらに純粋にストーリーに心躍らすことができる、色んな意味でお得な映画だなと思いました。ジーン・ケリーが雨の中でSingin' in the Rainを唄うシーン、良いですね。私は1.5倍速と通常とで2回観たのですが、1.5倍速で観たときは(音楽は若干変になりますが、)ミュージカルの場面で皆の息がぴったりでしかもリズミカルで…、更に楽しむことができました。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-08 20:29:41) |
125. 真昼の決闘
《ネタバレ》 頑固おやじの主人公が無勝手に一人で敵と戦っているという感じで、あまり主人公に共感できず、「それで?」といった印象を受けました。ただ、数時間の出来事(朝の結婚式のシーンから正午の決闘シーンまで)を映画にしてしまうという発想は面白いなと思いました。 [DVD(字幕)] 4点(2007-09-02 21:32:24) |
126. 深夜の告白(1944)
《ネタバレ》 最初主人公ネフの罪の告白で始まり、ネフの回顧によって事件が紐解かれていくサスペンスです。謎解き側のキーズやその上司?の推理がしっかりしており、考え方の飛躍もないので、思わず話に引き込まれてしまいました。ネフが一番信頼していたキーズに対し最後自らの罪を告白するシーンを見ると、ネフにも良心の呵責があることがわかりますし、それに対するキーズも、ネフをむやみに庇うことなく警察に身柄を引き渡す(その前に救急車を呼んでますが。)つもりです。「殺人」といった非常識的な行為以外での、このような彼らの常識的な振る舞いを見て、まさしく大人向けの映画だなと思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-26 23:59:57) |
127. 生きるべきか死ぬべきか
《ネタバレ》 ハラハラしつつ、面白い。ワルシャワで働く劇場の役者達が戦時中の偶然のトラブルに巻きこまれるが、そのピンチも皆の演技で乗り切る、という内容自体が面白かったです。さらに、映画はテンポよく進んでいきますし、話中の会話にはいくつか伏線(クスリと笑いたくなる伏線)が張られていたりします。主人公達はゲシュタポを相手に奮闘しますし、プロパガンダ的な感じも若干はありますが、それも気にならない程面白いと感じます。喜劇の中でも最も好きな映画の一つです。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-26 02:35:10) |
128. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 ジャック(デ・ニーロ)とデューク(チャールズ・グローディン)のやり取りが絶妙でした。最初はお互い敵同士といった感じだった二人が、旅を続けていく中で次第に心を通わせていく…。途中からは、デュークが普通に逃げられるような状態なのにもかかわらず、自らジャックの車に乗ったりしています。普通の映画ならば「脚本が甘い」とか「突っ込みどころだ」とか言われそうな場面も、この映画では別なのです。むしろ、多少の不自然さが逆に面白いのです。そして、最後のシーンもぐっときます。ジャックが仕事を達成したにもかかわらずデュークを解放する…、その行動に対してデュークがジャックに隠していた逃走資金を渡す。ジャックが去り際に振り返るともうデュークの姿はない…。最高のシーンですね。私たちを惹きつけて止まず面白い、そして男の友情が描かれててかなりアツくくる映画だなと感じました。私が落ち込んだときはいつもこの映画を観ています。 [DVD(字幕)] 10点(2007-08-26 02:24:51) |
129. 怒りの葡萄
《ネタバレ》 貧しい農民一家が強く生きていく、また、仮出所した主人公がいわゆるブルジョア階級の人間達との差を実感し、ストを行っていた男と出会うことで新たな生き方を見つけていく、人間と社会(しかも恐慌時のアメリカ)にスポットを当てた映画です。粗野な主人公が今の社会の問題を直視し、それを直していきたいと感じるようになっていく様を観ているのには心動かされます。ヘンリー・フォンダの若かりし頃を見るのは初めてだったのですが、これも見どころかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-16 21:59:23) |
130. マルタの鷹(1941)
《ネタバレ》 ハンフリー・ボガードの格好良さが良いです。また、メアリー・アスター扮する謎の美女オーショネイとのやり取りから、「最後はオーショネイをかばって、ボガード扮するスペードが罪を被るのかな。」とか、「スペードは本当は感情に流される人なのでは。」と思わせるところが出てきますが、最後のシーンで冷静に美女を警察に突き出します。感情に流されているかのように見せて、実は全てにおいてクールであるというスペードのハードボイルドさに痺れます。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-16 21:48:05) |
131. カサブランカ
警察署長が最後にとる行動がイカしてた。 全編に漂う男女の関係についてだけでなく、男の繋がりをも 感じ取ることができた一瞬でした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 01:06:18) |
132. ディア・ハンター
《ネタバレ》 ロシアン・ルーレットの賭け事で簡単に人々が死んでいく様が印象的。こんなにもあっさりと人の生き死にが決まっていくのか…と、戦争が生み出す人間の狂気がまざまざと表現されていると感じました。ただ、ロシアン・ルーレットの賭けのルールがうまく表現されていなかったのと、アメリカとサイゴンとの場面の入れ替わりが唐突だったのがマイナスかなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-06 04:31:26) |
133. 十戒(1956)
《ネタバレ》 今から50年以上前の作品なのに、CG(海が割れる場面や石板に十戒が刻まれる場面のCG)の出来が良く驚きました。内容はバリバリの宗教映画で、「キリスト教の神は他のどんな宗教の神にも優るのだ」といった考えが前面に出たもの。宗教に詳しい人は別の観点から楽しく観ることができるのではないでしょうか? [DVD(字幕)] 5点(2007-05-05 23:40:53)(笑:1票) |
134. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 バクスターが、自分の地位を全てかなぐり捨てて最後に「人間」になるシーンが観ていて気持ちよかったです。全体的には、大人の映画といった感じですね。あと、シャーリー・マクレーンが可愛くて最高。 [DVD(字幕)] 8点(2007-04-27 03:46:45) |
135. マイ・フェア・レディ
イライザとヒギンズ教授の掛け合いがとても楽しかったです。ラストは結局どうなったのでしょう。やっぱり人間って自分に足りない部分を持っている人に男女問わず人間的に惹かれるんでしょうね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-16 01:18:26) |
136. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 終始話に惹きつけられましたし、最後の展開も「あぁこういう形での反戦映画もあるのか」と納得させられました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-11 00:40:01) |
137. 波止場(1954)
《ネタバレ》 殺人をも行う圧制を強いる組合に対して、雇われ人たちが立ち上がるというストーリーで、テーマはすごく面白いと思ったのですが、あまり登場人物に感情移入もできず、映画自体はまあまあかなといった感じでした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-08 12:32:28) |
138. いまを生きる
人と違うことを恐れるな、自分の信じたことをしろ、というキーティング先生の教えや、「carpe diem」「seize the day」の言葉、どれも私のいきる支えの一つになっています。 あと、ニールは父のせいで死んだというのはちょっと違うと思います。ニールはとてもやさしすぎて自分の核となるものを持てず最後に自分に負けたんだろう…。ニールには非常に感情移入してしまいました。 [映画館(字幕)] 10点(2007-04-08 12:29:43) |
139. 恋に落ちたら・・・
《ネタバレ》 話の終わりがあまりしっくり来なかったです。どちらにしろあの後彼らは殺されるのでは…。ユマ・サーマンの可愛さ以外、あまり映画に引き込まれなかったです。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-03-19 02:42:40) |
140. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 一人の人間の真実を追究する姿勢や証拠の再検討によって、最初ははなから 審議をする気のなかった他の陪審員の心が動いていく…。私も途中からあの 議論の中に引き込まれてしまいました。 劇中、陪審員の誰かが、民主主義の素晴らしさについて何か触れていたと思います。 しかしながら、一人の(おそらく)無実だったであろう少年が 陪審員達の非真摯な対応で危うく死刑になりそうになっていた過程を見て、 民主主義の構成員である私たちの意識次第では、素晴らしい どころか恐ろしい社会にもなり得るのだな、とひしひしと感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-18 02:20:57) |