1. チョコレートドーナツ
とにかく俳優陣の演技が素晴らしく、感情移入せざるを得ない。 ゲイとダウン症児、二つのマイノリティの悲劇と愛情を描いた良作でした。 [映画館(字幕)] 9点(2021-05-16 19:27:21) |
2. ケース39
結局ナニがどうしてああなっちゃったワケ?という疑問が残る後半の展開だけれど、後味は悪くないし、それなりに楽しめた。 ただ、レネー・ゼルウィガーが出るような作品かどうかという疑問も激しく残る。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-11-05 20:11:56) |
3. デストラップ/死の罠
舞台劇の雰囲気を損なわずに映画化し、それがまた後半のどんでん返しにも繋がっている巧みな脚本。 霊媒師の胡散臭さなど多少の粗もあるけれど、役者の力量もあって気にならないほどひきこまれる。 オチも楽しく、二転三転系の娯楽映画としてはかなり完成されていると思う。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-11-05 20:11:07) |
4. キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争
前作よりも素のワンコシーンが少なくなっているのが不満。 まぁでも、うちのワンコはテレビに犬が出ると興奮するので、一緒に観て楽しめました。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-10-17 12:49:40) |
5. キャッツ&ドッグス
荒唐無稽なバカバカしいお話を気合い入れて撮った感が大好き。 ストーリーがくだらないからこそ、凝った演出が際立ちます。 次回作では、うちのヨークシャテリアも敏腕エージェントとして活躍させてほしい。 悪役のニャンコも憎めないヤツらばっかで、とにかく笑えました。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-10-17 12:47:13) |
6. アンナと王様
オープンセットでエメラルド寺院まで作ってしまうという豪華美麗な美術に圧倒される。 そしてそのセットに負けないチョウ・ユンファの立派な王様ぶりも良かった。 本国タイでは、タイ王制に対する不敬という理由で上映すらできなかったようだけれど、欧米では何度もリメイクされている人気の作品だというのが興味深い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-17 10:11:59) |
7. ケープ・フィアー
ゾンビのごとく不死身なデ・ニーロがとにかくド迫力。 スコセッシ&デ・ニーロのコンビという期待を裏切らない出来ではあるけれど、正直期待を超えもしない手堅い(無難とも言う)作品。 豪華なキャスティングだけでも見る価値はあるかも。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-15 16:58:38) |
8. キック・アス
ヒーローに憧れるオタク坊やのお話しかと思いきや、ヒットガールという傑出したキャラクター登場でめきめき面白くなった本作。 最高にクールな彼女に釘付け状態で最後まで一気に楽しめた。 もちろん、少女がガンガン殺人するわけで「これ、人によっては受け付けないだろうな~」とは思うのだけれど、ベースが軽快なノリのコミカルなストーリーであるせいか、ちっとも陰惨じゃない。 キック・アスとビッグ・ダディ&ヒット・ガール父娘のお話は別の物語にしてもいいほど、それぞれのパートが輝きつつ、軟弱な少年の成長譚と、父娘の復讐劇がバランス良く構成されていて、そのギリギリの平衡感覚がこの映画をすごく魅力的にしているように思う。 続編では、キック・アスを「ただのオタク」と知りながら「友だちだ」と言い切るほどに孤独な少年、レッド・ミストの活躍にも期待したい。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2011-10-14 18:52:27)(良:1票) |
9. 第9地区
まったく予備知識ナシで観賞し、もうすっかり参った状態。 なんと独創的で示唆に富んだ作品でしょう。 まず、エイリアンが難民で、それがヨハネスブルグでかつてのアパルトヘイト政策のように隔離されているという状況が斬新。 これまで観たどんなSFとも違う、まったく新しいエイリアンものにグイグイ引き込まれた。 宇宙人像はどこかで見たような、甲殻類そっくりの醜悪なルックスなのだけれど、そのエイリアンに対して人間が行う所業はさらに醜悪、ゲスの極み。 途中から完全にエイリアンに感情移入させてしまうのだからスゴイ。 ものすごくなさそうでありそうな話しではないだろうか。 娯楽映画として十分楽しみながらも、自分だったらこの招かざる客に対してどのような態度で接することができるだろうか?とか、自分がもしエイリアンの立場になったら…、いや、それよりクリストファーは戻ってこられるのかしら?、などと、様々に思いを巡らせてしまった。 文句なしに楽しめて、想像や思考を存分に広げることができる、近年のSF映画では群を抜いて素晴らしい作品。 [映画館(字幕)] 9点(2011-10-14 01:21:15)(良:1票) |
10. 奴らに深き眠りを
豪華なキャスティングで、実話をベースにアフリカ系マフィアの抗争を描いた秀作。 ローレンス・フィッシュバーンが抜群の存在感で演じ、ティム・ロスが個性的な敵役で応じる、といった具合で、派手な演出や大きな見せ場があるわけではないが、終始安心して観られる。 フィルム・ノワールといった趣のある格調高い作品だ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-08 21:32:25) |
11. アイ・アム・レジェンド
導入部から前半にかけてのウィルの日常の描写はぞくぞくするほど素晴らしい。 無人の街でのカーチェイスや戦闘機の上でのゴルフなど、きっと監督はこの絵を撮りたかったんだろうなぁ…と妙に納得してしまうほど後半の失速ぶりはお見事。 ダーク・シーカーズが彼を追ってきたのは拉致された仲間を救い出すためじゃなかったの?? しかも最後の最後に神様って言われても…。 前半が素晴らしかっただけに残念の一語に尽きる。 [DVD(字幕)] 5点(2011-10-08 10:19:37) |
12. ギャング・オブ・ニューヨーク
漢と漢の魂の繋がり、皮肉な運命、歴史の中で翻弄され埋もれていく人間たちを情熱的に描いておりなかなか楽しめた。 大作らしいセットの素晴らしさなど、映画的な楽しみはたくさんあるが、とりわけラストシーンが印象的。 裏切りや復讐や嫉妬に翻弄され利権を争う人間たちも、長い長い歴史の中では小さな存在であるということを重く感じさせる一方で、ツインタワーの残る映像を見て、時代を経て進歩しているように見えて結局のところ今も根源的には同じような争いが繰り返されていることも暗示されている。 キャストではダニエル・デイ・ルイスが非常に魅力的であった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-08 09:28:01) |
13. プレデターズ(2010)
軍人やヤクザ、連続殺人犯などのキャラクター設定はいいんだけど、それが存分に生かされていないのが残念。 そもそも圧倒的に不利な状況にある人間たちが勝利するには、それなりの知力が必要なハズなのに、プロフェッショナル集団の“らしさ”が描かれておらず、しまいにゃ「もう全員やられてしまえ」という気にさせられる。 ってか、戦闘集団にヤクザって…。今どきのヤクザは経済ヤクザですぜ、兄さん。 しかも武士とごっちゃになってるし(笑) [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-05 10:59:22)(良:1票) |
14. ゴッドファーザー
言わずと知れたギャング映画の金字塔。 とはいえ単なるマフィアの抗争劇ではなく、壮大な人間ドラマとして傑出した作品である。 冒頭の華やかな結婚式でうっとりし、馬の頭にたじろぎ、レストランの殺戮劇で脂汗を流し、逃避行中のパチーノのロマンスに酔うという贅沢さと、3時間の長尺を感じさせない鮮烈なカッコよさ。 そりゃあ暴走族もホーンを鳴らしたくなるっつう。 これをコッポラは弱冠31歳で撮ったのかと思うと脱力してしまう。 [DVD(字幕)] 9点(2011-10-03 00:18:23) |
15. グリーン・ゾーン
方向性としては至極まっとうなイラク戦争映画なんだけれど、アクションシーンの大部分がブレてて暗くって、ほとんど何やってるかわからないし、展開も全然スリリングじゃなく、サスペンを楽しむこともできず、映画としては非常に残念な出来栄え。 せめて戦闘シーンが昼間だったら…。 [映画館(字幕)] 4点(2011-10-02 02:37:36) |
16. ハンニバル・ライジング
原作者が言ってるんだから仕方ないんだけれど、シリアルキラー研究家(?)のわたくしとしては、どうにも納得いかない。 復讐劇としては悪くないが、レクター博士のバックボーンとしては、あまりにも分かり易すぎて「ああ、そうですか」としか言えない。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-27 10:34:20) |
17. フライトプラン
《ネタバレ》 舞台設定が面白く、娘を思うジョディ・フォスターのキレっぷりもすっごく良かったのに、なんで中盤でネタばれさせちゃうんだろう? そこから先はもう惰性以外のなにものでもないし、なにが悲しくて映画見ながら犯行計画の粗を数え上げなきゃならないのかがっかり。 だいたい、客室乗務員に共犯がいるってのに、なぜ事前に無用な殺人まで犯さなきゃならないのか不明だし、一体どうやって口座からお金引き出すつもりだったんだろうか、この犯人(この他にも数え上げたらキリがないくらいの粗が・・・)。 まぁサスペンスとしてはイマイチだけれど、孤軍奮闘、娘のためになんでもするフォスターの強い母には思いっきり感動できたので6点献上。 [地上波(吹替)] 6点(2011-09-27 10:00:27) |
18. ヘル・ドライブ<OV>
とりあえず、冒頭で主人公がクルマの中で歌いまくるシーンが長い(しかも何も起こらない!) 被害者がゾンビではないかという疑念が今も晴れない(笑) [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-09-27 09:25:33) |
19. ダークマン
非常に悲劇的なヒーローによる復讐劇であるこのB級映画、私的にはスパイダーマンより数段面白かった! 悲惨な設定の割にどこか軽い演出、CGでは決して味わえない重量感あるアクション、予算の代わりに思いっきりアイディアがつぎ込まれた撮影、どれも素晴らしい。 ヘリコプターのシーンなんて、思わず腰が浮くくらい良かったし、ラストシーンで別人(これがなんと!)になって去っていくダークマンの哀愁漂う姿にも思いっきり萌えてしまう。 これぞB級、アメコミの真骨頂である。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-09-27 09:03:11) |
20. フェイス/オフ
2人が入れ替わっている間なんかはすっごく面白いんだけど、荒唐無稽すぎる設定に乗りきれない私のような石頭にはなかなか作品世界に入り込めず(せめてSFにしてほしい)ついていけず…。 アクションシーンもちょっとしつこい(結局素手だし)。 こってこてで引き算することを知らないジョン・ウー節、私は苦手です。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-20 19:16:15)(良:1票) |