1. マン・オブ・スティール
《ネタバレ》 まいった。スタトレ・ダークネスやらパシフィック・リムが全て彼方にすっ飛んでいきました。 高速アクションは今後のデフォとなるでしょう。しびれるようなスピード感。 女副官+巨人の連携アクションはかっこよすぎ! 軍隊を手玉に取る圧倒的強さ! スーパーマンの「ゾットは信用しないが人類も信用しない」が記憶に残ります。 それを「まず信じることから始めようよ!(・∀・)」みたいに甘言をいってのけた神父こそユダそのもの。 スーパーマンは体制に売られていく。 すさまじく深いです。 互いに武器を失い、獣のように原始的に素手で戦うシーンは激しい憎悪を表してるはずだ。 同胞同士が憎しみ合い殴りあうしかない運命。 ラスト、最後の同胞の生き残りともいえるゾットをぶっ殺すか、人類をとるかの選択はすごい。 自分はクリプトンなのか、地球人なのか、そのどちらでもないのか。 どちらかの価値観を選択しなければならない。 ちなみに私はゾットの価値観・正義も一理あると思った。 「話し合いばかりでなにも決められない実行できない元老院のクソジジイどもがクリプトンを滅亡させた」 日本もクリプトンの運命を辿りそうだ。 かのダークナイトでの船爆弾の選択は、性善説過ぎて、犠牲者がひとりもなく 薄ら寒かったが、今回はきちんと犠牲者が出る。 最後にスーパーマンはアメリカに向かっていう。 「正義はするけど、てめえらには従わない」 アメリカの正義=日本の正義・となるべき!子分でごぜえます。いっしょに国際貢献いたしやす。へっへ、 と考えてる日本のクソ政治家どもに見せてやりたい。 文句なし。 今夏最強のSFアクションです! [映画館(字幕)] 10点(2013-09-08 19:02:44)(良:3票) |
2. アウェイク(2007)
なんでこれがあっちでは不評だったのか、どうして日本ではなかなか公開されなかったのか、 やっと公開されてもなぜ全然話題に上らなかったのか理解不能の大傑作です。 ここのレビューも少なすぎ! 練りに練られた脚本。ちりばめられた伏線。 久々に映画見てドキドキしました。 たぶん、本当の悪党が判明したとき、ええええええええええ!?と驚愕することでしょう。 まったく予想がつかない展開。しかしなるほどと納得します。 ヒロインのジェシカアルバがいい。 今までかわいこちゃんアイドル女優かと思ってましたが、 ものすごい演技を見せてくれます。 陰謀渦巻く中、 かわいいヒロイン、だけど貧乏な身分違いのジェシカアルバが奮闘する。 はめられる金持ちの主人公+身分違いのヒロイン+頑固な母親というと 「花より男子」を想起させるトコもある。 少女漫画じゃ、よくある設定?いやいや(笑) 花より男子が好きな人はモロ騙されると思う。 脚本が秀逸。緻密、完璧。 観客を見事にミスリードしていく。 真犯人はたぶん99%の人が、明かされるまで見破れないと思う。 で、本当のド悪党がわかったときは、ええええええええええ!? と驚愕し、今までちりばめられた伏線になるほどと唸るはず。 ほんとにええええええええ!?と声を出してしまった(; ̄- ̄;) 久々にドキドキしました。 予告もなにも見ずに、恋人や夫婦で見ることを推奨します。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2012-02-17 00:40:13)(良:2票) |
3. スター・トレック(2009)
《ネタバレ》 これほどとは思わなかった。超大傑作。 ひとことでいうと21世紀の「宇宙大作戦」である。 宇宙大作戦をリアルタイムで見てきた私としては・・もう感涙。 なにからなにまで宇宙大作戦テイスト。古くさいというのではない。 どっからどうみてもカークそのもの、スポックそのものなのだ。 人間が描けてる。カークの女好きでけんかっ早く情熱的な本性。 絶対不利な状況を交渉術で有利に持っていく話術。 外面は冷静、理論的だが、内には情熱や激しい感情ももちあわせるスポック。 これはもうスタッフにトレッキーがいるに違いない。 他のおなじみのメンバーも素敵だ。なんて魅力的に描かれていることか。 監督はそれほどファンでもなかったらしいが、 いうなればトレッキーのスタッフとそうじゃない監督が織りなす 絶妙のバランスの上に成立した驚異の傑作である。 脚本も素晴らしく、文句のつけようがない。 あのコバヤシ丸のエピソードがでてくるとは!笑った。 他にも宇宙大作戦ファンならニヤリとするシーンやセリフが満載。 笑いも随所にちりばめ、テレビ版との細かい設定の違いにも、答えを用意し、 突っ込みどころさえ一蹴してしまう。 まさか冒頭のつかみのエピソードだけで、うるっとくるとは思わなかった。 凄まじくスピード感に溢れた演出で、 最初から最後までハラハラドキドキ、血が燃えてくる。 ラストは壮快。 特撮CGもすごすぎる。 エンドロールの最後に「ロッデンベリーに捧ぐ」とあった。 天国で彼はこう思ってるに違いない。 21世紀のトレッキーもやるなと。 俺の作った本当のスタートレックはこれなんだよと。 スタートレック映画版では最高傑作!というか次元が違う。2も3も期待。 続編をはやく見たい! [映画館(字幕)] 10点(2009-05-30 13:45:39) |
4. ゴースト/ニューヨークの幻
《ネタバレ》 うわ。平均点低すぎ。ん。。いくら人それぞれといっても、私にはこれこそ怪奇です。泣ける笑える、ハラハラドキドキ。映画のエッセンスが全てつまっています。 アンチェインドメロディが流れるシーンは屈指の名シーンだと思います。そしてこの映画、とっても愛する人に「触れたく」なります。ああ・・また見たくなってきた。 [ビデオ(字幕)] 10点(2008-10-28 14:52:28) |
5. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 ああ・・すご!最初はよくある推理サスペンスものかと思ってました。 なんだ、ハリウッドはやっぱりアイディア枯渇したんじゃないの?と退屈でした。 ところがある時点から急変。きっと貴方も ジェットコースターのように振り回されながら エンディングまで引きずり回されることでしょう。その間、脳はフル回転。 そんな映画です。最後にタイトルの意味が強烈にわかります。せつなさを持って 胸がしめつけられるように。もし見たい方は絶対これ以上、雑誌やネットなどから 情報を得ないで下さい。白紙であればあるほど、そのユニークな発想・展開に 呆然とさせられることでしょう。久々に大興奮!そして大感動の名作です! [映画館(字幕)] 10点(2007-03-22 13:10:17)(良:1票) |
6. パフューム/ある人殺しの物語
《ネタバレ》 自分の行ないがばれないために、そして恐怖によって嫌な臭いを出さないために、 主人公はつぎつぎと女を撲殺していく方法を選びます。 なんでこんなに評価が低いのか首を傾げてしまいます。 最近見た作品ではベストでした。 ナレーションは冗舌。最初はちょっと多すぎる。ここまで言わなくてもわかると思ったのですが、だんだんと計算されたものじゃないかと思うようになりました。 つまりこうまで多いと逆に沈黙部分が異様な意味を持って浮き上がって、強烈な印象を与えてきました。 テーマは「自分の存在意義」ということでしょう。 自分はなぜ生まれてきたのか。 自分なんかこの世にいなくたってかまわないんじゃないのか。 なんの役にたってるんだ?と一度でも悩んだことのある人は必見です。 ネタバレになるでしょうが、 最後の犠牲者・・・彼女は・・他の女達とは違い、無理やり撲殺されたんじゃなく、 彼女みずから犯人に共感して、進んで身を投げ出したんじゃないかと思えるところもありました。 彼女も主人公ほどではないにしろ、嗅覚や勘にすぐれ、 また、僧院にいれられ、好きでもない人と無理やり結婚させられるという・・・ まさに「自分喪失の運命を辿るという予感」に悩んでいたゆえに。 これは主人公とある意味同じ悩みだったと感じました。 彼女を本当に必要としてくれる人間は、彼だけだったのです。 [映画館(字幕)] 10点(2007-03-12 18:35:28)(良:2票) |
7. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 ヒーローモノでもアメリカ万歳、軍事力万歳ものでもない スピルバーグの大傑作。 すさまじいリアリティと恐怖の大人の映画。 カメラの視点が人間の高さに統一されています。 視点の意味はふたつです。 一つはほとんどのシーンが人間の目の高さに統一されてること。 もうひとつは基本的に「トムが見たもの」しか映像として出てこないこと。 だから、全てのカットがものすごいリアリティを伴ったインパクトで 脳裏に焼き付きます。 これはこういうSF映画としては画期的じゃないかと思うのです。 普通は、迫力を出すために、あるときは主人公の視点から離れ、 「神の視点となり」カメラを縦横無尽に動かし、 例えば実際に宇宙人と軍隊の兵器がぶつかりあうところを バンバン撮るわけですが、今回神はいません。 基本的に「トムが見なかったものは写さない」という 手法を貫いています。 これは個人的には想像力をかきたてられ、 逆にものすごいリアリティを感じるのですが、 ここだけじゃなく、いくつか出始めてきた感想を読むと、 もっとスターウォーズなどのように、 ドンパチやってるシーンを詳細にハッキリ、バンバン見せて欲しかったというのが多い。 ラストも原作通りじゃなく、 人間側の知恵と勇気と工夫で、猛烈な反撃シーンを見たかったというのも多い。 いや、それならいつもの、軍事力賛美、 アメリカ万歳映画になってしまうだろうと思ってしまう。 あるいは少年ジャンプで育った漫画的発想かもしれない。 少年ジャンプもいいんだけど、この映画の素晴らしいことは 市民は圧倒的テロの前には「全く無力で、呆然と見て逃げ回るしかない」というところです。9.11事件を強く思い起こします。 骨格もラストも原作通りでGOOD。蟻と人間ほど力が違う場合、蟻の知恵と勇気で 反撃できて勝利を収め、最後、ばんざ~いで終るのはなんともリアリティにかけるのです。 圧倒的強者の自滅に待たなければならないわけです。 [映画館(字幕)] 10点(2005-07-02 08:11:07)(良:8票) |
8. スター・ウォーズ
《ネタバレ》 全てはこの映画から始まった。SFX映画史上のターニングポイント。「A long time ago. In a galaxy far, far away…」 え?過去のこと?と思う暇もなくジャーンとSTAR WARSのタイトルが!そしてオープニングのあらすじが画面下方から突如現れ、遥か銀河の彼方に去っていく。続いて今まで見たこともないアングルで逃げていく巨大戦艦。と思ったら なんとそれを追うのがその数十倍もある超巨大戦艦。 どこまで続くのか。 いつまでたってもその全長がわからないという衝撃。 それだけでまいりました。全てがかっこよかった。 ダースベイダーの呼吸音も、ライトセイバーがブン!という 唸りを上げ伸びただけで、目を見張った。 体験したことのない圧倒的スピード感。 当時はこれ以上の特撮は無理じゃないかと思いました。 事実、CGを使わない時代の最高技術だと思う。 CGの戦艦はどこか軽いね。 とにかくこれを持ってして、私のホームオーディオ熱は 一気に高まったのでした。 10点(2004-03-08 22:58:53)(良:2票) |
9. ジュラシック・パーク
スピルバーグの最強傑作のひとつ! 初めて見たときは、あまりの恐竜の実在感に呆然とした。 子供が襲われるシーンは一緒に行った娘が泣き叫ぶほどだった。 今までゴジラなどスローモーな動きになれた目に いきなり時速ウン10キロで車を追いかけるTレックスの姿が映ったとき、どれほど唖然として、恐怖したか! とにかく恐竜が生きていた。その一挙一動までも鮮明に 脳裏に焼き付いてる。 しかし2になるとダメだ。ストーリーもダメなのだが、 なんといっても1の良さはフィルティペットのやった芸術的な 振り付けにあると思っている。 ただCGが精密になっただけじゃダメ。 動かす人間のセンス次第で生きたり死んだりするのだ。 俳優では、女の子の恐怖の演技が特にすごかった。 10点(2004-02-28 03:46:28) |
10. デッドゾーン
紛れもなく、クロネンバーグの最高傑作。なんという切ない映画か。音楽も素晴らしい。 10点(2004-01-10 02:00:58) |
11. ロッキー
昔は興奮。今見たら涙が出てきた。私も年をとったのか。 10点(2004-01-09 15:56:11) |
12. 初恋のきた道
《ネタバレ》 映画館で見た。声をたてて泣いてしまった。恥ずかしいので 我慢しようと思えば思うほど。映画が終ってロビーに出てもまだ泣いていた。震えるくらい。 年老いたヒロインと息子のセリフ。 息子「母さん、そんなに泣くな。体に悪いだろ」 母「だって、父さんがいないんだもの」 このセリフは反則だ。これほどシンプルでストレートで 強烈な愛の言葉を私は知らない。 [映画館(字幕)] 10点(2004-01-07 22:09:14) |
13. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 これでもかっていうくらい、大事な人間が死んでいく。 そう、人間が描けてる。一人ひとりに感情移入してしまう。 衝撃の神父のラストシーン。力尽きたのではない。 彼は自分から手を離したのですよ。 想いを寄せる娘の悲痛極まる絶叫。 今までで一番泣いた映画。今も尚色あせぬ映画史上の大傑作。 10点(2004-01-03 01:20:52) |
14. ブレイブハート
今まで観た映画の中で3指に入る大傑作。 涙でボロボロ。もう死ぬまでこれを超える映画には出会えないかもしれない。音楽も最高。カメラワークもグラディエーターなんぞ吹き飛ぶ上手さ。何もかもいい。これぞ満点中の満点。 10点(2004-01-03 01:07:39) |
15. ポルターガイスト(1982)
ほんとにトビー・フーパーが監督したのだろうか。 どこからどうみてもスピルバーグの傑作。 階段から降りてくる霊の妖美さには当時激しい衝撃を受けた。 今のレベルからするとイマイチなSFXがいっぱいだが そこだけ撮影し直すと、今でも通用する名作。 スターウォーズやETばっか直してないで、こういうSFXに メスを入れて欲しい。 10点(2003-12-30 14:16:31) |
16. ギャラクシー・クエスト
《ネタバレ》 笑って泣ける。そして最後は大喝采。これぞ求めていた映画。 全てのストレスも吹き飛んでしまいます。これぞ10点満点の大傑作。文句はございません。 なにしろ、気むずかしいうちの娘が大笑いし、感動したくらいなんで。 なにかおもしろい映画ある?と聞かれたら必ずこれを勧めます。 [DVD(字幕)] 10点(2003-12-30 02:23:59) |
17. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 マーティ「道が足りないよ」 ドク「道?道なんかいらないね」と突如デロリアンが浮上し 空中を観客に向かってぶっ飛んでいくラストの驚愕、爽快感。 これぞ演出。これぞ映画。 10点(2003-12-19 06:03:30) |
18. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 妻に猛然と勧められていやいや見た映画です(笑) 最初はつまんないと思っていました。 だって主人公がどんな危険に犯されようと所詮ゲームなんでしょ?と思ってしまう。 しかし、それこそが監督の罠だったんです。 だんだん、え?ゲームだよね?違うの?陰謀!!? そして呆然、でも、スカッとする落ち。思わずにやりとさせられるエンディング。 最高の映画の1本でした。 デボラ・アンガーの屋上の演技は圧倒されました。あまりにも上手すぎる。 日本女優がやると学芸会になると思う。 あああああ!記憶喪失になって、もう一度この感動を味わいたい。 ん? [DVD(字幕)] 10点(2003-12-16 01:35:37)(良:1票) |
19. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
《ネタバレ》 なにも文句はございません。 私はリアルタイムで全く予備知識なしに見に行きました。 茫然自失とはこのこと。 最近呆然とするほど驚かせてくれる映画がなくなった。 アークを開けてでてくる「モノ」に「神」とはこういうものかもしれないと思った。 スピルバーグの・・・たぶん最高傑作。 10点(2003-12-14 21:32:32) |
20. ゴジラvsコング
《ネタバレ》 映像はなにもかもすさまじいです。音響も。 これシンウルトラマンだいじょうぶ?って思った。100年くらい遅れてる。 こんなの見せつけられたらあんなしょぼい予告恥ずかしくなっちゃうんじゃないの? 人間ドラマが弱いって言ってる人いましたが、こんなもんに私は感動ポルノを求めてません。 コングとゴジラどっちが強いか!!とかいうアオリでしたが 蓋を開けてみるとその倍のレベルの超強大なラスボスがいたというワクワク内容。 「アレ」がなきゃ2匹ともかんたんに負けてたと思います。 小栗旬の扱いがひどいとかいう声もありましたが、あれはあれでいいです。強烈な印象。 ただし、早く殺しすぎ。シンクロしたまま精神を乗っ取られ、血反吐吐いて悶絶しながら絶命してほしかった。 それにしてもほんとガメラ好きですねえ。 こうなったら日本じゃ実現できなかったゴジラVSガメラやってほしい。 伊福部音楽が出てこなかったのでマイナス1です [映画館(字幕)] 9点(2021-07-26 22:38:43) |