1. ゴースト・ハウス(2007)
《ネタバレ》 パン兄弟の映画と言うだけで、食いついてしまった映画なのだが、いやはやなんてコテコテなつくりなんでしょうか!無難ともいえるが、ストーリーに意外性は皆無です。特に中盤で唐突にストーリーに登場する大男には誰もがピンときたはず。その後も案の定というか、想定内のつくり。ただ、視覚・聴覚的に驚かすのはうまいと思った。くるとわかっていても驚いてしまうのはさすがだと感じた。 あと、主役のクリスチャン・スチュワートは、とても魅力的でよかった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-08 23:41:55) |
2. ブリッジ
《ネタバレ》 率直な映画の感想としては、インタビュー映像が大半の為、どうしても単調で眠気を誘う。ドキュメンタリー映画だからしょうがないのかもしれないけど、もう少し映画としてつくってほしかった。結局のところ、うつ病の人が回りにいたら、『しっかり話を聞いてあげて、自殺させないようにしましょう』と言いたいばかりのつくり。たしかに言いたいことはわかるのだが、結局のところどうしたらいいのかが不鮮明。ただの自殺の名所の宣伝としか思えない。 その中でも印象に残っているのは、息子が自殺するのがわかっているのに、意思が固いため、あきらめてしまっていて『息子はもう帰ってこない』と発言する両親。背景はどうだかしらないが、無責任な発言に怒りと悲しさを感じた。 あとは最後の背面飛び込み。この人だけは全編を通して、インタビューがされていただけに、インパクトは強烈。 みなさん、自殺はやめましょう! [DVD(字幕)] 4点(2008-04-08 23:34:40) |
3. マリー・アントワネット(2006)
《ネタバレ》 ソフィア・コッポラ、自分の中では『音楽、衣装、色』というイメージなのだが、今回も正にその通り。衣装は豪華絢爛、色使いも心得ている、音楽もロックありとセンスを見事に発揮している。ストーリーはマリー・アントワネットの視点からのみ描かれているので、淡々としてこれと言って大きな事件も無く、終盤まで進みます。そういった感じが、この監督の特徴でもあるので、色々な意見もありますが、これはこれでアリなのかと。ただ18世紀の雰囲気は皆無に等しいです。それ以上に衣装、宮殿、食事の豪華さでカバーしています。 登場人物でいえば、キルステン・ダンストは元々貴族っぽい感じの顔立ちなので、はまっていてよかった。ただ、ルイ16世は映画としてはちょっと魅力不足なのかな?!あとの人たちはいてもいなくてもいいような立場の人たちなので割愛。 この映画を『芸術』としてみた場合は評価は高いのかもしれないけど、『映画』としてみた場合は、やはりこのくらいかと・・・ [DVD(字幕)] 5点(2008-03-18 23:50:40) |
4. カサノバ(2005)
《ネタバレ》 自分好みの映画を撮る、名監督ハルストレムの映画ってことで、観ずにはいられない作品だったけど、 『カサノバ』を題材にしてるってことで、敬遠してましたが、この度やっと鑑賞しました。 一言で感想を言えば「うまい」です。特に大きな事件などないのですが、導入から終盤にかけて、観ていて飽きない。 ベネチアの町並みの綺麗さも手伝っていたとは言え、監督の力量に感動しました。 鑑賞後はさわやかな気持ちになりました。 ただ一つ難を言えば、主役の二人がいまいち存在感が無いのが残念でした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-08 23:43:29) |
5. ホステル
《ネタバレ》 正直全然期待しないで観たけど、いい意味で裏切られた。 最初から馬鹿男たちのエロさトップスピードで、後の展開に不安を増大させていたんだけど。 なんとなんと、中盤の主役と思っていた金髪イケメンの死からのグロイ展開でテンションがあがり、終盤の逃亡&復讐でテンションMAXになってました。 この手の映画にありがちな、単調なストーリーはこの映画には無く、一時間半飽きることなく観れる! 日本人の女の子の目玉飛び出しと、ショックでの飛び込み自殺は、正直切ない気持ちになってしまったのは俺だけでしょうか?? [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 03:06:27)(良:1票) |
6. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 久しぶりのダイハード、前作、前々作と結構好きな部類に入るので期待して観に行きました。 ただ、うまく表現できないんだけど、別にダイハードでなくてもよかったんではないでしょうか? アクションの激しさ、これは文句のつけようがないほどの出来で飽きずにみれたんだけど、一番の失敗は敵のあまりにも魅力の無さ。 特別に強いわけでもなく、テロを仕掛ける理由もあまりにもチープ。 『サイバーテロ』って、正直ダイハードに一番あわないような気がするのは俺だけ?? 信号操作して、停電させてって何か消化不良の2時間。 せっかっく4作目なんだから、『核爆発』ぐらいのインパクトを持ってきてほしかった。 企画の段階から失敗って感じかな。 次回作があるなら、そちらに期待したい。多分、もうないかな・・・。 [映画館(字幕)] 5点(2007-08-03 02:07:53)(良:1票) |
7. スターシップ・トゥルーパーズ2
この映画に「2」を語らないでほしいね。色々な面で前作より遥かにスケールを小さくした感じ。予算が少なかったみたいだけど、前作を超えられないとわかっているなら、最初から作ってはいけないんではないか??色々言いたい所はあるが、まずは次々に人に寄生していく展開・・・。正直もう飽きました。あとは閉鎖的な場所で行われるので終始退屈になってきてしまうし、なんで前作のアクション映画からサスペンスに変える必要があったのか意味不明?さらにキャラの魅力の無さにおもしろさ激減。みんなわざとらしく見えたね。最後のダックスもあそこに残る必要はなかったんではないの?ま、しょうがないんだけどね・・・。 2点(2005-03-04 10:35:34) |
8. ブラウン・バニー
ヴィンセント・ギャロの自己満映画と言えば、それで片付けられるが、自分はそうは感じなかった。予備知識が無く見ると、最初の一時間は退屈であり、ギャロが単なる変質者にしか見えない。がしかし、それは序章でありラスト20分によってすべてを忘れさせてくれるほどの衝撃に変わる。問題のシーンは賛否両論あるみたいだが、自分は心の病んだ青年の愛する女性を思うからくる妄想だと捕らえれば全然アリだと思う。ラストのデイジーの告白は、好きだった人と別れた時の気持ちに似ていて、涙を我慢できなかった。この人の映画には台詞はあまりいらないのかなと感じた。一人でじっくり観たい映画。 6点(2005-03-02 08:39:08) |
9. パッチ・アダムス
これぞロビン・ウィリアムズという感じの映画かな。実話を元にしてるみたいけど、ちょっとありえない感じのストーリーが多かった印象。たしかに、ああいう病院の中には「笑い」は必要だと感じるけど、パッチは少々おふざけが過ぎるてるね。またパッチの、授業中を含めて誰これかまわず喋りまくるのも自分にはイライラしてしまってマイナスポイント。さらに言えばカリンが唐突に死んでしまったのも、正直自分は残念だった。ただ、全体を通して見終わった後のさわやかな空気とフィリップ・シーモア・ホフマンの演技力にこの点数。 5点(2005-03-01 18:12:30) |
10. テキサス・チェーンソー
オリジナルの「悪魔のいけにえ」が結構好きだったので、期待して観たのですが、こちらは・・・って感じでしたね。オリジナルでは理不尽で理由もなく殺されていく若者が恐怖を増大させていたと思うんですが、本作はそのパワーも薄れレザーフェイスに同情を感じさせるシーンを入れたことで社会で生きていけない人間が仕返しをしているぞって感じになってしまった。しかもレザーフェイス以外の人物の存在がいまいち不透明。特にトレーラーハウスに住んでいる太った女とガリガリ、こいつらは一体何??その辺の説明不足もあり観終わった後に消化不良な感じがしてしまった。 4点(2004-12-18 01:51:06) |
11. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
はっきり言ってかなりの期待ハズレでした。まず続編といっても、ほとんどつながりなし。カロリーナ(彼女)が殺されたって所だけが、前作とつながりがあるのかなってのを、臭わせるだけ。次の問題点として登場人物だしすぎ&複雑すぎです。最後まで見終わったら納得できるけど、途中はキツイね。その元凶はジョニデなんだよね・・・。ジョニデさえいなければ、話がもっとスマートになったと思うのは俺だけかな?存在感だしすぎというか、バンデラスの影が薄くなりすぎ。まあ、キャストは我慢できても肝心の監督のお得意の銃撃戦がショボイのが一番いただけないかな。この内容だったら何もデスペラードで作らなくてもって感じかな。続編が出ない事を祈ります。 3点(2004-11-03 22:36:44) |
12. 最終絶叫計画
はっきり言って、まったくおもしろくない。うーん、元ネタの映画は全部知っていたけど、はたしてこれをパロディと言っていいのやら・・・。特にいただけないのは、笑わせるポイントがほとんど下ネタって所。アレ、アメリカ人ってあんなに下が好きだったっけ??てか、この映画の下ネタはなんかストレートに笑えないんだよね。殺人描写の場面も笑うと言うか、どっちかと言うとヒク所でしょ。ま、この映画に点数を付ける事自体間違ってる気もするけど・・・。 3点(2004-10-11 01:07:28) |
13. 閉ざされた森
タイトルや登場人物から、バリバリのアクション映画だと勘違いしていたが、サスペンス映画だったのね。出来としては悪くはない、自分はこの手の流れは結構好き。ただ、この映画の致命的な欠点は登場人物がわかりづらい所。暗い場所での似たような名前、観ている最中にイライラしてしまったので評価としては、この点数です。ただ、映画の中に多々あらわれる不透明な箇所をバチコーンと明らかにしていれば+2点ぐらいは可能だったかな。そういう面では、惜しい映画。 5点(2004-09-20 09:52:52) |
14. KEN PARK ケン パーク
ラリー・クラーク監督の作品なので、観賞する前からある程度の予想はできていたんだけど、まさに的中って感じかな。でも嫌いじゃないよ、この手の作品は。とある町の日常を描いているんだけど(日常かな??)見せ方がうまい!特に登場人物一人一人の描写がしっかりしているから、なぜだか共感してしまう。まあ、全員ファックを言いすぎな感じもしないではないが・・・。結局の所、全員がファックに終着してしまうのも納得かな!ガールフレンドの母親は美人すぎて現実離れしています。 7点(2004-09-17 13:23:41) |
15. デイ・アフター・トゥモロー
期待しないで観に行って,その通りの映画だった。まず,はじめに言いたい事は全編を通して目新しさが全然ないんだよね。ほかの映画で観たことがあるようなシーンをつなぎ合わせた感じかな。次にキャラ設定が地味で魅力がないから,感情移入ができない所。親子の友情?私には,そんなもの感じることができなかった。一言で言えばストーリー作りが甘いんだよね,この監督は。唯一評価できる所は,やっぱりCGだけかな。良くも悪くも,平均的な映画。 5点(2004-07-08 10:33:12) |
16. S.W.A.T.
予告編を観た時には、かなり楽しみにしていたのに、ちょっと拍子抜けだったかな。まず、始まってすぐに悪党が解ってしまう単純さ。この時点で怪しい雰囲気が・・・。案の定、いちいち隊員集めからはじめちゃって、アララという感じに・・・。てか、これがまた長いんだよね。そしていよいよここからか、と期待していたのに何ですかねこれは。もう少し麻薬王を逃がす事にストーリーの比重を持っていった方が素材がおもしろいだけに、もっと良いものが出来たと思うんだけどな。残念でしたよ。 4点(2004-07-07 21:53:32) |
17. フルメタル・ジャケット
前半と後半はまったくの別物といっていい映画。この映画はなんといっても前半の訓練所での一人の訓練生を通しての描写がすべてだよ思う。下ネタ連発の鬼教官(←この映画一番の見所)とイジメにも似た訓練。十分戦争の凶器みたいのが伝わってきた。そりゃ頭もおかしくなるは・・・。ただ後半はつまらないが正直な感想であまり感じるものがなかった。 6点(2004-02-15 12:14:51) |
18. トリプルX
結構期待してみたんだけど、自分にはあんまりって感じでした。最初の方の導入部分はよかったんだけど、話の中で主人公が悪→善になる過程があっけなさすぎだったり、敵の存在感が薄かったり、ヒロインがゴス系だったり中盤から終盤にかけては少し?になってしまった。て、言うか主人公がなんか安っぽいんだよね。しいて言えば、雪崩のシーンは見ごたえがあったが、全体的に視覚に頼りすぎなのが残念だった。 4点(2004-02-15 12:10:19) |
19. ウインドトーカーズ
戦闘シーンは結構多くて、見た目はおもしろい様に見えたが、リアルとは少し違う感じがした。いかにもジョン・ウーが好きそうな展開にかなり興ざめ・・・。さらにN・ケイジの初めて日本に来た旅行者ばりの下手くそな日本語に・・・。また、日本人が次々撃たれて死んでいく姿は見ていて気分が悪くなってくる。ナバホ族との間に友情を描く過程もかなり薄っぺらい物のように感じた。あと、かなりクリスチャン・スレーターの存在感が薄かった。 4点(2004-02-15 12:05:50) |
20. ザ・ワン
最初のほうのジェト・リーの格闘シーンを見ておもしろそうと期待しちゃったけど・・・。うーん、ストーリーはそこそこおもしろくはなりそうな感じだったんだけど何か大味なんだよね。もうすでに123人殺し終わっちゃってるしね。終わってみたらよくあるB級映画になってたよ。格闘シーンに力を入れるのはいいけどもう少し人物描写をしっかりしてほしかった 4点(2004-02-15 11:57:28) |