1. デス・プルーフ in グラインドハウス
前半は最高に退屈で(しかもちょいグロ)、ようやくエンジンがかかってくるのが後半の後半。なんか21世紀版『激突!』って感じでそこだけは面白かった。ラストの呆気なさもいいです。あの「THE END」が出るタイミングが最高! [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-10-26 17:09:16) |
2. プラネット・テラー in グラインドハウス
こういうグロ系&ゾンビ系は大嫌いなんですけど、『デス・プルーフ』を観た以上これだけ観ないわけにもいかず渋々鑑賞。結果、やはりグロ&ゾンビは駄目でした。もう生理的に駄目。とりあえずフェイク予告編とフィルム傷とフィルム焼失&お詫びテロップのくだらなさに1点ずつ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-10-26 17:06:44) |
3. オーシャンズ13
えー。せっかくアル・パチーノとアンディ・ガルシアの共演なのに! しかも舞台がべガスのカジノなのに!『ゴッドファーザー』ネタのひとつやふたつぐらい入れてほしかったです、正直。『ゴッドファーザー』のもっとも有名なセリフのひとつ「I'm gonna make him an offer he can't refuse(断りきれない条件を出すつもりだ)」を言わせられそうな場面もあったのに、惜しい。この映画自体が悪ふざけなのに、こういうところでふざけなくてどうするよ…って、全然本編の内容と関係ない話ですが、これが観賞後の正直な感想。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-10-26 17:03:51) |
4. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
《ネタバレ》 冒頭と空港での意味なくド派手な追いかけっこでまず興ざめ。諜報員があんなテロまがいの騒動起こしてどうする! 9.11以降、どうしてもこういうシーンは(アクションなどに)リアリティを持たせようとすればするほど逆にウソ臭く見えます。しかしそれ以上にウソ臭いのがポーカー勝負(毒盛られるのはギャグかと思った)。しかもてっきり一夜限りの大勝負だと思っていたのにけっこうダラダラと続く展開でこれまた興ざめ。観ている間は文句をいいながらもそれなりに楽しめましたけど、終わってしまえば特に印象に残るようなものではありませんでした。昔の007も観てみるか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-10-26 16:51:17)(良:1票) |
5. フェイク
ラストに限らず、史実と異なる部分が多々あることに目を瞑ればそこそこ楽しめる作品。ただそれでも、ラストの表彰シーンはいらなかったです。レフティが部屋を出て行った時点で話はオチてるわけだし。というかそもそも、「潜入捜査官による非合法活動」ってOKなんですかね? 組織でそれなりの地位に立つためにはそれだけ色々と悪事を働かなければならないわけで…。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-22 22:09:08) |
6. クール・ランニング
《ネタバレ》 「ド素人が集まって絶対不可能な勝利を目指す」「色々衝突しながらも一応団結」「最後の大舞台の前にメンバーのひとりの親が連れ戻しにくる…」といったふうに、ストーリー自体はスポ根モノの基本要素をすべて兼ね備えた鉄板コース。基本的にこの手のドラマは嫌いなんですが、ラストで見事に裏切られました。勿論いい意味で。あれがなければあと-4点でした。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2008-10-22 22:00:36) |
7. グレムリン
まさかこんなにグロイ映画だとは想像してませんでした(どう考えてもファミリー層狙いのクリスマス映画なのに)。ま、こういうファンタジーに難クセ付けるのもどうかとは思いますが、あれだけの騒動を引き起こして死人まで出たのに、主人公の周辺では特に被害もなく、何事もなかったかのようにメデタシメデタシってのもどうなんでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-10-22 21:53:49) |
8. 捜索者
イーサンのポーリーやデビーに対する態度が一貫していないこと(どこで彼らに対する考え方が変わったのか不明)、あまりに自己中心的で傲慢なやり方などに違和感を覚えたことは否めませんが、それを補って余りある圧倒的な映像美にまずは拍手。荒野の茶色と抜けるような青空のコントラストが実に美しく、その間を駆けていく馬の「画」がまた絶妙。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-15 09:32:30) |
9. ブレードランナー/ファイナル・カット
《ネタバレ》 映像が脅威的に美しくなったことや細部の微調整を除けばほぼ「ディレクターズ・カット」と同じ内容で、ハッキリと分かる変更箇所はラストの鳩のシーンぐらい(この変更は賛否が分かれそう)。前に見た「ディレクターズ・カット」も十分に楽しめましたが、「14インチブラウン管TV×DVD」と「37インチフルHD液晶×ブルーレイ」ではまさに全くの別物。ソースが変わるだけでここまで違って見えるものかとただただ驚嘆しました。これでようやく私は真の『ブレラン』を体験できたのかもしれません。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2008-08-20 21:40:24) |
10. グッドフェローズ
幹部クラス中心の『ゴッドファーザー』とは異なり、末端近くのチンピラを主人公に据えたマフィア物語(こっちはアイルランド系中心なのであっちとは事情が異なるかもしれませんが)。ヘンリーの語りを中心に物語は展開しますが、こいつがどう考えてもデ・ニーロやジョー・ペシと渡り合えるようなやり手には見えないのが残念。実話ベースなだけに勝手にキャラ設定を変えるわけにもいかないのでしょうけど、例えば同じストーリーをデ・ニーロやジョー・ペシの視点で描いていたらまた違ったかもしれません。ま、それでも十分面白い映画でした。特に、意味もなくキレまくるジョー・ペシ最高! [DVD(字幕)] 9点(2008-08-20 21:19:56) |
11. アパートの鍵貸します
なんとか「お客」がブッキングしないようにせっせと調整するシーンが非常に楽しいのだが、どうせなら「あわや鉢合わせ!?」と思わせる展開があった方がもっと面白かったかも。全体的に割と楽しめたものの、納得がいかなかったのが最後のキューブリックの決断。あれが当時の恋愛観なのかなぁ? [DVD(字幕)] 6点(2008-06-22 13:37:22) |
12. 雨に唄えば
《ネタバレ》 ミュージカルであると同時に半ばアクション映画と言っても過言ではない作品。とにかく主演二人が最初から最後まで本当に凄まじい勢いで動き回るので、割と単調なストーリーそっちのけで結構堪能できてしまった。さて、悪声がバレて退場を余儀なくされたリナはあの後どうなったのか? 答えは『サンセット大通り』にて(嘘)。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-22 13:29:25) |
13. サンセット大通り
実在の撮影所を舞台に多くの映画人を本人役で出演させたうえ、かつての大女優と大監督を完全に「遺物」として登場させるとは…。これはもはやフィクションではなくセミ・ドキュメンタリーといっても過言ではないかもしれません。余談ですが、本作と『雨に唄えば』をセットで観ると、過去の栄光にこだわるノーマ・デズモンドの気持ちが少しは理解できるかも。 [DVD(字幕)] 8点(2008-06-22 13:22:14) |
14. 真夜中のカーボーイ
ラッツォは文句ナシなんだけどジョーがイマイチ。あまりにアホ過ぎる。「田舎者があこがれの都会に出てくるも挫折」といういかにもニューシネマ的な設定はそのままに、もうちょっと違うキャラにならなかったものですかね。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-03 21:35:20) |
15. ロッキー・ホラー・ショー
これはちょっと受け入れ難い世界でした…。部分的には面白いシーンもあったんだけど、ただ単純にこのノリについていけなかった。劇場で新聞かぶったりお米をまいたりしながら「参加」すれば、また印象が変わるのかもしれないけど。 [DVD(字幕)] 3点(2008-05-03 21:28:35) |
16. サタデー・ナイト・フィーバー
ダンスに賭ける男の根性物語かと思っていたのに、牧師の兄貴やらケンカの報復やらあっちこっちへ脱線しまくったおかげでちょっと焦点がぼやけてしまった印象です。パートナーをああいうインテリ気取りのバカ女にした意図もよく分からんし…。ただ後半、トラボルタのソロのダンスは普通に「凄ぇ!」って思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-03 21:23:25) |
17. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
考えたら負けですね、こういうジェットコースタームービーは。観ている間だけ楽しければよし(それ自体悪いことではない)。とはいえ、ラスト10分程の急展開はいかがなものかと…。まるであそこだけ違う映画になってません? [DVD(字幕)] 6点(2008-05-03 21:18:13) |
18. スタンド・バイ・ミー
よくある「少年達のひと夏の冒険物語」のひとつだが、そもそも何故「死体探し」なのか? 意味が分からん。現代編のラストも、なんか非常に優等生的と言うか何と言うか…ちょっと美談過ぎる気がする。 [DVD(字幕)] 5点(2008-05-03 21:14:30) |
19. クレイマー、クレイマー
不器用ながらも徐々に距離を縮めていく父と子の微笑ましい生活描写中心の前半(3/4?)から一転、突然始まるドロドロの裁判劇がどうしても蛇足に思われます。どう考えても母親の言っていることはムチャクチャだし説得力ゼロ。あそこまでアホなキャラに設定するなら、父親の方でももっと人間的欠陥部分を描くべきだと思うし、裁判をするならするでもっと早い段階で匂わせておくべきだった。非常に後味の悪い作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2008-04-14 21:28:07) |
20. 大統領の陰謀
1976年制作ということは、事件後数年で映画化されたということか。ほぼオンタイムでこんな映画を作るなんて、まだまだこの頃のハリウッドはパンクだったんですね(ニューシネマの余波か?)。あくまで実話を元にした話ですが、ちょっとした小さな出来事から徐々に事件の確信に迫っていく展開は実に映画的で面白い。警察やFBIのボンクラぶりも妙なリアリティがあって怖いです。ディープ・スロートの正体が判明した現在、また新たな視点からこの映画を楽しめそうです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-14 21:18:54) |