1. ボウリング・フォー・コロンバイン
全編をアメリカにおける銃社会と政府・メディアに対する皮肉に満ちた笑いでまとめていて、肩肘張らずに観る事ができたのは、取り上げたテーマのみならず映像作品としてもクオリティが高いと思う。誰だって理想と違う社会の姿に戸惑う事はあっても、それを提唱し実行に移すのは非常に難しい。しかしそれを恐れず積極的に働きかけるジャーナリストとしてのマイケル・ムーアの姿には心動かされるものがあった。何より大事なのは、今作を観て少なくとも何かを感じて考える事だと思う。今作を観たからと言ってそれを鵜呑みにするのは危険だと思うけど、銃犯罪や偏ったメディア社会をひとつの問題として捉えるのは大事だと思った。 8点(2003-09-09 23:48:48)(良:1票) |
2. バイオハザード(2001)
ゲームは怖すぎて挫折した僕(激爆)にとって、映画版はハイテクな舞台で恐怖感を削がれた。もっとゴシックでアナログな雰囲気な方がよかったかも。ストーリーは全体を見せようとして客観的になっちゃってるのはしょうがないのかなぁ…。アクションシーンも思ってたより少なくてちょっとガッカリしたし。ゾンビを演じてるのも限界を感じたし。超セクシーだったミラ・ジョヴォビッチに+1点(爆) 6点(2002-12-16 00:02:09) |
3. スコーピオン・キング
う~ん…、「ハムナプトラ」シリーズのような“これでもかっ!”と言わんばかりの過剰なCGを期待してた僕としてはちょっと残念だけど、日本未公開モノによくある「コスプレ・ファンタジー・アクション(←勝手に命名(笑))として観たら…普通かも(爆)ザ・ロック目当てだったらもう少し楽しめたのかなぁ。でも女預言師がセクシーだったから+1点で(激爆) 6点(2002-11-28 00:43:24) |
4. タイガーランド
ストーリーはまさに「フルメタル・ジャケット」だけど、主観的な感情が入ってる分観やすかった。コリン・ファレル演じるボズの達観したキャラクターに賛否両論あると思うけど、何をしでかすかわからないところに作品としての魅力があったんだと思う。全体的の評価は微妙だけど、コリン・ファレルの将来性を買って→ 8点(2002-11-13 00:22:59) |
5. スパイダー
<ネタバレありかも?>前作が個人的にアレだったんで期待してなかったんだけど、尺の短さもあって最後までストーリーにひきつけられてしまった。意表をつく謎解きが悪い意味で前作と一緒になってしまってるけど、今作に関してはそれは決して悪くないと思う。前半の重厚な本格派サスペンスから後半のアクション・サスペンスへの移行には戸惑ったけど、全体の話がとりあえずまとまってる分、前作よりは遥かに楽しめたかと。それにしても少女があれだけクレバーな設定なんだから、2回目の脱走もしっかり描いて欲しかった。 7点(2002-10-06 23:58:26) |
6. 光の旅人 K-PAX
前半はケビン・スペイシーの宇宙人然とした(←ってちょっと変かも)演技にファンタジックな展開を楽しむこともできたが、後半の催眠治療以降がすごく地味で退屈。展開もガラリと変わってしまっていて違和感を覚えた。現実的なクライマックスとうやむやなラストは個人的にマイナス。「結局何が言いたいねん!?」って気がしてしょうがなかった。 5点(2002-09-19 00:01:14)(良:1票) |
7. Dr.Tと女たち
良くも悪くもロバート・アルトマンらしいって感じ。相変わらず人物描写がうまくておもしろいのに、ストーリーにインパクトがなく肝心の見せ場までがかなりダラダラしてるのも相変わらず。しかも異性にモテモテの医者になんてとても感情移入できないし。それでも豪華な女優陣(特にリブ・タイラーとケイト・ハドソンあたり(爆))を堪能できたので+1点(激爆) 6点(2002-09-02 00:15:18) |
8. ローラーボール(2001)
リメイクものらしいんだけど…なんでリメイクしたのかよくわからない。まず肝心の「ローラーボール」の球技(?)自体がよくわからないし、全世界が熱狂するほどの魅力も感じられなかったし。ストーリーはもはやグダグダで不毛。結局何が言いたかったのか不可解。オリジナルは観たことないけど、これを観てオリジナルに対する興味がかなり失せてしまった。 2点(2002-08-26 00:45:04) |
9. アメリ
まさに「現代のおとぎ話」。ヒロインのアメリだけではなく、登場人物がみんなキャラクターが濃くて面白いエピソードもふんだんにあったのが好感。アメリの行動がとにかくおかしく、味付け程度のCGも効果的な演出になってたと思う。サントラがファンタジックな作品によりメルヘンな印象を与えてくれたし、思ったより感動はしなかったけど何度も観たくなるほど「いい」脚本だと思った。 10点(2002-08-26 00:38:17) |
10. 陽だまりのグラウンド
良いとは言えない家庭環境に置かれる子供たちが、唯一生き甲斐となっている野球にひたむきに打ち込む姿がとにかく美しくて印象的。野球モノとしてはちょっと物足りなかったり(例えば子供たちの野球が上達する過程がなかったり)するけど、人間ドラマとしてなら十分見応えがあった。ともすればベタで安直とも取れるストーリーも感動しやすい要因になってるんだと思う。 8点(2002-08-23 00:22:34) |
11. 愛しのローズマリー
↓僕はファレリー兄弟モノということでもっとおバカで下ネタが満載だと思っていただけにちょっと肩透かしを食った感じ。それでも前半はギャップが面白くて笑えたんだけど、後半がごく古典的でマンネリなラブコメになってしまっていてかなり残念。それにしても、以前は個人的にちょっと苦手だったグウィネス・パルトロウが今はなんかすごくイイ感じに(爆) 6点(2002-08-11 00:10:58) |
12. スターリングラード(2001)
「スナイパーVSスナイパー」という戦争モノってことで一見地味に感じたけど、今までのと違った緊迫感があったし戦闘シーンもダイナミックで想像以上によかった。ただ後半の恋愛的要素の強さがどうもしっくりこず、ラストで台無しになってしまったのが惜しいしエンターテイメントと化してしまったのが残念。 7点(2002-07-17 00:25:47) |
13. ジーパーズ・クリーパーズ
B級の匂いが思いっきり漂ったオカルト・ホラーってことで、こういうのが好きな僕は十分楽しめました(笑)だけど、全編のムードがいいし、テーマ曲を始めとしたBGMのクラシック・ポップもどこか薄気味悪さを感じさせる。テンポもいいし、何気なく観るには意外といいかも。 7点(2002-05-03 23:50:11) |
14. 魔王
ナチスの子供の発言に心を痛めたりして、改めて反戦の思いを再確認した。時代の描写も細かいしナイマンの音楽もいいけど、どうもマルコビッチ演じるアベルのキャラに感情移入ができず、ラストもちょっと宗教じみていて不可解だった。 6点(2002-05-03 00:15:23) |
15. ヤング・ブラッド
実は…「三銃士」の話を知らないんでこの世界観もよくわからなかったんですけど…(爆)でもアクション映画としてならワイヤーアクションもそこそこだしストーリーもわかりやすい。ただ、そのアクションシーンも照明が暗いからよくわからないんだけど…。 5点(2002-04-26 23:35:18) |
16. ブレス・ザ・チャイルド
キム・ベイジンガー、クリスティーナ・リッチ共演のオカルト・スリラー。基本的にわかりやすいB級サスペンスで悪魔をCGで表現するなど本格的なんだけど、ストーリーが若干大雑把。単純明快にまとめてる割には長く感じた。 4点(2002-04-19 23:38:27) |
17. ゴーストワールド
高校を卒業した女性二人が人生のすれ違いを憂う青春ドラマ。ソーラ・バーチ演じるイーニドがすごく僕とかぶってて、なんか自分が主人公になった気分で観れた(笑)キャラはイーニドを含めて個性的だし、BGMもジャンルが豊富でいい感じ。苦労して大人になった人やこれから大人になる人に観てもらいたい。 8点(2002-04-13 00:00:22) |
18. ワイルド・スピード
僕も車は好きですが、走り屋仕様のコテコテ改造車とゼロヨンはちょっと…(爆)確かにカーアクションは迫力があるし、ヒップホップやミクスチャーを集めたBGMはいい感じなんだけど、ストーリーが完全に’80年代B級アクションのノリ。だからツッコミどころが多くて(苦笑) 6点(2002-03-16 00:57:53) |
19. トゥームレイダー
↓確かにストーリーはいいデキではない。善悪がごちゃまぜで曖昧。何がどうなってるのかもわからないし。ただ、アンジェリーナ・ジョリーはハマり役だし、親子共演も興味深い。テクノ系のBGMもいい感じ。アクションは豊富でCGも迫力あった。 6点(2002-03-08 23:36:16) |
20. スコア
クライマックスからラストはいい緊張感があって楽しめたけど、それまでが長い。豪華キャストだけに、ストーリーに期待しすぎてたかも。マーロン・ブランドも思ったより出てなかったし。だけどロバート・デ・ニーロとエドワード・ノートンというキャスティングだけで+1点(爆) 7点(2002-03-07 00:23:54) |