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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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181.  川の底からこんにちは 《ネタバレ》 
茨城の中小企業の社長の娘で立派な一軒家に住んでいる事が「中の下」なのか否か。どこに「中」の価値を置くのかで判断基準は変わるのだろうが、環境的には恵まれている事に間違いはないだろう。それが再起へと繋がったわけで、物語としては少々ドラマ性が弱く中途半端。『悪人』に比べると満島のイタサ加減も物足りない。 個々の登場人物達の「人間のダメさ」や悲喜劇風な描き方には唸らされるものがあるし監督の才能も感じるのだが、やるならもっとダメ人間を徹底的に描いて、変に立ち直ってヘタな成功物語やハッピーエンドにするのではなく、「たいした事ない」連中が開き直るのではなく粛々と受け入れて「それでも生きていく」系のある種の怠惰なストーリーにした方が面白味があったのではないのかと。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-07-16 14:11:19)
182.  アキレスと亀 《ネタバレ》 
売れない芸術家問題を自虐的に描く様はコメディなのか?単なるイタイ人を嘲笑しているのか?中盤は単調でややダレルし、夫婦愛というオチは平凡にも思える。しかしながら、「理解者は1人いればよい」というある種の人生の真実を語っているとも思われ、芸術家に限らず「人生とはなにか」という普遍的なテーマに見事に落とし込んだとも言えるのかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-07-14 11:21:44)(良:1票)
183.  今朝の秋<TVM>
各々の夫婦関係に多少の軋轢は感じるものの、父息子関係の葛藤が全くなく他人行儀だし、母娘関係の諍いもなんかイマイチだし、全体的にはヒネリのないキレイないい話で、山田作品の刺々しさ期待しているとパンチが弱いと感じる。死にゆく人物を中心とした家族の再構築という意味では『早春スケッチブック』にプロットが似ているが(こっちは「北国の春」の合唱だった)、それを小津風に薄めてしまって中途半端な作品になってしまった感じ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-07-12 17:09:18)
184.  ニンゲン合格 《ネタバレ》 
目が覚めたら、イキナリ10年後の世界だった。周囲には10年の時間経過があるが、少年にとっては翌日でしかない。少年は「現実」に修正を加えようとする。それは少年にとっては「現在」の継続でしかないが、周囲にとっては「過去」を取り戻そうとしているように映る。この各々におけるある種の「10年ギャップ」が淡々と描かれる。製作者の意図するメインテーマは家族の崩壊と再生なのだろうが、時間論的テーマを見落としてしまうとこの作品の面白さがわからないだろう。終盤の加害者による少年の「現実」の破壊行為は「現在」の継続と取り戻せない「過去」との交錯・対比が見事に描写された名シーンだ。が、ここはもっと派手にやってもよかったような。また、西島の演技にはやや達観が感じられ、精神年齢14歳の少年ならではの戸惑いや苦悩のようなものが少々欠如していたように思える。全体的にはもうちょっと丁寧にわかり易く描いてもいいようにも思えるが、あんまり説明過多になると、単なる家族の物語といった人情物になってしまうので、難しいところなのかもしれない。『ニンゲン合格』の題名が意味するところは「存在」(の価値)なのだろう。と考えると真のテーマは『存在と時間』という事になるのかもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-07-12 13:37:28)
185.  ジャージの二人
常識的には考えられない父息子関係にイガイ性があり、ある種のファンタジーとも言えるような世界観は結構好みではあるんだが、2人の演技がイマイチで心情変化がわかりにくく単調なのが難点。もうちょっと毒や棘があってもいいんじゃないのかと。原作は未読なのだが、キーアイテムであるジャージが良くも悪くも目だってしまっていて、逆に映像化ではそれが失敗してしまったような。『サイドカーに犬』がかなりよかったので期待しすぎたのかもしれないが。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-07-12 02:52:51)
186.  青天の霹靂
タイムトラベルして両親に会うという感動が約束されているある種ありきたりな設定をどう料理するのだろうかと思ったが、ベタベタな定番通りの展開で終わってしまったという印象。自分の不幸を親のせいにするってのはちょっと違うよなというメッセージ性はよいとは思うが。原作は未読だが、マジシャンという設定は映像だからこそ活きるのであって、これが小説だとどのような表現で描写するのだろうかという事が気になった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-07-12 02:41:16)
187.  カメラを止めるな!
映画の映画の映画という入れ子構造なので、映画ファンウケするのは理解できる。コメディーとしてもそこそこ面白い。それだけの作品と言ってしまえばそれまでだが。
[ビデオ(邦画)] 6点(2020-07-10 12:09:51)(良:1票)
188.  翔んだカップル オリジナル版
ドラマのイメージが強いせいか、映画はあんまり話題になっていないように思える本作。若い頃に見た覚えがあるような、ないようなという程度で、コブラツイストやお面被ってチクリ電話するとか、モグラ叩きとかは見覚えあるのだが、名場面集で見ただけなのかもしれない。という程度の印象しかない作品。 初監督作品という事もあって躊躇や遠慮があったのか、その後の作品に比べると思い切りが足りないような。坊ちゃん・嬢ちゃんの群像劇という原作との相性がよくなかったか。初主演の薬師丸ひろ子の魅力は引き出せてはいると思うが、鶴見辰吾はミスキャストかな。基本的にウジウジ悩む優等生系というイメージが強く、それをブレイクできていない。尾美としのりと石原真理子は可もなく不可もなくだが、やや元気が足りないかな。素材は悪くないんだからもうちょっと料理できたんじゃないのかと。ちょっと期待しすぎたのか全体的には残念な作品。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-07-09 14:03:40)
189.  三度目の殺人 《ネタバレ》 
真実を明らかにする事はよい事なのか?そもそも真実を明らかにする事は可能なのか?弁護士は真実なんてどうでもいいと思っている。大事なのは法廷戦術であり、裁判に勝てばいい。つまり儲かればいい。裁判はビジネスである。被告も真実なんてどうでもいいと思っている。被告にとっての正義が達成されるならそれで構わない。被告は裁きを下す器でしかない。30年前の殺人も同じである。つまり正義による殺人という私刑で裁きを下す。よって、真実なんてどうでもいいという点においては両者は似た考えを持っている。そこに真実を明らかにしようとする少女が現れ2人は翻弄される。ここがクライマックス。2人は少女に証言させるのは反対である。共に娘の父であるというのが影響したのか。そして両者は結託し、訴訟経済の観点から裁判はやり直しとはならず結審する(ここには死刑制度に対する批判も込められているのだろう)。若い弁護士・検事は真実の究明に向けてのやり直しを求めるが、真実よりもカネと時間と出世の方が大事なのが大人である。本作は真実を巡る世代間格差がテーマだろう。だから本作においては事件の真相がどうかなんてのはどうでもいい話である。にもかかわらず、謎解き法廷ミステリー風に製作してしまったため、ストーリーに気をとられてテーマの本質を見失ってしまいがちになるのが難点か。もうちょっとテーマがわかりやすいように製作すればよいと思うのだが、それをせずに暗示に留めてしまう(象の例え話は過剰説明にも思えたが)傾向にあるのがこの監督の手法なので仕方ないのかもしれない。が、あまりにも解釈を視聴者に委ねてしまうのは、主張が伝わらないどころか問題提起にすらならないというデメリットもあると思うのだが。
[地上波(邦画)] 7点(2020-07-08 13:27:54)
190.  万引き家族 《ネタバレ》 
日本の家族物語がテーマじゃ世界では評価されてないので、世界の共通テーマである貧困をテーマに掲げて賞を狙いにいった作品という認識でいたのでそういう視点で見た。が、これは貧困がテーマになっているのか?というのが大きな疑問。非正規とはいえ大人3人が働いて+年金生活者が居れば、最低でも月収40~50万はあるだろう。家も持ち家で家賃も不要なようだし、それなりの暮らしはできるはずである。23区の庭付き一戸建てなら土地代だけで数千万にはなるし、資産家であるともいえる。よって万引きなんかする必要なんかないのに万引きしている。よって、ある種のファミリービジネスであり、共犯関係による絆の構築ツールと考えるべきだろう。だから万引きから貧困を連想させるのは失敗していて、単に問題を抱えた人達の共同生活になってしまっている。結果、貧困をテーマとした作品にはなりえていない。 ではテーマは何に変質しているかというと「正義とは何か?」ではないか。確かに万引きや誘拐(本人たちは保護だと言っているが)や死体遺棄は悪ではあるし、風俗産業で体を売ることも良いとはされてはいない。しかしながら、各々はそれなりに幸せそうに暮らしている。見ていても気兼ねのない暮らしやすそうな家庭に感じる。ここには血の繋がった家族で暮らす事が「正義」なのか?という問いがある。他方、少年は「盗みはよい事なのか?」という「正義」に目覚める。ここには倫理道徳的正義と法的正義との対比がある。女は司法を欺き、男の罪を被り刑務所に入る。これが女にとっての「幸せ」であり「正義」である。結局、解体された「家族」は各々の人生を歩み始めるわけだが、皆「幸せ」になれたのか否かという余韻は残る。でも、是枝作品にしては救いがある方というか、登場人物は基本的に皆善人(たいした悪人ではない)なので、いつものドンヨリする感じが少なかったように思えて、少々物足りなかった。対比的に虐待若夫婦は無論、警察コンビも悪人的に描かれていると言えなくもないが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-07-07 14:57:51)(良:1票)
191.  清須会議
私は、本能寺跡、山崎の戦い古戦場巡り、清洲城、賤ヶ岳の戦い古戦場巡り等々には行った事がある自称歴史好きである。もちろん清須会議の概要程度は知っている(ちなみに清須会議が2回あるのも知っている)。が、本作は話が細かいので登場人物全てを把握できないし、きちんと内容理解するのに骨が折れる。しかも、たかが「会議」を映画化するという非常に地味な作品なので、よほどの物好きでもない限り楽しめないだろう。調べてみると、概ね史実に則ってはいるが、多少の脚色もあるようである。本作でよかった点はラストの秀吉と勝家のシーンかな。まあ、こういう歴史ものはその後の展開を知る者が製作したり見たりするので、それを過剰に加味した演出にはやり過ぎとも言えなくもないのだが。いずれにしても、最高の物好きは監督自身であり、自己満足的なある種のオタク作品と言ってもいいのかもしれない。
[地上波(邦画)] 5点(2020-07-03 03:16:38)
192.  殿、利息でござる!
原作は読んだ事があるのだが、どれも地味でマイナーな話ばかりだった。で、こんな地味な話が2時間の映画になって面白いのか?と思ったが、それなりに作品として成立はしていたように思う。が、シリアスな話が軽いタッチで描かれていてリアリティーが感じられず、全体的には中途半端な印象。 原作の題名は『無私の日本人』なので、著者や製作者が訴えたい事は日本(共同体)のために、無私になれますか?もっとハッキリ言えば、カネ出せますか?って話で、公共心や愛郷心・愛国心を問う作品である事は間違いない。製作当時は舞台が宮城という事もあり311が念頭にあったと思われるが、現在コロナ禍で、共同体のあり方や公共心が再度問われる事態になっている。時代が変化した今、あらためてこの作品をどう受け止めて、どう考えるのか?江戸時代から明治へと近代化し、昭和の敗戦を経て75年経過した令和の現代は、江戸時代と何が変わり、何が変わらないのかを考える上で、ヒントになる作品ではある。
[地上波(邦画)] 6点(2020-06-30 14:55:29)
193.  伊豆の踊子(1974)
原作は以前に読んだ事があり、結構パターナリズムというか身分差・差別的なテイストがあったような気がしていたが、作品中ではそういうテイストは消しているような印象を受けた。監督としてはラストシーンでぶち込んで、一応の説明は果たそうとしたのかもしれない。で、肝心の主人公だが、百恵は陰があってやや明るさというか天真爛漫さが足りないし、友和にはインテリ感がなくて各々ミスキャストに思えたが、そもそもの製作趣旨がそういう所にはないので仕方ないが。『天城越え』と同日に見たのだが、両作共に大正15年の設定ではあるが、テイストの違いが際立っていると感じた。どうやら松本清張は川端康成への対抗意識で書いたという解釈もあるようだが。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-06-28 17:17:37)
194.  天城越え(1978)<TVM>
映画版は子供の頃に見た記憶があり結構衝撃を受けた覚えがある。今見ると、ミステリーってわけでもなくて、ストーリーとしてはたいした話でもないようにも思えるが、それはオチを知っているからだろうか。ドラマ版は映画版とは内容が多少異なるように思えるが、大谷直子の妖艶さ、佐藤慶の怪演、鶴見辰吾の瑞々しさ等、その他演者も皆素晴らしい。松本清張本人出演はちょっとヤリスギかなとは思うが。で、なんかこのドラマの雰囲気ってどこかで見たような気がするなと思ったら、演出が和田勉だったとは。製作から40年以上が経過しているわけだが、昔のドラマは重厚感があり、見応えがあるとあらためて思う。いくら撮影技術が進化しても追いつけないものがあるのが文芸なのかもしれない。 尚、最近は広島選挙区でやらかした政治家夫婦で話題の「天城越え」だが、数年前に天城トンネルは車で通った事がある。昔と殆ど変わらない姿を留めているのが印象的だった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-06-28 13:49:05)
195.  今夜、ロマンス劇場で 《ネタバレ》 
中盤まではよくある「映画の映画」で、映画好きウケ狙いの鼻につく作品かなと思ったが、綾瀬はるかのネタばらしぐらいから面白くなってきて、終盤でさらに盛り上がるという展開はよくできていると感じた。主人公は斜陽産業となった映画業界の没落と共に人生を終えるわけだが、こういう「ある種の」業界一筋な人生も幸せなのかなと思う。そして、加藤剛の人生と重ね合わせる事は良し悪しはあるでしょうが、全くの無知でもない限り避けては通れないので、評価に影響してしまうのは仕方がない事なのかと。難点としては「見つけてくれてありがとう」は少々手垢のついた言葉なので、作品をややチープにしてしまった事かな。
[地上波(邦画)] 8点(2020-06-27 19:02:03)
196.  破獄(1985)<TVM>
吉村昭というと史実に忠実な作家というイメージがあるのだが、本作はかなり脚色されているようで、ラストの部分はさすがに「えっ~!」となってしまった。原作未読なので脚本段階の脚色かもしれないが、さすがにヤリスギかなと思う。囚人と看守の人間ドラマとして見た場合でも簡略化されているのか物足りなさは残るし、もうちょっと長尺にして重厚に描いてもよかったのではないのかと。とは言え、緒形拳の演技はさすがに迫力があり見せるものがあった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-06-21 17:11:30)
197.  愛を積むひと
佐藤浩市が演じる役のキャラがイマイチ掴み所がなく、全体的にわかりにくかった。頑固なのか優柔不断なのかわからないし、不器用って感じもあまりしないし、成長・変化も感じられないし。設定の拙さとミスキャストの問題か。樋口可南子のキャラはしっかりしていたと思うが、病気も犯罪も隠し通す妻の行動には疑問も感じるし、あまり夫婦ぽくないのも気になった。少なくとも、苦労を重ねて長年連れ添ったようには見えない。手紙作戦もご都合主義で、映画だからと割り切るのも無理がある。若者2人のキャスティングはよくて、演技にも葛藤が感じられるし中々よかった。逆に言えば、若者2人の瑞々しい活躍と存在感があった分、肝心の夫婦の物語が薄まってしまったようにも思える。もっと娘を絡ませて、家族の物語としてしっかり構成した方がよかったんじゃないのかと。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-06-20 18:01:23)
198.  チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
「アイドル映画」というのはどうやら一般的には侮蔑用語というか批判対象になるらしいのだが、これは典型的なアイドル映画で、広瀬すずがいなければ成立しない作品。一人だけ浮いてると言っていいぐらいの逸脱感が、圧倒的な存在感へと昇華しており、方言&毒吐きの広瀬すずが見られるよい機会ではある。リアルな世界でTOPを極めたヅカのコンビにもうちょっと頑張って欲しかったかな。
[地上波(邦画)] 5点(2020-05-23 19:19:14)
199.  シン・ゴジラ
ゴジラにもエヴァンゲリオンにも何の思い入れもなく(というか殆ど何もしらない)、政権批判作品という噂は聞いていたので政治ドラマとしてどんなもんかという点に期待して鑑賞。まず特撮だが、よく知る町並みがゴジラによって破壊されていく様に気持ちがざわつくといった効果はあるものの、ゴジラの暴れっぷりには少々モノ足りなさはある。政権批判に関しては、思ってたほど批判にもなっていなくて、逆に法治国家である日本の限界(それは昨今のコロナ騒動にも言えるが)を好意的に描いてたように思える。但し登場人物が多くて人間関係が少々わかりにくいのと、ややコメディタッチというわけでもないが全体的に軽い感じで描かれているため登場人物達に苦悩が感じられないし、シリアス感も欠如している。また、政府と軍隊ばかりを描いており、マスコミの動きや大衆のパニック状況が殆ど描かれていない事にもパニック映画として物足りなさはある。 原発事故やコロナ騒動に比べたら、ゴジラ上陸は大変な危機なわけだが、なんの事前通告もなく東京大空襲で10万人が、原爆投下で後遺症も含めて50万が死んだ事を考えると、やはり日米戦争というのは日本史上最大の国難である事は間違いなく、そこでの政治判断はどのように行なわれたのか?をあらためて検証し、国家とは何か?政治とは何か?等々を考察してみたいという気持ちにさせられる作品ではある。
[地上波(邦画)] 6点(2020-05-15 11:38:53)(良:2票)
200.  超高速!参勤交代 リターンズ
娯楽度は前作より高まっているが、どうせやるならトコトンふざけて、突き抜けて欲しかった。人情話を絡めるから、どうしても中途半端になってしまうんだろうが。 気になったのは松平信祝の描き方で、実在の人物を史実とはかけ離れた形で脚色して描く事には問題があるように思うが、こういう事に配慮のない製作陣には疑問を感じる。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-05-12 11:47:15)
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