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称えよ鉄兜さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 112
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自己紹介 アメリカ在住

名前の由来は赤塚不二夫先生の作品(天才バカボン)からです。 実際金属フェチでヘルメット持ってますけど

配点分布をみると8点がピーク。 高得点評価が多い。 これは好きな映画の評価が多いから。 つまらない映画のことはあまり書かない。

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41.  初恋(2006)
3億円強奪事件をリアルタイムでおぼえているかいないかで見方がちょっと変わるかもしれない。 1960年代の日本、町並みをうまく再現している。   数十年前の過去を描く時くすんだ色合いにしたりして古臭い雰囲気を演出することは多い。 でもそれって過去なんだよね、描いてるの。 だけど60年代を映画にするということはその時に現代として生きていた人たちを描くわけだ。 その時の町もその時に現代だったんだ。 古臭くなんかなかったよその時は。 過去じゃないんだよその時は。 この映画を見てつくづくをそれを実感した。 映画全体で色調が少し不自然な感じだったけど古臭さの演出としては使われていなかったと思う。 大家石の壁。 道の角に置かれたゴミ箱。 何気ない風景がまさに60年代だった。  役者の演技も良かった。 口調が当時と比べてどうだったか。 多分ちょっと違う。 でもわざと当時の言葉使いを台詞として口にされるよりも自然な口調で話したほうが当時を生きていた人が生き生きと描写されると思う。 もちろんいつもそうだとは限らないけど。 少なくともこの映画ではそんな気がする。 素直に受け入れられた。   宮崎あおいの演技はすばらしい。   しかし3億円事件の顛末としてはどうだろう。 記録された事実に合わせてうまく話を作ってあるがやや不完全燃焼な印象を受けた。 俳優の演技、雰囲気が良かったのであまり気にはならないが。 最後の歌に違和感があった。 
[DVD(邦画)] 7点(2007-12-06 05:21:13)
42.  天使の卵(2006) 《ネタバレ》 
これは小西真奈美のかわいさ、美しさが際立った映画だった。 それに引き換えその妹役の沢尻エリカはぱっとしない。 演技もへただし。 相手役の男優の演技もほめられたものじゃなかった。 これは演出が悪いんだろうな、と思う。 後半、妹と彼の会話、それなりに会話成り立ってると思ったのに、妹が何か言って、1秒、2秒くらいの間で、黙ってないで何か言ってと怒り出した妹。 黙ってないでって、それまでしゃべってたじゃないか ほんの一瞬リアクションが遅れただけで怒るなよ。 すごい不自然だった。 ほかにも似たような不自然な会話シーンがあった。 せりふを限られた時間内に詰め込んだ、そんな感じだった。 彼が大学に受かって、その直後に真奈美ちゃんが亡くなり、その4年後彼は学校にも行かず土方のバイトに明け暮れている。 4年間も学校行かなく大丈夫なのか。 留年続けていまだに1年だったりして。 そんなことないか。 でも設定に無理がありすぎる。 純愛物、必ず片方に不幸が訪れる(死ぬ)。 そんな映画が氾濫して何年になるだろう。 ここまで来るとちょっと粗製濫造といいたくなってくる。  
[DVD(邦画)] 4点(2007-12-06 05:07:54)
43.  ゲゲゲの鬼太郎(2007)
大好きなゲゲゲの鬼太郎。 というより水木しげる先生の作品が好きなのだが。 それの実写版というといったいどうなるのか不安と期待で鑑賞した。 だけど驚いた。 面白い。 鬼太郎の背が高すぎて雰囲気が違うし子供って感じじゃないけど、田中麗奈演じる猫娘がとても似合っている。 もっと出番を増やして欲しかった。 そして極めつけはねずみ男。 どうしようもない性格がよく出ていて感心。 CGの目玉親父もなかなか。 CGの出来は全体的に良かった。 ほとんど違和感なし(妖怪に違和感なしというのも変な話だが)。 オリジナルストーリーということだが似たような話は昔の鬼太郎の作品にある。 いくつかのエピソードを組み合わせて作ったのだろう。 難を言えば子泣き爺。 間寛平が演じる必要は無かったと思う(彼が演じるとしたら子泣き爺しかないのは間違いないけど)。 あと西田敏行。 予想通り、想像通りのはまり役だけど、少々演技過多。 個性が強すぎる。 ぜひ続編が見てみたい。 そのときはぜひ田中麗奈の猫娘の出番を増やして欲しい。 彼女が出ている映画は何本か見たけど、猫娘役が一番良かった。 
[DVD(邦画)] 8点(2007-12-05 17:42:19)
44.  ただ、君を愛してる 《ネタバレ》 
主演の男優は大学一年生にしてはひねすぎている。 もちろん役だから実年齢から離れていてもいいんだけど、まったく初心な学生に見えないから話に入っていきにくい。 くどい演出と編集。 海釣りのシーンなどあまりの白々しさに鼻で笑ってしまったが、これもやはり最初にこっちの気持ちをぐっとつかんでくれなかったことが尾を引いている。 みんな良い人過ぎだし、話の展開に無理がある。 映画だから無理やりな展開でも全然いいのだが、うまく映画に入っていけない状態で鑑賞しているとどうしても細かいことが気になってくるのはいたしかたない。   宮崎あおいは確かに演技はすばらしいのだがそのうまさがちょっと鼻につく感じ。 とは言えやはり宮崎あおいは確かにすごい。 彼女が始めてめがねを取ったときのかわいらしさと言ったら。 それまでの演技がここで効いている。 脇役の女性、黒木メイサがとてもよかった。彼女の美しさ、話はどうでも良くなって見とれてしまう。   最後にあの写真が出てくるであろうことは予想できたが、そこで終わりにしないでさらにだらだらと話を続けてしまう。 盛り上げたいという思いが空回り。   宮崎、黒木は良いけど映画としての完成度には疑問。 ここ数年この手の純愛物が乱造されている。 さすがに粗製とは言わないが、同じようなストーリー(必ず片方が病気やら事故やらで亡くなる)が多すぎる。
[DVD(邦画)] 5点(2007-12-05 10:37:57)(良:2票)
45.  LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ
なかなか面白く興味深い作品。 役者の演技も良い。(父親役だけは感心できなかったけど) やっぱり一般的には女同士のキスは絵に出来ても男同士はだめなんだろうな、と男としては思うのだが、これを女性が見るとどう感じるのだろうか。 主演の吉川怜、実年齢は知らないけど顔のアップも多かったし、18歳にはまったく見えないのがちょっとつらい。 でも体当たり演技といえるがんばり、好感度は高い。 しかし彼女の顔はかわいいのか怖いのか良くわからない不思議な顔立ちだ。 重苦しくならず、ほのぼのした感じで最後まで行ってくれたので良かった。 
[DVD(邦画)] 7点(2007-11-01 14:46:11)
46.  フラガール
べたな展開というか、予定調和というか。 しかし演出がうまいし役者もうまいので話に引き込まれる。 笑うところで笑い泣くところで泣く。 恐らく監督の思惑通りの反応だろう。 早苗役の女の子が非常にかわいかった。 彼女が踊るところを観たかった。  
[DVD(邦画)] 8点(2007-10-29 10:53:33)
47.  どろろ
原作を知らないので比べてどうこうという評価は出来ない。 単純に映画としてみて、良くも悪くも日本のアクション映画という感じ。 だけど、架空の世界、架空の時代設定で化け物のオンパレードだから、ひょいひょい飛び回るふざけたワイヤーアクションも(その不自然さは置いておいて)許せる。 ちょっと時間が長すぎる感じはしたけれど、面白かった。 化け物の一人を演じた土屋アンナが妖艶な感じで良かった。 あの終わり方、続編のにおいがぷんぷんする。 
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-10-29 04:40:50)
48.  TRICK トリック 劇場版2 《ネタバレ》 
妙なテンションの画だな。 テレビドラマや前作映画もこんな調子だったのだろうか。  昔の芸人の古いネタやギャグをふんだんに取り入れているけど、これはある程度の年齢じゃないとまったく意味不明だろう。 逆に新鮮なギャグとして受け取られるとでも思っているのだろうか、それとも高年齢層にのみアピールしようとしているのだろうか。 その両方を狙ったのだろうか。 年齢的に映画で使われたギャグはわかったけど、でも懐かしいというよりも寒さを感じてしまった。 トリックの種明かしにしろ話の展開にしろ、中途半端な印象をぬぐえない。 さらにはクライマックス、あれはとても後味が悪い。 恐らくは娘なのであろう少女にはあまりにも酷な「母親」の最後であった。 主演の仲間由紀恵の演技は「ごくせん」の延長にしかなっていない。 そういう路線を求められていてそのまま演じたということか。 当たり役が極端に癖があるというのも考え物だ。 そのまま続ければマンネリとなるし、脱却を図るのもリスクが高い。 
[ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-27 17:08:42)
49.  小さき勇者たち ガメラ 《ネタバレ》 
原点回帰ということでガメラと子供の交流が主題になっているが、ことさらそうしなければならないのはやはり平成のガメラと呼ばれた三部作の印象が強く焼きついたからだろう。 こうしてこの新しいガメラ映画を観てみるとつくづくあの三部作のクォリティの高さに驚かされる。 巨大なカメ、空を飛ぶカメという滑稽でさえあるガメラの造形をカメが存在しない世界を舞台に徹底的にリアリティを追求して見事に大人の鑑賞に堪える高品質怪獣映画といういまだかつて無い作品に仕上げたのが三部作だったと思う。 基本的に今回の映画と前三部作との間につながりは無いようだが、冒頭のガメラとギャオスの戦いは明らかに前作ガメラ3を連想させる。 ガメラの顔は丸くなっていたが甲羅の形やギャオスの飛び方などはそのままガメラ3をなぞっている。 前半の子ガメと主人公の交流はほのぼのとしていて良い感じに仕上がっている。 特に本物のカメを使用しただけあってきわめて動きが自然(あたりまえだ)。 しかしその分後半の着ぐるみガメラとのギャップが目立つ結果になった。 唐突に現れたトカゲ怪獣との戦いは可もなく不可もなく。 特撮の手法も前三部作をなぞっているだけで進歩が感じられない。 そのトカゲ怪獣、襟巻きらしきものも付いている。 名前がジーダスというのはその昔ウルトラマンに登場したゴジラの着ぐるみに襟巻き付けただけの怪獣の名前ジラースをもじっただけじゃないのか。 オマージュのつもりなのだろうか。 戦いのシーンは付け足しということであくまで子供達とガメラとのつながりが主題ということでなかなか感動的ではあった。
[DVD(邦画)] 6点(2007-10-21 05:02:06)
50.  アンフェア the movie
踊る大走査線っぽいハードボイルドアクション映画を狙ってみましたって感じの映画。 さらには日本版トゥームレイダー的な雰囲気もかもし出せたらうれしいなという感じか。 いずれにしてもすべて失敗している。 何もかもがちぐはぐで破綻している。 さらには演技にリアリティがまったくない。
[ビデオ(邦画)] 2点(2007-09-30 07:28:05)
51.  下弦の月 ラスト・クォーター
思いっきり日本人顔して名前はアダムですって言った時にはのけぞってしまったが、なるほど日本人とのハーフという設定でしたか。 してやられました。 原作を知った上で映画を観るといつも興味を引くのは2時間程度の枠に収めるための努力がいかほどのものかということ。 なかなかうまくアレンジしたなというのが印象としては強い。 ただしファンタジーなのに説明的過ぎる。 こじんまりというか、きっちりとまとめすぎという感じ。 もっとあいまいさを残しても良かったんじゃなかろうか。
[DVD(邦画)] 6点(2007-09-30 00:17:15)
52.  激動の昭和史 沖縄決戦
沖縄県というまさに日本の国土を血で染めた戦いになった沖縄作戦の全貌がこの作品で赤裸々に描かれている。 映画の公開は1971年、その翌年に沖縄はようやく返還された。 史実や関係者の記録のから多くのエピソードがちりばめられているがその点と点を結ぶスムーズな演出がなかったのでややぶつ切りでシーンをつなげたような散漫な印象を受けるのが残念。 ただしこれも意図的な演出であったのかもしれない。 それに予備知識がないと状況がなかなか把握できないのもすこしつらい。 ナレーションによる状況説明はかなり入るがそれだけでは不足だ。 各個のエピソードがその時々の戦況を伝え、一つ一つが戦況の流れの中でつながっていたことが実際の戦況経緯を知って始めてわかった。 少ない予算のために敵艦船も飛んでいる飛行機もまったく出てこない(記録映像でおぎなっている)。 そのためかカメラが上(空)を撮ったシーンが全く、あるいはほとんどなかった印象だが、沖縄作戦が地上戦であったことを考えるとこの潔さはかえって地上の悲惨な戦いに焦点を合わせるのに役立ったように思う。 2006年のクリントイーストウッド監督作品「硫黄島からの手紙」を観てまず思い浮かんだのがこの「沖縄決戦」だった。 どちらも地上戦、洞窟での持久戦を描いているが洞窟持久戦の実情をより正確に表現していたのは「沖縄決戦」のほうだと感じる。 いずれにしても戦場の実際を正確に再現することなど不可能だ。 だがより悲惨さが伝わってきたのは確かに「沖縄決戦」だった。  ほぼ同じ時期に八原高級参謀(当時)の手記「沖縄決戦」が上梓されている。 沖縄返還の時期に合わせたということはあろうが同じ題名の作品が映画と本という別の形で世に出たというのは興味深い。 八原氏の記録があるいは八原氏自身がどの程度この映画に影響を与えたのか興味は尽きない。 とても重い作品だ。
[DVD(邦画)] 10点(2007-09-21 13:39:27)
53.  ローレライ
あまりの内容にしばし呆然。 これは戦争映画ではない。 怪獣が出てこない怪獣映画だ。 国家の存亡を賭け、秘密兵器が登場して、女の子が出てきて、超能力で、愛するもののために命をかけちゃう映画だ。 結局お気楽娯楽映画だったということか。 問題が多すぎて何を書いたらいいか整理がつかないがまず出演者全員が軍人に見えない。 潜水艦乗りには全く見えない。 何日も海に潜っているのにいつまでたっても小奇麗。 この程度の演出もまともに出来ないのか。 大量に出てくるCGシーンが実に情けない。 確か監督は特撮で名を馳せた人じゃなかったのか。 だとするとこれはわざとか。とにかく劇場公開映画としてはひどすぎる。 肝心のストーリーだがフィクションであることは納得するが超能力少女が登場した時点で腰砕けになった。どんな絵空事でももっともらしく描くだけの演出、演技力があればよかったのだが。 こういう批判のすべてをとりあえず横においてただ無心に見れば、楽しめないこともないという映画。
[DVD(邦画)] 2点(2007-09-21 08:40:35)
54.  サマータイムマシン・ブルース
最初の30分は何がなにやらさっぱりわからない。 面白くもなんともない。 このままの調子で進んだらどうしようと心配になる。 しかしその後タイムマシーンが登場してから俄然テンポが上がってくる。 前半のシーンが後半につながって行く。 なるほどと思わせる。 うまい演出だ。 タイムマシーンが出てきて、さあどうなるのだろうという期待が高まったが小さな枠に収まってしまって怒涛のような面白さにつながっていかなかった。 うまく話は作られていたが途中のじれったさ、登場人物たちがあまりに間抜けに描かれていてはらはらどきどきの展開にならずにじれったくて腹が立ってきた。 ほのぼのとした終わり方は良かったが、ちょっと説明的過ぎた。 確かに面白い。 良く出来ている。 でも演出過多かな。
[DVD(邦画)] 7点(2007-09-17 16:38:15)
55.  ストロベリーショートケイクス
妙に生々しい描写というか、今を生きる女の実態を淡々と描いている。 と同時に同じときを生きる男どもの実態も暴いている。 かなり痛々しい気分にもなるけど、でもこれが現実なんだろうな。 夢物語を語る映画も良いけど、こういうのも存在感があっていい。 淡々とと書いたが話の進行がとにかくゆったりしている、でもこれも現実に合っているか。 出演者がみんな良かった。 それぞれの役を良く表現していた。 特に池脇千鶴、実にうまい。
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-16 14:39:42)
56.  忍 SHINOBI
特撮の出来は悪いし、ひょいひょいと人が飛び回るのはまるで香港映画か何かを見ているみたい。 これはちょっとひどいなとはじめはそう思った。 でも話が進むにつれて結構楽しんでいる自分を発見。 こういう話の展開になるとは思わなかったけど、なかなか良く出来た話だと思う(矛盾だらけだけど)。 ただし特撮はやっぱり違和感有りすぎる。 それに役者の演技もしっくり来ない、なんかちぐはぐな印象。 
[地上波(邦画)] 5点(2007-09-14 16:01:32)
57.  NANA
原作を読んでから映画を見るとエピソードや登場人物の削り方に不満が出るかもしれない。 その後また原作を読むと奈々、ナナのぶっ飛んだキャラにいまさらながら驚く。 原作の奈々はもっと壊れてるしナナももっときつい。 それだけ映画が毒気を抜いた温い作品になっているということなのだが、だけど映画としての出来は良いと思う。 エキセントリックな部分が削り取られてかなり普通の青春恋愛映画になっている。 それはそれで良いと思う。 ストーリーのまとめ方もうまい。原作の奈々からはかけ離れた感じだけど宮崎あおいはやっぱりすごいし。 でもこの映画ではかなりナナ役の中島美嘉に食われてしまっている印象を受けた。 中島は決して演技がうまいわけではないが存在感が際立っていた。 NANA2で宮崎が降板したのもこの辺りに本当の理由があるのではないか、なんて勘繰ってしまった。 
[DVD(邦画)] 7点(2007-09-14 05:13:46)
58.  ゆれる 《ネタバレ》 
兄は智恵子を殺したのか、事故だったのか。 結局明確な答えは出していないと思える。  裁判が進み自分の証言が受け入れられつつあり、この裁判は自分の勝ちと信じ始めた兄は無罪放免となって家に戻った後のことをあれこれ浮かれて弟に接見中に話す。 これは自分のうそが通って無罪になりそうだと浮かれていたのかそれとも本当にやってないからほっとして浮かれたのか。  裁判の最後、弟の証言で兄の実刑が確定したのだが、あれが真実を語ったのかそれとも偽証だったのか。   兄は智恵子に好意を寄せていた。 その智恵子は弟に好意を、そして弟を通して東京にあこがれていた。 事件の前夜弟は智恵子の部屋に上がりこみ関係する。 夜遅く帰り兄に居酒屋で智恵子と食事し智恵子が以外に酒がいける口だなどとうそをつく。 兄は智恵子と弟の間で何かがあったと感じ取ったはずだ。 そして翌日事件は発生した。 後に智恵子が酒が飲めないことを父親から聞いた弟は当然それを知っていた兄があの時何も言わなかったことに恐怖を覚えたろう。 その描写がうまい。  橋のゆれ、心のゆれ、なにもかもがゆれている。 役者の演技がわざとらしくなくうまい。 素直に映画に入り込めた。 演出も良い。 
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-14 04:38:50)
59.  御法度
新選組と衆道(男色)という映画の題名どおりタブーな話題を正面切って扱った映画だし、監督が大島渚だし、話題倒れなんじゃないかと思ったら、大変に面白い作品だった。 近藤勇、土方歳三、井上源三郎いずれも役者の年齢が高すぎるのがやや難だけどそれを逆手にとってエピソードとして入れたりして、好感度は高い。 松田龍平がいい演技をしていたのに感心。 浅野忠信のうまさはやはり光っている。 トミーズ雅もなかなか良かった。 要するに全体的に良く出来ている。 なんだか怖い話だったけど、最後の終わり方だけがちょっと説明しすぎ、やりすぎという感じでじわじわと高まっていた怖さが急に冷めた感じだったのが唯一惜しいところ。 でも決着付けないとしょうがなかったのかな。 もうひとつ、いくら衆道をあつかったからといって床のシーンは見たくなかったかも。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-09-10 03:54:38)
60.  APPLESEED アップルシード
やっぱり映像がすごいというのが一番の売りになるか。 たしかに映像はすごかった。 でも人物の動きがやや不自然。 演技しすぎって感じ。 背景から浮いて見えるシーンが散見された。 ストーリーに新鮮さはないけど十分に楽しめた。 英語吹き替え版を鑑賞したが人物が日本人じゃないので(日本名の人も出てたけど、日本人にはとても見えない)まったく違和感がない。 どちらかと言えば英語のほうがしっくりくる。
[DVD(吹替)] 7点(2007-09-09 16:09:14)
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