61. 死国
《ネタバレ》 ん?聞いてたほど悪くは無いな。ここでの評価が大分低いから覚悟して観たんですが・・・。舞台設定は文句なしに素晴らしい。四国の田舎、日本家屋・・・まさにジャパニーズホラー。こういう舞台は今はもうたまにTVでやる金田一耕介シリーズぐらいでしか観れなくなったので貴重ですよ。それと演出もなかなか良い。多少ベタではあるけどそれで良いかと。というかあんな感じで多少ベタにしないと着信アリみたいな変な物が出来上がってしまうのであれじゃないといけません。比奈子と文也が川岸で話してるときに対岸にひっそりと出現したり勝手に襖?が倒れたり・・・外国のホラーでは味わえませんね。でもホラーシーンがちょっと少なすぎたかなと。一応この映画はストーリー重視でいこうとしてるようだけどホラーなんだからやっぱりそのへんはこだわらなきゃ・・・。そしてそのストーリーもあまり良くないからなぁ・・・もっと各人物の描写をしなかや駄目でしょう。特に1番大事な役の莎代里がどれほど文也の事を好きだったのか全く伝わってこないんですね。余計な村人は出さなくていいからあの3人をもっとメインに話を進めるべきだったでしょう。あと莎代里についてもう1つ・・・死ぬ前から怖い人だったってのはどうかと思う。監督はこの映画で何をしたかったよくわかりませんね、黄泉から生き返った人は腕力が上がるという事を伝えたかったのだろうか。でもまあこの監督にはよくぞ栗山千明を使ってくれたと御礼を言わねばなりませんな。いやホントありがたい。ありがとう長崎監督・・そしてバイバイ。特典のインタビューでぎこちない受け答えをする栗山千明がいるのでファンなら必見です(笑) [DVD(邦画)] 6点(2007-02-03 00:45:32) |
62. 下弦の月 ラスト・クォーター
栗山千明が見たい・・ただそれだけの理由で観た映画。最初っから作品自体には期待してなかったけど聞いてたほど悪くは無かった・・・・かなぁ・・・。「ああ、これ原作は面白いんだろうな」という感じはしたしまあまあ観れるとこも何箇所かある。しかし悪い所ばかりが・・・まずHYDEに演技を期待する方がおかしいのですがやっぱりありゃ酷い。表情が殆ど変わらないぞ。いや彼が悪いんじゃなくて出演させた製作側が悪いんですがね。原作全く知らないけど出す必要があったんですかね。他の役者は悪くないです。子供2人もなかなか頑張ってたと思いますよ。小日向さんや陣内さんなど脇役が豪華ですな。そして何より栗山千明が美しくて美しくて・・・・【クリムゾン・キング】さんも仰られましたがいつもと違う栗山千明が見れただけでもかなり満足だったりしちゃいます。いつもは悪役や殺気立ったキャラばかり演じてるので今回のようなキャラを演じるとそのギャップにやられてしまいます。しびれてしまいます(笑)で、肝心のストーリーですが・・・原作を知らない俺は全くついていけませんでした。特に前半はサッパリ。後半になってから理解できましたが、これでは印象が悪い。説明不足。原作に囚われすぎたんじゃないでしょうか。原作を知らない俺が言うのもアレですが。脚本がもうちょっと良ければなかなか良い出来になったであろう作品だと思います。それと何故か終始話が暗い。原作もこんな感じなんですかね。画面も暗いけど話も暗い。話の性質上多少暗くなってしまうのは仕方ないと思うけどそれにしても暗い・・気がするなぁ。良い話なんだからもうちょっと明るめでも良かったかと。役者のファンでも監督のファンでもないぞって方は2点ぐらい引いといてください。 [DVD(邦画)] 6点(2007-02-01 21:37:50) |
63. 木更津キャッツアイ 日本シリーズ
これはもうファンのために作られたのでしょう。映画としての出来は非常に悪いです。もうストーリーもくそも無くて登場人物が暴れまくる映画。何なんだよこの映画は・・・・と思うけどやっぱり好き。 [DVD(邦画)] 6点(2007-01-29 22:53:05) |
64. 妖怪大戦争(2005)
栗山千明の太もも。それに尽きる。 [DVD(邦画)] 6点(2007-01-29 00:20:03) |
65. トラ・トラ・トラ!
映画としての面白さは殆ど皆無だが非常に良く出来ている。パールハーバーというとんでもない映画があるから余計に評価が上がってしまう。パールハーバーと一緒に観ると良いでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-28 16:00:37) |
66. LIMIT OF LOVE 海猿
大衆の面前と知らずに堂々とプロポーズをした仙崎・・・その後は、それはそれは恥ずかしい思いをしたことでしょう。でも観てるこっちが1番恥ずかしかったんだぞ。ベタな展開で突っ込みどころも多いけどまあ娯楽作としては普通に楽しめる。本当は7点でも良いけど、1点は加藤あいに・・・・・・く・・くそ・・・か、可愛すぎる!正直、たまりません。俺も加藤あいに「君」づけで呼んでほしいなぁ・・・・。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-25 21:49:37) |
67. もののけ姫
《ネタバレ》 これが世界に誇りを持って見せる事の出来る日本のアニメなのか・・・と観た後感慨に耽りました。アシタカは理想の人間でエボシの姿こそが我々の姿というわけです。ラスト、エボシがこれからもう1度やり直そうとタタラ場の人たちに言うシーンがありますが、あれは観ている我々にも言っているような気がしてならない。ラストの心地よい余韻からエンドロールが流れるまでの一時が考える時間を与えてくれます・・・・なんて解説は個人的には結構どうでも良くてあの舞台が好きなんですよね。良いじゃない、森、癒されるじゃない、森。 [地上波(邦画)] 9点(2007-01-23 20:46:37) |
68. 呪怨 (2003)
舞台が1つの家というのは素晴らしい・・・・いかにもジャパニーズホラーっぽくて良いけど、全く怖くなかったので駄目。ストーリーも実は薄っぺらいけど難しく見せてみただけ・・・・・どうでも良いけど数分の話で怖いと感じさせてくれる稲川淳二って凄い。この映画観ててそんなことを思った。 [地上波(邦画)] 1点(2007-01-23 02:11:35) |
69. 着信アリ
柴咲コウがかわいい [地上波(邦画)] 3点(2007-01-23 01:42:35) |
70. ブレイブストーリー
とりあえずメリットが邪魔(笑)【もりたろう】さんの意見に同意です。時間が足りなさ過ぎるんだね。 説明不足で何がなんだかサッパリ。しかも省略しすぎて映画にのめりこめなかった。 仲間との旅も歌で省略されちゃったし、そもそもあの世界がどういったものなのかよく分からないまま、キャラもよく描かれず話が進んでしまった。 声優・・・・・・・ゲド戦記のテルー役に新人の声優が使われるなんて話を聞いたとき大変だねぇなんて思いつつ、でも岡田准一も声優としては新人と変わらないだろうよ・・・なんて思った。 で、このブレイブストーリー。俳優と声優は全く違う仕事だという事が分からないのだろうか。 ちょっと酷い部分が多かったぞ。こ映画を観て声優様のありがたみを感じたよ。大体(これはお遊びなのだろうけど)宮部みゆきと何故か京極夏彦まで声優として参加しちゃってるじゃない。 エロカッコイイカッツ様に免じて6点(笑) [DVD(邦画)] 6点(2007-01-19 21:15:42) |
71. 七人の侍
《ネタバレ》 これを観る前までは白黒だし・・・3時間以上もあるし何か地味(武士の地味なところも好きだが)で暗そうだし・・・・などという下らない理由でなんとなく敬遠してた。しかし映画好きでその上武士とか好きな俺としては避けては通れない道だろう・・・という事で観てみたのだが・・・・・いや・・もう・・すんばらしい!観る前の下らないイメージは一気に崩れた。上質な娯楽映画。娯楽映画としてこんなに凄い出来の物は他に「ゴッドファーザー」ぐらいしか知らない。地味?んなこたぁない。豪快・・そう豪快と言っても良い。ラストの戦いもそうだが最初の久蔵と雑魚の一騎打ちなど撮り方によっては地味に見えてしまうものまで豪快ではないか。白黒だからと言って馬鹿に出来ない程の迫力。暗い?全く逆。まさか笑えるシーンまであるとは思ってなかった。主に笑いを取るのは菊千代の仕事なのだが・・・・・彼が良いキャラしてます。三船敏郎の演技は言うまでもなく素晴らしいし、あの菊千代というキャラがいたからこそ3時間以上もの間飽きずに観れた。他の六人とは違い元百姓という設定がこの映画のドラマ性を高めたのではないでしょうか。こういうところが「用心棒」や「椿三十郎」などと違う。あと、やはり久蔵はかっこいいね。男としてああいうのには非常に憧れる。・・・・・・さて最近の侍映画と言えば向こうの「ラストサムライ」などが挙がる。まあ、あれはあれで良い所もあるのだが、あれを観て喜ぶ日本人を観ると・・・・はぁ・・・やれやれ・・と少し悲しくなる。現在17歳、普通に学校に通ってるが映画好きはいても黒澤明の映画が好きという人は1人もいない。まして「七人の侍」を勧めても観ようとする人は誰1人としていない。許し難きことである。・・・・・・・・あ、そういえばこの映画で初めて三船敏郎と出会って彼のことを調べてたら娘の名前が発覚・・・その時の俺の驚きようと言ったら・・・・ご察し下さい。 [DVD(邦画)] 10点(2007-01-11 21:09:11)(笑:1票) (良:3票) |
72. 用心棒
《ネタバレ》 これを観た後我輩の辞書から「銃は剣よりも強し」という言葉が書き換えられました。「剣は銃よりも強し」です。 出来としては椿三十郎の方が良いように思う。 アクションシーンが若干少なめなので少し前半は飽きてしまう。 ちょっとした頭脳戦というのもこの用心棒(と椿三十郎)のちょっとした面白味である事も確かだがいささかそういったシーンが多すぎたか・・話はどうしても都合よく進んでしまうのだから椿のようにもっとアクションシーンを多くした方が良かったかな。 盛り上がりもラストの決闘も椿を先に観てしまうとどうしても劣るなぁと感じてしまうところ。 それでも「椿三十郎」より「用心棒」の方が好きという人は少なくないんですよ。三十郎がただの無敵のヒーローではない、という所に何となく親近感が湧いたのが良かったのかも。1回敵を騙していたのがばれて捕まってボコボコにされちまうんですね。そして椿でもそうであったようにやはり人柄。 何といっても魅力的なキャラなんですね。あの酒屋のおっちゃんも最初は出てけだ何だ言っていたがいつの間にか愛想良く三十郎に接している。おっちゃんと一緒に自分もどんどん三十郎に惹かれてしまう。 そして渋い。ラストの「あばよ!」も椿に劣らないぐらいかっこよく、それが非常に清清しい後味を残す。このラストシーンがかっこ良い映画。 アクションが少ない分だけ、話としては椿よりこっちの方が面白いかも。 [DVD(字幕)] 9点(2007-01-04 22:00:08) |
73. ラスト サムライ
渡辺謙と真田広之が良かった。彼らに+1点でかなり甘めの7点。小雪の演じた役って必要ない気がする。 こういう作品観ると黒澤明の作る侍映画が凄いなと感じる。あれ?これはこの映画の感想じゃないか? [DVD(字幕)] 7点(2006-12-31 23:35:02) |
74. 赤ひげ
素晴らしい人間ドラマ。前半はカットして後半のストーリをもっと深めた構成の方が良かったかも。 しかし、三船敏郎の演技力と赤ひげという魅力的なキャラに非常に引き込まれる。あんなにデキタ人間はいないですよ。 実は以前は黒澤明監督は侍映画しか作らないと思っていたがこういう映画も作れると・・この作品で初めて知った。この映画によって自分も治療された事に観終わった後気づく。 [DVD(邦画)] 8点(2006-12-31 20:21:50) |
75. TRICK トリック 劇場版2
2006年の流行語に何故「よっこい庄一」や「よろしくねっ!」が無いのだ。不満であるw [映画館(邦画)] 8点(2006-12-31 17:29:31) |
76. THE 有頂天ホテル
何気に昨日で3回目の鑑賞なんですが(と言っても3回目は他の作業しながら適当に観てましたが)あれだ。なんか雰囲気が良い。何となくテンションが上がる。だから何となく好き。 内容?何それ、食えんの? [地上波(邦画)] 7点(2006-12-31 15:42:04) |
77. サイレントヒル
《ネタバレ》 原作が好きだから映画も少し期待してたけど・・・ ストーリーが酷い。ゲームをそのまま映画にした感じ。 ゲームならある程度のご都合主義は許されるけど映画はそんな簡単にはいかない。 1番肝心なクリーチャーがおまけみたいになってて、いつの間にか化け物より人間の方が怖いんだぜ?的なストーリーになってた。 そういうのいらない。 原作はクリーチャーがいなくても雰囲気だけでも恐怖を感じたほどだったが映画は何? 緊張感はほぼ皆無。ホラーだとは思えないぐらい全く怖くない。 人間が大量に湧いた瞬間萎えた。 評価すべきは原作好きにはたまらない音楽、そしておぞましいクリーチャーの見事な再現。再現だけで終わってしまったのが残念でならない。 あとグロさとラダ・ミッチェルの胸元w [DVD(字幕)] 4点(2006-12-28 18:39:18) |
78. 忍 SHINOBI
最近とある縁で原作のほうのアニメを観ました。あんな重く哀しい話を、よくもまあこんなチンケなものに出来たものですね。これだから邦画はダメなんだよ。 [DVD(邦画)] 3点(2006-12-28 18:25:51)(良:1票) |
79. ALWAYS 三丁目の夕日
意外と良かった。今まで昭和と言われるとすぐに戦争を連想したり、横溝正史を読み漁ってるから暗いイメージが湧くがこの映画を観て少し印象が変わった。 役者様がなかなか良い演技をしている、特に堤真一と薬師丸ひろ子の演技が良かったね。 そんな中で目立って演技が下手だったのが吉岡秀隆と子役達。 コトー先生を見る限りではそこまで酷いとは思わないんだけどなぁ。 子供たちは・・まあ仕方ないのか・・・?いやいや。 展開が非常にベタなのでまだ観てない人で観ようと思ってる人はそのことだけは頭に入れてから観よう。 まあ、ベタな展開だとか言っても涙目になってる俺がそこにいましたよ、と。涙腺が弱いんですよ。 後味も良い。 でも続編は駄目なにおいがする。 [地上波(邦画)] 8点(2006-12-28 18:07:22)(良:1票) |
80. 椿三十郎(1962)
《ネタバレ》 武士とか侍とか好きな俺にはたまらない1本。 もう三船敏郎演じる椿三十郎がかっこよすぎるんだ、これが。ただかっこいいだけじゃないところが魅力的。 見ず知らずの若侍達に協力してやったり、最初は何も考えてなかったけどあの奥さんにあのセリフ言われてからは無駄な殺生を控えたり、とそんな一面もあって良い・・・非常に良い。 「や」の文字をなぞる動作が印象的。つい一緒に俺もなぞったよ。 そしてラストの決闘。あの間が良いよ、あの間が。目が離せない、息を飲むシーンとはこれだ! 今まで全然血なんか出てなかったのにいきなり飛び出しすぎじゃない?なんて些細な事は全然気にならないのだ。 テンポも良いし笑いもあるから飽きない。俺は黒澤作品は七人の侍から入ったけど、こういう短めのやつから入ると良いのかも。 [DVD(邦画)] 10点(2006-12-28 02:25:56)(良:1票) |