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たくわんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 喰わず嫌い無し! ジャンルを問わず何でも観ます。

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61.  OVER DRIVE(2018) 《ネタバレ》 
良作だと思います。 邦画+モータースポーツ物と言う、とかくトホホな展開になりがちなオーラ全開のイメージでしたが、 モータースポーツ好きの一人として観に行く事は責務と思い、不安一杯で劇場に赴きました。 結果としては心配は杞憂に終わりました。 青臭い演出が少々鼻に付く事と、ヒロインが私好みでは無かった事がマイナス要因ですが、 コンマ1秒の世界に鎬を削るモータースポーツの世界を上手く・楽しく・若干荒唐無稽に表現出来ていたと思います。 それにしても、本作で開催されていた様な内容のチャンピオンシップが本当に開催されていたら楽しいでしょうね〜。 飛騨高山の風光明媚な光景の中や、首都高を閉鎖してレインボーブリッジを疾走するラリーマシンの姿は美しかった。 CGの発達有ってこその作品ですね。 願わくば、近い将来にこの様な夢の有るチャンピオンシップが実際に開催される事を祈念して、8点献上致します。
[映画館(邦画)] 8点(2018-06-07 00:38:07)(良:1票)
62.  ダゲレオタイプの女 《ネタバレ》 
これは掘り出し物です。 印象的なTVCF以来、いつかは観たいと思っていた作品ですが、ここまで印象に残る作品とは思っていませんでした。 観客に明快な解を提示せず、随所に散りばめた伏線で様々な解釈を促す作風は、本来は余り好みでは無いのですが、 本作では抵抗無く受け止める事が出来ました。 ジャンルとしては「ホラー」に分類される作品だと思いますが、この流れはラブストーリーでも通用するかと。 主人公:ジャンはヒロインのマリーが生きている事を妄想し、妄想と会話する事で精神の均衡を保っていたのでしょう。 ラストの独り芝居は悲しすぎました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-06-04 13:05:54)
63.  追憶(2017) 《ネタバレ》 
2019/5/30追記 追悼、降旗康男監督。  「良い映画」との前評判から劇場鑑賞したかったが都合が合わず、WOWOW放送を録画してようやく鑑賞。 予備知識皆無で臨んだ事も功を奏し、充実した時間を過ごす事が出来た。 噂に違わぬ良作。 邦画としてあるべき姿を提示された様に思う。 書きたい事は沢山有るが、以下列記させて頂く。 1.柄本祐の演技をまともに観るのは今回が初めて。今は「只の七光り俳優」だと認識していた自分を恥じている。 他二人に比べ出番は少ないが、どちらかと言うと無表情な演技の中で時折見せる表情の変化や所作が強烈な印象を残す。 「剣岳・点の記」で香川照之を見直した時の様な感覚を覚えた。 今後に期待したい俳優さんだ。 2.長澤まさみのファンになった。本作は彼女の出演作としてはおそらく相当地味な部類だろう。 人生に疲れ、寂しさを感じている一人の女性を上手く演じていたと思う。 岡田準一の母親が自殺未遂を起こした後、病院の廊下で二人で話すシーンのしみじみとした良さは特筆ものと言える。 3.木村大作の撮影。 もはや鉄板とも言える存在の日本映画界での重鎮らしく、随所で素晴らしい仕事をしている。 4.岡田準一と小栗旬 柄本祐ほどではないにしても、中々上手い役者さんだと思う。 特に岡田準一の本業は(本人は嫌がると思うが)アイドルタレントの筈。 上付いた所もなくしっかりと重厚に過去に暗い闇を抱えた男を演じていたと思う。 5.物語の構成 柄本祐が殺される件はあくまでも本作を構成する幹に生えている一本の太い枝に過ぎない。 他レビュアー諸氏もご記載の通り、本作の根幹は「過去との対峙と、それを乗り越えての再出発」に有る。 こういった意味では、ラストの小栗旬の告白(内容は伏せる)と、それを経て思い出の喫茶店を自ら解体する時の何とも言えない表情は観ていて泣けてきた。 今後も繰り返し観る事になるであろう、良作とまた出逢う事が出来た。。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2018-05-31 14:51:21)(良:1票)
64.  東京喰種 トーキョーグール 《ネタバレ》 
初めは馬鹿にするつもりで観ていたが、引き込まれてしまった。 原作は未読だが、恐らくキャスティングが功を奏しているのだろう。 主役の男性は勿論、楽しそうに演じている蒼井優や大泉洋、 そして何よりも特筆すべきは清水富美加! ご本人は演じることが嫌で仕方がなかったそうですが、皮肉な事にこれまでで一番のハマり役に思えました。 次作で彼女の演じるトーカさんを観られないのは残念です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-05-29 00:19:22)
65.  ガルム・ウォーズ 《ネタバレ》 
つまらない。 押井監督、いったいどうしたのだろうか。 AVALONの時に感じた作品に向ける意思や勢いが殆ど感じられず、頭の中に沸いたイメージを思いつくままに映像化しているだけの様に思えた。 もし本作を映画館で観ていたら、私がAVOLONを鑑賞した時に劇場に居て、二人揃って豪快に寝てしまったカップルの様に私も爆睡してしまったかも知れない。 次作に期待する。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2018-04-23 13:06:22)
66.  アップルシード アルファ 《ネタバレ》 
ひたすら軽く・薄い。 重いのは妙にリアルな登場人物の所作だけ。 何を伝えたくて本作を作成したのかサッパリ判らない。 過去作品の様なスタイリッシュなアクション場面が連続する訳でも無く、 アニメ独特の魅力的な女性キャラが出てくる訳でも無く、 淡々とCG自慢大会が進み、淡々と終わる。 映画館で観ていたら相当頭に来ていただろう。 これと比べたら、一連のCGバイオハザードシリ-ズの方がよっぽど良く出来ている。 荒牧さん、「Starship Troopers "INVASION"」の様な作品、また創って下さい!!
[CS・衛星(邦画)] 2点(2017-11-21 13:07:40)
67.  グッドモーニングショー 《ネタバレ》 
俳優の無駄遣い。 緩慢な演出・演技、特にわざと怠慢に動いているかの様な中井貴一の演技が妙にイラつかせる。 出演されている俳優陣の特別なファンで無い限り、お奨めできません。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2017-09-22 12:51:00)
68.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 
良い映画だとは思うが、もう少し山本五十六の描写に生々しさ・泥臭さが有っても良いと感じた。 偉人伝なので仕方が無いが、聖人君子的に描きすぎ。 日本が経験した戦争の殆どを実体験し、聨合艦隊司令長官にまで昇り詰めた人物を描くには映画では物足りない。 自分の目で改めてその人となりを確認してみたいと思う。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-27 15:07:18)
69.  テラフォーマーズ 《ネタバレ》 
思っていた程には悪くない。 昆虫超人になる一連の流れ(薬剤血管ドバ〜)は本作に取って一種の儀式の様なもの。 致し方なし。 第2弾は無いのかな… 実は楽しみだったりする。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2017-04-04 00:28:42)
70.  彼らが本気で編むときは、 《ネタバレ》 
荻上監督作品の持ち味であるのんびりとした雰囲気が、どうしても暗くなりがちな作品のテーマを上手く中和している。 マキオ(桐谷健太)が、リンコ(生田斗真)に惚れたきっかけを語るシーン、 私はリンコが凛とした横顔のサユリ(リリィ)の背中を優しく拭いてあげる描写に何故だか涙が出てきて仕方が無かった。 何と言う優しさ・慈愛に溢れたシーンなのだろうか。 他にも名シーン(例えば、児童相談所の調査員がリンコが優しくトモを慰めるシーンを見て通報が誤報だった事を理解し、表情を和らげる描写)は多々有れど、このシーンだけでも私は劇場に足を運んだ価値が有ると私は思った。 トモ役の柿原りんかは逸材。将来が楽しみだ。
[映画館(邦画)] 9点(2017-03-01 13:35:04)
71.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
原作未読・予備知識ほぼゼロで鑑賞。 満員(!)の映画館で濃密な時間を堪能。  良かれと信じて赴いた異国の地に於いて経験した筆舌に尽くしがたい出来事の数々。 幸せにしたいと思う市井の人々が、自らのアイデンティティとも言える信仰の存在により命を落とす。 私だったら間違いなく発狂してしまうだろう。  この地球上に様々な国籍・人種が存在する様に、信仰/宗教も多種多様に存在する。 その意義は一様に「人を幸せにする事」である筈。  形では無い、ましてやお布施や寄付額の大小でも無い、信仰=自らの心の中に存在する「何か」と、 人それぞれどの様に相対するのか? 貴方ならどうするのか?? 私はマーティン・スコセッシから強く問いかけられている様に思えた。 私は信仰・宗教に対し特に敬虔な人間では無いが、人間に取って「心の拠り所となるもの」とは何なのか?  と言う事を強く・深く考えさせられた。  ロドリゴは死出の旅に出るまで、あの様な辛い体験をしながら、祖国に帰れない運命をも受け入れ、 心の奥底で自らのアイデンティティである信仰/宗教を失わず、文字通り周囲にその事を「沈黙」し続けて生きてきた。  日本式に火葬されるラストシーン、私には棺を燃やす炎よりも強く、静かに燃え盛るロドリゴの内なる焔を垣間見た思いがした。 このラストシーンは賛否両論有る様だが、私にとっては身体が震えるほどのものだったと明言しておきたい。  登場する俳優陣は皆、素晴らしい演技をされている。 2016年を代表する映画の一つで有る事は間違い無い。マーティン・スコセッシに感謝。
[映画館(字幕)] 8点(2017-02-21 18:09:01)
72.  怒り 《ネタバレ》 
鑑賞してから3週間経過し、ようやく気持ちも落ち着きレビューが可能な状態になった。 それほどに、本作は観る人の心に重くのしかかる作品だった。  本サイトにてレビュアー登録されている方の殆どは恐らく本作を鑑賞されている筈。 にも関わらず、2016/11/25時点のレビュー数は僅か「13」。 邪推ながら、皆、自分の気持ちをどの様に文章に表せば良いのか少なからず迷われているのではないだろうか。   物語の発端は今や日本の原風景になりつつ有る、何処にでも有る新興住宅地で起こった凄惨な殺人事件。 この殺人事件の犯人探しが物語を進めていく上で織物の縦糸の様な役目を果たし、 今の日本を司る大多数を占める市井の人々が横糸の役目を果たす。 そして、格差社会・LGBT・社会的弱者の存在・沖縄問題と言う社会的な問題は、 織物に鮮烈な印象と陰影を与える指し色の様なものだと思う。  本作で綴られる幾つかのエピソード全てをここで仔細に記述するつもりは無いが、 それらエピソードを通じて提示される様々な問題・通切な思いは、 日本に住んでいる者ならば程度の差こそあれ少なからず感じている事ばかりで有り、 たちの悪い事に小市民の存在では解決など到底不可能な事ばかりだ。  その様々な「問題」の中で翻弄されて行く登場人物達を観ながら、スクリーンのこちら側にいる私は ただ、どうしようも無い思いを抱いた。 これこそがまさしく製作者側が訴えたかった「怒り」だったのだと思う。 この思いは本作を鑑賞しなければ恐らく判らないだろう。  登場人物は皆、神懸り的な演技をしている。 特に宮崎あおいと綾野剛は素晴らしい演技をしており鮮烈な印象を残す。  青い海と白い砂浜、風光明媚な光景とは真逆の現実がそこには確実に有り、 本作を観る・観ないで、今の日本を取り巻く様々な出来事に対する印象は確実に変わる。 映画の力をまた別の形で思い知らされた。
[映画館(邦画)] 8点(2016-11-25 13:27:38)(良:1票)
73.  百円の恋 《ネタバレ》 
「安藤サクラが凄い」と聞いていたので、評価のハードルをかなり上げて鑑賞した。 結論としては、他レビュアー諸氏の皆様が既に数多く記されている通り、安藤サクラの俳優魂が全てと言っても良い位の作品だと言える。 本当に女性を捨てたとしか思えない、実際に目の前にいたら平手打ちをしてしまいそうなキャラが、紆余曲折を経てあれだけ精悍な印象に変われるものなのか。 素直に凄いと思う。 これは容姿だけの話では無い。 単純に痩せる・筋肉を付けるなら流行りのダイエット方も有る事だし数多の大根役者でも可能な話。 安藤サクラの場合、ボクシングの練習を本当に数多くこなしてきたかの様な身体の動かし方だけでは無く、 表情や目つきが形だけでは無い「心身ともに本当に鍛えている人」になっている。 安藤サクラの事を大絶賛してしまったが、残念ながら満点にはしない。 他作品のレビューでも書いたが、私は作品に起伏を与える為に主要な登場人物がオートバイ事故で死ぬ映画と、 女性がレイプされる作品は基本的に認めない事にしている。 実際、本作のホテルでのレイプシーンは正視できなかった。 8点は全て安藤サクラに対して。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-09-20 13:16:23)(良:1票)
74.  さよならドビュッシー 《ネタバレ》 
原作未読、全くの予備知識無しで鑑賞(橋本愛のファンなので)。 何を主題としている映画なのか残念ながら最後までわからなかった。 放火以降、作品の緊張感は増すのだがどうにも盛り上げ不足。 ピアノレッスンのシーンは本物のピアニストを起用しただけあって、それなに見応えあり。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2016-09-14 12:58:37)
75.  卓球温泉 《ネタバレ》 
終始のほほ~んとした映画。 日曜日の午後に気楽に観るには良いと思います。 印象に残ったのは・・・ 1.蟹江敬三が場違いにギラギラしていて可笑しい 2.牧瀬理穂の顎から肩に掛けてのラインは芸術的 3.松坂慶子って綺麗な方ですね と言った所でしょうか?
[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-09-13 13:00:51)
76.  映画 みんな!エスパーだよ! 《ネタバレ》 
今更ながら、本作が初の園子温監督作品。 数多の話題作・問題作を世に送り出して来た監督故、いきなり重たい作品は精神的に立ち直れなくなるのではと心配し、軽そうな内容が伺えるタイトルの本作を選択。勿論、漫画の原作も読んだ事は無い。  結論 「くっ、くっ、下らねぇ~!!!!!(叫び)泣汗」  何ですかこの作品は? 園監督は単なるエロオヤジっすか?? 豊橋市の皆さん、怒ってないですか? 大丈夫ですか? この作品以降、私みたいなオヤジが鼻の下伸ばして街をウロウロしてご迷惑掛けてませんか?  多分、本作制作の話が持ち上がった時、豊橋市役所の皆さんは「おぉ、あの大監督が豊橋で映画を撮る!これは協力せねば!!」となった筈。 試写会、開催したでしょうね、どういう空気になったのか想像するのが怖いです。 誘致にGOサインを出した方、まだ市役所にお勤めでしょうか? クビになってませんか?  他の園子音監督作品を観るべきものか、今私は悩みまくっております...  と言う訳で3点は全部、池田エライザに献上! 以上!!(結局は喜んでいる泣)
[CS・衛星(邦画)] 3点(2016-09-12 13:18:10)
77.  海街diary 《ネタバレ》 
恥ずかしながら是枝裕和監督の作品はこれが初鑑賞。 本作の様な物語の起伏が穏やかな淡々とした物語は、普通は眠くなったり飽きてきたりするものだが、不思議とその様な状態にはならなかった。 これは、正に眼福と言える主演女優4人の魅力だけでは決して無く、終始徹底して落ち着いた演出を貫いた監督の手腕と、丁寧に撮影された山形と鎌倉の情景に因るものだと思う。 この様な邦画は久々に観た気がする。 20数年前に観た「つぐみ」を思い出した。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-29 13:03:17)
78.  野火(2014) 《ネタバレ》 
「ザ・パシフィック」を観た後だけに、観終わった後の精神的なダメージは相当なものが有る。 これが戦勝国と敗戦国の、同じ戦争に対する気持ちの違いなのか。 観ていて辛いシーンばかりだが、目を背けてはならない。 全国の小中学校で日本史授業の一環として観せる様にした方が良いのではないか。 8点はこの様な戦争賛美では無い、真実に最も近いと思われる作品を世に残した功績に対して。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-08-29 12:54:26)
79.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
熱い映画だ! これは、庵野秀明氏で無ければ絶対に撮れない作品だ。 もし今後、本作を発端に相次ぐゴジラの来襲により日本のみならず世界が崩壊、その対抗策としてエヴァンゲリヲン製造に繋がる物語が作られたとしても、私は何も違和感を感じないだろう。 劇場で販売していたパンフレットにも記載されているが、この作品を世に出す事が庵野秀明氏に取りエヴァンゲリヲン作製で疲弊しきった心身をリハビリする事に繋がっている事を切に願うばかりだ。  作品の中身に関しては他レビュアー諸氏の熱い記述が既に沢山有るので重複は避けたいのだが、心の琴線に触れる部分は皆さん同じ様でありご容赦願いたい。 ①オープニング CGなど使わないオリジナルに沿ったもの。予想通りでスクリーンを観ながらニヤニヤ。 ②音楽 伊福部昭氏の音楽は偉大で有る事を強く再認識した。 余計な新曲を使わない製作陣の姿勢にも拍手。 ③構成 エヴァと同じ! 嫌味では無く褒めている。東日本大震災で露呈した政治経済の拙さが否応無く反映されている。余分な虚飾を配した分リアリティが感じられた。総理大臣、ご苦労様です。 ④ゴジラ 水生生物からの進化型としての設定は面白い着眼点。いきなりあの様な巨大な生物が二本足でノッシノッシと歩いてきたらやはり興ざめだったろう。 口・尻尾だけ出なく背びれからも攻撃を仕掛けてくるとは・・・ これは庵野秀明氏で無ければ出てこない発想。ゴジラ=使徒、これは確信犯だ。  ⑤放射能への畏怖 オリジナルもそうだったが、東日本大震災を経てゴジラ=放射能に対する日本人の畏怖の念はより強まった筈で、それが作品に色濃く反映されている。 と同時に、人知を結集すれば道は開ける事も描写してくれており、鑑賞していて一筋の光明を見るかの様だった。 ⑥兵器 自衛隊の通常兵器が悉く歯が立たない描写はショックだった。 これで本当の脅威に対抗出来るのか少々心配になった。その一方、電車の活用には新鮮味を感じた。 ゴジラが線路の上に居なければ成り立たない話だが、そこを突っ込むのは野暮だろう。  好き勝手にだらだら書いたが、久々に面白い日本映画を観させて貰ったと思う。  最後に、私は庵野秀明氏のエヴァンゲリヲンは「序」「破」は素直に面白いと思ったが「Q」は大嫌いだ。  冒頭に述べた様に、本作の作成が庵野氏に取ってポジティブなリハビリとなる事により、今後控えているエヴァンゲリヲン次作が、観客に妙な謎掛けをしたり、「判る人にだけ判れば良い」的な作品にならず、「Q」で投げ掛けた巨大な『?』を見事に収拾してくれる作品になる事を心の底から強く願うばかりだ。
[映画館(邦画)] 9点(2016-08-22 13:19:19)(良:1票)
80.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 《ネタバレ》 
漫画原作の実写版映画でカタルシスを感じる描写は殆ど第一作で観させて貰った。 さて、期待の2作目且つ完結篇、どうやって拡げた風呂敷を回収してくれるのか?と思ったら、 物の見事につまらない作品になっちゃってました。 他レビュアーの皆さんが揃って指摘されている脚本や設定の粗は、もう説明不要でしょう。 私が強く言わせて貰いたい事はたった一つ。 SFアクション映画を下らんセリフの応酬だけで終わらせるな!   です。 お粗末。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2016-07-25 12:55:07)
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