801. 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎
このシリーズ、第20作代の中では好きな方です。やはりマドンナ役の松坂慶子の美しさが光ります。作品そのものの出来、話の面白さはそれほどでもありません。けど、この27作目の松坂慶子の美しさは今、観てもうっとりしてしまう程の輝きを放ってます。よってマドンナの魅力だけで大目に見て7点! あっ!そういやこの作品から満男が中村はやとから吉岡秀隆に変わったんだ! [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-29 22:58:32) |
802. 野ゆき山ゆき海べゆき
何年か前に偶々テレビで放送していた時に一度観ただけですが、結構面白かった覚えがある。大林宣彦監督らしいその独自の雰囲気と映像、私が観たのはモノクロの方ですが機会があれば是非、一度、カラーの方も観てみたいと思う。この映画、何と言っても鷲尾いさこが凄く可愛い! [地上波(字幕)] 7点(2005-11-27 22:53:30) |
803. 殿さま弥次喜多 捕物道中
中村錦之助と中村賀津雄の兄弟が本当に実際の兄弟だけあって息の合った演技でこれまたなかなか楽しませてくれます。そんな二人の演技も良いけど、私の今回の一押しは山形勲です。この人のいつもとはちょっと風変わりな演技が良かった。作品の出来としては特別に凄いとは思わなかったものの、日本映画の良かった時代の今の時代にはいない本物の時代劇を演じることの出来る俳優が他にも沢山揃っていて観て損のない1本です。そして、最後にまたまたお気に入りの女優さんを一人見つけてしまいました。おれん役の雪代敬子て女優です。あっ!そういや大川恵子といいまたしても字こそ違うが同じけいこだ!稽古は嫌だけど大川恵子と雪代敬子は良い!全く関係ないけど竹下景子も昔からファンやし「クイズダービー」好きだったなあ!おっと、話がそれてしまいました。すいません! [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-21 22:33:03) |
804. 牛乳屋フランキー
フランキー堺が「幕末太陽傅」以前に出演した喜劇です。そんなこの作品でもフランキー堺の役者としての上手さ、喜劇俳優としとての上手さ、魅力を十分発揮し、なかなか楽しい作品です。ストーリーそのものはそんなに特別、大騒ぎするほどの面白さはないけど、フランキー堺という俳優の芸の上手さを知るためには観て、損のない作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-09 22:18:38) |
805. 新・座頭市物語
《ネタバレ》 勝新、座頭市の3作目にあたる最初のカラー作品!座頭市の親分との最後の戦いを遠くから見つめるお嬢さんの姿が何とも痛々しく感じられました。戦いを終えて、お嬢さん、わっしはこういう男です。と去っていく勝新の後姿が哀しくもあり、またかっこよくもあり、けど全体的に一番最初の作品と比べると前作同様、落ちる出来という印象!それでも結構、楽しめたし、たけしの座頭市なんかよりもずっと良いし、近年のどうしようもなく駄目な時代劇よりはずっと良い!残りの座頭市シリーズも全部、観たくなりました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-09 22:11:44) |
806. 続・座頭市物語
《ネタバレ》 勝新版「座頭市」の続編、第二作目にあたるこの作品の一番の見所はやはり本当の兄弟でもある2人、勝新太郎と若山富三郎の決闘シーンであると思います。いずれも風格があって、今の時代劇俳優や時代劇なんて、本当にアホくさく思えてしまいます。そんな2人の役者としての魅力が画面全体、伝わってきます。モノクロてのもこれまた良いですね。ただ、素晴らしい出来の1作目と比べると明らかに劣る出来なので7点です。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-06 18:34:43) |
807. 秋刀魚の味(1962)
なるほど、これが小津監督最後の作品なんですね。どうも観ていてこの方が「麦秋」よりも「晩春」に近い気がしたものの「晩春」ほどの感動が出来なかった。相変わらずしみじみと聞かせる台詞など良いのだが、今まで観た小津監督の作品の中では1番下の気がする。けど最近の日本映画のレベルから比べたらかなり上です。それだけ昔の日本映画は素晴らしい映画が多かったと言って良いのではないでしょうか! [DVD(字幕)] 7点(2005-09-25 14:31:09) |
808. 独立愚連隊
戦争映画でありながらも喜劇的なタッチの一風変わった戦争映画とでもいいますか、喜劇映画とでもいいますか、なかなか面白かった。テンポが良いのがまず良いね。岡本喜八監督を知る上でまずは観ておいて損のない作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-04 16:14:12) |
809. 男はつらいよ 柴又慕情
この作品からおいちゃんが森川信さんから松村達雄さんになり、どんな感じになるかと思いつつ観ました。森川信さんとは一味違うおいちゃんぶりとそこに流れる雰囲気も良く、見所十分です。吉永小百合のマドンナはこのあと、第13作「寅次郎・恋やつれ」でも同じ歌子という名前で出てきますが、個人的には今回の作品の方が好きです。宮口精二の父も良い味、出してます。寅さん全48本、中にかなりの傑作もあれば、かなりの外れもありますが、このシリーズ第9作はなかなかの出来だと思いました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-24 20:41:55) |
810. 宮本武蔵 二刀流開眼
内田吐夢監督、中村錦之助主演による宮本武蔵シリーズの第3作「二刀流開眼」前の二つに比べるとやや落ちる気がするものの、それでも最近の時代劇と比べると明らかに上です。中村錦之助演じる武蔵の人間としての成長とそして、なんと言っても初登場の佐々木小次郎(高倉健)の若き姿を観ることが出来ます。それにしても本当に高倉健、若いなあ!今では貫禄十分やけど、さすがにここでは中村錦之助の方が貫禄もあり上です。次へのステップとしてこれはこれでなかなか楽しめました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-22 21:59:08) |
811. 血槍富士
内田吐夢監督「飢餓海峡」に続くこれが2本目のチャレンジ!なんと言うのかなあ?片岡千恵蔵が予想と違った。勿論、良い意味で、何ともコミカルで痛快な時代劇なんだけど、ロードムービーぽくて、それでもってここぞという時の殺陣のシーンでの迫力、圧倒されました。ただ、物凄い面白かったかというとそうでもなく、けど、嫌いではないし、楽しむことは出来たので7点てことで、内田吐夢監督の他の作品も観てみたいと思いました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-06 20:40:06) |
812. 沓掛時次郎 遊侠一匹
《ネタバレ》 中村錦之助と渥美清の競演というだけで観たくて借りてきました。オープニングから笑わせてもらいました。何だか寅さん観ているような感覚になりました。渥美清演じる朝吉、寅さんにチョンマゲ付けて、侍の格好にしたようなこの人物、本当に寅さんそのまんまです。そんな渥美清演じる朝吉が中村錦之助演じる時次郎の事を兄貴!と言う姿は何だかまるで寅さんシリーズの中の佐藤蛾次郎演じる源公が寅さんの事を兄貴!て呼んでいるみたいで何とも可笑しかったです。ただ、そんな渥美清演じる朝吉があまりにも早く死んでしまい、残念でした。中村錦之助は貫禄十分で見せてくれてるものの、内容的には苦手なタイプの映画でした。それでも結構、面白かったので7点! [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-06 13:59:28) |
813. ビリケン
大阪を舞台にした映画ってやっぱり好きやねん!この映画、けして凄い映画ではないことは認める。それでもなんつうかよう分らんけど、好きやねん!大阪に行く際はあのビリケンさん、是非、一度で良いから眺めてみたい。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-03 22:25:27) |
814. トカレフ(1994)
なんて言うのか、穴を探せばいくらでもあるような気がするものの憎めない、何故か結構、お気に入りだったりする作品です。やっぱりテンポが良くて面白かったからかな? [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-03 22:21:12) |
815. 男はつらいよ 奮闘篇
《ネタバレ》 たった今さっきまでBS2で見ておりました。久しぶりに観て評価アップしました。昔、初めて観た時は、普通の感じだったこのシリーズ第7作「男はらいよ・奮闘編」だけど、自分が歳をとったからかな?帝国ホテルでのさくらに思わず、涙がホロリ!さくら「お母さん、いくらなんでもあんなひどいおっしゃり方ってないと思います。あれじゃお兄ちゃん、怒るのも当たり前です。脳が足りまいとお母さんの息子でしょ。私にとってたった一人のお兄ちゃんなんです。あんな酷い言い方しないでください。」て、さくらの優しさにじーん( ̄涙 ̄)←これじゃ変かな?すいません!どうも顔文字、書きなれてないものでして!そして、さっきまで山本晋也監督が言ってたけど私もあのシーン、ええ?榊原るみさん演じる花子が駅の階段を駆け上って行くところの後姿、みかんを落として拾うところのカット割り、上手いなあ!良いシーンだ!そんなことを色々考えると最初は5点にしましたが、7点にアップ致します。それと、相変わらず森川信さん、絶妙な笑いで楽しませてくれます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-24 22:16:27)(良:1票) |
816. ラヂオの時間
映画の出来、完成度としては5点が6点てところですが、脚本が面白くて、さすが三谷幸喜の描く世界は面白いて気になったので7点!ラジオというメディア、テレビではけして味わうことの出来ない世界をこれだけ笑える作品に仕上げた点を評価しての7点という意味でもあります。 [映画館(字幕)] 7点(2005-07-18 12:00:07) |
817. 蜘蛛巣城
本物の城の様なセットにまずは圧倒させられ、人間の持っている欲望を恐ろしいまでに演じて見せた俳優陣、特に山田五十鈴の演技にはビックリさせられました。本当に何とも恐ろしい映画だ!黒澤明監督作品としては特別に凄いとは思わないけど、現在の日本映画のレベルに比べたら明らかに上をいく作品であることだけは間違いないと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-02 18:55:32) |
818. 悪い奴ほどよく眠る
観終わった後、何ともやるせない気持ちになりました。しかし、そこはさすが黒澤明監督、そんな後味の悪さがあるもののエンターテーメントとして十分に見れる映画を撮るなあと思いました。明らかに完成度という点で「天国と地獄」よりは落ちるけど、最近の日本映画の標準レベルからしたらかなり上です。 [地上波(字幕)] 7点(2005-07-02 18:44:27)(良:1票) |
819. 十三人の刺客(1963)
片岡千恵蔵の渋い演技が輝る。なかなか見応えのある時代劇として挙げたいと思う。この頃の時代劇と現在の時代劇とでは役者の質があまりにも違うと改めて思う次第であります。勿論、昔の時代劇の全てにおいて上である。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-19 19:33:52) |
820. HANA-BI
前作で素晴らしい青春映画の傑作を撮った後の北野武監督作品ということで注目し、観に行きました。また最初の頃の暴力的な映画であって、流石にこれだけ暴力的な映画が続くと駄目かなあ!と思ったものの悪くなく、それどころか思っていたよりも良かったです。この映画、一番良かったのは岸本加代子です。 [映画館(字幕)] 7点(2005-06-02 22:35:59) |