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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2260
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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961.  禁じられた遊び(2023) 《ネタバレ》 
ネタバレしています。ご注意ください。  主演は橋本環奈さん。ジャパニーズホラーで今最も引く手あまたの女優さんでしょう。可愛らしい顔立ち、高すぎない身長、ほどよい演技力(皮肉ではなく褒めています)。ホラーで重宝されるのも頷けます。美しい顔が恐怖に歪む様は、楳図かずおの恐怖漫画から抜け出して来たかのよう。さらに言うなら本作の演技プランは今までになく「盛り盛り」でした。何と言いますか「やってんな」という感じ。本来なら過剰な演技はマイナスですが、本作のテイストには丁度いい。そうトンチキホラーには、これくらい癖が強くないと負けてしまいます。ファーストサマーウイカさん、シソンヌ長谷川さんらバラエティ畑で活躍されている役者さんの好演も本作のトンチキ加減に拍車をかけていました。みんな発注どおり「やってんな」と。それはそれで悪くありません。 超能力を拠り所とする心霊現象という点で中田監督の出世作『リング』と類似設定を有する本作。しかしながら受ける印象はまるで正反対です。片や本格ミステリーホラー。片やトンチキホラー。これは物語の骨格の違いによるものでしょう。「呪い」をアカデミックに解釈したかの作品に対し、本物語の災は「浮気疑惑の揉め事」と「子どもの我儘」に集約されました。程度が低く、かつ傍迷惑。これは聞き分けの無い子どもが悪いのではなく、諫めない、叱れない父親が悪い。子が母親に生きていて欲しいと願うのは当然の話で、のこのこ生き返ってくる母親が悪いのです。しかも子を心配するでもなく、夫の浮気疑惑に執着するなんて筋違いも甚だしい。潔く死になされ。これがホントのモンスターペアレントでした。 騒動に対するオチの付け方は詰まるところドリフの爆発オチと同義。エピローグの脈絡の無さや節操の無さも含めて、つくづくトンチキだなあ思う訳です。『事故物件 恐い間取り』『“それ”がいる森』そして本作と、ここまでトンチキホラーを連発されるとむしろ清々しく、逆にアリなんじゃないかと思えてくるのが不思議です。もはや中田流トンチキホラーとして確固たる一ジャンルを築いた感さえあります。これは皮肉ではなく、わりと本気で感心しています。
[インターネット(邦画)] 4点(2023-12-13 22:26:59)
962.  貞子DX 《ネタバレ》 
そもそも「DX」といえば、デラックスと読むのが当たり前。社会認知が浸透している略称「DX」に、後発なのに我が物顔で「デジタルトランスフォーメーション」が今や常識ですって言われても、おじさん的には拒否反応を示してしまう訳です。遠慮しろ。せめて「DT」にしろやと毒づきたくなるのが本心ですが、残念ながらこれが世の趨勢。長いものとタオルケットには巻かれる主義の私は、ただ黙って受け入れるだけでございます。失礼。前置きというより愚痴が長くなりました。そう本タイトルのDXとはダウンタウンの冠バラエティじゃない方の用法です。最新型にデジタルアップデートされた「貞子の呪い」。コロナ禍ともリンクさせた何処までも今風なシリーズホラーでありました。いや、もはやホラーでもありません。マジで微塵も怖くないですもの。ホラー風味の本質コメディなんだろうなという仕立て。シリーズ番外編と考えればこういうアプローチもありかもしれませんが、ブランドイメージを損ねたのは間違いなく、悪ふざけみたいなのはあまり感心しません(どの口がいう)。でもアルプスの少女も家庭教師のCMに出る時代ですし、売れりゃ何でもアリなんでしょうな。でも売れたんですか? 「貞子の呪い」のメカニズムを科学的に考察する部分に焦点をあてた製作方針自体は全然悪くない、いや完全ウェルカムですが、味付けは間違ったと考えます。でもホラージャンルでオリジナルの味を超えるのは至難の業なので、これも致し方ないのでしょうか。だとするなら、もう貞子ブランドに頼るのは無理がありますし、何より恥ずべきことなんだと思います。
[インターネット(邦画)] 4点(2023-06-25 10:53:01)
963.  この子は邪悪 《ネタバレ》 
例えば密室殺人ミステリーで、トリックのタネが壁抜け超能力だったら観客は怒りますよね。だから、もし犯人に壁抜け能力を付すのであれば、予め言い訳(説明)を用意するわけです。宇宙人とか、異世界設定とか、未来テクノロジーとか。現代ドラマで予告なしにいきなり超常現象を持ち出すのはNGです。というより、普通は「嘘」と認識されます。本作も同じ。魂云々かんぬんは犯人の戯言でしょう。それならそれで構わないのですが、どうやら本作の場合言い訳無しで「超能力」(というより魔術かな)を実在させたい模様。じゃなきゃタイトルまでホラになってしまいますから。はてさて困りました。せめてあの人に『家族愛。私の好きな言葉です』くらい言わせてくれたら、配給会社の垣根を超えた面白コラボとして甘んじて嘘を受け入れたのに。本作と比べると、2017年製作JP監督の某サスペンスの出来の良さが際立ちます。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-12-13 19:20:23)(良:1票)
964.  隙間女 劇場版 《ネタバレ》 
ネタバレしています。ご注意ください。  隙間女の生態は妖怪寄りだと思うのですが、その正体は幽霊(悪霊)だそうで。殺された恨みから生まれた存在であることを鑑みると本来なら地縛霊相当という気がしますが、場所に縛られることはなく呪った相手を追いかけて行く能力あり。しかも相手の命を奪うだけでなく、同族の隙間女(男)に変えてしまう力まである模様。もはや幽霊や妖怪を超えた怪物です。ただ出現するには「隙間」という縛りがあるため対策は可能。家具やドアの隙間をガムテで貼るだけで十分有効でした。ワンルーム住まいでミニマリストにでもなればかなり安全。それでもたまには引きずり込まれそうになるでしょうから、助けてもらうためにパートナーが居た方がいいでしょう。かなりのストレスですが、環境にヒトは慣れるもの。問答無用の即死系の呪に比べればだいぶマシだと思います。どうせ取り憑かれるなら愛嬌のある隙間女にお願いしたいところ。案外お友達になれたりして。 B級邦画ホラーとしては恐らく標準的な出来です。程々に怖く、程々に突っ込める。当たりではないものの、ハズレでもありません。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-09-23 22:55:42)
965.  リアル人狼ゲーム 戦慄のクラッシュ・ルーム 《ネタバレ》 
本作は桜庭みなみや土屋多鳳、武田玲奈等人気若手女優が主演したサスペンスドラマ『人狼ゲーム』シリーズ作品ではなく、あの(どの?)知る人ぞ知るZ級ホラー『リアル人狼ゲーム』の続編だそうです。とはいえ前作の後日談でもなければ、共有されるフォーマットも無し。そもそも『人狼ゲーム』ですらないというビックリ作品でした。前作も偽りの看板を掲げていましたが、『手打ち蕎麦の店』が機械打ちだった程度の嘘。本作は蕎麦屋じゃなかったという話。喩えるならガテン系(死語)御用達『ワークマン』がいつの間にかカジュアルウェアやキャンプ用品を売る店になっていたような。違うかな。蕎麦を注文したら焼きそばが出てきました。怒って帰るのもアリですが、料金は支払い済み。失った時間は返りません。ならば食すのみであります。オカルトであり、SFであり、不条理であり。ダチョウ風に言うなら甘からず、辛からず、美味からず。まあハッキリ下手ではあるので(主役不在、行動破綻、唐突な謎解き)あまり満足度は高くないと思われます。ただし、見ようによっては荒木飛呂彦的と言えなくもなく。低確率ながら刺さる人には刺さる(面白がれる)と思われます。「ごとう」のいで立ちはまるで吉良吉影(デッドマンズQ)のようでしたし。そういう意味では売り方を間違えたと考えます。ブランド価値があるとは思えない(失礼)『リアル人狼ゲーム』シリーズではなく、パチモノ『岸辺露伴』の方が話題になったのでは。『岸部ルーローハンは動けない』。主演は高橋一生ではなく坂本一生で。「なにィィィィ。いきなり殺されているだってぇぇぇ」「スマホのライトを点ければいいんじゃあないか」いろんな人に怒られそうですが。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-09-22 19:27:00)
966.  老後の資金がありません! 《ネタバレ》 
タイトルを補足するなら、【喜劇】『老後の資金がありません!』【さてどうしたらよいでしょう】。まず本作を語る上での最重要ファクター【喜劇】部分について感想を。正直言って驚くほど笑えませんでした。ずっとムカムカ、イライラしっぱなし。理由は明白です。主人公に共感したから。それだけ篤子さんの境遇は一般的であり、悩みにリアリティがあったということ。マイホームローン残ありとはいえ、子どもを2人仕上げて預金700万とか立派なもんです。だから預金残がみるみる減っていく様が我が身を切られるように辛くて。葬式のような必要経費はまだしも、オレオレ詐欺で大金を失うとか、マジで洒落になりません。3日くらい寝込む金額ですよ。それに夫婦して失職とか、この状況でどう笑えと。結局のところ『男はつらいよ』や『翔んで埼玉』が笑えるのは所詮他人事だからです。身も蓋もない言い方ですけど。多分監督もそれを分かっていたから殊更「これはコメディですよ。笑って大丈夫ですよ」アピールをした気がするのです。じゃなきゃ怒り心頭の篤子さんの顔に赤面&湯気のエフェクトなんて掛けないでしょうよ。大女優に対し演技力が足りないと云わんばかりの失礼な演出ですから。それでも篤子さんが姑さんと打ち解けてからは大分落ち着いて観られた気がします。とくに生前葬での篤子さん(嫁)への謝辞は、お世辞半分だとしてもグッと来ました。姑さんも根が悪い人じゃないわけですし。「我侭した方が勝ちよ」は苦労した人じゃないと言えない台詞ですから。 次に【さてどうしたらよいでしょう】の部分。答えから言うと「見栄なんか捨てて身の丈にあった暮らしをしましょう」でした。言い換えるなら「支出を減らしましょう」です。結局主人公はマイホームを手放し、シェアハウス暮らしとなりました。至極真っ当な意見です。現実的な選択だとも思います。しかしあまりに残酷な答えにへこみました。後藤家の皆さんは姑さんと違って浪費をしていたわけではありません。堅実に日々暮らしてきただけ。なのに終のすみかを手放せなんて酷すぎませんか。シェアハウスが悪いとは言いません。実際、後藤家の皆さんは笑っていました。しかし共同生活に合う人もいれば合わない人もいます。決して万人向けの解決法ではありません。それにこれって要するに「共助のススメ」ですよね。基本は自己責任。ヤバくなったら国民の皆さんで相互に助け合ってね。決して国に頼らないように。そんなメッセージをオブラートに包みまくって言われた気がするのですが。もしかして制作費にお上の資金とか入ってたりしますか?物価の安い外国へ移住なんて結末なら、半分ブラック半分マジのジョークとして成立した気がします。普通の人が普通に暮らして普通の幸せが手に入らないのなら、それは何かが間違っていると思います。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2022-09-04 22:49:40)(良:2票)
967.  王妃の館 《ネタバレ》 
メインストリームは、悪徳旅行会社が企画したダブルブッキングツアーに伴うドタバタコメディ。一方サブストリームは、ツアー参加者の一人である作家先生が劇中執筆した時代小説。2つの『物語』が交互に提供される仕立てです。異なる次元の潮流が見事に絡み合って奇跡と感動のエンディングを迎える・・・のかと思いきや、全然そんなことなくて。元アパレル詐欺師とかキーパーソンぽい雰囲気なんですけどねえ。結局旅行会社は悪だくみ発覚後、逆ギレ&内輪揉めしてお客ほったらかし。されど被害者の方は成り行きで大先生の傑作を出版前に読めて大感激。だから詐欺を許しちゃうって何なんですか。そりゃアンラッキーの直後に大ラッキーがあればアンラッキーなんて吹き飛ぶでしょうけど、それをトラブル解決のギミックに使うのは筋悪じゃありませんか。それより何より肝心の旅行会社が謝っていないのが気になります。別に正義感ぶる気はありません。旅行会社を許すのは構わないでしょう。根っからの悪人でなさそうですし、お客もツアー自体は楽しめた訳ですから。でも騙したことは誠心誠意謝らないと先に進めません。ツアー代金を返却すれば済む話ではありません。大切なことをすっ飛ばして、まあみんな大変なんだから許してやろうよと言われても、正直「知らんがな」と思います。やはり浅田次郎氏の原作映画とは肌が合わないようです。 キャスティングは豪華ですし、それ以上に海外ロケのクオリティが非常に高く、大名普請な映画ですが、だから面白いとならないのが映画の面白いところです。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-08-18 21:53:24)
968.  ブレイブ-群青戦記- 《ネタバレ》 
例えばコレが趣味で制作した自主映画であるならば「良く出来てる」「面白いね」と笑顔で言えると思います。しかし大手配給の一般商業映画となると話は別です。感想は180度変わり「何やってんの」「恥ずかしくないの」と思います。『バックトゥザフューチャー』『漂流教室』『戦国自衛隊』を足して割ったとしか言いようがない本作。しかし、オリジナリティの点で本作を否定するつもりはありません。事実同じような体裁の『サマーフィルムにのって』は傑作認定しています。結局何が気に食わないのかというと、面白い映画からエッセンスを頂戴しているのに、オリジナルを遥かに下回る面白さしか得られていない事に不満を覚えるのです。オマージュするならオリジナルを超えてこそ。少なくともそういう意気込みや熱量がなくては、オリジナルに失礼だと思うのです。元ネタ(あえてそう言います)は本当に傑作で(漂流教室は漫画の方)、広くその魅力が周知されています。ファンも沢山います。ハードルは高いのです。生半可にイイトコロどりをしようとするのが一番いけません。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-07-24 00:58:58)
969.  真・鮫島事件
劇中の時代設定がコロナ禍の映画を初めて見ました。2年もマスク生活が続けばこれがニューノーマル。登場人物がマスクをしていない新作映画の方に違和感を覚えるようになるのでしょうか。いやな世の中ですな。マスク着用が当たり前になると俳優さんも大変です。例えば本作のヒロイン武田玲奈さんのように大きな瞳で鼻筋の通った女優さんならマスク着用でも画面に映えますが、そうでないと厳しそう。微妙な感情の起伏をマスク越しに伝えるのも大変でしょうし。全体的にオーバーアクトが流行するのかもしれませんね。 タイトルに『真』が付くのは、『真・ゲッターロボ』か『シン・ゴジラ』にあやかっての事でしょうか。どちらにしても無印の『鮫島事件』映画が無いとおかしいワケで、このあたりの事情はかっぱ堰さんが補足していただいています(いつも丁寧な背景考察ありがとうございます)。物語について言及したい点は特にありません。所詮は与太話。コロナ禍でさぞ撮影大変でしたでしょうねと思うくらいです。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2022-01-24 18:48:40)(良:2票)
970.  ダウト~嘘つきオトコは誰?~ 《ネタバレ》 
エンドクレジットを眺めておりましたら、原作:『恋愛シミュレーションアプリ』なる文言が。なるほど、道理で無茶な演出があるワケです。相手を指さして『ダウト!』とか、失礼にも程があります。私ならそのカワイイお指、へし折っちゃいますよ。なんてね。 占い師に誘われて参加した一泊二日の婚活パーティ。主人公にアプローチをかける男性は10人です。年収1000万円以上の高身長イケメン揃い。このあたり女性向け恋愛シミュレーションゲームの要素が色濃く投影されています。そんな恋人候補のうち、実に9人は嘘つきで、残り1人が運命の人だそう。運命云々は抜きにしても、地雷率の高さは異常であります。謎解きミステリーの側面もあるようですが、主人公は大した推理もせず次々と嘘を看破していきます。本格ミステリーを望む気はありませんが、それにしても大雑把な処理でした。ちなみに各人の嘘とは「マザコン」「既婚者」「アイドル好き」「DV」「婚姻歴」「極道」「借金」「ストーカー」「結婚の意思なし」「結婚詐欺師」でした(あれ?10個ある)。「死んでも無理」「犯罪」案件から「隠さなければよかったのに」までレベルは様々ですが、個人的に見過ごせないのが「アイドル好き」でした。婚活パーティの場で聞かれてもいないのに「アイドル好き」を公言するのは普通に馬鹿。ガチ恋ならいざ知らず、常識的なファン活動なら全然問題ないでしょうよ。と抗議したいところですが、奥さんから「年間3回まで」と釘を刺されているLIVEに年5回も6回も遠征していた私が喚いても何の説得力も無いのですけど。ちなみに「アイドル好き」はその後「拉致監禁犯」に進化したので、主人公が奴を切り捨てた判断は正しかったことになります。 過去の恋愛経験から「嘘。ダメゼッタイ」だった主人公ですが、「相手を思いやる嘘もある」と宗旨替えした模様。今回のケースがそれに該当するかどうかは要審議ですが、どんな嘘も絶対悪とする価値観がしんどいのは確かです。いずれにせよ、年収や職業といった外的条件だけでなく、価値観の擦り合わせは結婚生活では必須条件なので、その方を選んで正解だと思います。お幸せに!
[インターネット(邦画)] 4点(2021-08-30 19:27:25)
971.  デスフォレスト 恐怖の森 《ネタバレ》 
顔だけお化けは、なかなかにキャッチーかつチャーミング。ホラーヒロインとしての素質は、貞子や伽椰子に引けを取るとは思えません。ちゃんとキャラに肉付けをしてあげれば人気者になれるのでは。折角の良素材を活かす気のない脚本に閉口します。以下余談。顔だけお化け撃退法について。結構的がでかいので、石でも棒でも簡単に当たりそう。逃げずに戦えばチャンスはありそうです。あと全身に糞尿を塗りたくるとか。食えるものなら食ってみろってね。
[インターネット(邦画)] 4点(2021-06-16 23:19:57)
972.  映画 としまえん 《ネタバレ》 
『としまえんの呪い』なる都市伝説は、本作製作にあたりこしらえた架空の設定かと思いきや、そもそも“ありもの”なのですね。本来なら迷惑極まりない与太話を、本元の『としまえん』が了承してホラー映画をつくるあたり、なかなか懐が深い話だと思います。ただ、折角の都市伝説が活かされているとは言い難いのが残念。もはや『としまえんの呪い』というよりクラスメイトちゃんの恨みの様相。ホラーですからバッドエンドでも構わないですが、もう一ひねりも二ひねりも欲しいところ。『としまえん』が豊島区ではなく練馬区にあるということは勉強になりました。なお、遊園地『としまえん』は本日2020年8月31日をもって94年の歴史に幕を閉じたそうです。お疲れ様でした。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-08-31 23:59:59)
973.  奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語 《ネタバレ》 
それでは収録順に感想を。①『カーテンの向こう』主人公は常時介護が必要な身体障碍者。体の自由が利きません。それゆえ、わずか50センチ先カーテンの向こう側が伺い知れぬという設定は上手いです。ホラーらしい『見切れ』の演出も上々。オチはもう一工夫欲しいところです。②『真夜中の来客』初期設定から展開が無いのがツライです。オチはショウモナイですが、嫌いじゃありません。③『東京の友達』怖さでいえばコレが一番。見せない演出、見せる演出、メリハリが効いています。ロケーションも良。そして2話続けての『一言セリフ』オチにニヤリ。背景を考える楽しみもあります。④『古本の倉庫』これは平凡。もっといろいろ考えられるはずです。⑤『女ともだち』サプライズがあるようで、実は大してありません。狂気の表現もイマイチでした。⑥『彼氏の部屋』彼氏の人間性に戦慄する話。とはいえ、笑わせに来ているのは明白なので最早『ホラー』ではありませんが。こういうの結構好きです。⑦『釣り人』哀愁系オカルト。一応一ひねりあるものの、そんなに意味があるとは思えません。無駄な会話が多く時間の使い方が勿体ないです。⑧『ホームレス入門』既視感あり。今更感あり。全体を通じて言えるのは、役者の技量に難があること。これは有名とか無名以前の問題です。商業作品として最低限の品質は担保する必要があると考えます。お話のテイストはバラエティに富んでおり、オムニバスとしてバランス良さを感じました。しかし、それぞれの脚本は出来不出来の差が激しく困りものです。私の判断では、③⑥…〇、①②⑤…△、④⑦⑧…×。夏休み最終日に手を付けた読書感想文のようなヤッツケ感のある脚本が多い気がしました。もっと頑張れるはず。②③のように『一言セリフ』オチ縛りで、統一感を出すのもアリかと思います。各話を繋ぐブリッジ「こんな悪夢を見た」は、『奇談百景』の「こんな手紙が届いた」のパクリ、失礼丸パクリでしょうか。数多存在する『邦画トホホラー』の中にあっては、僅かに光るものがある気がしないでもありませんが、それが宝石なのかガラス片なのか、吟味する気にはなりません。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-30 20:22:05)
974.  私はヒーローそれともヴィラン?よみがえれ勝連城 《ネタバレ》 
成果が全てのビジネスの世界に、過程を重視するボランティア精神を取り入れてステップアップ。一人の力はたかが知れてる。共働することで大きな力になる。なるほどメッセージは素晴らしいです。でも本当に主人公がそれを学んだかどうかは謎(正直そうは見えません)。意味のあるシーンや説得力のある描写をすっ飛ばして、結果だけで説明しようとしている気がしました。勝連城は良さそうな所だと思ったので、ご当地映画としての役目は果たしているのでしょうが、正直それ以上でもそれ以下でもないとのジャッジです。それより気になるのはタイトル。本気で作品を売る気があるのかと小一時間問い詰めたいくらい。これはナイです。ついでに言うならビジュアルイメージも。生首が青空に浮いているのは気持ち悪くないですか。もっとも本作最大の問題点は、主人公を演じた女優さんの好感度の低さという気がします。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-03-10 21:22:43)
975.  復讐したい 《ネタバレ》 
原作は、『リアル鬼ごっこ』『×ゲーム』等でお馴染みの山田悠介氏。『リアル鬼ごっこ』で懲りた私は原作未読ですが、本サイトでも映画化作品が多数登録されている人気の作家さんです。ただしどの映画も、採点は芳しくありません。個人的には「さもありなん」と考えますが、その点お含みおき頂ければと思います。 ≪≪以下ネタバレしてます。ご注意を≫≫  復讐法なる法律が施行された日本。遺族には、加害者へ復讐する権利が与えられます。小さな離島を特別区に指定して行われる復讐は、複数組同時進行、返り討ちOK、加害者が生き延びれば身分を変えて無罪放免だそう。要するに、お上で時間と場所だけ提供するので、あとは当事者間で決着をつけてねという合コンのようなルールです。如何にも男子中学生が思いつきそうな詰めの甘い(失礼)、ロマンと刺激溢れる設定ですが、これが山田氏の流儀と考えます。さて、所謂『復讐もの』ではありますが、復讐の是非を問うヒューマンドラマは無いに等しく、主人公妻の意外な死の真相へ迫るミステリーと銃主体のバトルアクションがメインとして提供されます。エンタメ志向と言えば聞こえは良いものの、テロリストがこっそり核爆弾を島に持ち込む“トンデモ要素”(まあ全部そうですけど)があったり、妻の死の真相を主人公があっさり看破したりと、とりあえず美味しそうなもの詰め込みました的な(失礼)節操のない(失礼)、バラエティに富んだ印象を受けます。簡単に本作を説明するなら、『フリージア』×『バトル・ロワイアル』×『パージ』÷3。ちなみに、それぞれの主演俳優をこの数式に当てはめても成立するのは、ミラクルとしか言いようがありません(すなわち『玉山鉄二』×『藤原竜也』×『イーサン・ホーク』÷3=本作の主役。彼の素性は【くるきまき】さんのレビューを参照くださいね)。
[インターネット(邦画)] 4点(2019-10-20 21:27:43)(良:1票)
976.  呪われた都市伝説 紫鏡<OV> 《ネタバレ》 
初っ端から女性が、台詞で状況を説明し始めた時は「あちゃー」と思いました。役者の演技・演出の品質も右に倣へ。低予算映画に過度な期待をしてはいませんが、それにしても“ダメ映画あるある”が目につきます。しかし見進めていくうちに「そう悪くもないぞ」と思い始めました。 ≪≪以下ネタバレしてます。ご注意を。≫≫ 本作は都市伝説「紫鏡」をモチーフにした映画とのこと。私はこの都市伝説を承知していませんが、劇中の説明によると「『紫鏡』なる言葉を20歳になるまで覚えていると死ぬ」のだそう。昨今話題のあおり運転よろしく、回避困難かつ不条理極まりない話です。また、様々なディテールが完備されている有名都市伝説と違い“お題”がざっくりしている分、脚本の発想力が試されると言えましょう。それでは状況整理から。①登場人物はみな呪いの言葉を二十歳の誕生日当日まで覚えていた者たち。②呪いの力により肉体から精神のみが切り離され、異空間に連れて来られてしまった。③誕生時間ピッタリに苦しみながら絶命する仕組み。 極限状況下においても推理を重ね、真相を探り当て、生き残る為に試行錯誤する若者たちの“足掻き”が見どころです。そんな彼らが導き出した生還計画とは“一時的に気を失う”というもの。これは以下の仮説を拠り所とします。①異空間と違い、現世の時間は止まっていると推測。②異空間内での“絶命基準タイム”に『紫鏡』を忘れていられれば助かるはず。でも同時に、精神を肉体に戻す方策も必要。③気を失えば精神は肉体に戻ると仮定。それなら異空間内の基準タイムギリギリまで待とう。そしてジャストタイミングで蘇生を目指せ。④現世で蘇生が叶わなければ精神は異空間に捕らわれたまま。それでは意味が無い!誰か私を起こしておくれ!!⑤気絶させるつもりで精神を殺してしまってもアウトだ。匙加減は激ムズだ。 なるほど、なるほど、なるほど。よく考えました。僅かなチャンスに賭けるチャレンジ精神も立派です。タイムリミットや生還要件の付則は、サスペンスホラーの質を上げますな。ただし基本となるアイデアは良くても、作品の良し悪しは総合力で決します。ですから冒頭に述べた理由により採点は低めとなってしまうのです。気分的には努力賞を差し上げたいですし、密かに続編を作ってくれないかなあと思ったりもします。このお題、まだまだ工夫の余地はありますから。
[インターネット(邦画)] 4点(2019-09-30 20:23:13)
977.  ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 《ネタバレ》 
承太郎の髪型と服装、億泰の顔のバッテン。これがダメ。本当に駄目です。原作に忠実であれば許される(褒められる)と思ったら大間違いです。この部分について、製作チーム内で問題にされていないとしたら、それこそが問題。この(ある意味些細な)不具合だけで、余裕で不合格点が付いてしまいます。キャスティングについては、仗助ママに観月ありさはグレートでしたね。
[DVD(邦画)] 4点(2018-12-30 19:57:04)
978.  曇天に笑う 《ネタバレ》 
大事なコトを登場人物が全部台詞で喋ってしまうB級以下の映画で時々みられるズッコケパターン。でも本作を観ると、それでも説明があるだけ有難い気がします。原作ありきかもしれませんが、一見さんに優しくないつくりと感じました。3兄弟の立ち位置(職業)は?5人組(やまいぬ)の家系と特殊能力は?曇天が続くとき、大蛇が復活?その器となる人間がいるらしい。そいつを殺す?それとも守る?沢山の疑問を抱えたまま、ぬるりと進むストーリー。最後まで見れば解るからOKって話でもないような。リアルタイムで問題を共有したいじゃないですか(そう、いみじくも次男が長男に言っていたように)。そういう意味では確かに難しい設定であったとは思います。一般常識では処理しきれないのがファンタジーの弱点。さらに陰陽道系。そもそも胡散臭いったらありゃしない。明治初頭という知ってるようでよく知らない時代背景も難解さに輪をかけます。間口はことのほか狭いです。また、最初からいきなり強い主人公にも感情移入が叶いません。修行もなくクライマックスのボス戦突入ですか。ジャッキーチェンだって、孫悟空だって、強敵と戦う前は修行するんですが。だから一緒に燃えることが出来るんです。更にいうなら廃刀令後だから、刀じゃなくて鉄扇なんですよね(これは常識で分かる範囲)。でもそれでゴロツキの巣窟に乗り込むって、流石に無茶が過ぎてロマンとは言えないですよ。全体的に中二病な雰囲気アリアリの物語は『トュームレイダー明治維新版』といった趣。キャラクター名は皆なかなかのキラキラぶり。白子で「しらす」。当て字じゃないですけど、普通は「しらこ」では。ほら、海苔の。伊東四朗の。『ニンッ』の。人件費は相当にかかっているのは間違いないので、豪華なつくりの映画だとは思います。
[DVD(邦画)] 4点(2018-12-25 21:26:57)
979.  パズル(2014) 《ネタバレ》 
キチガ◯が、ヒトデナシを殺しまくり。そりゃセンセーショナルですし、ショッキングですし、もちろん胸は痛みます。でも、それって当たり前のこと。生の唐辛子を食わされて、どうです?辛いでしょって言われてもねえという感じ。ちゃんと料理して、辛さの中にも、旨味やら苦味やらを感じてこその復讐劇ではないかと。たとえ、カタルシスが無く、虚しさが勝る物語だったとしても、です。過激な描写、刺激的な展開だけで、有り難がることはありません。原作者がアレなんで(←完全な偏見)、あまり期待していなかったのですが、予想を遥かに上回る(下回る?)クソ映画でありました。失礼。クソという言い方は流石に品がないですね。うーん、でも他に適切な表現が見当たりません。私の語彙不足。大変申し訳ありませんが、やっぱりクソでお願いします。時間軸を組み換える演出も、小手先の目眩ましでしかなく、本質的な意味を見出だせません。唯一良かったのは、ママンの包丁パックンキャッチと、刑事の加速装置くらいでしょうか。
[DVD(邦画)] 4点(2018-09-05 20:25:39)
980.  CUTIE HONEY TEARS 《ネタバレ》 
本作はそもそも『キューティーハニー』を創りたかったのか、あるいは主演女優ありきで企画されたのか、気になるところです。というのも、ハニー=西内がどうにも府に落ちないから。強くて、可愛くて、ちょっぴりエッチな無敵のヒロイン。いわばアクション系小悪魔。確かに ルックスだけなら問題ありません。充分小悪魔です(あるいは悪魔かもしれません)。それくらいカワイイと。しかし、もうひとつの重要な要素、アクションの方はどうでしょう。二の腕付け根のプニプニ感を見る限り期待薄。案の定、格闘シーンに見るべき部分はありませんでした(ビンタは得意と聞きましたが嘘)。そこで考えられるのが、冒頭の説。西内主演ありきでキューティーハニーが選定されたのであれば、何となく意図が理解できるのです。西内の本業は何でしょう。モデル?歌手?タレントさん?演技経験の少なさは、感情希薄なアンドロイドという設定を免罪符にし、バトルシーンは、カットやエフェクト等演出でカバーすると。あとは、西内の美貌で言いくるめればok。勿論これでは正当な『キューティーハニー』にはならないので、SFテイストを効かせてタイトルを英語に変えたのではないかと推測します。オリジナル脚本で勝負出来ない(させてもらえない)邦画の現状を垣間見た気がします。
[DVD(邦画)] 4点(2017-12-15 20:53:42)
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