Menu
 > レビュワー
 > バッテリ さんの口コミ一覧
バッテリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 103
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  世界の中心で、愛をさけぶ
ノスタルジアものが好きな私でも、これはダメ。所詮は「作られた」話題の商業映画という印象。『タイタニック』のときも感じたけど、消費のための(一度限りの)消耗品とでもいうべきか。金かかってないけど、そして有名どころもほとんど出ていないけど、もっと深く心に染み入る青春映画はたくさんあるんですけどねえ。『がんばっていきまっしょい』とか、『薄れゆく記憶のなかで』とか。どちらも公開時はたいして話題にならなかったのですけど(とくに後者などいまだにほとんど知られていない)。ともかくこのセカチュー、いきなりDVD買わなくて正解でした。
5点(2005-01-07 10:44:14)
2.  花とアリス〈劇場版〉
岩井俊二は未見でもDVDを買う希少な監督です。はずれた場合には地団駄を踏みますが、それでも赦せます。二度と観ませんが。今回は、、、ほっとしました。わたしはトシをとり、主人公たちは若返り、距離こそ開きましたが、その間を満たすノスタルジックな感性は不変です。この作品には基本的にパリっとした男性が登場しないため、ゆる~いフェミニンな雰囲気に押し切られそうになりますが、それをぐっと抑え、寄り添いながらもなんとかめりはりをつけるのが自然の風景描写です。岩井俊二の手にかかるとすべてが自然描写に思えてきます。アリスがバレエを踊るシーンでさえも。ちょい役の有名人たちもマンダラ的に寿がれているとみなせましょう。「自然主義」を標榜する気持ちは毛頭ありませんが、やはり安心して観ているわたしがいたことは事実です。日本人の「記憶」は歴史よりも自然に近いのかな。音楽も心地よいです。
8点(2004-10-17 14:39:23)
3.  異人たちとの夏
大林監督はほんとうに幸せな人だと思う。正直うらやましい。ところで、個人的に死者との再会話は大好き。古典的な怪談を丁寧に踏まえた作品だと思う。ホラー(?)の箇所は監督の趣味(だとひそかに思う)。楽しそう。いいなあ。これから高齢化社会を迎える日本。こういった記憶もの、死者との再会ものが増えてくると思う。期待したい。「宗教」の代役張るのだから、がんばってほしい。
7点(2004-09-01 19:40:48)
4.  薄れゆく記憶のなかで 《ネタバレ》 
アポロ月面着陸から10年後の1979年に高校3年生。田舎の県立高校。しかも遅くて淡い初恋ときたら、ああ、わたしと同じ。。。これだけでもう冷静な評価は下せません(点数は勢いでつけました)。  撮る方も撮られる方も初々しさが目立ちますが、それがかえってテーマに似つかわしく、好感が持てます。しかも、繰り返し観るうちにこなれてきて、滑らかな印象をもたらしてくれました。ラフマニノフ調の情緒豊かな音楽もよい。ことに初々しい菊池麻衣子の香織が良かった。密かに想いを寄せていた和彦と心を通わせることができた嬉しさと恥ずかしさが混じり合った川沿いの帰り道での表情と、ぎこちなくなった関係を修復しようと意を決したように紅をひく浴衣姿の表情とが対照的で、すてきでした。  初恋といえば、わたくしごとで恐縮ですが、わたしの場合、当時受験の色がもっと濃く、とてもドラマチックな要素などありませんでした。しかしそれでもかけがえのない思い出となっております。監督が主張したかった初恋の残酷さもそれなりにわたしの記憶に刻まれ、人生に哀しい彩りを添えてくれています。DVD化されましたので、日々の変わり映えのしない生活に疲れたオッサンであるわたしにとり、また心癒されるコレクションが増えました。嬉しいですね。  10年後主人公の和彦はまだ本当にやりたいことが見つかっていないと言っていますが、今ならどうでしょうか。あれからなんと25年。わたしの場合、やっぱり・・・ですかねえ。人生こんなもんか。なお、意見が分かれる最後のシーンですが、わたしはあれでよかったと思います。彼女が幸せそうで、本当に、よかった。ただ、香織が和彦の顔を認識できなことから、まだ抑圧は続いているような気がします。しかし、これも含めての人生でしょう。本作品中唯一の不満は10年後の和彦が働くタコ焼き屋が「京都大学正門前店」ということ。これじゃストーカーだよ。。。ま、ともかく、彼のほうは故郷でも京都でもなく、東京あたりでがんばってほしいです。  で、結論。文字通りの意味で「佳作」といってよい稀有な作品。ぜひみなさんもご一覧あれ。
10点(2004-07-23 16:59:58)
5.  四月物語
若い頃にぼけーっとすごしてしまい、ふと気づけばあまりこれといった楽しい想い出がないって人、多くありませんか。わたしも恥ずかしながらそんな人間です。ところで、この作品の主人公は雰囲気も淡々として、嫌味がなく、なんとなく「仲間」のような気がします。自分の代わりに松たか子が穏やかな日常を送ってくれる、というか手の届きそうな青春を描き出してくれているような感想を持ちました。一種の癒し系?もちろん万人受けする作品だとは思えませんけど。観てよかったです。
7点(2004-02-12 22:53:59)
6.  東京物語
さすがに名作です。わたくしごときがあらためて評すべきところなどありません。しかし、小津作品はこれ一本しか観ていません。名作だと認めながらも、なぜかその他の作品に触手が伸びないのです。どことなく「覗き見」しているような、後ろめたい感じがするのかもしれません。例のローアングルのせいかな。でも繰り返しておきますが、さすがの名作であります。
8点(2004-02-12 22:06:22)
7.  解夏
なかなかの佳作ですが、ストーリーの展開がゆったりで、ことに山場のようなものがないため、どうしても不満な点が目に付いてしまいます。ゆっくりした作品ほど、緊張感を隠し味にしつつ深く練りこまれていなければなりません。たとえば、主人公が初めて病気を自覚するシーンがなんかホラー映画のよう。視力が徐々に失われていく過程はCGを使った擬似映像ではなく(あるいは使用するとしても最小限度に抑えて)、俳優の演技だけで表現すればよかったと思います。また、おそらく高校卒まで長崎で育ったであろう主人公の長崎弁がいまいち。大沢さんはなかなかの演技力の持ち主なので、言葉のほうを磨いていけばますます良くなると思います。さて、主人公の実家の窓から見える風景があまりに「名所」っぽくてリアリティがない、とはじめは思ったのですが、しかし顧みて、磯村監督の眼差しはいつも回想感覚あるいは郷愁に満ちていることにいまになって気づきました。だから実際以上に美しくてもよいでしょう。個人的に磯村監督のノスタルジックな描写が大好きです。ただ、この作品はかの傑作『がんばっていきまっしょい』の水準には到底達していません。次作を期待しています。
7点(2004-01-30 23:05:00)
8.  Love Letter(1995)
 「時熟」という言葉がありますが、記憶も時間が経つにつれ、不純物が濾過され、発酵し、甘美なものに変わっていくことがあります。ことに若い日の恋の思い出は。まさに少女マンガ系ですけど。  この映画の回想シーンはさほど樹(♂)のことを気にかけていなかった樹(♀)によるものですが、まるで博子が夢見ているような美しさを湛えています。あるいは昔のことを回想する際には、この時熟効果というか美化効果が自動的に発動しているのかもしれません。ともかく、あなたにもそんなノスタルジックな思い出のひとつくらいあるでしょ。REMEDIOSの音楽が映像とじつにぴったりと合っています。酒井美紀がいい。メール時代の今では失われた手紙の時間感覚・距離感が心地よい。冬が来れば観たくなる逸品。(とはいえ、わたしは恋人の過去をあそこまで知りたいとは全然思わないのですけど。)
9点(2004-01-20 21:45:47)
9.  月はどっちに出ている
在日コリアンの雰囲気がそれなりに出ていて興味深かった。タクシー運転手の切羽詰った生活感が、いまの勤め先の状況がちと危なそうなわたしには、なんとなく恐かった。うう、おれも運ちゃんになるかも。差別するつもりはないけど(だって、とりあえず車が運転できれば誰でもなれるあの業界で、生き抜いている人はさすがですから)、身近な日銭稼業だもんね。以前、大阪の鶴橋という在日の人が多く居住する町のすぐ近くに住んでいたが、よくおっさんが街中で昼日中からド喧嘩していた。たまたまそこに通りがかっかわたしは、ぽこぽこ殴られているおっさんから「ニイチャン、警察呼んでやっ!」て言われたこともあった。「まあ、殺されることはないやろ」と無視したが、当時の気分を思い起させてくれる作品だった。岸谷五朗はええ味だしていたし、なんといってもルビー・モレノががんばって大阪弁しゃべっていたのが嬉しかった。
7点(2004-01-20 21:10:30)
10.  黄泉がえり
死者もの、記憶ものが大好きなわたしですが、さすがにこれは。。。だめ。平凡な恋愛映画の色づけとして死者が借り出されているにすぎません。まあ、それでもいいんですけど。それになりに面白ければ。しかし、つまらん以上になによりも、そろいもそろって演技が下手すぎ(ただし石田ゆり子と哀川翔は除く)。ことに主演級が。。。悲惨すぎ。全体に中途半端な学芸会の域を出ていません。嘆息。。。
2点(2004-01-19 20:27:19)
11.  天使のたまご(1985)
大森のミニシアターまでわざわざ足を運んだ記憶があるのですが。。。タルコフスキーの世界をアニメ化しようとして、スッテンコロリと転んだ作品。一緒に観に行ってくれた友人に対して申し訳けなく思ったしだい。勇気と無謀とは似て非なるものだということを監督に伝えておいてください。って、もう20年近く前の作品なんだなあ。。。
5点(2004-01-17 22:05:29)
12.  たそがれ清兵衛
真田広之と宮沢りえといういま最も安定している役者の起用で、安心して観ることができる作品になっている。ことに宮沢の抑えの効いた態度と着物姿の美しさはすばらしい(ほんま宮沢りえは着物姿がよく似合う)。もっとも、死闘の場面では、敵役の言っていることのほうがまとも。死に場所を探しているようなそのニヒリズムを前半から描いていけば、より深みのある内容になったであろう。そうすれば欧米の映画祭でそこそこの賞を取ることができたかもしれない。でもそこまで尻尾を振る必要はないか。最後のクレジットで、監督名の直前に「文部科学省云々」とあり、萎えてしまった。。。
7点(2004-01-17 20:50:32)
13.  青春デンデケデケデケ
わたしより一回り上の世代を描いた作品ですが、舞台となった観音寺と似たような田舎町で高校生活を送ったので、なにかと共感するところ大でした。12年前ロードショーで観たときは、あの坊主のせがれに感心しましたが、今回はドラマー役の「明石のタコ」君に惹かれるものがありました。また、登場する女子学生が本当に美しく、かわいい。後年彼女たちがさほど他の作品に出なかったということは、この作品で瞬間最大風速的な美しさを発揮しつくしてしまったのではないでしょうか。まあ、なにはともあれ、こういった懐古&回顧ものはやはり地方じゃなくっちゃ、ですね。瀬戸内沿岸ことに四国は青春映画の宝庫です。南関東ではこうはいきませんぜ。青春は田舎だっ!これで決まり。
9点(2004-01-17 14:52:18)
14.  Kids Return キッズ・リターン
出来はいまひとつだったが平凡な「優等生」だったぼくにとり、主人公たちは「影」を体現してくれているようで、不思議な親近感を覚えた。ぼくが年をとったからかもしれないけど、最近の茶髪でケータイばかりいじっている無気力そうな若者には、こうした共感を覚えない。いまこの作品を見直すとして、以前と同じように感じるか自分でも自信がない。でも、ともかく、たけしの作品の中では最も好きですね。いつ再び観るかはわからないけど。。。
8点(2004-01-17 14:32:17)
15.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
時間的にも内容的にもほどよい佳作です。主人公の及川なずな(奥菜恵)が一番演技が下手だというのもご愛嬌です。しばしばなずなを指して「あんな小学生おるかいっ?!」って言われますが、いますよ。実際。わたしは知っています。もうオバサンになってしまいましたが。。。 (かろうじて面影は残っているようです)
8点(2004-01-16 22:48:11)
16.  PiCNiC(1994)
あの精神病院は健常者というよりも患者の目から見たイメージに近いと思う。個人的には、神父のような牧師のような「神父」が出てきたシーンが好き。そうそう、神父さん、塀に自ら上らなきゃなにも見えませんよ。彼らのあとをついていったら、もっと良かったんだけど。。。
7点(2004-01-16 22:35:56)
17.  シコふんじゃった。
遅まきながらこの作品ではじめて竹中直人を見て、そのあくの強さに驚き、また感動しました。もっとも彼の役柄はどの作品でも同じに見えるのですが。今となっては。ま、それはともかく、やはりよく出来た娯楽作品です。大学生当時ガリガリに痩せていたわたしは、大会シーンで登場した本日医科大の相撲部員に自分を見るようで、なんか恥ずかしかったです。いまでは腹回りは相撲部員に近づきつつあります。それ以外は相変わらず本日医科大なみですが。。。
7点(2004-01-16 18:15:58)
18.  ファンシイダンス
坊さんマニアのわたしとしては、はずせない作品です。もちろん大好きです。青々とした頭に墨染めの衣ときた日にゃ、もうウルウルです。キリスト教の修道院を舞台にしたら、このような(←どのような?)作品は出来ないと思います。キリスト教なら、どうしても「感動」を狙っちゃうんだな。いいな、仏教(わたしは仏教徒ではありませんが・・・)。だから、撮影に協力したものの、完成した作品を観て二度と協力はごめんだとへそを曲げた金沢(だったっけ?)の某有名禅宗寺院さん、それぐらい笑い飛ばしてまた協力してあげてくださいよ。わたしからもお願いします。
8点(2004-01-16 18:06:03)
19.  ウォーターボーイズ
ダメ運動部を描けばハズレのないアルタミラピクチャーズらしい作品。細かいことにこだわらず、笑わにゃ損損の世界です。それだけ、とも言えますが、それでいいのだ。というところで。。。 (レンタルビデオで十分です。DVD高すぎ。)
7点(2004-01-16 17:09:57)
20.  千利休 本覺坊遺文
三船敏郎は、残念ながら、ボケています。しかし、本作品での奥田瑛二は凄いです。かっこいい!奥田によるオロオロした感じの本覚坊を観て、坊さんに憧れない人はいないでしょう。ぼくは仏教徒ではないけど、この映画を観てから坊さんマニアになりました。いいなあ、坊さん。。。
9点(2004-01-15 22:06:43)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS