1. 怪物(2023)
《ネタバレ》 予備知識無しで見たので、こう来たか・・・という印象。 羅生門とか噂の二人とか小さな恋のメロディとかスタンドバイミーとかの昔の映画がよぎりました。 三人目線なので心情がわかりにくく、特に一番大事な二人の少年の感情と行動はもう少し丁寧に描いて欲しかったです。 見た者にお任せ的なラストも今一つ。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2024-05-29 21:17:16) |
2. 許されざる者(2013)
ひたすら暗く・重く・小汚く展開。 再度見るなら、やっぱりイーストウッド作品を選びます。 イーストウッドだからいっそう感じ入ったのだと思う。 若い頃のワルでカッコイイガンマン姿が頭によぎるし・・・ 今の枯れた老ガンマンの悲哀とか・・・ 同世代の高倉健さんで観たかった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-07-01 11:55:37) |
3. さよなら、クロ
《ネタバレ》 愛犬と暮らしているので、ワンコ映画は泣く覚悟で見ています。 導入部から捨てられたクロに感情移入。 クロは賢い犬の控えめな様子がよく表現されていたと思うけど、主役の二人が・・・ 親友亡くして長い春なんだけど、切なさがこちら伝わらず。 クロと用務員のおじさんと強面の教頭先生に5点捧げます。 この二人が一番クロの死を悲しんでいたように思えました。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-06-04 11:18:48) |
4. 真夏の方程式
《ネタバレ》 あんな動機でいとも簡単に殺人をやってのける家族にまったく感情移入できない。 お涙頂戴って・・・出ない出ない。 サイコパスならともかく良質ミステリーにとって殺人動機も基本の基。 この作品には、「正義」がまったく成されていない。 エラリー・クイーン探偵なら許さないですよ。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-05-05 22:24:13)(良:2票) |
5. 舟を編む
何度も舟を漕いだ。 たんたんと進むスタイルの邦画が多い中、これも・・・ リアリティがあるようで、無いような・・・ 死人のような主人公たちと違って、生きいきしていたO・ジョー氏に5点捧げます。 [地上波(邦画)] 5点(2014-04-24 20:50:58) |
6. ちゃんと伝える
《ネタバレ》 家族が癌だと知らされた時・・まっさきに口に出たのは「手術をすれば助かりますかっ?」だった。 主人公の男は医師に何も聞かず受け入れてる。 主人公の婚約者の女も、何の癌?とも聞かず受け入れてる。 映画的にはそのほうがたんたんときれいなんだろうけど、実際はそんなもんじゃないでしょう。 雰囲気重視の現実味皆無の映画。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-04-11 22:15:11)(良:1票) |
7. 花のあと
《ネタバレ》 セリフ少なく、静謐・・脇役もはまっていて・・けっこう好きなんだけど・・ 北川景子のブータレ顔アップには、秘めたる恋のせつなさ、決死の覚悟・・の片鱗も無し!セリフも魂入ってないし!なので感動も無しです。 ああもったいない・・。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-04-05 21:48:31) |
8. 重力ピエロ
《ネタバレ》 ほぼ原作のイメージ通りに仕上がっていたと思います。 「遺伝か環境か」重いテーマ。 両親の死も過剰なストレスの結果ともいえるかも。人のいい父も臓ふは怒りで煮えたぎっていたかもしれないし、母も一人になれば重圧に押しつぶされそうになっていたかも知れず。一番かわいそうなのは、春。家族にとって許しがたい敵は自分の実父だなんてねえ。アイツが心から反省していたらまだしも。あれじゃあ春自身が始末をつける気もわからなくはない。この一家は事件後遠くへ立ち去るべきだった・・の前にやはり春は生まれてこなかったほうが良かったと思う。自分が春なら絶対いやです。でもそうするとこの原作は生まれなかったけど。 ギリギリ環境のほうが勝ちだったと思いました。 [映画館(邦画)] 7点(2010-07-19 00:18:23) |
9. 長い散歩
《ネタバレ》 奥田監督は、ルヘインの「ゴーン・・・」読んだのかな。内容若干似てますね。 すごい惜しい作品でして、例えば、母親が奥田刑事に娘の虐待の言い訳するシーンがあるでしょ?その言い訳もまたかい!の使い古しの内容なんだけど、刑事は黙って聞くだけ。そこで一発入魂の恫喝、あるいは観ている者にもうならせるくらいのセリフ言ってほしかったですよ。 ワタルの存在も不必要だと思いました。それまでわりとリアルな展開 だったのに、ああやっぱり映画的になった・・って印象。 女の子は良かった。最初のころのヘレン・ケラーの少女時代のような描写からじょじょに時間をかけて、ラスト自らの償いきれない罪に泣き続ける老人に許しを与える天使のようなあの抱擁。 イマドキの子役うまいなあ。って監督の演出でもありますが。 あっそれと、今日メロンパン買いました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-10-29 18:33:57) |
10. 百万円と苦虫女
《ネタバレ》 なんだか「旅の重さ」思い出しちゃったなあ。こちらは時は平成、軽やか~に優ちゃんカワイイ!の仕上り。 100万円貯まったら云々は面白かったけど、イジメにあう弟のエピは正直またそこに持ってきたかと、、ありきたりのストーリーに変化しちゃったじゃないかと、、。 中島クンに関しては心理学やってる割にはあまりにもまわりくどくて現実感は無し。 鈴子のような生き方はうらやましくもあるので、前半は高得点なんだけど後半は残念でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-06-13 13:40:20) |
11. 河童のクゥと夏休み
《ネタバレ》 えらそうなメッセージ色も無かったし、おっさんの悲哀、座敷わらしの造形の可愛らしさ、「ほう・・」って好きっ! 優しい人が日本中では一番多くいる(私的に思っている)県の守り妖怪が救いの手を差し伸べた、、、そこんとこも最高に大好きっ! [DVD(邦画)] 8点(2009-04-26 14:34:26) |
12. ひぐらしのなく頃に
《ネタバレ》 映画しか知らないし低評価なので期待しないで見てみたら、以外と入り込めました。 少なくともエクスクロスや案山子より数段面白かったです。 [のどかな村のダークな秘密的ホラー]は国内外の小説・映画に数多くあるけど、この手のストーリーはラストの秘密解除が肝心要。 驚愕のスティーブン・キング調になりえるか、そこらの漫画になるか、どっちか。 この映画は私的にちょっとキング寄りかな、、、。 主人公の少年の魅力が乏しいのは残念ですけどね。 続き見たいけど、なんか自分が考えてるストーリーと違うような雰囲気だから微妙。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-04-17 15:34:02) |
13. 母べえ
きれいな俳優陣が、監督の厳しい演技指導のもとアドリブも入れずお芝居をしましたって印象。 夫婦愛? 母子愛? 戦時下の悲惨さ? 純朴な青年の思慕? なにひとつハートに響いてこなかったです。 今まで見て覚えてる山田作品の中で一番面白くなかった映画。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2009-01-16 14:27:59) |
14. サイドカーに犬
胡散臭い商売をしている腑抜けみたいな中年親父と子供2人はそれなりにリアリティ感じたけど ヨーコがキラキラした女性すぎに思えた。 あんなおっさんにくっつくタイプにはとうてい思えない。三丁目の夕日のストリッパー役が小雪だったくらいの違和感。タバコを吸うシーンも慣れてないのが丸わかり。 若い頃の石田えりとかだったらピッタリかな。 イマドキの邦画はビジュアル・癒し先行なんで観客も泥っとしたリアリティ求めてないんでしょうかネ。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-12-13 13:45:00) |
15. 魍魎の匣
京極作品には乱歩風の古典ホラー・ミステリーの味わいがあると思うのですが、この映画はただただ猟奇的なだけでした。時系列も内容も原作とずれてるし、、、いらないシーンを長々と、大事なところはサラっといくだけ。それに中国丸出しの町のシーン。 京極堂はもっと神秘的ですよ。 [DVD(邦画)] 3点(2008-12-10 13:07:45) |
16. 監督・ばんざい!
売れる映画を模索中はナレも入ってそこそこオモシロかったけど。映画ファンなら誰でも一度は作ってみたい映画想像してみるでしょ。それをパッパッと映像化していくからね。 しかし後半、岸田母娘のくだりになると豪華ゲストによるTVのコントの連続じゃないですか。周囲のズッコケシーンも古くない? たけしってすごくダイコンなのに何で主役張りたがるんだろ・・解せない。 そろそろ主役を降りて監督業だけに専念すれば? TVのコントの構成作家も向いている・・ひとりごと。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2008-09-26 13:14:43) |
17. 夕凪の街 桜の国
《ネタバレ》 あの時代あの町で生き命を失った「皆実」という女性を演じきった麻生久美子がベスト。感動させてもらったので6点すべて捧げます。他の若手女優だったらと想像しただけでゾ~とします。 しかしながら、伊崎充則が初老になって堺正章はないでしょう。いくら歳を取ったからって全く違う顔つきです。タヌキとキツネくらい違う。(ゴメン) [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-08-08 14:08:31)(良:1票) |
18. あかね空
《ネタバレ》 所帯を持ったらすぐ18年後、子供3人。気立ての良かったおふみが長男を溺愛する口やかましい女に変貌。理由はあるんだけど、なんだか感情移入しにくくなってしまった。おふみの口癖「平気、平気」の明るい調子で一家を束ねる強くて優しい妻・母だったらラストの危機回避もグっと来るものがあったのに、あんまりかわいそうに思えなかった。 それと時間の流れが速すぎて、夫婦間、親子間の絆の深さが描ききれずよそよそしい他人のような家族が画面上に写ってるだけだったし。内野さんが好きなんで 永吉と親分の二役はよかったと思うけど、せめておしのに親子対面させてあげてほしかった。けっこうおしの夫婦のエピに時間割いてたからね~。原作読んでみようかな。 [DVD(邦画)] 5点(2008-07-22 02:18:40) |
19. アルゼンチンババア
レトロな町で心配してくれる仲間や親戚におせっかいを焼いてもらいながら、たんたんとゆるゆると主人公が再生していく。この頃の邦画はこの手のゆるいドラマが多いですね、食傷。 こんなストーリーでも小説になると人物の心情がていねいに書き込まれていて、こっちの想像力も駆使できるからオモシロイんだけど・・・。 映像で見ると、リアリズムの欠乏があからさまになってきれいな映像の軽い映画という印象しか残らないんですよ。別に心に残るセリフもないし。 原作はどうなのか知らないけど、お風呂入らず着替えもしないクサイ女って、あそこまでケバイ化粧するかなあ? 多分顔そりもしないからヒゲのはえたスッピンだと思うんですどね。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-07-11 17:00:40) |
20. 叫
《ネタバレ》 個人的に観た者のおまかせ定食っていう類の作品はキライです。 勝手に自分で想像して終結するものだから、見終わった後な~にも残らない。 アレだけ強烈な呪詛を放つ赤い服の女って何者? 原因となる真実を暴く過程もホラーミステリーの醍醐味なのにサラリと行き過ぎるだけ。 監督の世界観とやらも大事かもしれないけど、ホラーだって納得も感動も必要だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-05-07 12:00:27) |