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1.  Dr.コトー診療所 《ネタバレ》 
若い研修医がトリアージの重要性を説いていたが、全員を助けたいコトー先生が無視して結果みーんな助かっちゃった。 これでいいの?ないよね。
[地上波(邦画)] 3点(2024-01-08 00:10:12)
2.  竜二 《ネタバレ》 
ヤクザがいました。 ヤクザから足を洗いました。 平凡に嫌気が差してヤクザに戻りました。  物語としてはこれだけなんですが、不思議と響く映画ですね。 金子正次は粗削りでこの時点では演技も正直上手いとはいえない。 でも、何か光るものがある。  ラストの永島暎子のセリフが秀逸。
[映画館(邦画)] 8点(2023-12-11 09:23:27)
3.  タンポポ 《ネタバレ》 
30年ほど前にビデオで観た記憶あり、令和5年になりスカパーにて再鑑賞。  それにしても皆若い。変わってないのは宮本信子と桜金造ぐらいかw あののっぽさんもホームレス役で出てますね。これは今回気付きました。  現在もラーメンブームと言えなくもないけど、バブル期のラーメンのほうがシンプルだったんですかね。 そういえばそうだったような気がする。現在とは違ったラーメンへの拘りがあるような気がします。  映画は不思議な構成で、宮本信子のお店編とそれ以外の食にまつわる小話の組み合わせで ちょっと意味不明なパートもあり、かなりシュール。 役所広司のパートなど、エログロを無理やりぶっ込んでくる伊丹テイストはこのころから既に始まってたんですね。 優等生っぽい映画の表現に否定的だったんでしょうか。これが味というものでしょうか。  最後の授乳シーンは、生まれて初めての「食す」は母乳ですというオチでしょうか。 赤ちゃんも美味しいものには夢中になるというメッセージでしょうか。
[地上波(邦画)] 6点(2023-07-24 14:48:31)
4.  ブラック・レイン 《ネタバレ》 
松田優作の伝説的遺作。改めて見直してみました。  私の独断と偏見によればこの映画、マイケル・ダグラスと高倉健による「不思議の国ニッポン・刑事物語」になる筈が、怪物・松田優作の出現によってモンスター映画と化してしまったというところでしょうか。物語の大半を食ってしまってます。 さすが存在感は抜群。大阪の描写も無国籍風でなんともオシャレ。  ストーリー自体は緩慢であまり入っていけなかったのですが、邦画ではありえない高倉健(レイチャールズのモノマネ!)を見る事が出来るのもポイントかもしれません。公私ともについてまわったイメージを払拭できたのではないでしょうか。  ただ、映画自体はそれほどでもなかったかなー。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-06-22 08:55:56)
5.  トキワ荘の青春 《ネタバレ》 
藤子不二雄A氏がお亡くなりになって、追悼での放送でしょうか。偶然観る事となりました。  青春群像ではあるのでしょうけど、ダークな進行というか、だんだんと売れていく人と残される人の気の使いようが 痛々しくて残酷だなぁと。人気商売ですからそうなんでしょうね。  wikiとかまんが道とか最初に読んで、各先生たちのプロフィールを入れておいてから観た方が面白いかな。 出演者陣は当時ブレイク前の俳優さんたちばかりだったそうで、今みるととても豪華。
[地上波(邦画)] 5点(2022-04-12 11:53:59)
6.  三島由紀夫VS東大全共闘 50年の真実 《ネタバレ》 
三島由紀夫の作品は全く読んだ事はありません。読めばその魔力に吸い込まれるような気がして。 この映画を見ればその断片だけでも知る事が出来るのではないかと思い視聴しました。  しかしたった一人で1000人の中に飛び込むという肝の座り方。 この討論の冒頭三島由紀夫のスピーチがあるのですが、最も耳に入ってきました。 おそらくここで勝負あったんだと思います。  討論のメインである全学連の芥氏との討論は、東大随一の論客といわれる芥氏が三島をやり込めようと難解(というか、観念をこねくり回したような、人に伝えるつもりのない独りよがりな言論)を三島が丁寧に聞き取って優しく答えていくという展開。解放区、時間、空間、それみんなが目指した革命と関係あるの?これ皆が望んだ討論?ただ三島の対応能力の高さだけが目立っていく。論破するでもなく、誠実に答えていく姿が印象的。ただ見て何か感じるものは無し。  おそらく芥氏は同じ表現者(芥氏も表現者として仕事をしていたらしいが)としての格の差に嫉妬しており、敢えて分かりにくい言葉で議論を吹っかけている個人的な戦いの図に見えます。話をさえぎって揚げ足取りしてみたり、見下したように笑みを浮かべてみたり。途中で横やりを入れた学生の「俺は三島をぶん殴る会があるというから来た」のほうが本質を突いた議論になったのではないか。  そして50年後に芥氏本人へのインタビュー。自らを総括するでもなく彼自身の自己弁護なのか、キャラクターを含め彼の人間としての小ささが鼻についてしまって・・・。本人の思いは別に何かあるとしてもかなりガッカリな印象。   私としては、学生運動によってどんな世の中を目指していたのかが分かる議論になっているのだろうと思っていたのですが、そのへんの答えに近づくことは無く、あの討論で学生たちはいったい何をしたかったのだろう。あの討論で何かを得たのだろうか。三島に思いは伝える事が出来たのだろうか。「近代ゴリラ」なんて揶揄して三島を挑発したのはいいけれど、彼の圧倒的な存在感とユーモアと優しさの中で討論ごっこをさせてもらっただけなのでは。  映画としては、この時期の学生運動の様子や三島の行動等も同時に紹介されていたので時代のディテールは少し押さえることが出来たのは良かったですね。(雑誌の人気ランキングでも三島は男性で1位だったとか。当時の影響力と男の嫉妬が想像できる話。) 三島は学生たちの純粋さと一途さだけは認めようとしていた。 時代は流れ、終わってみればかの革命戦士たちは社会人として体制の中で何食わぬ顔で堂々と働いている・・・ 今を生きる若者は何か参考になった事はあるのだろうか。  さて、三島の作品を読んでみるか・・・そちらも未だ迷ってます。
[インターネット(邦画)] 5点(2021-09-28 09:28:05)
7.  予告犯 《ネタバレ》 
リアリティが無い部分もあってアレ?とは思ったが、そこそこ引き込まれました。 心に響くものはありましたね。
[DVD(邦画)] 5点(2021-09-15 09:06:35)
8.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 
伊坂幸太郎原作作品を初鑑賞。  小説独特の世界観の中で進む映画なのでリアル感は少ないのですが、なんとももの悲しいというか、不思議な物語でした。 前半のなんだか意味不明なやり取りが、全て後半の伏線になっていたとは見事。虐待トリオとの遭遇から本屋襲撃まで、現実には話があのように進む事は考えにくいのですが、小説の世界観と考えれば納得して見てられます。  この作品と、同じく伊坂作品の「重力ピエロ」も併せて観ると、伊坂さんの私刑、仇討ちに対する考え方がある程度見えて興味深いですね。その意味では大いに共感出来ました。   余談ですが私自身は地元撮影の映画だったので思い入れが強いですね。  山形ドルジが訛りで「ほな」って言ってたけど違います!それじゃ関西でしょ。 山形では「んではっ」「んでまずっ」です(笑)
[DVD(邦画)] 7点(2021-06-12 07:50:35)
9.  座頭市(1989) 《ネタバレ》 
実質最後の座頭市でしたね。エログロてんこ盛りで勝新がやりたかった事を全て詰め込んだ感じです。 豪華なセットとキャストは勝プロを崩壊させる事に一役買った事でしょう。 内容はテレビシリーズのエピソードを繋いだ感じですが、映画の持つ迫力というか、重さというか、 ずっしり感じる事が出来ます。歳とった座頭市も悪くない。いきなり土間にこぼれた味噌汁を舐めますから(笑) あのテイスト、やっぱり勝新は天才役者なのだ。    以前から疑問に思っていた2パターン存在するラストのセリフ。初見の時、小走りする按摩さんたちが 何か言っていたはずなんです。  先日BSフジでディレクターズカット版なるものが放送されましたが、入っていました!  按摩さんたち「(鶴について)世の中分からないもんだね。あんないい人が捕まるなんて」 「幕府の悪口を言ってたがあれがいけなかった」  等々言っているのですが、その後発売されたDVDにはそのセリフは入っていませんでした。 だから、按摩さんの集団に鶴太郎がいないのが不自然になってました。  あのセリフが入ると締まるんですよ、うん。  情報によると、フジ放映版は勝新が手を加えた特別版らしく、細部も違うらしいです。 個人的にはコッチですね。 もう勝新も三木さんも蟹江さんも内田さんもいない。今後創る事のできない本当に豪華な映画でした。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-03-16 14:39:08)
10.  たそがれ清兵衛
これ、藤沢周平の原作が良いんだな。「たそがれ清兵衛」と「祝い人助八」の話をミックスしている。真田広之と宮沢りえ、ほか脇役の演技も素晴らしい。 いちばん残念なのはエンディングの岸恵子のナレーションと井上陽水の歌。蛇足なんだよね。こうういう部分邦画ってのは下手。 いちいち説明しなくていいんだよ!エンディングに歌は不要なんだよ!よって減点。
[DVD(字幕)] 5点(2020-02-13 17:04:23)
11.  ルパン三世 カリオストロの城
宮崎駿の「おじさまルパン」。 ファーストルパンの「じゃじゃ馬娘を助け出せ!」が元ネタとなってるとか。 それでいて、赤ブレザーのルパンですね。キャラ設定が。  青ブレザーのダークさが好きな自分としては、面白かったけど少し優しすぎるかな~と。 作品としては完成度も高く楽しめます。
[DVD(邦画)] 7点(2020-02-12 15:01:17)
12.  子どものころ戦争があった
20年以上前に視聴。戦時中の日本。蔵の中に匿われていたハーフの少女。差別や偏見の中、病気で死んでしまう。 そんな映画であった記憶がありますが、調べてみると反戦団体が綴った原作で内容も沿っていると思われます。 伴淳が少女の遺体を荷車で運ぶシーンだけ印象的。 少女の水遊びシーン等が全裸?なので今の放送コードに触れるためか、その後放映を見たことがないがもう一度 観てみたい気もする。
[地上波(邦画)] 5点(2019-03-22 17:07:25)
13.  ファースト・マン
アームストロング船長の名前こそ一昔前の教科書等で取り上げられて知名度は抜群ですが その成功の裏には色々な危険、葛藤が有った事を描いてます。というか、そこだけがテーマでしょうか。 しかし、当時の科学技術というのは当時の感覚でどの程度信頼出来る物だったのでしょうか。 大気圏を出るまでの機体の振動とか衝撃とか揺れとか、あれでロケットは故障しなかったのかと。 とてもじゃないが私には乗る度胸は無い。 月面着陸の訓練機も全然制御出来ず墜落してるし。あれでよく月まで行くと決断したもんだ。  本当は月になんか行ってないんじゃないの?と少し真面目に思ってしまった(笑)
[映画館(字幕)] 7点(2019-02-11 23:43:42)
14.  劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉
いや~連載とアニメシリーズに親しんだ世代としてはたまらない一作となりました。 逆にいえば初見の人は置いてけぼりになるかもしれない映画ではあるのですが・・・ とにかく旧作の魅力はそのままに、現代風のアレンジを加えてます。 日本男児が憧れる「いい男」の完成形が冴羽ちゃんでありますが、見事に復活しております。 そこさえしっかりしていればシティハンターは成立しちゃうんですけどね。 エンディングのGetWildもイイ。これで締めなくちゃと思っているのはファンも制作スタッフも 同じでしょう!
[映画館(邦画)] 7点(2019-02-11 00:27:09)
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