1. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 ゴジラ映画を劇場で観るのは、小学生以来半世紀ぶりの事です。 そもそも、殆ど邦画を観ていませんでした。 いや、驚きました。 1500万ドルの低予算にも関わらず、見事な映像やビジュアル‥‥ 背中からニョキニョキ生え出てきて、青白く発光する背びれ?には大興奮。 船をゴジラが追ってくるシーンは、昔観た「ジョーズ」でのハラハラドキドキ感を思い出しました。 一方で、どこか「三丁目の夕日」を彷彿させる人情味 まさか、ゴジラ映画で涙が出てくるとは、思いませんでした。 女の子も可愛かったなぁ。 ゴジラを強制的に1500mの海底に沈ませ、もう一度引き上げることで潜水病を起こさせようとするアイデアも卓越していました。 「映画館で観て良かった」と心底思える作品でした。 [映画館(邦画)] 9点(2023-12-06 21:50:07) |
2. 新解釈・三國志
《ネタバレ》 これは、観るのがしんどい作品でした。 当初、劇場で観る心算でしたが、ビデオ待ちして正解でした。 いや‥‥ビデオ観ている間も結構苦痛 とは言え、決して「福田ワールド」が嫌いな訳ではありません。 ドラマの「ヨシヒコシリーズ」や「今日から俺は!!」「宇宙の仕事」など好きな作品は沢山あります。 劇場版でも「銀魂」などは原作と映画の相性に「福田ワールド」が上手く融合していたと思います。 今作では、いつもの福田組に加え、主演が大泉洋なのですから、絶対に面白いはずと期待していたのですが、内容はグダグダ。 やはり「三国志」という題材がどうだったの?という事ですかね。 とにかく、2時間近い間、出演者が延々とふざけ合っている。 しかも、それほど大笑いする程のモノでもなし。 そうなると、やはり苦痛ですね。 他の方も書かれていましたが、超越美女の貂蝉(渡辺直美)が死んだ後、広瀬すずのブサイク(?)な姿に変わるシーンね‥‥‥あれホント要りませんね。 ※作中、赤壁の写真が出てきました。 岸壁に大きな朱文字で「赤壁」とペイントしてありましたね。 本当かな? とNETで調べてみると同じ写真が‥‥ 観光者用なのかなと思いつつも、とてつもなく趣味の悪さを感じました。 [DVD(字幕)] 3点(2021-07-12 16:29:27) |
3. Mr.ノーバディ
《ネタバレ》 92分という尺のせいか、やや説明不足の感は有りました。 しかし、内容は大満足でしたよ。 (ジョン・ウィック+イコライザー)÷2に少し足りない。‥‥といった処ですかね。(まぁ、資金的な問題も有りそうですが) 普段は冴えない中年オヤジ ある出来事から、息子には軽蔑され、妻との関係も上手くいかない。 ムシャクシャしてバスに乗ったところ、バスの中で街の不良グループに絡まれて喧嘩になってしまった。 ところが彼、昔は凄腕の殺し屋(ただし、そこまで圧倒的に強いわけではありません。) その能力が覚醒し、グループを全滅させるのですが、その中の一人が、残忍・冷酷なマフィアのボスの弟だった。 さて、一体どうなることやら‥‥というあらすじです。 軽く観て、楽しむのにはうってつけの作品でした。 主人公の暗い過去の掘り下げ、妻や息子との関係の修復、マフィアのボスから盗んだ絵画のその後‥‥など、あと15分程度有れば描写出来たと思います。 そこは残念 終盤、倉庫内でマフィアを迎え撃つシーンも、もっと「ホーム・アローン」的にいろんなトラップが欲しかった。 主人公の父親役、御年82歳のクリストファー・ロイドもマシンガンを片手に大活躍してくれます。 この手の映画が好きな人は必見です。 スカッとする映画ですよ。 [映画館(字幕)] 8点(2021-06-11 22:58:34)(良:1票) |
4. 前田建設ファンタジー営業部
いや、余り期待しないでレンタルしたのですが、これは出色の出来でした。 出演者のテンションは皆高め 取分け、小木さんなどは五月蠅いくらい でも、観ている方も、どんどんテンションがあがっていきます。 まるで子どもの時に、オモチャを組み立てている時のような、そんな気分になっていく。 そして、ガンダムに対する強い愛着やリスペクトを感じました。 ものづくりの楽しさを感じさせてくれる映画ですね。 ここ2~3年内に観た邦画の中では5指に入ります。良質な作品でした。 [DVD(字幕)] 8点(2021-03-08 00:22:01) |
5. 天国と地獄
随分、昔に観ているのですが、今一度鑑賞 いや、面白いですね。 1963年と言えば、半世紀以上前の作品 しかし、今観ても古くない。 上映時間143分は、現在なら長尺の部類に入ると思いますが、最初から最後まで一瞬たりとも目が離せない緊張感に包まれています。 煙突から上がるピンク色の煙 当時の観客は、さぞかし驚いたことと思います。 三船敏郎の重厚な演技 仲代達矢の緻密で執念深い刑事、狂気を帯びた山崎努の演技も素晴らしいです。 [DVD(邦画)] 9点(2020-09-23 00:50:51) |
6. 生きる
久し振りに‥‥本当に久し振りに鑑賞しました。 以前観てから、恐らく40年前後経っていると思います。 観る方が年をとっても、良質な映画は古くならず、我々に感動を与えてくれます。 何より、あの志村喬の演技力の素晴らしさ 殆んど、まばたきをせず、目力で観る人に訴えて来る‥‥ 観終わった後、暫く涙が止まりませんでした。 現在、リメイク版(タイトルは「Living」)を英国で製作中と聞いています。 どんな作品になるのか、楽しみです。 [DVD(字幕)] 9点(2020-09-11 22:47:53)(良:1票) |
7. 隠し砦の三悪人
黒澤監督が三船敏郎という俳優に、どれだけ惚れ込んでいたか‥‥ それが、はっきりと分かる作品ですね。 あれだけの存在感、威圧感、躍動感を出すことが出来る俳優は、100年を超える邦画史上、殆んど居ないのではないでしょうか。 上原美佐も、この時代の女性としては、長身でグラマラス とても魅力的です。 雪姫の、あの男勝りな性格は、遠い昔、はるかかなたの銀河に居たレイアという姫様そっくり 千秋実や藤原釜足といった名優が脇を固め、躍動感に満ちた名作だと思いました。 特に、村祭りのシーンでの唄と踊りは深く印象に残りました。 [DVD(字幕)] 9点(2020-09-08 23:35:24) |
8. 赤ひげ
ヒューマニズムに溢れた作品ですね。 日本映画の最高傑作だと思います。 3時間が短く感じられました。 三船の圧倒的な存在感もさることながら、山崎努ら他の俳優陣の演技も素晴らしい。 特に、狂女役の香川京子、当時16歳の二木てるみの熱演は感動を覚えます。 [DVD(字幕)] 10点(2020-08-22 00:05:40) |
9. キル・ビル Vol.1(日本版)
何なんでしょう この映画 千葉真一が出て来るまでは、まだ良かった でも、その後は‥‥ 良く香港映画に出て来る、ドタバタコメディのような千葉の演技から始まり 機内への日本刀持ち込み ロックバンドが演奏し、ダンスを踊れる日本料亭 仮面を着けた大量のヤクザと、分銅を振り回す女子高生 首や腕や脚が吹っ飛び大量の出血 ‥‥あぁ、もう書くのも厭になる そりゃあ、いろんなオマージュや日本愛は有るのでしょうけどね。 こんなんで、深作欣二監督が喜ぶとは、思えません もし、タランティーノではなく、無名監督がこの映画を作ったら みなさん方、どういう評価になるのでしょう。 レイダース(失われたゾンビ)同様0点‥‥と思いましたが 栗山千明は魅力的でした。そこに免じて1点 [DVD(字幕)] 1点(2020-08-21 09:45:25) |
10. 謝罪の王様
《ネタバレ》 元々、邦画もコメディも余り観ないのですが、本作がアマゾンプライム会員特典になったのを機に視聴しました。 CASE1~CASE4までは8点 なかなか良く練られたストーリーで、テンポもいい。 各CASE間に伏線が張ってあったりして楽しめました。 問題はCASE5以降ですね。2点 コメディなので、笑いたいけど笑えません。 「腋毛ぼーぼー」のくだりもしつこい。 良好だったテンポも、グダグダして進まない。 前半が良かっただけに惜しいなぁ‥‥ でもまぁ、なかなか冒険的な作品だとは思いました。 阿部 サダヲは、やはり良い俳優ですね。 全体では6点とします。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-31 16:22:02) |
11. 告白(2010)
《ネタバレ》 封切後、早10年 いつか観よう いつか観よう などと思っていましたが、ようやくDVDをレンタルしました。 緊張感漂う始めの30分は、良かったですね。 ただ、それ以降の展開は、予想とは全く異なっていました。 てっきり、担任クラス内に居るはずの、犯人捜しのストーリーだとばかり思っていたので、まさかの展開 まぁ、復讐モノは好きですので、そこそこ面白く鑑賞しました。 松たか子の、表情と声の抑揚を抑えた演技は見事で8点付けます。 ‥‥と言いたいところですが、少々無理なストーリー展開が多くマイナス1 トータル7点です。 [DVD(字幕)] 6点(2020-05-26 03:05:45) |
12. ライアーゲーム-再生-
《ネタバレ》 やはり、「バカ正直のナオ」が居ないとどうもね‥‥ マッシュルームの福永 ユウジもゲームに参加していないし でも、小池A子の好演は光りました。 物語としては、前作をスケールダウンした印象 前作のエデンの園ゲームは、なかなか良く練られた脚本でしたが、本作はどうもイマイチ [インターネット(字幕)] 4点(2020-04-10 02:59:01) |
13. ワイルド・スピード/スーパーコンボ
《ネタバレ》 ワイルドスピードは、初作と第2作までしか観ていません。 なので、映画の初めの方は「ウイルス 何のこっちゃ?」「さては、ディスクを間違えたかな?」でした。 まぁ、後でスピンオフだと知りましたが‥‥ ドウェイン・ジョンソンとジョンソン・ステイサム 今が旬の筋肉系俳優の競演ですな すっかり筋肉が削げたっぽい、シュワちゃんとスタローンにとって代わりましたね。 映画の方はというと、まぁストーリーのアラ探しなどせず、脳内を空っぽにして観るハリウッド特有の作品 両雄並び立たずで、反発しながらも認め合い、最後は協力して、敵をボコボコに懲らしめる‥‥という処は、初めからミエミエですよね。 1週間もすれば忘れそうな作品では有りますが、流石にワイルドスピード カーチェイス(特に終盤のヘリコプターとの絡み)は、なかなかどうして迫力十分でした。 それにしても、エンドロールの途中に何度もおまけシーンが入ってくるのは、マーベルの真似ですかね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-01-07 02:29:40) |
14. ジェイソン・ボーン
《ネタバレ》 三部作が良かっただけに、やや薄っぺらい印象を受けました。 結局は、父親殺しの実行犯と指示犯に対する復讐劇 前半のオートバイで逃げるシーンや後半のカーチェイスは、なるほど見応え十分 しかしながら、早々と敵の正体が明かされ、ストーリーに意外性が欠けた感がありますね。 次作の構想が有るのならば期待したいです。 本作についてはやや不満です。 5点 [インターネット(字幕)] 5点(2019-11-04 00:44:05) |
15. アポロ13
《ネタバレ》 久しぶりに視聴しました。 実話モノは、古臭くなりにくいところが良いですね。 トム・ハンクスやエド・ハリスも好演でした。 それにしても、半世紀も前の技術・装備で月に人を送り込んだのですから、凄いとしか言いようが有りません。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-10-26 12:23:26) |