1. ヴァチカンのエクソシスト
《ネタバレ》 普通のエクソシスト物で普通に面白かったです。 例によって悪魔は全てお見通しで、教会やヴァチカンの悪行も告発する。 そんな中で教会の権威に反発し、スクーターに乗って駆けつけてギャグを飛ばすラッセル・クロウのキャラは良かった。 欲を言えばもう一捻り欲しいところだが、B級として充分な出来じゃないでしょうか。 [映画館(字幕)] 7点(2023-07-24 16:28:01) |
2. テリー・ギリアムのドン・キホーテ
往年のテリー・ギリアムファンとしては実に微妙な映画です。ドン・キホーテが彼のライフワーク、と言うより彼自身がドン・キホーテと化したと言った方が良い。この作品は彼をドン・キホーテ(狂人)とあざ笑う世間への怒りに満ちている。その気持ちは分からなくもないが、肝心の作品が面白くなくては何にもならない。ギリアムらしいビジュアルは皆無に近かった。果たして彼の後を継ぐ者は現れるのか?アダム・ドライバーのような活きの良い若者が現れてくれれば良いが。あまり一般にお勧めできる作品ではありませんが、ファンの1人としては税金を払ったので良しとします。 [映画館(字幕)] 6点(2020-01-25 17:37:52) |
3. マローボーン家の掟
この作品「見とくか」程度の認識で入ったんだけど、思いの外出来が良いんで驚いた。「ホラーの怖さは人間の怖さ」を味合わせてくれる良作。あの日、マローボーン家で何が起きたのか、そこには恐ろしくも悲しいドラマがあった。予備知識は一切なしで見た方が良い。おすすめ。 [映画館(字幕)] 8点(2019-04-20 14:24:43) |
4. マシニスト
《ネタバレ》 アマゾンプライムで鑑賞。クリスチャン・ベールの激ヤセぶりが目当てで見ました。まぁこの映画では痩せた事よりも1年間寝てないのは何故?の方が主題だが、人間、良心の呵責に苛まされると1年間も眠れなくなるのかと思うと、毎日ぐっすり寝ている俺は何なんだと逆に良心の呵責を感じた。確実に寿命を縮めたであろうクリスチャン・ベールに+1点。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-12-31 19:13:11)(笑:1票) |
5. ジェイソン・ボーン
《ネタバレ》 前3部作をアマゾンプライムで急遽鑑賞して見に行きました。前3作は回が進むに連れて表現が徐々にインフレし現実離れして行きましたが、本作でそれが一層進んだ印象はあります。何よりも間隔が空きすぎてニッキーとしか出演交渉がまとまらなかったのか?と言う点がなんとも残念。しかもそのニッキーも面影はほぼなくなってるし、酷い扱いだし。しかし見所がない訳ではないです。パメラも出てないが、その代役?として出て来た新任のCIA部長のアリシア・ヴィキャンデルは代役以上の存在感だった。しかし、彼女も早くも限界が見えたし次に期待できそうにはないですね。本作で終わった方がいいと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2016-11-06 19:13:43) |
6. ペインレス
《ネタバレ》 スペイン内戦って本当に熾烈を極めたのねと言うのはよく分かる。が、痛みを持たない子供たちの気持ちは今ひとつ伝わらない。いくら痛みを知らないからといって、爪を剥ぎあったり、腕に火をつけたりするだろうか?自分が傷つくのは見て分かると思うが。血が出たり皮膚がただれるのを見ても何も感じないのだろうか?彼が拷問士になるのもわかるような気がするが、本当に恐ろしいのは痛みを知っていて他人の痛みを感じない人なのだ。映画自体は真面目だが、だからこそ感傷に流れたようなラストは納得がいかなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-02 22:11:16) |
7. エクソダス:神と王
《ネタバレ》 IMAX3Dで鑑賞。したけど終わるまで忘れてました。そのくらい3Dらしさはないです。コケ脅し的3D映像がないのはさすがリドリースコットだった。でも褒めるとしたらそれくらいです。その他は「リドリースコット、どうしちゃったの?」と言うくらいの映画。神と王の無慈悲な消耗戦に巻き込まれて死んでいく人たち。ラムセスの暴君ぶりは言うまでもないが、モーゼの方がより非人間的に見える。息子を殺されたラムセスが「これがお前たちの神のすることか!」と叫ぶと、モーゼは「ヘブライの子は死ななかった」と平然と言い返す。この瞬間、これはアカンと思った。とても評価できないです。私には。 [映画館(字幕)] 4点(2015-02-01 14:33:51) |
8. 記憶探偵と鍵のかかった少女
《ネタバレ》 最初に断っておきますが、ミステリーとしてはかなり微妙な出来です。でも私は好きなんですよ、この作品。何と言ってもアナを演じるタイッサ・ファーミガが素晴らしい。IQがずば抜けているが一風変わった美少女役にぴったりです。この娘に涙ながらに訴えられたらそりゃイチコロでしょう。怪しい。怪しすぎるけど、だからこそ自分が信じなければ、と思わせるだけの説得力があった。そこはこの映画の一番の成功したところでしょう。失敗したところはネタバレになるので省略します。が、一見の価値ありと言っておきます。タイッサ・ファーミガを見るだけでも。 [映画館(字幕)] 7点(2014-09-29 23:25:53) |
9. サイレント・ウェイ
《ネタバレ》 これはある意味凄い映画です。バカバカしさの度合いが。冒頭いきなり「これアイドル映画か何か?」と言うような可愛い女子が歌って踊っている。後でこれがオーディションの場面だったと分かるが、とにかくピントのずれた演出が多く見てて苦笑します。後はコインランドリーの攻防戦だけどこれも何ともピンボケ。とどのつまりは犯人の正体はビックリのXXXだったと。ここで呆れて止めちゃだめよ。もう一段のビックリ落ちが付いてます。下らない映画だけど、75分と言う短い上映時間もあって飽きる事なく最後まで見れます。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2014-08-20 23:47:41) |
10. ロスト・ボディ(2012)
《ネタバレ》 これは素晴らしい。スペイン映画あなどりがたし。やられた!そう来たか!と最後思いました。終わってよくよく振り返るとちょっと無理ある展開だけど、見てる間はそんな風には一切思えなかった。極上のサスペンスです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-14 21:46:47) |
11. 複製された男
《ネタバレ》 悪い。私には本作は無理でした。2度3度と見て欲しいと言われても、もう見る事はないでしょう。90分しかないのに、こんなに長く感じる90分もなかったです。 [映画館(字幕)] 4点(2014-07-19 20:41:08) |
12. MAMA(2013)
《ネタバレ》 これはなかなかに怖いが、怖い以上に悲しい映画です。姉妹の2人の演技は素晴らしいが、それ以上に主役アナベルを演じるジェシカ・チャステインが良かった。ロッカーは優しいのよ、基本。野獣と貸した姉妹に最初はおっかなびっくり接していたが徐々に彼女の方から心を開いて行く。でも姉妹の中でも特に当時1歳だった妹に取っては5年間も山小屋で自分を育ててくれた「ママ」が大好き。それは仕方の無い事だと思う。「ママ」の正体は映画を見ていただくしか無いが、それにしても残酷な展開です。最後は怖いと言うより悲しくなった。こう言う正当派のホラー映画がちゃんと上映されないなんて日本ではホラーは不遇だと思うよ、本当に。 [映画館(字幕)] 8点(2014-05-17 23:49:50)(良:2票) |
13. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 ダークファンタジーと言うジャンルを強烈に植え付けた作品です。ファンタジーでありながら現実の痛み(物理的な痛みも含めて)をこれでもかと見せる。拷問の恐ろしさばかりが強烈に残るなと思ってたらラストに更に強烈な痛みが待ってました。このラストはあんまりだ。強烈に落ち込みました。落ち込んだが、これは評価せざるをえない。二度と見たくないが傑作だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2014-04-06 22:03:47) |
14. アパートメント:143
《ネタバレ》 良くあるタイプのモニュメンタリーホラーですが、ドクターは全てお見通しってのはいささか出来過ぎかな?分析自体はなかなか良く出来ていました。何かのシリーズ物って感じの作品でしたが、違うよね?テレビドラマの特別編レベルの作品です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-04-05 19:58:25) |
15. [リミット]
《ネタバレ》 これ、かなり期待して見ただけに、直後のガッカリ感が半端でなかったです。 これ以上何も言いたくないくらいに。 [映画館(字幕)] 3点(2013-04-03 17:57:24) |
16. レッド・ライト
《ネタバレ》 駄目ですね。「リミット」の時も感じたけど、私には合わないです。 変に理屈をこね回すんで展開が分かりにくいです。今回の作品もテーマが明快な割にストーリーが分かりにくく、途中で緊張感が途切れました。 デ・ニーロも無駄遣いとしか思えない。シガニー・ウィーバーもせっかく出てきて対決前にご退場なんてあんまりです。みんなが騙されると言うオチも、ほぼ反則技で騙された!と言う感じがしません。言われてみれば冒頭の車中の会話も「何で分かるの?」と言う感じだったけど、あれを伏線と言われてもねぇ。 全体的に「騙され感」を味わいたいと思って行っても満足感は得られにくい作品です。予告編で期待して行って鳩が豆鉄砲食って帰る人が多そう。だから得点はかなり低めです。 [映画館(字幕)] 4点(2013-02-16 23:02:40) |