1. ファイナル・オプション
《ネタバレ》 黒幕面して思わせぶりなマリクとリチャード卿の情報不足にモヤモヤが募る。 結局彼等の手下にして使い捨て要員だったテロ集団。 超ワキ甘な反面、お歴々を前に堂々としているフランキーは女性ボスとしての貫禄を示します。 その彼女との論戦で格の違いを見せつけた国務長官にリチャード・ウィドマークの千両役者ぶりを見ました。 手間暇掛けて潜入した割には悪巧みを察知出来てなかったスケルンにハラハラも盛り上がりも感じられない。 しかしながら、プロとアマの違いを嫌という程見せつける圧巻の公邸突入シーンに観た甲斐がある作品でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-02-01 14:01:37)《新規》 |
2. ワールド・ウォー Z
起承転結の「起」が無く、何か知らんけど街なかがエライ事になってるつかみに口アングリ。 軍隊蟻を思わせる人間壁よじ登り描写に「オーッ」となったもののやはり盛り上がれず。 研究所内での対ゾンビがなかなかのスリルで、ブラッド・ピットと差し向かいのシーン(ゾンビ所員は美味しい役どころでしたね)とそれを見詰める研究所員に胸熱でありました。点数の全てを。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-02-01 11:31:31)《新規》 |
3. シャーロック・ホームズ(2009)
主役二人の切れ味鋭いアクションは見応え充分でしたが。 ホームズ&ワトソンが私的イメージとかけ離れ過ぎていて、そこを気にすると一気に醒めてしまいました。 マーク・ストロングの極悪ぶりが控え目だったのも残念なところです。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-01-13 14:56:54) |
4. シビル・ウォー アメリカ最後の日
劇場に行けなくて地団駄踏んだので喜び勇んでの鑑賞。 舞台の設定がとてつもなく大雑把で「何で?」で埋め尽くされる。 昨今色々な動画で米国の危うさが語られていますが、戦場カメラマンの他愛ないロードムービーからは何の怖さも感じる事無く。 完全な期待はずれでありました。 [インターネット(字幕)] 2点(2024-12-11 14:30:13) |
5. 人生は、時々晴れ
登場人物全員がイギリスの曇り空のような辛気臭さにウンザリ。 脂肪と共に不平不満無気力を溜め込んだ夫と子供二人にキャンキャンうるさい妻の結末は薄日が差しただけでまた元通りになるのだろうと思う後味悪い作品でした。他家族のエピソードも投げっぱなしなのも呆れたところ。 [DVD(字幕)] 4点(2024-12-01 21:20:17) |
6. FALL/フォール
アイデア一発勝負の作品。 何一つとして感情移入できない、頭悪そうな女子2人組you tuber 地上600mでのサバイバル。 あれやこれやの障害が飽きさせないものの、肝心な部分をすっ飛ばした結末に呆れ果てるところ。 小学生時分、家の前の電柱のてっぺんに登って見下ろすのが大好きで母やご近所さんに「男の子やったら良かったのに・・・」と言われており、今も高所大好きなので映像に点数の全てを。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-11-21 15:28:08) |
7. クロムウェル
《ネタバレ》 婦女子も含むアイルランド人への大量虐殺で蛇蝎の如く憎まれたオリバー・クロムウェル。 その部分が描かれてなく拍子抜け。 王政軍カトリック VS 議会軍プロテスタントの戦い。 相も変わらず己の意志決定に神さんを引っ張り出しています。リチャード・ハリスの暑苦しさも相まってもう辟易。 刑場に向かい斬首される一連の流れで魅せるアレック・ギネス。敗者のやるせなさが忘れ難い。 王殺しを成し遂げ、皆の刺し殺すような視線を浴びるクロムウェル。神の御意志と言いながら私怨が大半を占めてたように見えました。 武士の情けの欠片も無いイギリス歴史絵巻の凡作。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-11-17 11:26:47) |
8. セブン・シスターズ
《ネタバレ》 異常気象・人口激増・食糧難、に対しての遺伝子組み換え作物、結果、多生児が発生、なので一人っ子政策へ。 政策実行と違反者への処罰。ディストピアものとして有り得ないとは言い切れなく薄ら寒い。 さらに7つ子のサバイバルへと進む展開に画面に釘付け。 嘗てのアレック・ギネス1人8役とはクォリティがまるきり違うノオミ・ラパスの8役熱演に喝采。 デフォーは物足りないところがあったものの流石の存在感。 グレン・グローズの腹黒さが強烈でコールドスリープのカラクリに寒気が。 見事な脚本での秀作を堪能できました。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-11-04 20:04:54)(良:1票) |
9. インターステラー
地球には住めないから他星へ移住しなければ。までは見れたのですが。 後は、ソータイセーリロン、ジューリョク、ブラックホール、5ジゲン、サッパリワケワカメな講釈を延々と聞かされてグッタリ。 なかなか有能なロボットと綺麗な映像とキャスティング担当者に点数を。 [DVD(字幕)] 3点(2024-10-30 16:06:46) |
10. レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
タイタニック(未見)ご両人が織りなす辛気臭い痴話喧嘩。 する事した結果の懐妊で喜びのカケラも無い二人。そもそも子供2人(だったか)の描写も彼等の目線も無く。 ふざけた愚作が腹立たしい。 [DVD(字幕)] 3点(2024-10-30 15:48:03) |
11. スカイエース
《ネタバレ》 ジョン・ギールグッドのマリアナ海溝並みの眉間のシワに素敵と思ったのは束の間の事でションボリ。 トレヴァー・ハワード&レイ・ミランドはほんのチョイ役。しかしながらお三方が作品の格を高めています。 お目当てクリストファー・プラマーの居ても居なくてもいいような微妙な役回りが歯痒かったものの、ピアニスト指向だった腕前での演奏シーンで1,800円の元は取れたかと。早過ぎる退場に そんなぁ・・・殺生やで・・・・ 若者のこんなハズじゃ無かった感は「西部戦線異状なし」程強烈ではなかったですが、ピーター・ファース、マルコム・マクドウェル好演にて感じられたところです。 地味ながらも第一次大戦ものの良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-30 14:19:01) |
12. ファーナス/訣別の朝
いぶし銀キャストに惹かれての鑑賞。キーパーソン ウディ・ハレルソン一人勝ちな感が。 対して他の面々はいまいちな存在感。 とりわけ警察の体たらくが痛くて、タラタラした結末模様に口アングリ。残念な作品です。 [DVD(字幕)] 5点(2024-09-22 14:53:21) |
13. オスロ国際空港/ダブル・ハイジャック
《ネタバレ》 脳筋でないショーン・コネリーの役どころはなかなかの見応え。 私も死人の出ないえらく大人しいハイジャック犯に物足りなさを感じてました。「変わってるわ」 その後の展開に「へぇ、そういう事ですか」 一気の結末に「えっと・・・?」頭から再見。 もう少し尺を使って政府の企て部分を描いて欲しかったところです。 良い仕事をしているジェリー・ゴールドスミスに+1点。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-04 15:05:33) |
14. ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄
上院議員選挙戦がドキュメンタリータッチで描かれています。 選挙モノでのあるあるな展開でギター片手に歌っているのが目新しいところ。 「貧乏人は文句ばかり言う・・・・」をはじめとした物言いのボブ・ロバーツにドナルド・トランプが浮かびました。 尻切れトンボな結末に唖然と。 お目当てアラン・リックマン。陰謀部分を受け持っている役どころでしたが、見せ場なしの中途半端さにガックリです。 [DVD(字幕)] 3点(2024-08-31 20:16:42) |
15. ローカル・ヒーロー/夢に生きた男
バート・ランカスターに釣られての鑑賞。 プラネタリウム付の社長室にけっこう興味そそられたのですが。 カウンセリングを受けているメンタル疾患というのも話に活かされていません。 結末に組織として現実離れしか感じられず。 盛り上がり皆無の残念な作品です。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-08-05 01:36:43) |
16. カード・カウンター
ブラックジャックの息詰まる対戦を期待しましたが思いっきり空振り。 タイトル詐欺の気がしなくもなく。 捕虜虐待の罪に問われるのは命令通りに動いた下っ端で、偉いさんは軒並み知らん顔というのが、アメリカらしからぬと言うからしいと言うか。 白いシーツで覆う意味が分からない。 復讐單でせっかくのデフォーなのにその言い分を聞けなかったのが大いに不満です。 全体的にパッとしない作品で残念です。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-07-13 21:19:36) |
17. 生きる LIVING
《ネタバレ》 オリジナル未見。 元部下の女性と対峙するウイリアムズにカズオ・イシグロらしさを感じるところ。 これまで生きてきた中で、やりきった事、やり遂げた事が何一つ無い、ままで死にたくない。 身につまされました。 ビル・ナイを筆頭にキャスト全員が心に余韻が残る秀作です。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-07-09 09:12:07)(良:1票) |
18. アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜
史実に疎い身で驚きの連続です。 その最たるは検事への脅迫で誰も身体を傷つけられなかった点で、どこかの国だったら確実に誰かがあの世行きになるのでしょう。 なので血圧が上がること無く検事の勇敢さに見入ったところです。 リカルド・ダリン貫禄の名演でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-30 12:43:28) |
19. ヴェルサイユの宮廷庭師
庭師を女性としたのは作品の彩りなのでしょう。惚れた腫れたの不倫話が主となる展開で、お庭の制作過程がおざなりになったのが物足りないところ。ではありますが、監督の人柄そのままの上品な作りを心地良く観ることが出来ました。 [DVD(字幕)] 6点(2024-06-26 01:02:27) |
20. リトル・ブッダ
監督、撮影、最強コンビが作りだす映像に点数の全てを。話の導入部が無理筋過ぎたシアトルパートは不要に思えました。 何が言いたかったのか分からず長さを苦痛に感じた作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2024-05-26 23:58:20) |