1. 透明人間(2020)
《ネタバレ》 透明人間というとワクワクしてしまう自分が居るが、本作は透明人間をホラーに用いた新感覚の映画だ。なのでワクワクするというよりはドキドキビックリする展開が待ち受けていた。 いまいちだったのは透明人間の正体よね。 いや、一発目のレビューなのでそこには触れないでおこう。 透明人間の視点で描かない所が新しい映画かな?と思ったけど、2年前に公開された「エンジェル、見えない恋人」という映画でも同じ事をやってたわ。主人公は女性で、透明人間の男にストーキングされるという所まで一緒。ただ、この作品では男がいい奴だったからラブストーリーになっていたけど、一歩間違えれば本作みたいな展開になっていたはずよね。 透明人間がほんとに居るのかどうなのか?主人公の女性は頭がおかしいのではないか?という前半の展開はそれなりに面白かったんだけど、後半はちょっとジャンルが変わってしまっていまいちだったかな。 [映画館(字幕)] 6点(2020-07-20 20:43:22) |
2. ナイチンゲール
もうポスターのデザインからして不穏さが漂うし、暗そうな映画だなというのが察せられるが、まさにその通りの内容だった。 はっきり言って嫌いなタイプの映画だった。 まず、主人公の女性が軍の将校達の手によって酷い目に遭うのね。 で、彼女が復讐する為に将校を追いかけて旅に出るというリベンジものなのだが…。 これがまたなかなか復讐しないのね。黒人のガイドと2人でひたすら山道を歩き続けるという話で、サバイバルをしていく内にガイドと仲良くなって友情みたいなものが芽生えて行くという所は良かったんだけどね。 なんか、最初は復讐に燃えていたのに段々とモチベーションが下がって行ってしまうのが残念だったし、まあとにかく銃の扱いにも慣れてないし色々と危なっかしくて観ていられないのね。 そのくせサバイバルパートがとにかく長くて飽きてくるし、途中黒人の差別なんかも描かれるんだけど、軽く触れただけでそこまで深掘りしないし、まあ敵の将校もとにかくこんな人間居るのかという位狂っててヤバイし…。 まあ、一言で言うととにかく暗い映画だった。 [映画館(字幕)] 4点(2020-07-20 20:36:36)(良:1票) |
3. ホテル・ムンバイ
全く救いのない展開と、凄いリアルな描写で引き込まれた。面白いというより、怖い。ひたすら緊張感の途切れない恐怖を味わった。まるで実際にそこにいるかのような没入感だった。 そこまでやる?というほどの容赦のない描写。現実に体験したらこれの何千倍もの恐怖だろうかと想像した。 姿を見せず電話から指示を送る首謀者にムカついた。そして、まだ彼が捕まっていないという事実を知り愕然。 [映画館(字幕)] 8点(2019-10-21 22:37:45)(良:1票) |
4. ピーターラビット
見た目はかわいい。なのにやんちゃなウサギさん達。 いや……やんちゃっていうレベルじゃねえ! ピーターラビットをはじめ動物達が一丸となって人間の家に攻めてくるという、動物VS人間の戦いをメインに据えたドタバタ劇。 世界中で愛されるあのキャラクターが、こんなにハチャメチャな性格だったというのにまず驚いたし、B級テイストも満載でこれはいい意味で裏切られた。 CGとは言え動物達の動きがとても自然で良かったし、笑えるシーンも多くて楽しめた。 「アニー」の監督という事でミュージカルっぽいシーンもあったりして、歌って踊る動物達にとにかく癒される。 [映画館(字幕)] 8点(2018-06-14 20:39:07) |
5. ソウ6
もはや惰性だけで観てる。今回もホフマンが色々やってるなーって感じ。あと、ジョンは死ぬ前にどれだけの音声テープを残してるんだよって思った。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-11-06 07:52:04) |
6. エイリアン:コヴェナント
《ネタバレ》 未知の惑星に降り立つのに無警戒すぎるだろう。 案の定ウィルスに感染して「助けてくれー!」だの「母船に入れてくれー」だの、どったんばったん大騒ぎ。 1作目の「エイリアン」ですらリプリーは感染の危険があるから絶対船内に入れないって言ってたぞ? 挙句の果てにとち狂って宇宙船を破壊し尽くすという間抜けっぷりには開いた口が塞がらない。 もうこの時点で馬鹿映画だなと確信したので、そこからの時間は苦痛でしかなかった。 せっかく空気感染できるエイリアン登場したと思いきや、やっぱりフェイスハガーは出てくるのね。 白い人型のエイリアンは一体・・・? タイトルが「プロメテウス2」だったらここまでの低評価にはならなかったんじゃないだろうか。 [映画館(字幕)] 2点(2017-09-19 20:45:10)(笑:1票) (良:2票) |
7. ブライト・スター/いちばん美しい恋の詩(うた)
詩の才能が凄い男(←表現に全く知性の欠片もなく申し訳ない)に恋をする少女の純粋な恋物語であるが、どうしてそこまで惹かれるのか説得力に欠けたし、何かってぇとすぐ「ママ、ママ」と母親に頼るので、どこまで本気なのかなぁと思ってしまった。 詩を勉強して彼を理解しようとする心意気は良かったが、他の男からの手紙でちょっとグラついたりして、結局は金がないとどうにもならなかったり・・・。 画的に美しい映画ではあるんだけど、そこまでハマれなかったなぁというのが正直な感想。 [DVD(字幕)] 6点(2017-09-14 13:44:27) |
8. LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
展開が読めるのに、どうしてこんなに泣けるんだろう。 前半描かれる主人公の少年時代がなんと言っても良いよね。子役の演技が上手い映画はそれだけでもう引き込まれる。「運動靴と赤い金魚」然り「セントラルステーション」然り。それらの映画に共通して言える事だが、少年が走って走って走りまくる。それだけでハラハラドキドキさせられるし、応援したくなる。映画に躍動感を与えているよね。そんな少年の表情はとても演技とは思えないほど活き活きとしていてとても良かった。 [映画館(字幕)] 8点(2017-06-26 18:48:53) |
9. キングコング: 髑髏島の巨神
とにかく観ている間中→すっごーい!たーのしーい!うひひひ!・・・・というような状態であった。 ピーター・ジャクソン版「キングコング」はもうこれ以上できないという位完成度の高い傑作だった。しかし、オリジナルへのリスペクトが強すぎるがあまり、少々冗長で、教科書通りというかあまりにもまじめすぎていたと思う。 そこへ登場した本作は、とにかく観客を飽きさせない事に徹していて、島に行く最低限の人物が揃ったら即出発!→島に着いたらいきなりのコング登場という息つく暇を与えない演出が素晴らしい。かったるい原住民との絡みもさらっと終わらせているところもグッド!上映時間も丁度良く気軽に観れるので素晴らしい。ついでに4DXでの演出もその機能が最大限に生かされていて、4DXで観た作品としては今までで1番面白かった。 [3D(吹替)] 9点(2017-03-29 16:27:58)(良:1票) |
10. ズーランダー
ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンのコンビがいいよね。ファッション対決のシーンと、PCからデータを盗むシーンでは腹をかかえて笑いました。 あと、最初の方でトランプさんが出てましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2016-12-13 16:38:32) |
11. ゴジラ FINAL WARS
ミュータントとかどうでもいいよ。あと、特撮の怪獣とCGの怪獣バトらせるのやめろ。CGショボいんだから余計安っぽくなるよ。 [DVD(邦画)] 1点(2016-07-29 03:12:40) |
12. ピアノ・レッスン
《ネタバレ》 彼女の翼を奪っても彼女の心まで奪うことなど出来やしない。 男は暴力でしか自分を正当化できないのだった。 自分の翼を奪われた後のエイダの何とも言い難いあの表情が目に焼き付いて離れない。 彼女は何を思うのか、これでやっと自由になれるという希望と、もうピアノが弾けないのではないかという絶望の入り混じった、複雑な感情を旨く表現していたのではないか。見当違いだったらゴメンなさい…。 官能的でどろどろの愛憎劇が描かれるのだが、それと対比して自然の映像が詩的で美しい。ピアノの旋律もとても心地好い。この作品を初めて観た時はそのピアノの音色があまりに心地好かったのか、エイダが島に着いた所で熟睡し、気づいた時には島から去るシーンだったという…何が起きたのか全く分からない状態でした。あははは。 最後、ピアノを棺桶代わりに身を投げるエイダでしたが、そのまま死ぬか誰か助けに来る2択しかないだろうと思っていたら意外な結末で意表を突かれました。 ああハーベイ・カイテルが飛びこんできてエイダを助け、「ザ・ビーチ」ばりの水中ラブシーンが展開されたりしなくて良かった~。 [DVD(字幕)] 10点(2014-10-16 18:12:32) |
13. マトリックス
20年前劇場で観て、入れ替え制とかなかったからそのまま続けて2回目を鑑賞して、ようやくストーリーが理解できて面白ぇ~って興奮してハマって、それからDVDやBlu-rayなどでも観て、20年経った今4dxで再び劇場で鑑賞した。 既にストーリーは分かっているが、そこに動きが加わる事でまた新鮮な気持ちで観ることができた。 まず、雷鳴に合わせてストロボフラッシュが光るのがとても良かったのと、雨のシーンが多いのとスプリンクラーなどで水も大活躍していて良かった。香りは今回無かったような気がしたけど預言者のクッキー焼くシーンであれば良いのになぁと思った。 その預言者の前のシーンでスプーン曲げ少年がスプーンを曲げる動きに合わせて座席が動いていたのにはちょっと笑ってしまった。 とにかく大好きな映画を4dxで見られて感無量。 [映画館(字幕)] 9点(2014-09-29 22:57:34)(良:1票) |
14. 別離(2011)
ちょっと押しただけなのになぁ。 ほんと、ちょっと押しただけなんですよ。 まさにこれ。このちょっと押しただけで果たしてあのような結果になるのか?というのが最大のポイント。しかし、そこの真相は非常に曖昧で観客の想像に委ねているあたりがこの映画の巧い所であり、憎い所でもある。 とにかく、無駄な演出を排し、圧倒的にリアリズムで迫ってくるその構成は非常に見応えがあり、私の想像力を総動員させられたのだった。 [DVD(字幕)] 8点(2014-09-26 07:11:10)(良:2票) |
15. リトル・イタリーの恋
うーん、よくありそうな話です。弟が兄のためになんとか恋人を見つけてあげようと頑張ってるのに、はっきりしない兄のなんと情けないことか。そんな2人の兄弟愛はとても良かったのですが、兄の結婚相手として登場する女性のなんと存在感の薄いことか。セリフも少なくて何を考えてるのか全然伝わってこない。ラストの急展開にもちょっと無理があるような・・・どうして互いに惹かれあうようになったかもっとじっくり描くべき。 [DVD(字幕)] 4点(2006-10-24 21:53:24) |
16. 蝋人形の館
《ネタバレ》 蝋人形の館。タイトルだけでおおよそのストーリーが想像できてしまいそうです。まあ、大方予想通りの展開だったわけですが・・・なんか久し振りにホラー映画の王道を行く作品を見たって感じですね。すぐ戻るとか言って、ヒロインと離れ離れになると大抵男は殺されるんだよ。ラブシーンになると必ず殺人鬼はやってくるんだよ。そして、ヒロインはやっぱり強いんだよ。パターンが完全に正統派です。でも最近は携帯電話があるから殺人鬼側も大変ですよね。警察に通報される前に素早く殺さなくてはならないし・・・。でもいまどきこんな殺人鬼居るかなぁ。そもそも謎だったのが、殺人鬼があと2人で目的が達成されるみたいなことを言ってたけど、一体何が目的だったの?村人全員蝋人形にしたんだから、それで目的達成されたわけじゃないの?それに最後の最後でトラックの運転手が出てきて実は・・・ってオチも取ってつけたようでいまいちインパクトが薄いですね。まあ、細かいことを気にしなければ充分楽しめました。あと、驚いたのがB級作品と思いきや、プロデューサーにジョエル・シルバーとロバート・ゼメキスの名が!実はメジャー作品だったのか? [映画館(字幕)] 6点(2005-11-01 22:18:29)(笑:1票) |