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りりらっちさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  TUBE チューブ 死の脱出(2020) 《ネタバレ》 
SFが入ったソリッドシチュエーション・ホラー映画。 閉所恐怖症の人なら気が狂いそうな狭苦しいチューブ状の通路の中を、娘を亡くして心に傷を抱えたヒロインがひたすら匍匐前進で進み、仕掛けられた罠や襲ってくるモンスターを避けたりやっつけたりしながら、とにかく出口を目指す、まさにソリッドシチュエーション映画です。ホラーというほど怖くはない。  CUBUもそうでしたが、そもそもなぜこのシチュエーションなのかは謎のまま、ひたすらハラハラドキドキで引っ張っていきます。 途中で子宮の中のような場所に出たり、死んだ娘が現れたり、髑髏にドローンをかぶせたような機械がヒロインのケガを直してくれたりするのですが、ラストシーンまで行っても、それらの伏線がしっかり回収されているとは言えませんでした。というか、わからないままでした。  子宮を通り抜けていく事や、死んだ娘の誘導を断って自分が信じた地図通りの道を選択すること。そして苦痛が待ち受けているだろうことを承知で罠をくぐりひたすら出口を目指すこと。 それらのシーンから、ヒロインがチューブで生まれ変わる事を意図しているのだろう、とは思うのですが。  ヒントは映画の冒頭のカーラジオの声でしょうか。 ハッキリとUFOを見た、と語る声。そしてどんな時も神の声に耳を傾けましょう、という何かの宗教信者の声。 最後に、2人の少女を刺した犯人が逃走中、と流れます。  犯人はヒロインが乗ったヒッチハイカーの運転手だったわけですが、この男もヒロインと一緒にチューブに閉じ込められて、途中で再登場してヒロインの邪魔をします。 ゾンビのようなモンスターも現れて襲ってくるのですが、これらが産まれなおしに本当に必要な試練なんですかね…?宇宙人さんが考えた試練にしては、ちょっとイカレた設定すぎるのではありませんか。  ラストシーンで、再登場した死んだ娘に「私は死んだの?」と聞くと、「肉体は何度も死んだわ」と言われます。「どうすれば?」と聞くと、「生きて」。  生きてって言われても!!!ここ、地球じゃないし!!!!  監督も当初はSFはまぜるつもりはなかったんじゃないかなー。でも回収しようがなくなって、SFにして無理やりハッピーエンドにするしかなかったんじゃあないのかな。なーんて事を思うくらい、テーマに説得力がなかった。  でもこういう密室系のソリッドシチュエーションホラー映画でいい終わり方にしようと思ったら、どうしても無理が出てしまうのかもしれないですね。  ヒロインは魅力的で等身大のリアルな女性っていう感じがいいし、演技もとても上手でした。痛いシーンは観てる方もギャーっと声が出るくらい痛そうだったし、演出だって悪くなくて中だるみもなく、最後まで緊張感を保って引っ張ってくれています。 だから、いい感じのラストで終わってよかった、と思う反面、もう少し説得力のあるラストがよかったなぁ、と。あと少しくらい、観る側にヒントや説明をしてくれてもよかった気がします。  悪くないけどあと一歩!な感じの映画でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-08-07 21:35:43)
2.  午後8時の訪問者
そもそも医者になって人を助けようという人間だからなのか、現代日本人よりずっとずっと良心が強くて人道的なヒロインだと思った。  彼女と同じ立場に立った時、「ドアを開けなかったのは仕方がない」「殺したのは自分じゃないし」「運が悪かっただけさ」と、カケラも罪悪感を抱かない日本人の方が多いんじゃないか。 そこには移民への偏見が絶対にあると思うし、「他人のトラブルに関わりたくない」「責任をとりたくない」という事なかれ主義もあるだろう。「自分と自分の家族だけが無事ならそれでいい」という身も蓋もないエゴイズムも強いと思う。まぁそれは、登場する他のフランス人にも言える事なんだけど。  それに比べてこのヒロイン、自分のしたことの結果をしっかりと引き受け(必要以上に引き受け)、将来の選択まで変えてしまうのだから大したものだ。  しかし…頭がよく行動力もあるのはいいのだが、「そんなよくわからない人間を部屋へ入れるのか!」と、同じ女性として観ていて怖い場面が多々あった。 まあ自分の家ではなく診療所なんだから当然なのかもしれないんだが、それでも女性一人の部屋へ見ず知らずの人間を招き入れるというのは、かなり危険な行為なのではないか。…って、医者だから仕方がないのか…。せめて入口に警備員にいてほしい…。  序盤で若い男の研修医がプイっとムクれて診療所を出て行ってしまうのだが、フランス男は面子にこだわりすぎなのか、打たれ弱すぎなのか、なんかこじらせてて、面倒くさーって思ったら、別にちゃんと理由があったのですね。 まあその理由も、ヒロインが一生懸命謝って話しかけて何度もアプローチしてようやく話すのだが、そこまでしないと話もできないなんて、やっぱりフランス男は面倒くさーって思っちゃいました。  という感じで、観ていて色々と考えさせられる映画です。 地味です。でもだからこそリアル。  機会があったら、ぜひ観てもらいたいです。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-12 20:37:56)
3.  ペインレス 《ネタバレ》 
ラストの唐突な父から息子へのメッセージ(強く生きろよ~的な…)に、これで終わり?なんだこれ??と、ボーゼンとしました…。  だいたい目の前にいきなり髭面のおっさんが現れて、「こいつは俺の息子だ!」ってわかるもんでしょうかね。 もし直感でわかったとしても、誤って出火して火事で死ぬ羽目になったというのに、そんな場面で髭面の息子へ父親としてのメッセージなんて送るもんでしょうか。いや、送らんだろ。  現在と過去を何度も行き来して、引っぱって引っぱってようやくラストまで来たというのに、何も解決せずにとりあえず燃やして終わりにするなんて、なんて乱暴な脚本なんだ! 燃やして終わりなんてあんまりだから、とりあえず感動できそうな父から息子へのメッセージをつけとくか。…と、後から映画会社がつけたのでは??なんて思ってしまうほど、不自然だったわー。  そう考えると哀しいので、あのメッセージは脚本家がちゃんと書いたものでテーマにかかわるものだったとして。 この不自然さは、もしかしてこちらの受け取り方の問題だったりして?  で、考えたのですが、主役の医者ダヴィッド。彼はベルカノが死んだことで骨髄移植を受けられなくなり、死ぬ運命になりました。 取り残されるのは、保育器に入った息子です。 あの父から子へのメッセージは、ベルカノからダヴィッドが無意識に受け取ったと思ったもの、そして同じように死にゆくダヴィッドが息子へと送ったメッセージなのではないでしょうか。  そう考えると、父とムスコはそっくり同じ人生を生きたことにも気づきます。 ベルカノは妻を先に亡くし、子どもも赤子の時に手放した。 ダビッドも妻を先に亡くし、赤子の子どもを一人残して死んでいく運命です。 父と息子の人生が、ぴったりリンクしているのです。  だから二人とも言葉にならないメッセージを送る。自分の死に際に。  もしかして、そんなラストだったのではないでしょうか。  映画の時間がもう少し長ければ、そこを描けたのかもしれません。 ラストが駆け足すぎて、それまでの大掛かりな設定とストーリーが無駄になってしまっているのがとても残念。 ペインレスという設定を生かし切れていないのも残念。 一言でいえば、詰め込みすぎ。  ペインレスは別の映画でホラーの題材にして、この作品では内戦と子供の監禁と拷問という過去の話を絡めて父と息子を中心に描いた方がよかったのではないかと思いました。
[DVD(吹替)] 5点(2018-03-01 00:12:06)
4.  ネオン・デーモン
グラビアのカラーページみたいに綺麗な映像が延々と続く映画。かなりスタイリッシュな写真なので、それなりに最後まで楽しめる…とは思います。 たぶん、ヒロイン役の女優さんに魅力を感じられれば、あまりハズレだ~というような不満は出ないんじゃないかと。  しかし、モデル業界を描いている割には、華やかさに欠ける場面ばかりだなぁ。 モデルをはべらせている権力者のおっさんがいるレストランなんか、レトロというより古臭い調度品と赤絨毯で、ヒロインの仮宿のモーテルの貧乏くささといい勝負だし。モデルたちが集って踊るクラブも、人がまばらでガラ空きで閑古鳥泣いている風だし。 L.A.って大都会のはずなのに、都会が出てこない…。逆に野生動物(豹だっけ?)が、モーテルの部屋を荒らす始末だよ。へんなの。  それに、ヒロインが美しい~って珍重されるのは、モデル業界の人々が人工的な美貌に飽きたからだろう…と理解はできるけど、でもモデルが表紙を飾る雑誌を手に取るのは普通の女性たちなんだから、人工的な美の方が好まれる気がするけど。 そこらへんは商売より美を追求する業界人たち、という設定にしてあるんだろうけど、現実的ではないやね。でもそれを言い出したら、話が成立しないしね。  なので、深く考えずにふーんと思って映像を楽しむための映画だと思いました。 美女ばっかりじゃなくて、キアヌ・リーブスとかデズモント・ハリントンとかのイケメンも出演しているのは、やっぱり画面を美しくしたいからなんだろうな。
[DVD(字幕)] 4点(2017-12-05 00:07:26)
5.  カノン 《ネタバレ》 
「このオッサン、終わっとる。」というのが正直な感想だが、ダメだ、こんな感想じゃ…と、がんばって鑑賞後の気持ちを文章化してみる。  前作を観ていないので、オッサンへの評価がフェアじゃないのかもしれない…。が、過去がどーだろうと、いまのオッサンはやっぱりダメだ。 オッサン自身の発言「生きる目的が性欲だけ」なんて、人間でいる意味がないだろう。動物どころか虫でいいくらいだ。そんでもって、産まれる前の子どもは自分の子どもじゃないから、平気で母体ごと暴行して殺す。だって母体の女がうるさいから……って、老齢に近いいい年のオッサンのくせに、やることが十代のヤンキーと変わらないとはどーゆうコト。無駄に年だけ取っている。虫以下だ。  社会に還元する能力がない、自分の欲望だけしか興味がない、自分の思うようにならない世の中に腹だけ立てて努力しない、友人もいない、趣味もない、酒を飲んでセックスをするだけ。セックスするにも金が要るので、最後には娘とセックスだ。 自分の生きる意味が必要で、娘の存在にすがりついている。 すがりつくだけならまだしも、ない頭でモラルについて考えつつ、娘とセックス。女とコミュニケーションするのに暴力とセックス以外の方法を知らないオッサンだから、殺さないなら犯すだけだ。  圧倒的に、弱い。  精神的に弱い。人間社会で生きて行くのに必要なものが足りなさすぎる。そしてそれを補う努力をしなさすぎる。 社会性のなさと視野の狭さ、頭の悪さと衝動の抑えられなさ、なのに年だけくって、もうオッサン。 お、おしまいだ……終わってる…。  でも生物としては強いから、殺されない限り彼は生きて行く。 娘にすがりつき、娘とセックスし、娘を自分の生きる理由にしたてあげ、自分のためだけに生きて行く。  なんだかなー。やっぱり終わってるわ、このオッサン。 観ていてオイオイと突っ込むところは満載だったが、最後まで観ても別に哀しくもないし、やれやれという気持ちになった。一寸の虫にも五分の魂。しかしオッサンの魂は……あんのかなぁ?ない方が世の中のため、て感じがしました。  別に教科書的な見方をするつもりはないんだけど、しょーもないオッサンの人生の一幕というだけの作品でした。
[DVD(字幕)] 3点(2016-10-28 21:24:37)
6.  ハウンター 《ネタバレ》 
非情な殺人鬼の手によっていきなり生を断ち切られてしまった者の魂は、こんなふうに彷徨うのか。 何もなければ平和に続いていくはずだった家族との日常を、どこにも存在しない真っ白な霧の中で、永遠に繰り返すのか。 なんと哀れで、なんて悲しいんだろう。 死後もこんなふうに彷徨わなくてはならなくなるなんて、観賞中に、他人の命を奪う事の罪深さについて、思いをはせてしまった。  そして、ようやく自分たちがすでに死んでいると家族全員が気づくことができ、あちら側(死後の世界)へ行けるようになったにも関わらず、ヒロインはたった一人、家に残る決断をする。 現実に今、殺されかけている少女を救うため。かつての自分のようにその少女が殺されようとしているのを、ヒロインは見過ごせなかったのだ。 彼女の勇気と優しさと、人間を信じる心。彼女の強くて優しい人間性が、美しくもせつない。  幽霊物としては一般的な設定かもしれないが、とても自然に謎に引き込まれるような展開を重ねてある。 主役が自分は死んでいる事に気づくまでを淡々と描き、そこへ現実の人間と霊との錯綜した交信をからめ、霊になっても人を殺し続ける恐ろしい殺人鬼との闘いを描いた。 派手なドラマがないので一般受けは難しいかもしれませんが、脚本もかなり凝った良作です。
[DVD(吹替)] 6点(2016-05-30 22:38:35)
7.  赤い航路 《ネタバレ》 
ヒュー・グラントがあまりにいい面の皮なんで、笑えた。 爺さんと若い美女のなれそめから倒錯の愛に陥るまでを延々と聞かされ、美女にクラッとし、それでも一歩を踏み出せずにグズグズしていたら一瞬で妻に先を越され、結局なんもいい思いをできずに指をくわえたまんまで終わる、という。 最後のクレジットで爆笑するなんて久しぶり。この情けない気の毒な夫役にあまりにヒューが適役で、彼の情けない顔を思い出しただけでまだ笑える。  最後に夫婦が抱き合って終わるけど、一般に男って自分の妻や恋人が別の男と浮気すると頭に血が上るクセに、女と浮気されるのは平気だよね。 たぶん、男は潜在的に自分の「男らしさ」に不安を抱えていて自信がないから、別の男と浮気されると自分が男として失格の烙印を押されたように感じてショックなんだろう。まあこのヒューが演ずる夫は、妻が男と浮気しても許しそうなくらい軟弱だが。 反対にミミの夫の爺さんは、ミミが女性とセックスしたことで彼女のどん欲なまでの愛情やセックスへの欲求を受け止めきれなくなったのかな~。あれは撃つべきじゃなかった。ミミと結婚したという事は、あの程度の事は覚悟していたはずなのに、ちょっと無理にストーリーにオチを作った感じがするな。あそこで爺さんがおもむろにシャンパンを取り出してヒューと乾杯する、というラストにした方がよかったと思う。まあそんなオチにしたら観客から大ブーイングがきそうだが、でもワタシは拍手すると思う(笑)
[DVD(字幕)] 5点(2016-05-20 19:29:17)
8.  ラスト・エクソシズム 《ネタバレ》 
「エンターテナーな神父さんが良心に従ってインチキ・エクソシストのドキュメンタリー映画を撮る」で、つかみはOK! 中盤「ミイラ取りがミイラに」で、神父さんオロオロ、観客ゲキを飛ばす&引き込まれる。 そして「やっぱり悪魔なんていなかったね」と安心した所に、嘘発覚‥‥もしや?! ラストは「ローズマリーの赤ちゃん」(古い…)。  悪くないんですが、ラストのオチと終わり方が弱いのが不満。 結局、おとーさんが一番正しかったね、神父さんは最後信仰心に目覚めて本物の神父になれてよかったね(死んじゃうけど)、少女は町ぐるみの悪魔信仰の生贄だったね、お兄ちゃんも悪魔の仲間だったね、で終わっちゃった。脚本通りなんだろうけど、なんだか消化不良なのは、見せ方がイマイチなのかも?もうひと捻り、ふた捻り欲しかった。あと、少女の悪魔憑きがあまり怖くなかったです。背中がU字になっても別に、なぁ…「エミリー・ローズ」の方が100倍怖かった。そこら辺の演技力不足、演出力不足が大きいですが、主役のエンターテナー神父さんはよかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2016-04-28 23:07:58)
9.  王妃マルゴ 《ネタバレ》 
萩尾望都さんの「王妃マルゴ」第4巻がサン・バルテルミの虐殺直前で終わっていて、どーにもつづきが気になったので、観てみた(笑)  これが現代日本の倫理観ではまったく測れない世界のお話で…。 きょうだい間でデキちゃうのも、王女が男漁りに街に出るのも、別に問題ないらしい。まあ性的にユルイのは、昔の日本人も同じだし。人が簡単に死ぬ時代では、性の価値なんてそんなもんなんだろう。 他国のみならず国内でも激しい宗教的対立や権力闘争があり、一見華やかな宮廷の中で陰謀と策略が渦巻いている‥と、映画としてはこの上ない舞台仕立てですが、実際にその中で生まれ育ち大人になっていくのは、なんと厳しい事か。しかもこの母ちゃんと兄ちゃん達だ。問題あり過ぎて、アダルトチルドレンがどうとか言ってる余裕もないわ。 サン・バルテルミーの虐殺もひどいが、私が一番ゾッとしたのは、公の場でマルゴをよってたかって性的に侮辱しレイプしようとする兄弟たちのシーン。 マルゴが男遊びの激しい女でいるのはいいが、誰か別の男を真剣に愛することは許さない、罰してやる、という非常に歪んだ暗い欲望を持つ兄弟たちが、ひどく気持ち悪かった。国王のシャルルは単にヤキモチ焼いてるだけで、まだマシだったが。 そんな中で、悲劇に終わりはしたが真実の愛だと思えるものを手にしたマルゴ。一人の女性として果敢に生きたと言えるだろう。  にしても、イザベル・アジャ-ニは二十歳そこそこのマルゴを十分魅力的に演じていたが、ダニエル・オートゥイユってどうなの? ナヴァール王アンリは、マルゴと大して年が変わらないはずでは?!映画の彼は、どーみても30代のオッサンだろう?!ミスキャストじゃないのか?!!
[DVD(吹替)] 6点(2016-02-02 22:00:29)
10.  コレクター(2012)
「デクスター」でおなじみのジェニファー・カーペンターが出ていたので、観てみた。が、こ、これは…(汗) 王道のサスペンスかと思ったら… どんでん返しのラストで観客を唸らせたろ~としたのが、すべて裏目に出た感じ。 はったつもりの伏線が意味をなしてないし、登場人物たちの関係性が不自然だし、第一犯行の動機や犯人に追従した人間の動機が説明不足で、意外な展開というよりはご都合主義な展開にしか感じられなかった。 そのままオチへ雪崩れていくのだが、不自然さと説明不足のせいで感情移入はまったくできず、ただただ「はぁ、そうスか」としか思えず。  たとえありきたりなストーリーでよくあるサスペンスになったとしても、ラストでどんでん返しをするべきではなかった。意外性を狙ったせいで、映画の質を落としたと思う。 制作側は「ソウ」のような映画を作ってみたい、と思うものなのかもしれないが、それにはクオリティの高い綿密な脚本と俳優陣が不可欠だ。この映画はどれもが中途半端。「実話が元ネタ」と宣言すれば観る側も興味を持ってくれる率が高いわけだが、そーゆう小手先だけじゃダメなんだよな…。才能があってなおかつ職人気質の監督でも連れてこない事には難しいのではないかな。俳優たちも皆上手に演じてはいるものの、心理的な奥行きがない。…まぁこれは脚本の問題かもしれないが。  それにしても、これは毎回思う事なのだが、「実話が元ネタ系映画」を作るのなら、実際の事件のショッキング部分だけを描写するのではなく、実話ではかなわなかった犯罪の全貌や犯人の心の闇や被害者の心の傷をこそ描くべきではないのか? ショッキングな部分を野次馬的に取り上げ大げさに描写することは、事件にかかわった人たちの心を傷つけるだけではないのか。 物語を作る側として、それはあまりにも金儲けに走り過ぎではないのか。  そういった自覚と反省を持って作ってもらいたいのだが…。それがかなわないのなら「実話をもとにした」などと一切書かない事だ。それが作品を作る人間としての矜持だと思う。 大いに反省していただきたい。…無理だと思うけど。
[DVD(字幕)] 4点(2015-12-09 22:19:46)(良:1票)
11.  アンチクライスト
この監督は、女性という性が嫌いなんじゃないかな~。 自覚していないかもしれないけど、女性嫌悪というミソジニーに縛られているのがなんとな~く伝わってくることよ。  たとえ母親であろうと一個の人間である限り決して無私になれないのは当然なのにもかかわらず、無私になれない女性が子を見殺しにするのである=悪魔と同義である、と言いたいのではないの。もしそうならヒドイわ。  命を生み出す女、子にすべてを捧げきれない母、罪悪感から狂っていく女、自分を殺させるために男を追い詰める女、、、。男が対峙しなければならない女という性は、この監督に描かせるととても厄介で巨大な怪物のよう。 男ができる事は、せいぜい女の望みどおりに殺すことだけ。心理学もセラピーも理性も愛情すら、なーんの役にもたちはしないのだ。 命を終わらせることはできても命を産み出す事は出来ない男という性の限界までも、ちゃーんと描いているのはエライと思う。 でも何度も観たいと思う映画ではない。テーマが普遍的ではなく、監督個人の考えが前面に出過ぎているのがよくない。偏り過ぎなのだ。  映像が美しく衝撃シーンが結構あるので話題になるだろうし、深読みしようと思えばいくらでも深く勘違いできそうな話ではありますが…一回でいいや。 ただ役者さんたちの演技はすごかったです。特に妻役の女優さん。狂気に堕ちていく難しい役を大変上手に演じておりました。しかし、こーゆう役に金髪の女優さんを使わないのはなんでかな~?黒髪でないと凄みというか雰囲気が弱くなるからか、黒髪でないと悪魔と重ならないとかいう偏見からか。ちょっと気になったところです。
[DVD(字幕)] 5点(2015-11-12 17:04:36)
12.  マニアック(2012) 《ネタバレ》 
悪くない。悪くない映画なんだが・・・。  <イマイチな点> ・「幼児期に母親の乱交を日常的に見せられたトラウマから、見捨てられ不安&女性嫌悪&性的不能になり、歪んだ性的欲望を満足させるため女性を惨殺するシリアル・キラー誕生」という、もろセオリー通りの王道パターン。 ・主役が心惹かれる女性がアーチスト。女性アーチストときたらカメラマンでフランス人で金髪だろ、というこちらもあまりにも王道パターン。 ・主役は「髪フェチ」で、女性の髪を剥いでマネキンにかぶせる。これがなかなかショッキングで映画に重要な色を与えているのだが、その説明というか理由としては、回想で幼児期に母親の髪をブラシでとかすシーンがちょこっとあるだけ。母親の髪を美しいと思うのは理解できるが、髪しか触らせてもらえなかったわけではあるまいに、ちょいとこじつけっぽいかなぁ。 ・合計何人殺しているかは不明だが、けっこう無造作に行き当たりばったり殺人を犯しているので、最近始めたのだろうと推測。とすると、最初の殺人を始めたキッカケは?必ず何かがあったはずなのに全く触れられていない。フランス女への恋心より、そっちの方を描くべきなのでは~(どうせ女性は殺されるんだし)  <ヨカッタ点> ・シリアル・キラー目線のPOVがなかなか新鮮。(でもちょっと覗き趣味というかAVっぽい気も…) ・殺人描写がかなりリアルで残酷かつバラエティにとんでいる。そういうのが好きな方はかなり楽しめる。(ワタシは気持ち悪くなりました…) ・主役が偏頭痛持ち(?不安神経症の発作?)に苦しんでいるのがPOVで上手に表現されている。主役の見る不安定で狂った世界を見ていると、「こりゃ生きるのが苦しいだろうなぁ」と気の毒になり、「早く死ねたらいいのにね」とまで思ってしまった。死ねてよかったね。 ・映像がスタイリッシュ。かなり考えてキレイに撮られている。 ・話にちゃんとオチがついている。  こんな感じで、なかなか評価が別れそうな作品。 ちょっと残酷描写がつらいかも~と思ったら、アジャ監督が制作に名を連ねているのを見て、納得・・。
[DVD(吹替)] 5点(2015-10-23 22:47:55)
13.  THEM ゼム(2006) 《ネタバレ》 
「そうか、実話なのか」と知って観たら、それなりに面白い。知らずに見たら、退屈。  あのキッズはストリート・チルドレンかと思ったのですが、ラストで学校(家?)へ行くバスに乗っているように見えたんで、ちがうのかな。いわゆる不良(死語)?放置子? 何人かやり返されて死んでますが、特に騒ぎにならなかったようだし、いろいろな環境の子が混ざってるのでしょうか。 「命の大切さ」なんてものは、自分の命を大切にされた経験がなければ理解できないものだから、彼らは大切にされたことがない子達なんだろう。 獲物の命も仲間の命も自分の命も、ぜんぶがとても軽い。彼らにとっては。  それにしても、ルーマニアの田舎には、子どもが夜遊びする繁華街がないのか。そんであんな遊びを思いついたのか。 彼らにとっては、「秘密基地を作る」の延長上にある遊びだったのだろう。これだから、子どもはコワイのです。  「小人閑居して不善をなす」というけれど、居場所がなく頭が悪く刹那的で刺激を欲しがるお子ちゃま達を集団で放ったらかしておくとロクな事になんないのは、万国共通ですねぇ。 
[DVD(字幕)] 4点(2014-12-18 18:25:52)
14.  変態島 《ネタバレ》 
「衝撃の変態エロティック・スリラー!」ってCM、なんですか。 ハナから「今回もまったく変態じゃないんだろうな」と思って観た自分のような人間はいいですが、「変態」を期待して観た人は怒るんじゃないですか。 変態どころか、子どもを失ってミャンマーのジャングル奥深くへさまよいこんでいく白人夫婦の哀しい話じゃないですか。  しかし、あいかわらずテーマを読むのが難しい監督の作品だ…。 ムリヤリ社会派の解釈をすると、「わが子を探す事だけを目的に、人身売買される子どもたちを無視し、禁忌の島へ入りこんだ白人夫婦の末路」ってトコでしょうか。  そこに「子をおもう母がたどりついた狂気」と「母を求める子ら」「父性の限界」「父と息子の対立」をからめて、原始人メイクの子どもたちをプラス、不気味さで味付け。そんな感じ???正直わからないわ…。  しかしあの子どもたち、妙にみんな体格がよくって、不自然さを感じたなぁ。もっと栄養失調気味のガリガリの子ども達が登場した方が、怖さが増してよかったのでは。  同じ年頃の少年ばかりで青年期の人間がいないのも不自然だし(すぐに成長する年頃のハズ)、少女がひとりもいないのは、なんで。少女は売り物だが少年は捨てられる、ってのはオカシイ。ひどい話だが、幼女を好む人間は男の幼児も好むから、商品としては変わらないハズだから。たぶん、ラストでジャンヌが殺されない理由を作るためと、不気味さを増すためなのかな。  船で一緒になったじーさん・ばーさんも囚われていたけど、どっから来たんだ。  とかいろいろ考えちゃうと、「オイ、結局ナニが言いたいんだ」とか言いたくなっちゃうから、ダメ。こーゆう映画は、考えない。 ある部分では社会提起しているけれど、全般的には「このおどろおどろしいムードを楽しんでくれ!」って感じの映画なのかな、と。 意味を求めるのは現代人の病ですが、こーゆう映画には意味を求めちゃいかんのかもしれません。そーゆう映画はもちろんあっていい、と思います。 ハイテンション&派手&衝撃的な映画に飽きた人、おどろ系が好きな人にオススメ。「変態村」よりは役者はずっといいです。が、くれぐれも「変態」は期待しないでください。
[DVD(吹替)] 4点(2014-04-29 00:57:40)
15.  エンパイア・オブ・ザ・ウルフ 《ネタバレ》 
ヨーロッパ映画のいいところは、何がリアルで何が不自然とか全くわからないまま丸ごと受け止められるところかな。 この映画なら、街の古さ・汚さ・狭さもトルコ人街もトルコ右翼もマフィアもマドレーヌに出てきそうなお針子店もゆるすぎるセキュリティの警察もフリーダムすぎる警察官も、すべて「フランスってこうなんだ~」とフツーに観れてしまうところ。  そーゆう無茶な設定もちょいご都合すぎるストーリー運びもすべて含めて、面白かったです。  主役刑事(イケメンすぎない程度にイケメンなのがよかった)に気持ちを寄り添わせて鑑賞すれば、ストーリーも二転三転するけど、難しくないし、ちゃんと謎は全部とける。 ヒロインの人格を消した軍の狙いがちょっと(実はかなり)不自然なだけで、あとは問題なしです。ふと警察の麻薬課って軍より強くて融通効くの~?と疑問に思いましたが、そこはほら、「フランスだから~」(笑)。  ジャン・レノ、最初は嫌な感じの大御所チンピラみたいに出てきましたが、徐々にに凄みを増し、最後もやっぱりジャン・レノでよかった、みたいな幕引きで大団円でした。  面白かったので、また観たいです。   あ、一ヶ所だけとけない謎が。記憶と人格を塗り替えられたヒロインが、夫に対して「見知らぬ人」と思うのは当然として、なぜ他人がゾンビに見えたりしたんでしょうか。 映画として面白くするためだけで、そこにあまり深い意味はなかった? 仏映画って、いらない部分に妙に残酷というかグロ描写がありますよね~。そういう映画作りの風土なのかな~? きっと、日本の2時間ドラマに「犯人と刑事が崖で対峙するシーン」が必ず出てくるのとおなじなのかも。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-09-04 09:08:21)
16.  [リミット] 《ネタバレ》 
思ったんですがね。 「テロに屈するな!」とか言う正義大好きなアメリカ人って、底抜けに楽観主義なんだろうか、と。自分がテロで死ぬ多数の犠牲者の名もなき一員になる事なんて、あまり考えないんだろうか。 「俺は強い!」みたいな幼児的万能感をずっと持ち続けてるのか。都合の悪い事を考えるのを拒否しているのか。見ないふり、聞かないふり。否認。あと、自分に都合よく事実を変えて思い込んだりしたりね。  それはさておき、スペインぽい映画ですね。良作です。 でも、主役の勤務している会社が賠償金の支払いから逃れるため、主役が生きているうちに社則違反の言質をとろうとしたりする場面は、アメリカぽさを出そうとしたのかもしれないけど、ちょっとあざと過ぎて白けちゃいましたが。  他はよかったし、面白くはあったのですが…鑑賞後、妙に消化不良な気分になりました。 それは、リアルなようで全くリアルではなく(テロリストは生き埋めにしたトラック運転手とあんな取引はしない)、なのにストーリーは徹底して非情で救いがない、というのがどうもバランスが悪かった。 そもそも設定がリアルでないのだから、バッドエンドにする必要はなかったのでは…。 まあ、あれで助かったらさらにリアルから遠ざかるので、仕方がないと言えば言えますが。  助かるのか否か、ラストが絶対に気になる映画です。面白かったけど、2度は観ないな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-29 17:22:43)
17.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
映像美術に力を入れるあまり、コスチュームまで気が回らなかったのか? お母さんがブーツとミニスカで走り回ってるのが、変…。いや、お母さんはミニスカ着ちゃイカンと言いたいのではなく、キャラに合っていないのに、「この役はこのコスチュームね」って言われて無理して着てるような、不自然さを感じました。(つまり、似合っていないのです…)  ストーリーも展開も意味不明なのですが、「そーゆうゲームの映画化なんです!」と言われれば、はぁそうなんですかと納得するしかなく。 ゲームへの愛はわかるのですが、作品への思い入れ度と、ストーリーの作りの粗さが、なんともバランスが悪い。  そういえば、諸外国(米、欧州)は、養子に激しく思い入れする母親、という構図をよく描きますが、そーゆう感覚が一般的だからなのか、それとも珍しいから描かれるのか、気になるトコロです。 そして、そーゆう母子モノに出てくる父親の存在はないに等しく、あったとしても、母親の行動を阻止しようとする邪魔者的存在だったりする。 この映画では、見事にゼロでした。 邪魔もしないけど、役にもたたんという。なんでわざわざショーン・ビーンを使ったのでしょう?勿体ない配役です。  それでも5点を献上したのは、描かれた「サイレントヒル」の世界がすごくよかったから。素晴らしく完成された映像でした。 サイレンが鳴るたび、人間味や可愛気を1ミクロンも感じさせない圧倒的な暴力と殺気で、恐怖と生命の危機をつきつけてくるクリーチャー。 宗教で頭が狂った街の人間たちによる、問答無用のオソロシイ処刑。  観賞中に「あの、こわいんですけど!」と思わず抗議の声を上げたのは、この映画が初めてかもしれません。 ホラーな怖さではなく、生命を脅かされることに対する、動物としての本能からの恐怖というか。 そこは、本当に大したものだと思いました。  最後、オタク心をくすぐるエンドロールでしたね。 悪くはナイし、魅力がナイとは言いませんが、一般の人には「妙に凝ってるな~」と思われるだけかも。 ワタシはゲームはあまりしませんが、感覚がオタク寄りなんで、「おお、このエンドロールが一番いいね!」と思いました。  ストーリーはイマイチなのですが、あの世界をもう一度体感してみたい…と思わせる魅力のある映画です。
[DVD(字幕)] 5点(2012-09-07 23:47:54)(良:1票)
18.  エスター
悪くはない。悪くはないんですが…。 すべてがセオリー通りなんですよね。これが、同じセラ監督のリメイク作品「蝋人形の館」だったら、よくここまで面白くリメイクできたな~と感心できるのですが、残念、この作品はリメイクじゃない。  具体的にいうと、サスペンス「ゆりかごを揺らす手」に、チャイルドホラー「ケース39」とか「オーメン」(古すぎっ)を掛け合わせたら、あらこの作品が出来ちゃった♪…って感じなんです。 たくさん映画を観てきた人間には、頑張ってるしソコソコ面白い作品ではあるんだけど、でもやっぱりかなり物足りないなぁ…。  セオリーを吹き飛ばす大逆転ネタがエスターの正体って事なんでしょうけど、それもそんなに衝撃的ではなかった…。というか、衝撃的な正体であったとしても、その正体がストーリーの展開にまったく影響がなかったのがまずかったのでしょう。 それに、魔女メイクのエスターがあんまり怖くなかった…。 何が一番怖かったって、DVDのパッケージ写真のエスターです。あれより怖いエスターは本編には登場しないので、ご安心ください。  にしても、日本だったらエスターくらいの年頃の女の子とセックスしたがるロクでもないオヤジたちは、フツーにゴロゴロいそうです。 アメリカは、日本よりずっとロリコンへの規制が厳しいんでしょうねぇ。 エスター、日本に来ればよかったのに。
[DVD(字幕)] 5点(2012-07-10 00:00:04)
19.  ハンニバル・ライジング
レクター博士のファン以外の人が見ても、たいして面白くない。そんな映画。 レッドドラゴンはまだ面白かったんだが。 原作者のレクターへの思い入れにつきあうのも、これが最後かなぁ。もう本も読まんよ。 
[DVD(吹替)] 4点(2012-02-06 16:32:31)
20.  ハイテンション 《ネタバレ》 
みんな言ってることですが、やはりこのオチはマズイでしょう。 張ってある伏線すべてが観る側を騙すためのウソってのは、さすがにいただけない。 こーゆうオチにするならするで、「あの伏線もこの伏線もこーゆうわけだったのか!」と最後に納得がいくようにしなければ、何の意味もない。そういう意味で、このオチはナシ。やってはいけません。 にしても、友達役はわざと10人並み以下の容姿の女優さんをさがしたの?別に美人にしろとはいいませんが、なんかの意味があるのかと思ってしまいましたよ。 ああ、内容ですね。ストーリーはオチをのぞけばなかなかスリリングでいいと思いました。 ボーイッシュで現代的なヒロインが、友達を助けるために殺人鬼を追跡するのですが、キビキビ行動して、観る側をイライラさせません。 よくあるホラーっちゃそうなのですが、マヌケな行動をして殺人鬼にやられる登場人物が多い昨今のホラー映画とは違って、キャラにもストーリー運びにも無駄がないです。惨殺シーンも勿体ぶったり躊躇することは全然ナシで、ガンガンいきます。 また、自分の存在を殺人鬼に知られまいとするヒロインと殺人鬼との駆け引きも面白く、スピーディーにテンポよく進んでいきます。ラストまでは高評価なので、よけいにオチがおしかったですね。 ハリウッド映画とちがってていいな~と思ったのは、音楽です。 音楽のセンスがフランスとアメリカとじゃ違うのかな。 ラスト、鉄格子の中から友達に向かって両手を広げるヒロインが、哀しくも怖かった…。この「哀しい」という叙情は、ハリウッドにはムリ。と思いました。
[DVD(吹替)] 5点(2012-02-06 16:20:57)(良:1票)
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