1. わたしは、ダニエル・ブレイク
現代の深く重いテーマを提示した映画。公務員との間のまどろっこしいやり取りはあるものの、全体的にドキュメンタリー以上に問いかけてくる。 真実や正しさがどうあるべきか、ちょっと考える。それでも、やはり最後の主張は心に響く。 [地上波(字幕)] 9点(2020-09-20 17:15:28) |
2. ジャッカルの日
何度か観た映画。 淡々と進みながらも緊張感が持続する。これは結構出来の良い作品として今後も残るだろうと思う。 現代に同じことやったらすぐに捕まりそうだけど、まあそれはそれで。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-06 15:20:00) |
3. 黄色い星の子供たち
いつも思うのは、過去に大量虐殺を実行したのも我々と同じ「人間」だということ。 現代の人々も状況によっては同じことを起さないと言えるのだろうか。組織の中で人はその組織に染まらずに「人間」の尊厳を保ち続けることが出来るのだろうか。 これまでの時代に無かったような新たな価値観を見いだしているのか、それが疑問だ。 映画は、哀しいが心が静まっていくような、そんな印象の作品。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-11-09 00:01:51) |
4. ミッション:8ミニッツ
《ネタバレ》 久し振りに、興味深くて面白くて、そして頭を使って観られた映画。 列車でのシーンがむしろ現実的で、建物の中の方が非現実的という逆のイメージで作られている。途中で飽きることが全く無くて、展開も適度に速い。 理屈上は理解し難い最後で、本来は静止画の中で終わる方が(スッキリしないけど)あきらめがつくのかもしれない。それでも、量子論的に言えば、また別の世界が出来上がったということで無理矢理自分自身を納得させることも出来る。 希望が持てるハッピー・エンドで良かったと思うが、結末はいくつかのパターンが考えられる作品だと感じた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-27 11:47:57) |
5. 最高の花婿
クスクスと笑える映画。 人種や宗教の問題も含んでいるが、それはどうでもいいことだと思わせる。個人と個人がわかりあえるかどうか、それをこういった表現で描くのはなかなか素晴らしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-11-15 20:38:39) |
6. コーダ あいのうた
全体の展開は「安定感」があるあものだが、こういったようにある程度落ち着いて観られる映画は嫌いではない。 音楽よりも人間関係に重点を置いているので想像とは少し違っていて、おとなしい雰囲気だった。でも未来が残る作品は好きかも。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-02 19:24:38) |
7. グリーン・カード
久し振りに観た。いい映画だ、と言える。 多少退屈な面もあるが、配役も絶妙な感じだし、この時代の作品って好きだな、と思える。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-06 21:06:30) |
8. 君の名前で僕を呼んで
特に複雑な物語があるわけでもなく、美しい風景と心象が混じり合う映画。 中盤までは、絵画的な作品だが、終盤に意義深くなる、「心も体も一度しか手に入れられない」という言葉が持つ意味は重い。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-24 11:51:44)(良:1票) |
9. アルティメット
設定は...だが、アクションは魅せるものがある。思ったよりも面白いので加点したくなる。娯楽作品として十分だと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-22 21:35:20) |
10. アバウト・ア・ボーイ
軽いタッチのありがちなストーリーかと思ったら、意外にも心地良い映画になっている。 ちょっとした幸せがちょうどいい、そんな人生を感じさせる作品。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-14 17:06:07) |
11. 舞踏会の手帖
過去の美しい記憶を辿って昔の人に会いに行く。そして現実と向かい合う。 面白い設定で、それぞれのエピソードもいい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-08 17:37:22) |
12. ロード・オブ・ウォー
シリアスな作品かというとそうでもない。しかしある側面から観て真面目に作られている。 正義とは、とか深く考えることは無いが、もしかするとそれも狙いで、飽きることなく観続けることが出来る映画。 [地上波(吹替)] 7点(2020-01-13 21:23:58) |
13. あん
重いテーマを扱っているが、作りはキレイだ。でもそれで救われる気もするし、とてもやるせない気持ちにもなる。 評価されるべき映画、という位置付けに多くの人が感じる作品。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-04 20:49:00) |
14. 迷子の警察音楽隊
地味だが良作。 偶然の一晩の中で、それぞれが抱える心の中の一端を見せながら、それでも今後の人生がこれまで通りに(でも多少は変化しながら?)続いていく...そんな風景を観た。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-05 21:01:07) |
15. あの日の声を探して
チェチェンを扱った戦争もので、ドキュメンタリー風な始まりから悲劇的な展開が続いていく。 ただし、厳しい中においても日常が伝わってくるので、生活が身近に感じられる。 また、侵攻側のロシア青年が兵士になっていく物語も平行で流れていて、こちらもちょっと哀しい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-16 10:48:51) |
16. ボーン・アルティメイタム
この緊迫感と早い展開はアクション系においてもとても特徴のある映画だと思う。 カーチェイスも単純なものではなく、凄くボコボコしている。ミステリー感は薄いものの、好感が持てる。 [地上波(吹替)] 7点(2016-10-16 10:41:11) |
17. パピヨン(1973)
リアルな雰囲気が満載で、凄まじい力を感じる。 ちょっと長いが、最後まで惹きつける魅力がある。こういった分野においては定番だが、評価すべき作品。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-04 19:52:23) |
18. ニュー・シネマ・パラダイス
ずい分前に観て良かったイメージはあるが、この映画を絶賛し過ぎることに若干辟易して遠ざかっていた。 今回、久し振りに観て、多少冗長感はあるものの良い作品だと感じた。 特に、トトが去っていくシーンは、未来を感じさせることで感動的だ。完全版も気になるが、これ以上長いとツラいかも。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-14 12:35:23) |
19. めぐり逢わせのお弁当
《ネタバレ》 大作ではないけど、良い映画。 手紙でのやり取りなのでホノボノとしているが、それぞれが人生に少し疲れていて寂しさが全体的に漂っている。 終わり方も寂しいが、これが現実的で妥当かもしれない。彼らの将来はまだ明るいとは言えないが、それでもそれもまた人生か。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-06 15:18:12) |
20. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 緊迫と迫力の展開に加え、ミステリーの要素もありよく出来た映画。 ヒーローなのか犯人なのか迷わせるところが主軸の一つになっている。期待していなかったが、良かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-31 21:31:37) |