1. さらば友よ
《ネタバレ》 オープニングからいきなりカッコいい。あの音楽とカメラワークが好きで何度も見てしまう。ストーリーはしっかりしているとは思わないが、途中まではバランとプロップの距離感と金庫破りのスリルや閉じ込められた状況が相まって面白いし、中盤からは殺人事件の謎と警察に追われる緊張があって飽きさせないものになっていたと思う。 このページの上に「同性愛もの」とあるから、アランドロンとブロンソンがそうなんだと半分思いながら見てて、閉じ込められた二人が上半身裸になったときはなんちゅう映画やと思いましたが、違って男らしい友情の話でよかったよかった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-01 00:51:57)(笑:2票) |
2. サボテンの花
後半はかなり笑わされました。特にバーグマンのダンスらへんは最高でした。とにかく脚本とキャスティングが素晴らしい! [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-24 16:32:51)(良:2票) |
3. 逃走迷路
《ネタバレ》 濡れ衣を着せられるまではテンポも良く惹きこまれましたが、工作員の中に潜入してからは迷路でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-30 12:46:17)(笑:1票) |
4. 再会の街で
《ネタバレ》 ドンチードルとアダムサンドラーのコンビが良い。2人がが再会したころのチャーリーの孤立感がうまく演出出来ていてそれゆえアランの力になりたいと思う気持ちも理解できるが、それ以上にアランのチャーリーに対する友達としての親しみを感じ、チャーリーの心を解きほぐしていく様子が自然に違和感なく描かれていた。初めて家族のこと事件の日のことを話した時は思わず感情が高ぶった。そしてその反動で警察沙汰になったチャーリーに謝るアランに感動した。彼のどんなことがあっても変わらぬ態度が変化の1歩を踏み出させたのだろうし、そこに真の友情を感じました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-06 23:01:11)(良:1票) |
5. コンタクト
《ネタバレ》 ヴェガに着いて?からが期待はずれでした。もっとクリエイティブな面が欲しかった。それまでのフリを奇麗に繋げるための展開に感じてしまい、それまで長く引っ張っただけに少しがっかりしました。しかしこういう若干バカバカしく思えてしまうテーマで期待を持って見させられたのは琴線に触れる何かがあったんだろうなと思うし、演出も良かったのかもしれません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-09 17:06:34)(良:1票) |
6. 座頭市地獄旅
《ネタバレ》 市が輩に絡まれた際に薬を落とし必死に探すカットがとても好きです。 手元にある状況で市が諦めたような仕草を見せたときには、もう見つからないのかなと本当に思え不安になり、その後の薬に触れたところから大事そうに懐に入れたあたりは心を揺さぶれる気持ちになりました。勝新太郎さんの演技も作品を通して素晴らしいのですが、特にそのカットは印象的でした。 [地上波(邦画)] 6点(2016-12-13 23:41:56)(良:1票) |
7. ヒトラーの贋札
今まで見たナチス政権下を描いた映画とは一味違うものがあった。善人でないユダヤ人の主人公が捕虜とナチスの間で葛藤し心理の変化を見せる。自分が彼らの立場ならどうするのか考えさせられた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-02 11:03:18)(良:1票) |
8. フロント・ページ(1974)
最後のオチがすごく好き。ウォルターマッソー演じる編集長?の性質を象徴するようで意外性もあってセンスを感じますし、この映画を印象に残るものにしてくれました。ビリーワイルダーはやっぱりスゴイ! [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-10 18:22:43)(良:1票) |
9. ローマの休日
《ネタバレ》 オードリー・ヘプバーンの美しさと切ないロマンスがこの映画を有名たらしめているのはもちろんであるが、最終的に各々が立場を受け入れている様が印象に残った。 特に記者とカメラマンの男二人。男たちの心情は察しきれないが、難しい判断をやってのけた彼らはカッコいい男そのもので憧れます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-16 21:45:01)(良:1票) |
10. リトル・ダンサー
《ネタバレ》 終わってみて意外にも家族の映画だったなと感じた。 合格と分かって父親が全力疾走しているのを見て涙が出た。それまでの父親の心の葛藤やビリーの周囲に漂う鬱屈した雰囲気がよく描かれていたのだと思う。 ベタなストーリーで細かい説明なんかもそれほど無いから興ざめするんじゃないかと思いきや、感動の波は大きくなっていった。 町の人たちがビリーのバレエへのチャレンジを、暗闇に射し込んだ光のように見ているという感じがあって、共感しているようでとても良かったのだと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-03-29 15:06:23)(良:1票) |
11. ミラクル7号
正直途中までは失礼ながら低俗な感じがしてつまらなく感じていたんですが、後半ベタにまとめてきて少し感動しました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-30 14:44:54)(良:1票) |
12. おかあさん(1952)
良い映画ってこういう作品のことを言うんでしょうね。強さに加え寂しさを感じさせる母という存在は私にとっては映画ならではで、母が時折見せるそういった仕草や表情に強く心を揺さぶられます。母への視線を取り上げている作品ですが、家族は家族それぞれの思いやりの気持ちで成り立っているんだなということが心に残りました。全体として寂しいストーリーですが、クスッと笑える部分や母親の強さがそれを和らげて絶妙な趣を作り出しているように感じました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-10-20 16:10:56)(良:1票) |
13. 哀愁
《ネタバレ》 本来的に純真である故のヒロインの苦悩が理解できて悲しい。 友人のキティもロイの親類も皆が良い人であることが切なさを膨らませられる。 良くない方に人生が転がっていた時にロイとの再会で光が差したと思いきやの焦点は彼女の心の中へ。 思い返せば彼女は再会の時にうまくいかない結末を予感していたんだろう。その後は予感が間違っていることを彼女自身は願っていたけれど、彼女も彼女を信じてくれる人も良い人だったからこそ全てが無理だと思ったのかなと思うとさらに切なく感じる。 マイラがロイの母に言った「いいお嫁さんになりたかった」のセリフは本当に胸を打ちました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-03-07 19:37:26)(良:1票) |
14. 白熱(1949)
《ネタバレ》 見どころが多いし、主人公の設定も特異で何が起こるのか分からないスリリングさがある。 しかし母親が死んでからの展開が単調で、終わった後、なんだか物足りなく感じてしまった。 [地上波(字幕)] 6点(2016-11-19 16:01:24)(良:1票) |
15. ドラえもん のび太とブリキの迷宮
《ネタバレ》 公開当時見た時は地下迷宮の入口とかホテルの雰囲気に怖さを感じたりで思い入れのある作品だったけれど、今大人になって見るとちょっとツッコミどころが多すぎて評価できないなあ。 それでも、音楽は好きだし、ドラえもんが海に捨てられるところはウルッときました。 それと、近頃話題になっているAIの発展を予見したような藤子・F・不二雄先生の見識。ドラえもんもロボットであることにも少しだけだけど言及があって、そこも未来への質問を投げかけられているようで面白いです。 [ビデオ(邦画)] 5点(2017-02-06 17:57:13)(良:1票) |
16. ロボコップ(1987)
いちいちグロくてドキッとする。アンルイスの名前にもドキッとした。 [地上波(字幕)] 5点(2010-12-15 01:40:54)(笑:1票) |
17. 恍惚の人
《ネタバレ》 いじめられていたのにその義理の親の介護をしなければいけなくなったというのは割とありそうな話で、その介護の時間は本当に苦しいものだったけど、亡くなってその苦しさから解かれたときに残るものがあったのがよく伝わってき、上手く演出出来ているなあと思いました。認知症への理解が今と違っているのも興味深かったです。あとみなさんおっしゃる通り森繁久彌は完ぺきな演技をしましたね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-21 01:18:17)(良:1票) |
18. カミーラ/あなたといた夏
《ネタバレ》 この作品はロードムービーであり音楽ものでもあるんだけど、何よりもジェシカタンディのための作品であるように思えた。病を患いながらも活発な演技を見せる彼女の姿に感動さえ覚える。実の夫であるヒュームクローニンとのラブストーリーには見てるこっちも照れてしまうが何とも微笑ましく素敵だ。 ストーリーとしては年の差はあるが2人の似たような女性が互いにシンパシーを感じ心が解れていく様子が淑やかに描かれている。カミーラが打ち明けた時、全く動じず「今が大事なの」と励ましたフリーダには胸が熱くなりました。最後の止まっていた過去を取り戻したところも息子の粋な演出もあって良かったです。 [地上波(字幕)] 6点(2011-07-29 23:15:52)(良:1票) |
19. 草原の輝き(1961)
《ネタバレ》 昔の学生だった頃を思い出してしまう。親の期待と自分への抑制や葛藤。何が正しいのか考えるが、未だ若く経験も度胸も何も備わっていないのでどうすればいいのか判らない。そんな時期には、一つの出来事が自分を強く揺さぶってくる。映画ではディーンは強いダメージを受けてしまう。このあたりの情緒不安定なディーンを見て以降、私は大変ストーリーに引き込まれてしまった。 そうした後、バッドの父親・ディーンの母親が子へ自らの育て方の不十分で無かったかという後悔に近い気持ちを吐露するシーン。親も子も時代も場所も関係なく、事がうまくいっていないとき、いかなかったときは皆不安なのだ。その時のディーンの母親への対応は、彼女の心の成長を感じさせる。 最後のバッドとの再会。時間の移りゆく様を感じる。そして何とも言えないこの前向きな切なさに詩が照らし合わさって、この作品と映画というものの価値を感じる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-13 19:43:36)(良:1票) |
20. ロング・グッドバイ
雰囲気が良いんだけど、隣の女たちとかチンピラみたいな連中とかやたら服を脱ぎたがるのがユーモアなのか何なのかよく分からない。 飄々とした孤独な男の雰囲気がそれらの奇妙な連中と対になったようでカッコよく映っていたのが見どころだった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-11-16 09:28:59)(良:1票) |