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プロフィール
コメント数 618
性別
自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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1.  書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園- 《ネタバレ》 
書道を軸に、部活や学校のこと、家のこと、不況、町おこしなど、いろんな要素が絡んでくるのですが、それがまったくまとまっておらず、すべてピンボケでした。脚本は最低だし、演出のセンスもゼロ、こんな映画に出さされた役者さん達がかわいそうと思えるほどひどい出来。でも最後のパフォーマンスシーンでは号泣してしまいました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-09-13 17:15:23)(良:2票)
2.  ピクニックatハンギング・ロック 《ネタバレ》 
まったく前知識なく見始め、「ミステリー?オカルト?サイコサスペンス?」といろいろ思いめぐらせながら観ていたら、後半は眠くなって、鑑賞ポイントを思いっきり外してしまったようです。もやもやした後味になってしまったので、機会があればもう一度じっくり見直したいですね。(2014.5.2→5.24に2回目鑑賞)     ■■■■前回はさっぱり意味がわからずに終わってしまいましが気になったのでもう一度観ました。すると印象がまったく違って、素晴らしく素敵な映画に思えてきました。    ◆まるで顔のように見える岩山・・・これは、100万年の間に精霊的なものが宿り、ミランダたちは彼らに「呼ばれた(=バレンタインデーに愛の告白をされた?)」のではないかと・・・。そして本来なら、セーラも呼ばれていたはずが、校長のせいで岩山に行けなかった。セーラの岩山行きを邪魔した校長は最後に死んで(山に殺されて)しまった・・・。◆彼女たちが山に入り、恍惚な表情を浮かべたり体をゆすったりしているシーンは「山」の愛撫を受け入れているということで、その象徴として靴下を脱いだのでは?◆男の子がミランダに魅せられて探しに行ったけど、女の子を見つけて服の一部を持ち帰ったがひどい目に・・・その服の相手はアーマで、山の怒りに触れた男の子はひどい目に、その男の子が気になってしまったアーマも「山」から追い出されてしまった・・・◆小太りの子は用無しなので、山が「イヤな感じ」を与え、絶叫したのは「てめえ、もう帰れ!」と、イヤな感じをMAXにした◆おばちゃん教師も実は山に呼ばれていた(冒頭の「マクロウ先生に変なカードを贈った~」云々のくだりから)が、これは山を地質学的にしか見ることができないおばちゃんを抹殺するため。おばちゃんが読んでる本も数学やら物理学の本で、つまりおばちゃんの死は、科学第一主義の現代社会に対する警鐘かも?◆セーラが死んだのは、結局山に来なかったことへの報い・・・または、めがねの子が言った「ただの運命」かもしれない◆フランスのマドモアゼルは、最初からそれをすべて知っていた?(山の手先?)・・・以上は自分の勝手な解釈で、まったくの的外れかもしれません。バッハの平均律など、音楽とともに表現された美しさはすべてミランダを表現しているように感じ、結局は、ミランダに対する山の恋物語・・・と結論付けるのは強引かもですね(笑)
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-02 21:24:54)(良:2票)
3.  友だちのうちはどこ? 《ネタバレ》 
母親の言いつけより、友達のピンチを救うことを選択したアハマッドくん。この国は、子どもは大人に逆らえない・大人は子どもの言葉にいちいち耳を傾けていられない社会であることを強調することで、「そんな中であえて友達の家に行くことにした」アハマッドくんの友達を思う気持ちが、より強く伝わってきました。  子どもの気持ちに寄り添う子育てなどガン無視なオトナ社会でありながら、親の言うことをきかず夜遅くに帰宅、当然キツく叱られるであろうシチュエーションで、子どもを気づかう母親の様子に、ホッとさせられました。そしてその後の、強風の中で洗濯物を取り込む母親の姿・・・何を表現したいのかよくわかりませんでしたが、映画全体を引き締めるスパイス的な役割のシーンのように感じました。  そしてラスト、友達のピンチを救ったという結末そのものより、ノートの押し花に心を全部持っていかれました! こんなに温かくさわやかな気持ちになれるエンディング、自分的にこの映画の価値はすべてここにあると言ってもいいほど、素晴らしい演出でした!  友達にノートを返しに行くというだけの単純なストーリーを、ここまで高いレベルの映画に創り上げるキアロスタミ監督。巨匠と呼ばれる理由がハッキリとわかりました。同時に、儲け主義の商業映画・娯楽映画が、いかに底が浅いかということもよくわかりました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-03-14 23:45:25)(良:2票)
4.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
途中までは「松子、なぜそっちへ行くんだ・・・」と、もどかしさも感じましたが、愛されたかったんですねぇ・・・。観終わったあと「こんなに素晴らしい映画を作ってくれてありがとう!」と言いたいくらい感動しました。特に、電車の中で、松子がどういう気持ちで川を見たのか、それがわかった瞬間、涙が止まりませんでした。中谷美紀、素晴らしい演技です!それに音楽も最高で、DVDはもちろん、CDも買いました!文句なしの満点です!
[CS・衛星(邦画)] 10点(2011-07-05 00:09:18)(良:2票)
5.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
エニグマの解読機、ついに成功! でも物語の焦点はここからでした。 解読して、すぐに対応策を実行に移すと、敵に暗号を解読していることがバレてしまうため、助ける命と見捨てる命を選別。その結果、戦争を早く終結させることができ、多くの人の命を救いました。現代に生きる私たちからすると、その判断の良し悪しよりも「戦争を起こしたこと自体が悪」という結論を下すかもしれません。ですが、その当時の人々にとっては、命を選別することも、この事実を機密事項としたことも、同性愛を犯罪として扱ったことも、すべて「正しい判断」だったのだと思います。 過去の選択を「過ち」と判断するのは、現代という時代性。その価値基準や行為も、数十年後・数百年後から振り返ると「とんでもない過ち」なのかもしれません。正しい判断というのは「時代に合っている」ということなんでしょう。  いつの世も、必要なのは、天才よりも天才を上手に活かすことのできる人なのかもしれませんね。アランのような天才的頭脳を、この時代は「暗号解読」にしか使えなかったバカバカしさ、同性愛者ということで心身をボロボロにされて、果ては自殺させてしまう愚かさ。 いろいろなメッセージを、興味深くしっかりと感じさせてくれる本作品は、映画として非常に優れていると思いますが、個人的には、彼の功績が後の社会に大きな影響を与えていることの救いよりも、時代の巡り合わせが悪かったとしか言いようのない彼の人生の哀しさがズッシリと胸に残り、重苦しい気持ちにさせられました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-03-05 18:39:11)(良:2票)
6.  天然コケッコー
やっぱり山下監督、すごいです!「リンダリンダリンダ」同様、最初は「はぁ?何これ?」って感じでしたが、もう一度見直すとストレートに伝わってきました。こういう映画の印象って、観る側のコンディションにも大きく左右されますね。とてもいい映画でした。でも、現実感があるのかないのかよくわからない印象を受けるのは、やはり大沢の描き方に原因があると思います。あんな中学生男子、現実にいますか?せめて高校生ならわかるけど・・・。あれって、女子の妄想を具現化したような、少女漫画に出てくるキャラですよね?それとも、最近の子ってみんなあんな感じ?自分の偏見ですが、中学生男子って、もっと圧倒的にアホだと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2013-03-21 01:24:37)(笑:1票) (良:1票)
7.  人間の証明
子供の頃、初めてテレビで観た時は「すごく面白い!」と感じましたが、さすがにいま見ると、キビシイですね。松田優作、当時はこんな演技しかできなかったのか、監督がこういう演技を求めたのか・・・。岩城滉一、「声が悪い」という理由で、声優が吹き替えをつとめたそうですが、これがヒドい。これはあまりにも岩城滉一がかわいそうです。 もう2度と観ることはないと思いますが、昔の「面白かった」という思い出と、原作はかなりいい作品ということで、甘めの6点です。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-02 20:29:09)(良:2票)
8.  借りぐらしのアリエッティ
これはジブリの中で、客の対象年齢を一番高く設定した作品だと思いました。ストーリーは地味で、ジブリ特有の冒険的な要素も子供ウケのファンタジー感も畳み掛けるようなテンポ感もありませんが、その分、落ち着いて、でも退屈せず、描かれている空間ひとつひとつの味わいを楽しめました。舞台は日本の設定ですが、それをあまり意識させない空気感と、国籍を超えた独特なムードの音楽にセンスを感じます。「“となりのトトロ”は面白いと思うけど自分にはしっくりこない」という人は、これならツボにハマるかもしれません。変な例えですが、トトロやラピュタが「中トロの握り」なら、アリエッティは「生ダコの薄造り」という感じかも。子供向けファンタジーと思ってこれまで手を出さなかったのが悔やまれます。身近な生活とちょっとした幻想ムードとのバランスが絶妙でした。
[ブルーレイ(邦画)] 9点(2014-10-04 00:43:52)(良:2票)
9.  クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃
この話って、震災で原発被害に遭った福島をモデルにした、「それでも原発を稼動させようとするアホ達」に対する皮肉なんでしょうか? 町の発展につながったサボテンが、実は人々の生活や命を奪う危険生物だったにもかかわらず、それでもサボテンを排除することができない町長・・・。まさに、クレヨンしんちゃんの名を借りた、原発への抗議行動に思えました。 ただ、ストーリーや演出は凡庸で、特に見どころも、心に引っ掛かりそうなシーンもなく、そのうち見たことすら忘れそうな、印象の薄い内容でした。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2019-06-09 17:26:29)(良:1票)
10.  モテキ 《ネタバレ》 
前半はかなりツボにハマり期待しましたが、後半はただのしょーもない恋愛映画になってしまい残念。でも見どころもたくさんありました。麻生久美子の、牛丼を食べるシーンは大傑作!また、一人カラオケ&二人になってビーズの熱唱シーンも大笑いしました。それに、選曲のセンスは抜群!長澤まさみ、「ガンジス河でバタフライ」ではかなりいい感じでしたが、この作品では、なんか無理してるというか、役づくりがしっかりできていない印象でした。この人、役者として大丈夫?
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-13 17:21:41)(良:1票)
11.  ナイト ミュージアム
博物館の展示物が、夜になると動き出して大騒ぎ・・・。子供向けのワクワクアドベンチャー映画で、印象としては「ジュマンジ」とほぼ同じ。面白くなかったわけではありませんが、話そのものは薄っぺらい内容で、映像技術を自慢したいだけの映画のように感じました。 歴史的背景や人物の逸話等を生かした大人向けの脚本に仕立ててくれれば、もっと楽しめたかなと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-11 15:39:47)(良:1票)
12.  川の底からこんにちは
最後まで楽しめましたが、ほぼ満島ひかりのおかげ?これが、しょーもないアイドル女優だったら、何の面白味もない映画になっていたと思います。ただ、後半へのつなぎが、やや乱暴な印象でした。いろいろなことがあって「がんばるしかないっしょ!」と開き直るというよりも、最初から着地点が決まっていて、序盤はそのための演技=ちょっとわざとらしいという感じを受けました。新井課長は、ダメ男というよりクズ男でしたね。まるで自分のことのようで恥ずかしかったです(笑)。かよこちゃん役の子供、なかなかいいですね。笑ったのは、2回出てくる「月島さんは違うから」。こういうギャグは好きですが、社歌は、ちょっと狙い過ぎかも・・・?
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-08-10 13:44:25)(良:1票)
13.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 
現実だったら、家族や身内が泣き崩れたくなるほど深刻な心の病をテーマにしながらも、周りの人たちのやさしさに守られて、前半はコメディ要素も交えながら、ほのぼのとした心温まる雰囲気に仕上げています。特に、初めてビアンカを紹介した時の兄夫婦の「えっ?どうしたらいいの、これ・・・」という表情、最高でした。  ラースの心の病の原因は、出産による母の死。兄嫁の妊娠をきっかけに、心の奥に潜んでいた恐怖が心を支配しそうになったため、自己防衛本能が「人に触られると痛みを感じる」体を作り、「死への恐れを感じずに済む存在(=ビアンカ)」を求めてしまいます。  そんな彼の救いとなるマーゴ。彼女のやさしさと人間らしい魅力が、ラースの心に「ビアンカの死」という概念を芽生えさせ、「死」に対する恐怖心の克服、つまり彼の「心の修復の大きな一歩」へとつなげてくれます。  この映画の素晴らしいところは、彼の心の闇を必要以上に説明的にしなかったことで、ハートフルな雰囲気を保ち続けたこと。そして、こういう展開の映画ではお約束の、彼の心を傷つけるキャラクターを極力排除したこと。ボウリングのシーンで「コイツら、何かやらかすんじゃ・・・」という雰囲気満々で登場した彼らも、いい意味での肩すかしを食わしてくれましたね。  何気なく見始めたこの映画、思ってた以上に良質だったので、もう一度じっくりと見ようと思います。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-07-25 11:37:33)(良:1票)
14.  刑事コロンボ/意識の下の映像<TVM> 《ネタバレ》 
この作品の犯行計画、机上の空論もいいところで、リスクが高すぎてとても実行できるレベルではないとは思います。またラストのサブリミナル効果を利用して犯人を暴くシーンなど、かなり現実離れしていますが、でも話そのものは面白かったです。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2012-10-10 16:56:26)(良:1票)
15.  籠の中の乙女 《ネタバレ》 
いやー、コワい映画でした! 親としての愛情が歪んでしまうと、こんなにも恐ろしい家庭が生まれてしまうんですねー。「うわぁ・・・」と思ったシーン、数え切れないほどありますが、特に、四つん這いになって犬の吠え方を家族みんなで練習するシーン、最初は滑稽でしたが、姉がいなくなった時、外に向かってのあのシーンは、ゾッとしました。  観終わってから原題を確認したら「DOGTOOTH(犬歯)」。籠の中の乙女なんていうセンスのかけらもない邦題を無理やりつけるより、原題そのままか「犬歯」の方がよっぽどインパクトがあり、作品のテーマに合ってると思いますが、それでは興行成績やDVDの売上にも影響するんでしょうね(^^;  クリスティーナのせいで「ロッキー」や「フラッシュダンス」に影響された姉は、最後は自分で犬歯を葬り、新しい外の世界へと向かいます。これはもしかして、「外は悪の世界=アメリカ文化」というアメリカへの皮肉なんでしょうか?(笑)  最後、隠れたトランクが開かない・・・開けるのか、開けないのか、それとも開けられない状態なのか等、どうなるんだ?と思ったところでおしまい。うわっ!と思いましたが、このラストシーンは素晴らしいと思います。よく「最後の解釈は自分なりに」と結論を観る側に委ねる映画を嫌う人がいますが、これは結論を見せたり示唆してしまっては台無し。 その理由は、ハッピーかアンハッピーか、対極の結論が可能性として考えられるのなら、そのどちらかを伝えてもいいのですが、この映画の場合、あのトランクが開こうがどうしようが、その先、ろくでもないことにしかならないのは明白。姉は、トランクから出て世間にキチガイ扱いされて施設送りになるのか、トランクを開けた父に見つかって狂った家に引き戻されるのか、トランクに閉じ込められたまま死ぬのか、すでにもう死んでいるのか、いずれにせよ「どんなバッドエンドになるのか」を描くのなんて蛇足の極み、だからあのエンディングなんだと思いました。  こういう内容の話は、陰湿な雰囲気が漂いがちで、何度も過激な性描写があったりするのに、清潔感のある印象でエロさも感じさせず、それがかえって不気味さを際立たせたように感じます。映画としてはかなりのハイレベル作品ですが、でもこんな精神的ホラー映画、もう観たくないです(^^;
[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-08-08 00:56:47)(良:1票)
16.  エール!
ベタなファミリードラマでしたが、本当に感動しました。特に、パリでの試験のシーンからラストは心地よく泣けました♪ とにかく、ジメジメした感じがないのがいいですね! 歌をめざす健常者の長女と、その夢に賛成できない聴覚障害者の家族・・・というあらすじを読むと、どよよ~んと重苦しい話をイメージしそうですが、スカッとさわやかな清涼飲料のように楽しめました!  試験のシーンが感動的なのは、主役の女の子がすごいというよりも、家族、特にお母さん役の女優の演技力が素晴らしいからだと思いました。あの感情表現がなければ、あれほどの感動は生まれなかったのでは?  アイドル主演の青春映画のように、やたらわめいたり怒ったり、くじけそうになったけど必死にがんばって夢を実現・・・みたいな安っぽいお約束演出もなく、聾唖者を美化したり悲壮感を漂わせたりすることもなく、軽い感じなんだけど、でも芯はしっかりしている、なかなかの良作だと思います。 でもひとつだけ気になることが・・・主役の女の子の歌唱力、「歌がうまい女の子」の役を演じるにはちょっと厳しく、相手役のガブリエルは、歌は完全にシロートですね(^^; そこだけがちょっと残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-08-14 00:34:17)(良:1票)
17.  海辺のポーリーヌ 《ネタバレ》 
「大人の事情」のシワ寄せで、恋愛の苦みを味わったポーリーヌ。将来「私も昔はイタい時代があったよなぁ」と苦笑いできる女性に成長できればいいのですが、まわりの大人がこんなのばかりではねぇ・・・(笑) 大人のズルさ・オトコの身勝手さもさらっと薄味で見せることで重苦しさもなく、多少のすったもんだも海辺のバカンスの能天気さでノープロブレム、まさに「喜劇と格言」という言葉にピッタリの内容でした。 それにしても、出てくる大人はいいトシこいてガキみたいな奴ばかり。コイツらを見てると、日本の若い世代がバカだらけだったバブルの頃を思い出します。「バカンス先でアバンチュールを楽しむのがおしゃれ」とかほざいていた女子大生とそれに群がる下衆男、そんなシチュエーションに憧れて大人の階段を上りたがる小娘たち。こんな風潮も日本は一過性のブームで終わりましたが、フランスの恋愛体質ってこういうもの? 映画としての出来は悪くないと思いますが、描かれる恋愛観と自分の恋愛経験の質とが違い過ぎるようで、いまひとつ好きになれない内容でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-04 18:18:26)(良:1票)
18.  松ヶ根乱射事件 《ネタバレ》 
山下監督のセンスには舌を巻くばかりです。アンチドラマ的でリアリティたっぷり、それでいて目の離せない展開・・・こんな映画を作れるなんて、天才としか言いようがありません。10点ではないのは、後味の悪い話で、2度と見たいと思わないから。このタイトルであの展開だと「最後に拳銃でキム兄と女を蜂の巣のように撃ち殺すんだろうなぁ・・・」と思っていたら、見事に裏切られましたね。ラストの拳銃発射後に「松ケ根乱射事件」というタイトルの表示で「おいおいっ、これを“乱射事件”って言うんかい!」と思わずコケそうになりながらツッコむ・・・そういうコメディだった、ってことでいいんですかね?
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-07-27 14:41:45)(良:1票)
19.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 
初めて観たのは小学生の頃で、「感動して泣く」ということが自分的に恥ずかしいと感じる年頃だったにも関わらず、号泣でした。数年後にももう一度観ましたが、初めて観た時の感動をそのまま持っていたいので、もうそれ以来観ていません。この作品を子供の頃に観たのは運が良かったと思います。もしいま初めて観たとしたら、しょーもない映画論や大人的な理屈を持ち出したり、素直に感動する心がなくなっていて、10点はつけられなかったかもしれません。
[地上波(邦画)] 10点(2013-10-28 21:15:34)(良:1票)
20.  ハッピーフライト(2008)
ドジな新人CA(綾瀬)に頼りなさそうな操縦士(田辺)、役に立たなさそうな地上スタッフ(岸部など)が出てきた時は、ゆる~い感じのコメディなのかと思ったら、わりとちゃんとした内容で、飽きずに最後まで楽しめました。子供の頃に見ていた教育テレビの「はたらくおじさん“今日はひこうきのかいしゃではたらく人たちを見てみよう”」をお芝居で説明した、そんな感じにも見えましたが・・・。この内容、シリアスなパニック映画にも、コメディにもなりそうでしたが、どちらにも傾き過ぎず、中間点で仕上げたので、多くの人が楽しめたのだと思います。それを「中途半端」と感じるか「ベストバランス」と評価するか、意見が分かれそうですね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-19 08:25:29)(良:1票)

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