1. 喜劇 愛妻物語
《ネタバレ》 これは傑作だなと思いましたね。 なんというか、この夫婦にすごくリアリティを感じさせる、あぁこういう夫婦ほんとにいるだろうなって。 旦那さんのダメダメっぷりと嫁さんの恐妻っぷりが絶妙なまでに合致して夫婦として形作られている。 気になって調べたら、監督さんの自伝的小説が基だとか。あぁ自分たち夫婦をモデルにしてるから、 こんなにリアリティ感じるコメディに昇華してるんだなと感心いたしました。 濱田岳はピッタリの役柄、水川あさみは女優として一皮向けましたね。 本来はこういう、内側から滲み出てくるものを表現するのが映画だよなって再認識。 [DVD(邦画)] 8点(2021-10-19 19:04:10) |
2. きみと、波にのれたら
《ネタバレ》 なかなか良かったです。 二人の仲睦まじさ、ドライブしたりサーフィンしたりといったシーンを始めとして、とてもリアルに描かれてます。 アニメでもちゃんとそこ描くんだ〜って思うシーンもあって、個人的には好感が持てます。 だからこそ、予期せぬ不幸な展開に「まじか、、、」と驚き。 そこからは水の中にだけ現れる彼氏さんというファンタジー展開になるわけですが、 つまるところ残された彼女がこれからどう折り合いをつけるかという話ですね。 そういう、リアルとファンタジーの掛け合わせの妙という作品です。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2021-03-10 16:19:29) |
3. キングダム(2019)
《ネタバレ》 とてもわかりやすいストーリーで、かつスケールの大きいヴィジュアルで見せてくれるので 誰でも楽しめるような娯楽作になっていると思います。 元々がコミックなので、いろいろ言われるようなこともあまり気にしなくて良いのではと思いました。 大沢たかおが演じていたキャラは、強いのに丁寧口調なのでフリーザ様を彷彿とさせ個人的には好きでした(笑)。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-17 14:52:28) |
4. キャッツ
《ネタバレ》 最初に予告編見たときは、ケモナー向けミュージカルかと驚きましたが、 見た目の不気味さはこの際どうでも良くて、そもそものお話が面白くなかったです。 個性的な猫たちを紹介していくと言うだけで、ストーリーらしいストーリーが何もない。 なので、どこに気持ちを入れていけば良いのかわからず、最初から最後まで猫人間たちの踊りを傍観するのみでありました。 せっかく映画にするのなら、風景やセットなども映画的な演出でもっと魅せて欲しかったなと思います。 ミュージルの方は見たことなくどう言うものなのかも全く知らないですが、 ミュージカルファンならまた違った見方になるのかな。 「メモリー」はやっぱり名曲だなぁと。その名曲に5点捧げておきます。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-08-06 17:18:25) |
5. キャプテン・マーベル
《ネタバレ》 マーベル通ではない自分にとっては、序盤の段階では少々不安だったのですが、 地球に墜落してからはぐっと面白くなりました。やりとりがコミカルでね。 アクションより、ニック・フューリーと猫ちゃんの掛け合いの方が印象に残ったかも。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-08-20 17:33:38)(良:1票) |
6. 岸辺の旅
《ネタバレ》 う〜ん、かなり人を選ぶ作品ではありますね。 生きている人も死んでいる人も、ほとんど区別がつかない大変不思議な映画です。 私のように頭の固い人間は、こういうタイプの作品をすんなりと楽しめない。 グタグタ考えず、ラブストーリーとしてすっと受け入れるのが一番なんでしょうけど。 なんなのこの会話は、とか、なんか音楽に違和感があるなとか、そういうこといちいち思っちゃう。 深津絵里は肌の白い女優さんだから、ひょっとして彼女も実はとかそういうオチかなとか 最初いちいち思っちゃって、ダメですね私のような映画狂は(笑)。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-05-08 19:43:47) |
7. キング・アーサー(2017)
《ネタバレ》 キングアーサーということで、史劇を楽しもうと思ってたら冒頭から超巨大なゾウが出てきて面食らいました(笑)。 ガイリッチーらしいスタイリッシュさが存分に発揮されてて、そのポップさと荘厳さはいい塩梅だったと思います。 最初の方なんかは映像美が素晴らしくて見とれておりましたが中盤はそうでもなかったかな。 聞いた話ではなんと全6作のうちの1作目ということで作られたとか。そこまでの広がりのある世界なのかなとちょっと思っちゃう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-22 14:40:03) |
8. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 初見の感想を言わせてもらうと、「頭は混乱、心は感動」と言うところでしょうか。 え?なになに、どう言うこと?え?て度々思うのですが、強引に突っ切って疑問を感動で押し流していく。 と言うか、よくわかんないところがあったりしても、まぁいい話だし許しちゃお、て思っちゃう。 それはやはり演出力のなせる技。 確かに画はとても綺麗ですが、言ってしまえばオタ系アニメ。世間では絶賛の嵐でも自分は感動するまいと高を括っておりました。 実際見てみたら、なるほど大ヒットしたのもよくわかる、と。三葉が涙を見せるたび、自分もつられて涙が出ちゃう。 入れ替わった時に乳揉んで妹がツッコミ入れる一連のシーンも笑えるし、 隕石で街が消滅というシビアな要素を取り込むのもストーリーに奥深さを与えて巧い。 難しいタイムラインや美しい風景も含めて結果として、何度でも見て楽しめるような作品になってますね。 あと、声優陣がすごく良かった。三葉の声の上白石萌音はばっちりだし、 瀧の声の神木くんは入れ替わりのたびに声のトーン変えててそれがすごく上手かった。 [ブルーレイ(邦画)] 8点(2017-08-31 22:27:29) |
9. キングコング: 髑髏島の巨神
《ネタバレ》 ただひたすら、怪獣が暴れているところを見たいという怪獣フリークの人向けの作品。 未発見の島に調査隊が上陸。そこでいくつかの巨大生物に襲われながらも生き延びる、とってもわかりやすいストーリー。 コングのキャラは心優しく、人間に対しての敵意はないという点で今までと同じですが、 本作のコングは高層ビルぐらいある超巨大な代物。さすがにでかくしすぎだろうと思ったのですが、 先日、ゴジラとこのキングコングを戦わせる映画が作られると聞いて、あぁそれででかくしたのかと納得。 個人的にはやっぱり怪獣映画でもそれなりにドラマが必要かなと思っているので、 ちょっとシンプルすぎかなと思うのと、よく言えばテンポいいんだけど悪く言えば緩急がなく、 ずっと駆け足で見せてるという印象なんですよね。そういう意味ではやはりピータージャクソンのキングコングの方が良かったです。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-07-25 22:52:52) |
10. ギャラクシー街道
《ネタバレ》 嫌いじゃないですよ。こういう気の抜けたSFコメディって。 でも、酷評されるのもよくわかる。多分劇場ではシーンと静まり返っていたんだろうなって、 その凍りついた映画館内の様子が容易に想像できる(笑)。 豪華な役者陣を使ってはいますが、好きな人だけにわかればいいよっていうニッチな作品として作ってるんじゃないかな。 この人がこんな役柄をやってますという面白さもあるし、妙なシュールさに浸る楽しみ方もある。 でも、大爆笑はしないよ。くすって笑える程度。だからもう一度見たいと思わせるだけの力はない。 暇つぶし程度に見て楽しめれば御の字よ。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2016-06-27 22:34:55) |
11. 奇跡の2000マイル
《ネタバレ》 自省の旅ですね。旅は人生そのものと言いますが、まさにその通りでして、 人はみな孤独であるということ、後悔したりしながらも前を進んでいく、いろんな出会いがあること。 そういう一つ一つが端的に経験していく、それが旅という感じでした。 何のために、こんな旅をしたのだろう。本人も途中言ってましたが、 人生そのものも、意味を探し歩きながら模索するようなもんですからね。 にしても、愛犬との別れは本当に辛いなぁ。あの出来事で、「孤独」というものをまざまざと痛感させられる。 まぁでも、彼女を支えてくれる友人がいたから、自分が一人になることで彼らのありがたみを実感したのかもね。 [DVD(字幕)] 6点(2016-02-14 22:00:24) |
12. 寄生獣 完結編
《ネタバレ》 すごく良かったと思います。寄生生物たちの気持ち悪さも上手く表現できていたと思う。 見た目だけで終わることなく、ちゃんと中身のある話になっていて、 人間を人間たらしめるものは何なのか、ということに対するメッセージ。 それがストレートに伝わってくる。 橋本愛ちゃんが初々しい濡れ場を演じていたのも見どころの一つ。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-01-22 20:51:24) |
13. キングスマン
《ネタバレ》 コリン・ファースはあのメガネが本当に似合うなぁ。 まず、キャラ設定がいいなと思いましたね。 マングスマンはスーツ姿が戦闘服。それに対して悪役は義足が武器の女とヤンキースの帽子を斜めかぶりするサミュエル。 コミック的なキャラの作り方、そして格闘シーンの独特な作り込みもやはりこの監督さんならでは。 あとは音楽のチョイスもセンスがありましたねぇ。これもマシュー・ヴォーン監督さすがだなと。 頭爆発を花火みたいに表現するセンスも唸らされる。 敵基地の見た目とか、昔のスパイ映画のオマージュを感じさせる作りでそういうところも見どころでした。 あとは終わり方ですね。これまたセンスが良い。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-01-20 00:13:14) |
14. 奇跡(2011)
《ネタバレ》 この監督さんは子供を撮るのが上手いですね。 まえだまえだも、これが初主演作品とは思えないくらい、なかなかいい演技してる。 人前に出ることをお仕事にしてる天では同じだから、漫才師でも演技が上手なのかね。 行動や発言の子供らしさに懐かしさを感じつつ、最後まで拝見いたしました。 [地上波(邦画)] 5点(2015-08-04 19:15:38) |
15. 96時間 レクイエム
《ネタバレ》 それなりには面白かったですが、さすがに3作目ともなるとマンネリですね。 もはやブライアンが無敵だというのはわかりきっていて、そり故に安心して観れるというのはありますが、 超人による超人さを傍観しているような気分にもなってきます。 そりゃあ、刑事さんだって半ば諦めますって。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-05-21 21:22:03) |
16. 寄生獣
《ネタバレ》 テレビでやっていたので鑑賞しました。すごいですね〜。もうテレビ放送?レンタル前に放送するというのは珍しい。でも、いい出来だったので宣伝としては良かったんじゃないかしら。漫画のほうは存在は知っていても読んだことはありませんでした。なので予備知識ゼロだったのですが、すんなりと入り込めるしストーリーもしっかりしてる。基本的には、親子愛を軸にしたお話ですよね。他人のために、自分を犠牲にする、まさに人間らしい愛の形。それをこういう形で再認識させる手法が素晴らしいです。 [地上波(邦画)] 7点(2015-04-26 22:30:38) |
17. 記憶探偵と鍵のかかった少女
《ネタバレ》 人の記憶の中を垣間見ることができ、その力を使って事件の真相を究明する探偵がいるという世界。この設定を序盤に説明された時点で、「人間の記憶ってあやふやだし、都合のいいように勝手に書き換えることもできるし、こんな能力ってどれほど確かなものなんだろう」という素朴な疑問が湧き上がる。そう思っていたら、案の定な結末。ミステリーですから、謎が明かされれば「なるほど~」といった感じでカタルシスが得られるものだが、本作の場合は「う~ん、、、」という、どうにもすっきりとしないオチであります。なのでミステリーとしては正直微妙なのですが、その結末にもっていくまでの語り口は上手かったのと、少女が美人さんだったので、それで最後まで集中して観れた、という感じです。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2015-03-08 21:10:46) |
18. キョンシー
《ネタバレ》 タイトルが「キョンシー」ですからね。あのピョンピョン跳ねるキョンシーが出てくるのかなと思って見てみたのですが、一向にキョンシーさんは姿を見せず。かと思っていたら、貞子的なやつが2体出てくるではありませんか。プロデューサーが清水崇ですから、こんなところにもサダちゃんを挿入させるんだな、商魂すごいな~なんて思いながらも、これじゃキョンシーじゃなくてタイトルは「サダコー」にすべきだろうと一人でぶつぶつ言ってたら、後半になってついにモンスターキョンシー登場!あのオーソドックスなキョンシーではありませんが、なかなか薄気味悪いキャラに仕上がっております。そのモンスターキョンシーとの一騎打ちがなかなか見もの。正直、全然怖くないんですよ。サダコやキャンシーの周りに付け足されたCGのモヤモヤが直接的すぎて、怖さなんて感じないのです。でもモンスター映画としてみれば、まずまずかなと。 [DVD(字幕)] 5点(2015-02-23 23:54:17) |
19. 銀の匙 Silver Spoon
《ネタバレ》 何の目的もなく、惰性で農業高校に入ったということだけど、でも最初からいい奴なんですよね。性格的にひねくれてたわけでもない。だからあんまり成長というものを感じない。両親との描写も少なすぎる。時間的制約があるのはわかるんだけど、、、。酪農の厳しさ。大変さ辛さ。そういうものが端的に描かれていたのは良かったです。特に、家畜に名前つけちゃダメだ、ペットのように思っちゃダメだって最初は建前的に言ってたけど、連れて行かれる馬を見てやはり辛い思いを抱くのは、人間だものね。そのへんの割り切れなさはよくわかる。しかし牛乳にしろ豚肉にしろ、卸値安いんだな~と驚き。経営が苦しいとこばかり描かれるし。本作を見て、ああやっぱり酪農は大変なんだな、志すのはやめようって、若者が思っちゃうんじゃないかってそれだけ心配。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-12-28 17:47:20)(良:1票) |
20. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
《ネタバレ》 最初の人工知能搭載車のカーアクションから途中の肉弾戦、そして銃撃戦に至るまで、実にスピーディーで見応えのあるアクションに仕上がっていたと思います。見事な肉体美も相変わらずでしたね。巨大空中母艦が、ラピュタに出てくるゴリアテを彷彿とさせてましたね(笑)。久々のレッドフォード、しかも悪役ということで、彼の演技も楽しみに鑑賞しました。内容的にも、安全の為の監視が逆に良からぬことに、という現代ものらしい設定。秀逸な娯楽作に仕上がってました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-10-31 23:49:28) |