1. 劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
《ネタバレ》 このギスギスした人間模様は北宇治吹奏楽部の伝統だね。 TVシリーズではギスギスを解消するのに2クールも費やしたけど、映画だとテンポが良くて深刻さが薄れたかな。 もう少しじっくり描かれてたら、葉月の落選とかは泣き所だったのかも知れない。 映画としては物足りなさも感じるけど、このユーフォらしい雰囲気は大好きなので甘い点数にしておきます。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-08-22 15:24:02) |
2. 劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ
《ネタバレ》 前作がTVシリーズ1期を編集しただけの作品だったのに対して、本作はTVシリーズ2期を大幅に改変した内容になってる。 ストーリーの一部を完全にカットして、時系列の入れ替えも行われている。 冒頭、幼少期のあすか先輩でもう泣きそう。 関西大会は終わってる。 みぞれ先輩も覚醒済み。 久美子とあすか先輩の関係性に重点を置いた構成になっていて、TVシリーズとは違った良さがあった。 全国大会の演奏シーンをカットして結果に一喜一憂するのはどうかと思ってたので、終盤の組み換えも好印象。 TVシリーズ2期13話を全部見る方が良いに決まってるけど、これはこれで悪くない作品に仕上がってると思います。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-15 23:05:16) |
3. 劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ
1期13話を103分に超圧縮した総集編。 総集編には大きく分けて2種類あると思っていて、1つはキャラ紹介に重点を置いた作品、もう1つは物語に重点を置いた作品。 本作は後者なので、ストーリーを知りたいだけなら問題のない内容に編集されてると思う。 逆にキャラ紹介は大幅にカットされてるので、それぞれの性格や関係性がどうなってるのかわかり難い。 TVシリーズは複雑な人間模様を丁寧に描いた感動作だったので、作品としての魅力は大幅に失われてるような気がする。 本作で初めて見た人には伝わらないかも知れないけど、再オーディションは涙が溢れて仕方がなかった。 本当に良い作品なので、こんな総集編で消化してしまうのはモッタイナイ。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-08-15 21:41:06) |
4. 劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME
劇場版としての特別感は一切無し。 TVシリーズの1エピソードでしかない。 母娘の確執が描かれているけど、TVシリーズでほぼ解決済みなので、感動とかは無かった。 時系列順にこのエピソードを見てたら違った印象だったかも知れないけど、TVシリーズが完結した後にわざわざ見せられても困ってしまう。 どうせなら喜翆荘を再建する物語が見たかったね。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-01-17 15:51:28) |
5. 劇場版 マジンガーZ/INFINITY
急に世界が消滅するとか言われてもピンと来ない。 あんまり危機感もないし、どうせ消滅しないんでしょって感じ。 シリアスなのかコメディなのかもよくわからず楽しめなかった。 TVシリーズを見ていたら楽しめたのだろうか??? [インターネット(邦画)] 4点(2023-07-24 14:48:56) |
6. 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語
《ネタバレ》 TVシリーズが完璧な作品だっただけに見るのが怖かったけど、これはこれでアリと思えた。 続編と思って見始めたのに辻褄の合わない展開に戸惑ったけど、真相が明らかになって涙が溢れた。 本作は暁美ほむらの為だけの救済物語なんだと理解しました。 本編ではすべての魔法少女が救済されたけど、実際にはそれぞれの魔法少女にそれぞれの救済物語があったのかも知れない。 まどかがやったことの壮大さを改めて感じさせられました。 とは言うものの、救済後の展開にはモヤモヤしました。 それを除けば素晴らしい作品だと思うので、続編でこのモヤモヤが解消されることを期待して、甘い評価にしておきます。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-07-09 14:05:01) |
7. 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語
TVシリーズを1話ずつ見る方がいいと思ってるので、満点は付けられないけど、ほぼ遜色のない完成度だと思う。 前編で多少カットしたお陰で終盤の大切なシーンをすべて盛り込むことが出来てる。 TVシリーズなら1話見終わる度に1週間の猶予が与えられるので、いろいろと考察したり、もう1度見直したり出来たけど、4話分一気に見てしまうと理解が追い付かなくなるんじゃないかとちょっと心配になる。 本作は初見だけど、TVシリーズを何度も見直したので、もうそれほど感動とかは無いんじゃないかと思っていたけど、それでもやっぱりまた泣いてしまった。 総集編の劇場版には否定的な感情があったけど、また改めて見る機会を与えてくれたことに感謝したい。 [インターネット(邦画)] 9点(2023-07-09 13:49:07) |
8. 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語
TVシリーズの総集編を劇場版として公開するのはよくあるパターンだけど、本作はそんな安易な作品ではなく、きちんと再構成して物語として成り立たせていて、違和感のある改変はない。 理想を言えばTVシリーズを1話ずつ見るのが良いけど、手軽に見るなら本作から入るのもアリだと思う。 あと、全12話の8話までを前編としたのは正解だったように思う。 物語が盛り上がったところで終わるので、続きが気になる。 このラストシーンを見て後編を見ないなんてあり得ない。 TVシリーズではこんな衝撃的なラストシーンが何度もあって、次回が待ち遠しくて仕方なかった。 まどマギ自体が名作なのは間違いないので、本作であれ、TVシリーズであれ、見る機会が増えるのは嬉しい。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-06-29 12:49:05) |
9. 劇場版 はいからさんが通る 後編 〜花の東京大ロマン〜
《ネタバレ》 前編に比べると多少はスピードダウンしたけど、それでもまだ展開が速い。 せっかく感動的な話なのに感動する間もなく話が先に進む。 出征前の少尉は完璧超人だったのにすっかり女々しい性格になってまるで別人。 でも、その性格のお陰でシナリオ的には心苦しい展開になってたように思う。 総集編のような薄っぺらい内容で思い入れが弱かったので、泣くほどではなかったけどね。 もう少し深い描かれ方をしていたら、号泣してたかも知れない。 あと、こんなシリアス展開の中で、主人公は死なずは笑った。 洋装の結婚式やって、和装にお色直しという演出はよくあるパターンだけど、相手も変わってるのが斬新。 これは最近流行のW不倫なのか、それとも一方の配偶者は死んだのでWにはならないのか? 略奪愛のようでもあり、元サヤというだけかも知れない。 そんな複雑すぎる不倫ドラマだけど、殴り合いで丸く収まる大正時代の倫理観は頭おかしい。 それでも、途中打ち切りになった作品の結末をこうやって映像化してくれたことには感謝したい。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-06-19 17:00:13) |
10. 劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~
TVシリーズの37話くらいまでをたった97分に纏めた総集編という感じですね。 展開が速くて駆け足という表現がよくあるけど、これは全速力です。 嫌な人が次のシーンではいい人になってたりするけど、脳内で変換して紆余曲折あってそうなったんだと理解するしかない。 40年ほど前に見た作品なので、細かいところまで覚えていたわけじゃなくて、こんなキャラ居たなぁって懐かしかったです。 本作は手軽にあらすじと登場人物を確認する為の映像資料と割り切って見るのが正解のような気がする。 終盤でTVシリーズのOP曲が流れ出したときは懐かしさで泣きそうでした。 ED曲も大好きだったので、後編で聞けるといいな。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-06-14 22:25:08) |
11. 劇場版 艦これ
《ネタバレ》 可愛らしい艦娘たちを愛でるだけの作品だったなら平均点くらいの評価はあったと思う。 それぞれ個性豊かで、関係性も微笑ましくて、見ていて楽しくなる作品だったはず。 でも、艦娘は何故戦うのかというテーマが乗っかることによって、重苦しい物語になってしまってる。 ゲームはやってないので詳しくはないけど、中破や大破というのは服が破れたりするエロ要素のはず。 それが血を流して悲惨な姿で描かれてるので、どんな感情で見たらいいのかよくわからなくなる。 深海棲艦は謎の敵という位置付けだったので心置きなく戦えていたのに轟沈した艦娘の成れの果てだとしたら鬱でしかない。 ハッピーエンドのような終わり方をしているけど、これからも残酷な戦いが続くのかと思うと心が痛む。 [インターネット(邦画)] 4点(2023-06-08 22:10:49) |
12. 劇場版 SHIROBAKO
《ネタバレ》 TVシリーズは名作だと思うけど、本作にはがっかり。 登場キャラは同じ、アニメを制作するストーリー構成も同じ、でも、決定的に違う点が1つある。 作中で制作するアニメの魅力が雲泥の差なんです。 TVシリーズで制作していた第三飛行少女隊はとても魅力的な作品で、本当に制作されて放送されたなら見てみたいと思えた。 だからこそ無事に完結したことが嬉しくて、とても感動的だった。 本作で制作する空中強襲揚陸艦SIVAはどこに魅力があるのかさっぱりわからない。 こんなアニメを必死になって制作する意味があるのだろうか? 会社存続の為に仕方なく制作したのだとしても、この程度の作品で収益があるとも思えない。 もし本当に制作されて劇場公開されても絶対に見に行かないレベル。 下手すると大赤字で、今度こそ倒産しちゃいそう。 ラストで無事に完成しても感動は皆無でした。 お金を払って空中強襲揚陸艦SIVAを映画館で見た人が気の毒になります。 空中強襲揚陸艦SIVAに点数を付けるとするなら0点でもいいくらいです。 アニメ制作を描く作品なのだから、彼女らが制作するアニメも魅力的であるべき。 細部にまで拘った本気のアニメ制作が見る者の感動を呼び起こすんだと思う。 その肝心のアニメに魅力が感じられないというのは致命的でした。 TVシリーズで愛着のあったキャラが再集結したのは嬉しかったので、プラマイゼロの平均点という評価にしておきたい。 あと、第三飛行少女隊2期が否定的に描かれていたけど、あれはあれで面白そうと思えた。 ガンダムですら乳揺らす時代なんだから、あれくらいやらなきゃ生き残って行けないんだろうな。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-04-13 12:43:56) |
13. 劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ
《ネタバレ》 鳳凰院凶真の名付け親がタイムリープした紅莉栖に改変されてたのが面白かった。 紅莉栖は本人から聞いて知ったわけで、じゃあ、最初に鳳凰院凶真という名前を思い付いたのは誰なのか。 TVシリーズでも未来から来た娘が鈴羽と名乗ったので、生まれた子供に鈴羽と名付けるという現象が発生している。 タイムパラドックスを回避する為に命懸けでいろいろ頑張ってきた作品だけど、実はそんなの気にしなくても世界は存在し続けるのかも知れない。 シュタインズゲート世界線に存在させる為に強烈な記憶を植え付ける必要があるということで、何をするんだろうとドキドキワクワク。 既にキスはしちゃってるし、それ以上に強烈な記憶を植え付けるなんて映倫が許してくれるんだろうかと心配しましたよ。 どう考えても淫行罪が成立しそうではあったけど、未来で合意を得られるので合法ということなんでしょうか。 TVシリーズだけで綺麗に完結してたので、劇場版は必要ないんじゃないかと思ってたけど、これはこれで切なくて良い作品でした。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-09-25 12:25:22) |
14. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
TVシリーズに登場した鬼たちにはそれぞれ事情があって、鬼になった理由が描かれているので、単純な鬼退治ではない切なさがある。 禰豆子や珠世さんのように鬼でありながら人を襲わない鬼も存在するので、鬼との共存の可能性すら感じさせてくれる。 本作に登場する鬼たちはその辺りのバックボーンの描写が弱いので、物語として薄っぺらくなっているのかも知れない。 一方で、鬼殺隊側では煉獄さんの人となりが幼少期から描かれているので、魅力的に感じられる。 柱合会議では斬首を主張してたけど、ほんとは良い人という印象になっている。 後半は禰豆子がほとんど登場しなくなって残念だったけど、前半の活躍は相変わらず可愛くて癒されました。 [地上波(邦画)] 6点(2021-12-01 15:50:07) |
15. 劇場版 メイドインアビス 深き魂の黎明
《ネタバレ》 これは潔い第14話ですね。 TVシリーズを見てない人はお断りという感じに何の説明も無く始まるのが良い。 相変わらずSAN値を削ってくるけど、ミーティのお陰で耐性が出来てたようで、発狂するほどではなかった。 それが良いことなのかどうかよくわからないけど、深淵を覗くには必要な耐性なのかも知れない。 これまでリコがやってきたことは冒険ではなく、実験というのは薄々感じていた。 レグの構造を調べようと色々と試したのは、ボンドルドのそれに通じる。 リコがボンドルド側の人間という認識は正しいのかも知れない。 子供を連れてきて実験していたのは既に明かされていたけど、プルシュカがアビス産まれと聞いて嫌な予感がした。 連れてくるのが難しくなって、産み育てることに切り替えたのだろうか。 イドフロントに大人の女性は居なかったので、繁殖計画は失敗したのか、そこまで非人道的なことは出来ず断念したのか。 プルシュカ以外のカートリッジも愛情を注いで育てたはずで、そうじゃないと呪いを引き受けてくれない。 他に子供は残されておらずカートリッジは使い切ったようなので、最終実験に付き合わされたということなんでしょうか。 実験は成功で、今後は人体実験はやらないということで話が付いたのかも知れないけど、心の痛む顛末でした。 あと、白笛の製造方法が明かされたことも衝撃的でした。 ただの笛じゃないだろうとは思ってたけど、ミーティが白笛になりたいと言ってたのが皮肉過ぎて泣きそうになる。 せめてナナチの白笛になっていれば、少しは報われたのかも知れない。 ボンドルドの白笛がボンドルド自身ということはわかったけど、他の白笛の白笛が誰なのか気になります。 2期の制作も決まったので、今からSAN値を回復しておきたいと思います。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-05-14 23:33:38) |
16. 劇場版 のんのんびより ばけーしょん
いつもと違って沖縄が舞台なので雰囲気は多少違うけど、いつも通りにのんびりしていて癒されました。 71分という尺のせいなのか、旅行が楽し過ぎたからなのかよくわからないけど、あっという間に終わってしまった。 なんだかみんなと一緒に旅行した気分になれる楽しい作品でした。 ひかげの生涯最後の土下座を見て、そういえば月見回でも土下座してたなぁって感慨深かったです。 TVシリーズ3期の制作も始まってるようで、とても楽しみです。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-05-06 15:03:56) |
17. 劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説
わざわざ劇場版でやる必要性はさっぱりわからないけど、総集編を見る感じでのんびり鑑賞。 尺が長いので、通常放送と比べるとゆったりとした編集でしたが、雰囲気はそのまま。 葵わかなのナレーションも優しい語り口で良かった。 [地上波(邦画)] 6点(2020-01-10 17:19:40) |
18. ケイゾク/特別篇 PHANTOM ~死を契約する呪いの木~<TVM>
思い起こせばドラマ第1話は替え玉殺人を題材にして、死体の顔を損壊させ、歯の治療痕を偽装して、丁寧な作りの推理ドラマだった。 終盤には人を操って殺したり、顔を変えて他人に成り済ましたり、なんでもアリのオカルト展開にがっかりしたことを思い出した。 本作もその流れを汲んで超常現象が主軸になっているけど、動機や証拠を積み重ねて事件の解決に結び付ける展開には好感が持てた。 支離滅裂な推理であっても犯人が自供したら事件解決というネタも監督の後の作品に繋がる息吹が感じられて感慨深かった。 そのままコメディで締め括ってくれれば良かったのだけど、ラストで朝倉を持ち出した時点ですべてが台無しになったような気がする。 [インターネット(邦画)] 4点(2019-02-17 18:41:58) |
19. 源氏物語 千年の謎
何が面白いのかさっぱりわからなかった。 自分はこのジャンルには全く興味が無いんだなってことが判明したことだけが唯一の収穫でした。 [地上波(邦画)] 3点(2016-03-15 17:09:30) |
20. g@me.(2003)
《ネタバレ》 ストーリー自体は面白かったけど、納得できない部分もあった。 無関係とまでは言わないけど、IZAMの処遇は気の毒。 ラストシーンの笑顔も意味不明。 もうちょっと悲しんでもいいと思うんだが、そんなに軽い気持ちだったんだろうか。 あと、当時としては違和感無かったのかも知れないけど、自宅から脅迫メール送っちゃうのは驚いた。 遠隔操作で発信元を偽装するなんてことを最初に思い付いた人は天才かも知れない。 [DVD(邦画)] 6点(2016-01-28 20:13:52) |