1. 陰謀のセオリー
ブライアン・ヘルゲランドという人は、本当に大衆向きのキャラクターを毛嫌いしているのだろうか。メル・ギブソンに観客が望むものを無視した主人公の造型は面白いことは面白いのだが。しかし、やはり演じ手の力量をちゃんと計って書かないときっと痛い目に遭うよ。たとえば次の監督作などで・・・。 4点(2003-11-21 18:01:32) |
2. インビジブル(2000)
《ネタバレ》 やっぱりバーホーベンは一流監督にはなれない人だね。まぁ、これがバーホーベンらしさなのだから仕方がないのだろうけど。冒頭からすでに透明ゴリラが登場しているのには驚いたが、その後の展開がひどすぎる。いくら透明人間になったからといってあそこまで人格が変貌することもないだろうに・・・。 3点(2003-11-21 17:56:59) |
3. インナースペース
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に続くSF娯楽大作を目指したものの、やはりダンテでは今ひとつ大衆性に欠けるか。まだ人気絶頂だったころのD・クエイドのいかにもアメリカンな若者ぶりはかっこいいが、それだけでは。先日某映画雑誌に続編制作決定の報が載ったが、今更の感が強すぎる。さすがにクエイドももうはじけてる場合じゃないだろうに。 5点(2003-11-21 17:53:51) |
4. インデペンデンス・デイ
『ジュラシックパーク』シリーズと本作で今や現代最高のマネーメイキングスターの名をほしいままにしているジェフ・ゴールドブラム。いや、違うだろって。すでに登場するだけで笑えるようになってきたなぁ。それにしても、この監督・・・ドイツ人なのにアメリカ賛美映画を撮ってどうする気なんだろ。 2点(2003-11-21 17:48:33) |
5. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
嫌い嫌いといいつつ、ついつい観てしまった現時点でのシリーズ完結作。いやぁ~、ここにきてのコネリー投入は反則技でしょ。などとぶつぶつ言いながらも、ジョーンズ親子のかけあいはとっても楽しかった。 6点(2003-11-21 17:36:21) |
6. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
仏頂面のハリソンが苦手なため、どうもなじめない本シリーズ。中でもこの作品はあくびをかみ殺すのが精一杯だった。幼稚すぎるんだよな・・・。 3点(2003-11-21 17:34:12)(良:1票) |
7. インディアン・ランナー
当時無名に近かった主役2人の人選といい、ショーン・ペンのセンスのよさがにじみ出ている。重いトーンで全編が綴られているために、少々胃にもたれるのが難点だが、監督処女作でこれだけのレヴェルのものを見せられると何とも言うべき言葉が見つからない。 7点(2003-11-21 17:31:32) |
8. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
惜しい作品。映像に耽美的な面が足りないのが、こういったゴシックホラーとしては大きな欠点かと。トム・クルーズはやや健康的すぎるもののなかなかレスタト役が板についていたのでは。 6点(2003-11-21 17:26:41) |
9. インソムニア
R・ウィリアムズの演技は今ひとつしっくりきていない。犯人がはじめからわかっている構成に難がある。と不満点も多々あるが、静かな緊張感が全編を覆い、見終えた後どっと疲れを感じる。ラストの余韻もよく、パチーノの抑えた演技が光る。 7点(2003-11-21 16:37:13) |
10. インサイダー
只の内部告発ものでも、マイケル・マンが撮るとこうまで男臭くなるのかと妙に感動した一本。決して巷で言われるほどの名優でもないと思っているR・クロウも本作ではいい味を出していた。男たちの必死さに心奪われます。 8点(2003-11-21 16:32:39) |
11. イン&アウト
《ネタバレ》 ノーマルな男がゲイと間違われるコメディを観に行ったはずだったのに・・・。そういえば、俺も高校時代足をひきずりながらクラス対抗駅伝で疾走したKクンに感涙し抱きつき、それ以来Kクンを見るとついついうつむいていたことがあったっけ。周りにゲイと言われている内に洗脳されてしまった男の喜劇と見れば、なかなか深い人間考察の上に成り立っている物語といえなくもないが・・・そこまでの深さもないだろうし。 4点(2003-11-21 16:26:27) |
12. イレイザーヘッド
クローネンバーグ派の俺としては、昨今やたらほめられまくっているリンチには勝手に嫉妬してしまっている。だから、いつも評価は厳しくなってしまうのだが、これは無視できない傑作。意味なんて考えず、ひたすら不気味な映像・音を感じればいい。それだけで充分。 8点(2003-11-21 16:19:54) |
13. イレイザー(1996)
なかなか興味をそそる設定だったにも関わらず、あまり印象に残っていない。『マスク』でブレイクしたC・ラッセル監督が今ひとつ画面を制御しきれていないのも気になる。 5点(2003-11-21 16:11:23) |
14. イヤー・オブ・ザ・ガン
とても硬派な映画でした。シリアスな題材を正攻法で観客に突きつけてきて・・・。でも、それぐらいしか印象がないというのが正直なところ。 4点(2003-11-21 16:06:25) |
15. いまを生きる
浪人生活が決まった日、この映画を観た。泣いた。自分の人生って何なんだろうって。確かにキーティング先生の主張は思い込みが強すぎ、必ずしも真実を表しているものではない。そんな粗がわかるようになっても、あの日の涙が忘れられない俺はこの映画を否定できない。やはり映画はファーストコンタクトが大切だと痛感せざるをえない。 9点(2003-11-21 16:03:03)(良:1票) |
16. 犬神家の一族(1976)
日本でしか作り得ない恐怖映画の傑作。ミステリーなどと思わず、欲深き人々の織りなすドラマに畏怖を感じればいいのだろう。そして、その畏れは自分自身の中にあることに気づくのも時間の問題であり、その時この映画の恐怖は最高潮に達する。 9点(2003-11-21 15:56:35) |
17. 犬、走る DOG RACE
歌舞伎町のいかがわしさが再現されている点はいいが、ただそれだけ。岸谷五朗は好きな役者だが、この作品にはあまりはまっていないのでは? やはり松田優作こそ適任の脚本である。また、20世紀末に映画化するならば、もっと細部にも手を加える必要があっただろう。 3点(2003-11-21 15:50:47) |
18. いとこのビニー
演技過剰になりすぎうるさく感じることの多い、J・ペシをうまくコントロールしているジョナサン・リンの演出力を評価したい。『隣のヒットマン』同様、ケレン味にかけるが、程良く笑え、程良く爽快感を味わえるいい仕上がりである。 7点(2003-11-21 15:46:24) |
19. いつかギラギラする日
テンションは異常なほどに高い映画。しかし、故人を冒涜するつもりはないが、深作監督のセンスが現代(公開当時)とずれすぎていて、世界観についていけなかった。使われていたバンドの曲もチープすぎた。熱いショーケンの芝居が地に足つかない映像・音楽にかきけされてしまったのが残念でならない。 4点(2003-11-21 15:41:02) |
20. 異人たちとの夏
時を越えた親子の交流。鶴太郎の抑えた芝居が涙を誘う。だから・・・母子家庭育ちにはこういうのはきついって・・・。俺も父親とキャッチボールをしたかったな・・・。 7点(2003-11-21 15:35:44) |