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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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61.  白雪姫と鏡の女王 《ネタバレ》 
 そんなに期待せずに見たのですが、予想よりちょっとだけ面白かったです。掘り出し物、と言ってもいいかもくらい。  『王子の身ぐるみ剥いじゃう7人の小人』『白雪姫VS王子』『毒りんごを見抜く白雪姫』『キスで目覚める・・・・・・王子』と、私の知っている白雪姫とは大分違うお話。でもそれがちょっと面白い。  武闘派な白雪姫がとってもキュート。そして可憐。大変魅力的なヒロインに仕上がっております。  こーゆーヒロイン像はジブリ作品に共通するところがあるかもしれません。ジブリ作品に慣れ親しんだ日本人とは相性が良いお姫様だと思います。まあ、欲を言うなら、猛特訓した白雪姫が、もっと圧倒的に強くなっていたら更に面白かったかもしれないです。肝心なところでは、一般的なヒロインから抜け出しきれなかった感はあります。お行儀の良い作品にまとまっちゃいましたね。  その分、見る人を選ばない万人に愛される作品に仕上がっているのは確か。  『操り人形の襲撃シーン』や『白雪姫の猛特訓シーン』などは個人的にかなりお気に入り。  こういった独自路線のアレンジを加えつつ、この安定感、安心感のあるストーリー構成はなかなかです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-03-23 12:49:49)
62.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 
 実話をベースにした心温まるサクセスストーリー。好きなジャンル。マット・デイモンが凄く良くて、終始応援したくなる人物として描かれています。  動物園の再建。従業員との交流。家族との絆。そのどれもが丁寧に描かれています。ただ、そのどれもを同じ割合で描いてしまったため、主題がぶれている感じもします。もしエンターテイメント色を強くするのであれば、動物園再建をメインに、それ以外のドラマは添え物程度という選択肢もアリかもしれない。そのほうが目的がはっきりして、よりテンポよくストーリーを楽しめたかもしれません。家族のドラマや思い出にふけるシーンだって、さりげなくストーリーに入れ込んだほうが逆に感動するってこともあります。特に、ベンジャミンパパと息子ディランのパートは内容的にしつこい気がしないでもない。ディランのひねくれエピソードがけっこうあるので、同情よりもイライラする気持ちのほうが勝っちゃいます。で、ひっぱった割に、二人の和解は結構あっと言う間で、それも特別な事件がきっかけというわけでもなく、本音をぶつけあって終わり。いや、まあ実際そんなものかもしれませんが、それを映画でやられてもねぇ。  園のオープン日は感動的でした。一番好きなシーンです。倒木の向こう側にたくさんのお客さんが待ってくれているシーン。正直ここで終わってくれてもいいくらいです。  巷でとても評判のいいクライマックスの『奥さんとのなれそめエピソード』ですら、個人的には要らないとすら思っちゃいました。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-10 04:24:45)(良:1票)
63.  処刑山 -デッド・スノウ- 《ネタバレ》 
 前半から中盤にかけての思わせぶりな雰囲気は、一昔前の正統派ホラーを思い起こさせます。意地の悪い見方をすれば『テンポが悪い』『だらだらしている』と捉えられちゃいますが、私はこの雰囲気が結構好き。  後半、ナチスゾンビが現れてからは一転。今までのことが無かったかのようなはっちゃけぶり。  ノルウェーホラーっていうのを初めて見たのですが、こんなB級バカホラーを撮れるなんて、親近感湧いちゃいます。  俳優さんも知らない人ばかり。最後まで誰がやられるのかわからないのが良いですね。主役顔のイケメン、かわいい女優さん。意外にも先にリタイアしちゃって、最後に残ったふたりは、まさかのおまえらかいっていうメンツ。予測できない展開。  話は変わりますが、B級バカホラーって全滅パターンが意外と多くないですか。確かに全員やられちゃったほうがすっきりするかもしれませんが、個人的には何人か助かってプチハッピーエンドみたいな終わりかたのほうが好きなんですよね。全滅パターンのやつを見るといつも思います。  また、この映画ってちょっと敵の数が多すぎです。無尽蔵できりがない。『助かるかも』っていう希望的観測が生まれない。だから諦めの雰囲気のほうが強くって、緊張感より脱力感のほうが勝ってしまう。そこがいまいち。  グログロは結構頑張っていると思います。スプラッタ好きであれば満足できるんじゃないかな。
[DVD(字幕)] 7点(2019-11-01 11:36:26)
64.  シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ 《ネタバレ》 
 若者。大男。廃ホテル。定番中の定番。定番ホラー大好き人間としては、こーゆー80年代から90年代を思い出すような直球ホラーは大歓迎。大男が使う武器も、ノスタルジックかつ猟奇的でいい感じ。グロ描写、残酷シーン、もちろんありますが、悪ノリするほどではありません。ホラー初心者でも大丈夫。ホラーに慣れた人でもその懐かしい雰囲気に酔いしれるでしょう。  ただし、虫がいっぱい出てくるうえに、なにやら不潔な舞台なので、潔癖症な人や虫嫌いな人はちょっときついかもしれないです。  犠牲者達は大人2人に、若者たち。ちょっと違うのはこの若者たちが軽犯罪者で服役中。減刑のために廃ホテルの清掃・片付けのボランティアに来て惨劇に巻き込まれるというストーリー。一人ずつ『犯罪歴』と『名前』の紹介をしてくれる丁寧さ。残念なのが、この犯罪歴が劇中ほとんど活かされません。犯罪の手腕ってのは、サバイバルにおいてなにかと役に立つ技術が多い。せっかくなら、その技術を活かした殺人鬼との攻防ってのをもっとクローズアップしても面白かったかもしれません。  話は変わりますが、こーゆーホラーでは『どこに隠れるか』ってのが大事。そしてその隠れているときのドキドキ感がたまりません。私の中で『かくれんぼホラー』というジャンルがあります。その『かくれんぼホラー』として、本作、なかなかのクオリティに仕上がっております。携帯のお約束、サイコーです。『鳴るか、鳴るか、鳴るか、・・・はい鳴ったー』と予想通りの展開に変なカタルシスを覚える今日この頃です。
[DVD(字幕)] 7点(2019-06-12 15:01:32)
65.  屍体 《ネタバレ》 
 グロいし、怖いし、気持ち悪い。こんな病院でよく寝泊りできるなというくらい、絶好のホラーシチュエーション。よってホラー映画としては及第点です。  ゾンビは出ません。モンスターも出ません。殺人鬼もいません。幽霊も出そうで出ません。ミステリー形式のオカルト。オカルトチックなので、説明不足な部分はありますが、力技で押し切っている感じです。  正直B級には違いないでしょう。おそらく予算もそんなにはかかっていません。何の脈絡もなしに、次々と人が死んでいくのもB級ならでは。職員が死に、学生が死に、いつの間にか警察官まで死んでいるという謎。とくに終盤はかなりカオスな世界で、もはやストーリーに意味なんてないのでしょう。ただ、なにしろ妙な迫力とパワーを感じるホラーなので、終始飽きはしません。結構ドキドキしながら見ていましたね。でもこのドキドキは、お化け屋敷で感じるドキドキに近いのかもしれませんが。  ちなみに、主人公の女性アリソンは結構かわいいです。密かに期待しちゃいます。ですが、彼女の出し惜しみ感、半端じゃないです。もったいぶって、焦らされます。結果、最後まで何も出ません。そっち方面期待しちゃうと、肩透かしくらいます。ラストまでひたすら屍体と戯れるつもりでいましょう。
[DVD(字幕)] 7点(2018-07-04 14:05:31)
66.  幸せになるための27のドレス 《ネタバレ》 
 ラブコメの王道をいく作品。安心してみていられる心地良さがあります。テンポが良く、笑いもほどよく、下品なネタもほとんどない。  『ブライズメイド』という日本ではあまりなじみのない職業。ですがすごくわかりやすいストーリーのおかげで、『ああ、そーゆー職業があるのね。』とすんなり受け入れられます。  『主人公のジェーン、仕事が出来る上司に片思い。だけど妹に上司をとられてしまう。自分にちょっかいをかけてくるのは嫌味なライター。二人は会えばケンカばかり。だけどいつの間にか惹かれあう二人。』なんでしょう。このベタな展開は。でもラブコメはベタなほうが良い。  『酒場で意気投合し、大盛り上がり。結ばれちゃう二人。その直後、ファミレスで暴露記事を目にして天国から地獄へまっさかさま。』こーゆーお約束の展開は、ラブコメが確実に盛り上がる鉄板の演出です。  共感しづらい点があるとすれば2つだけ。1つめは、『何も仕事やめなくていいじゃん。』作品のテーマに沿っての結論なんでしょうが、仕事とプライベートをきっちり分ければ済む問題。ジェーンにとってのブライダルの仕事って天職だと思います。それを否定して欲しくはなかったです。  2つめは、『妹、簡単に姉と仲直りしすぎ。』確かに妹にも悪い部分はありましたが、結婚を破談にされたのに、わりとあっさり姉と仲直り。あまりにも無難にまとめすぎちゃいましたね。  それにしてもこの映画って、映画よりむしろ連続テレビドラマにしちゃったほうが、面白いかもです。 
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-11-23 13:23:55)(良:1票)
67.  Gガール/破壊的な彼女 《ネタバレ》 
 Gガール登場シーンのつかみはばっちり。ただのラブコメかと思っていたので、これはまさかのヒーローものかと期待が高まります。  次に始まったのはマットとジェニー(Gガール)の恋愛ストーリー。なるほど。ヒーロー(ヒロイン?)と恋に落ちてしまうわけね。これはワクワクします。そうかそうか、秘密は話せないわけね。わかるわかる。と思ったら、あらら、結構すぐに秘密をばらしてしまいましたよ。それでそれで?え?ジェニーのことは愛していない?なんだか話が変な方向に・・・  と、いうわけで、決して予定調和なストーリーではありませんから、飽きることはありません。ですが、このストーリー展開、後半のキャラクター、どう考えても好みが分かれるところじゃないでしょうか。  『Gガール登場シーンのヒロイックな演出』『ジェニー登場シーンから恋に落ちるまでの知的なイメージ』これと、後半のGガールとのギャップ。前半で築き上げられたGガールに対する好感度を、後半でがらがらと崩されるという残念な展開。人はそれを『幻滅』と呼ぶのですよ。マットはマットで優柔不断な性格と不誠実なスタンスが好きになれません。自分から声かけといて、やっぱ別れたいなんて自分勝手。メインの二人がとても共感できる人物ではないのがいかんですね。  脇のバリーやハンナはとても良いです。特にハンナはかなりキュート。そしてやっぱりスーパーパワーを使った演出ってのは見ていて楽しいものです。ラストもそれぞれがなんだかんだ言ってハッピーエンドを迎えるので、『まあいいか。』って感じですっきりします。  とは言え、Gガールの復讐が度を越えているので笑うに笑えない部分も多々あり。マットも決して良いやつではありませんが、さすがに車を破壊して仕事をクビにさせるのはあまりにやりすぎなんじゃないかと。その辺の演出をもっとソフトに抑えてくれたら、もっと評価は上がったかもしれないです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-09-16 11:09:52)(良:2票)
68.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
 ゾンビ映画は大好き。この作品も良かったです。  特に、前半から中盤にかけてが良い。  ゾンビ映画の常識を、ちょっとだけスカす、おとぼけ演出の数々。  カフェの外でキスし合っていた男女が、カフェから出ると片方がゾンビ化していたり、ショーンは予兆には敏感なくせに、実際のゾンビには鈍感だったり。このノリってドリフのコントといっしょですね。  後半、パブに立てこもってからは、シリアス色が強くなりましたかね。その一方で、クイーンの曲に合わせてゾンビをぽこぽこ殴っちゃう演出もあり、ちょっとコメディとホラーのかみ合わせが悪くなったような気がします。  コメディだと思って見ていれば、それは『粗』ではなく『演出』。狙ってやっているのだから、良しと思えるし、気にならない。  でも後半、変に作り手の真面目な気持ちが伝わってきちゃうと、粗が気になり始めて仕方がありません。  『窓際に立つなよ。』『言い争いしている場合か。』『結局リズたちのマンションにいればみんな無事だったじゃねーかよ。』  などなど。まあ、いろいろ言いましたが、走らないゾンビを見られただけでも良しとします。  終盤にかけて、仲間が次々とゾンビの餌食になっていく展開にいたっては、従来のゾンビ映画とまったく同じテイスト。もちろん、ゾンビ好きにとって、それはそれで面白いのですが、前半のオリジナリティあふれる演出から期待されるようなクライマックスでなかったことは確かです。  ですが、オチで少し盛り返しましたね。  ゾンビとの共生をさまざまな形で紹介するメディア。こーゆー不謹慎なブラックユーモアてんこもり作品をイギリスが作っちゃったことに、時代を感じます。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-22 01:04:33)(良:2票)
69.  呪信 999 《ネタバレ》 
 ホラー映画の定石を踏んだ手堅い作品。  演出やシーンとシーンのつながりに、拙い部分もありますが、最初からクオリティには期待していないので問題なし。  むしろ、プロットが思ったよりしっかりしていて好感が持てます。  発想は『ファイナルディスティネーション』で、ギミックは『着信アリ』ですね。  怖くはありませんが、その手口やグロ描写はそれなりに見応えがあって面白いですね。  この手の作品の登場人物って、誰も人の話を聞かないし、自分勝手だし、うっとうしいし、勝手に死ねよって思っちゃうので見ていて悲壮感はありません。いや、逆に、その辺の馬鹿さ加減って、アメリカもタイも同じなんだー、と変に感心しちゃいますね。こんなところにもグローバル化の波が。  ただ、『レインボー』なる女の子の正体だけは、最後までよくわかりませんでしたね。  もちろんそんな細かく追求するような作品でないことは確かなんだけど、気になります。  あの女の子が電話の主なのか。  それともただの『99999999』の伝導士なのか。  謎を残したまま、女の子は次の標的の元へ。いいですよ、この悲劇が繰り返されちゃう感じ、嫌いじゃないです。  高校の先生が授業で講義していた『パンドラの箱』の好奇心ばなしが、しっかり伏線として効いていたのはなかなか良い。  人は、『かけちゃだめ』と言われるとかけたくなるもの。  単純明快で、何のひねりもないけれど、そのとーりでございます。
[DVD(吹替)] 7点(2017-01-16 04:44:05)
70.  シンデレラ・ストーリー 《ネタバレ》 
 現代版シンデレラ。それ以上でもなく、それ以下でもない。  継母たちは性格が悪く、意地も悪い。主人公のサムをいじめまくります。  ライバル同級生も同様。  そして王子様役は中身も外面もイケメン。  友人や父親、仕事先のロンダはさしずめ、姫の願いをかなえる魔法使いといったところでしょうか。  ご都合主義は当たり前。  何故ならこれは映画だから。  ラストはこれでもかっていうくらいの完璧なハッピーエンド。悪者達はこてんぱんにたたきのめされ、主人公たちはこれ以上無いくらいの幸せを手に入れます。  胸がすく思いというのはまさにこのこと。  『シンデレラ』を見たい人には、まさに期待通りのものを見せてくれる、変化球なしのストレート一本勝負。  観た後はきっと幸せな気持ちに浸れることでしょう。  ですが期待以上のものはいっっっっっっさい出てきませんよー。
[DVD(字幕)] 7点(2017-01-04 05:57:47)
71.  ジュラシック・パークIII 《ネタバレ》 
 「ジュラシック・パーク」と「ロストワールド」は見ていたのですが、「Ⅲ」をまだ見ていなかったので、このたび鑑賞。  前2作に比べると、随分ストーリーが単純化されたような。  コスタリカのソルナ島にベンとエリックが避難着陸。エリックの両親ポールとアマンダは、「Ⅰ」でおなじみ、アラン博士をだましてガイド役として島に連れて行く。そして恐竜に襲われ、ひたすら島の脱出を目指すというもの。  ここまでストーリーが単純化かつ一本化されてしまうと、映画と言うよりアトラクションみたいな感じですね。  まあ個人的には『恐竜』も『アトラクション』も大好きなので、全然構わないのですが。恐竜が動いているだけで大喜び。  ただ、さすがに映画としてはどうかな、という印象。映像技術に頼りきっているだけの作品に見えなくもないです。  それに『ジュラシックパーク』とは違い、この作品では最初から恐竜は脅威の存在として描かれています。よってホラー演出にはどうしても限界がある気がするんですよね。  とはいえ、飛行機の窓から覗くスピノサウルス、霧の中から現れるプテラノドンなど、それなりにドキドキさせてくれるシーンはいくつもあります。スピノサウルスのお腹から鳴り響く衛星電話も良い演出でしたね。  そう、恐竜好きにとって、スピノサウルスやプテラノドン、ちょっとだけの登場ですがアンキロサウルスやパラサウロロフスなんかいろんな恐竜が見られたのは嬉しい限りです。  広い草原に草食恐竜たちがたくさんいる様子は感動的。欲を言うと、こういうシーンをもっと見たかったものです。  肉食恐竜も、ただ恐怖の対象としてだけ描くのではなく、肉食恐竜ならではの美しさというものを見せて欲しかったですね。  ひたすら人を襲うだけの描き方だと、エイリアンやゾンビと変わらない気がするんですよね。  恐竜って、そういうものでは無い気がします。  あくまで自然の驚異として扱ってほしいですね。ただの私のわがままですが。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-10-20 03:43:33)(良:2票)
72.  シービスケット 《ネタバレ》 
 序盤の人間関係が結構わかりにくい。  騎手、オーナー、調教師。それぞれ違う人生を歩んでいた三人の主人公のストーリーが交差する物語だと知っていれば、もっとわかりやすく見れたかもしれません。  そもそもミステリーではないわけですから、このジャンルは最初からあらすじを知っていても差し支えないですね。すべて観終わった後に、予告を観るのが好きなのですが、予告を見てから本編見ると楽に見れたと思います。  始めのうちは、シーンや人物がとにかくころころ入れ替わるので、全然物語に入り込めません。  三人が出会うのが、映画が始まって40分くらいした頃。その辺りから、どういう状況なのかがわかりはじめて、ようやく落ち着いて見ることができます。  ストーリーの起伏は少ないですね。実話ですから仕方ありません。演出も控えめです。過剰な演出はほとんどありません。その分洗練された映像がカバーしている印象です。よってサクセスストーリーとしては、手堅くまとまっていると思います。  ジェフ・ブリッジス、クリス・クーパーは抜群の安定感。特にクリス・クーパー演じる調教師はしびれるほどにかっこいい。  それに対して、トビー・マグワイア演じるレッドは、成功してからも何かやらかすんじゃないかという、変な意味での存在感が常にあります。若者特有の精神的な未熟さというものがうまく出ていたと思います。願わくば、もう少しレッドの精神的な成長が見られるとより良かったかもしれません。レッドよりむしろオーナーのほうが、心の変化がよく描けていたような気がします。特に『車』⇒『馬』はわかりやすかったですね。  レッドのライバルジョッキー、〝アイスマン・ウルフ〟が、脇役ながら素晴らしい存在感を放っているのも見所かも。  期待していた程ではありませんでしたが、爽やかな充足感が得られる良作の部類に入ると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-10 14:49:15)(良:1票)
73.  ショウタイム 《ネタバレ》 
 ストーリー性のあるコメディは好きです。  特に刑事もので、ベタなやつならなお良い。  そういった意味ではこの作品は自分好み。  ですが、最初のうちは笑えることより、イライラすることのほうが多いかもしれません。  なにしろ、前半のトレイ(エディ・マーフィ)がうざすぎます。  TVプロデューサーのチェイスは、あほすぎます。  そーゆーキャラ設定なのはわかるんですけどね。さすがにミッチ(ロバート・デ・ニーロ)がいたたまれなくて。  ですが中盤以降、特にラストに向けて面白さが加速します。  コメディタッチは崩さず、それでいてサスペンスアクションのノリもまあまあ。それなりの爽快感すら感じられます。  あれだけ否定していた『ボンネットダイブ』を結局やらされるハメになるシーンは面白すぎます。  そして、事件解決の瞬間を、『SHOW TIME』のタイトルでしめくくる演出はあざやか。  事件は解決。番組は大ヒット。トレイとミッチは本当の相棒に。  ですがトレイが本物の刑事に昇進できたのが、一番後味が良かったかもしれません。  あくまでB級、ポップコーンムービーに違いはありませんが、こーゆー映画が心をリフレッシュさせてくれます。  大絶賛はできませんが、私にとって、こーゆー作品は必要なジャンルなんですよねー。  『エディ・マーフィー』『マーティン・ローレンス』『ジャッキー・チェン』『クリント・イーストウッド』、親が吹替えで見ていた世代なので、もはや吹替えのほうがネイティブに感じるのが悲しい(笑)
[DVD(吹替)] 7点(2016-06-18 10:01:43)(良:1票)
74.  少女たちの遺言 《ネタバレ》 
 アジアのホラーは雰囲気が日本寄りですね。  最初はなんかだらだらした学園ドラマみたいな雰囲気なんですけど、女の子が飛び降りてから徐々に空気感が変わっていくのが、良い意味で不気味です。程良い緊張感です。特にミナが霊みたいなのにつきまとわれるのは本当に怖い。  ですが、この作品の真骨頂は、真相を空かす過去パートですね。  ドラマとしては物悲しく切なく、ホラーとしてもちゃんと怖い。どうかするとどっちつかずになりそうなところを、ぎりぎりのバランスでうまく融合させていると思います。  それにしても前半と後半のギャップが、この作品に関しては功を奏していますね。  終盤がちょっとパニックに走りすぎたり、『天井から覗き込む顔』みたいな残念な演出があったりと、いまいち。  それに、細かい部分で不明な点が多すぎるのもマイナス。特にミナの立ち位置がわかりにくいです。  確かに雰囲気だけでも楽しめるクオリティに仕上がっていますが、特にラストは結局どうなったのか、もう少しだけはっきり教えて欲しかったです。やっぱりあれは、あそこから飛び降りて自殺しますよー、っていう解釈で良かったのかなー。
[DVD(吹替)] 7点(2015-10-04 07:29:33)
75.  処刑人 《ネタバレ》 
 丁寧に作られた前半に比べると、後半はだいぶ何でもアリになっちゃいましたね。後半になるほど現実感は薄れ、化け物ドゥーチェや女装警官ポール・スメッカー(ウィレム・デフォー)など、キャラ押しの感が強くなります。  最初の殺人は成り行きでしたが、不起訴になった後、今度は自分達の意思で悪人を狩っていくというストーリーが、いたって単純明快で面白いです。ただ、『悪人』の定義が本人達の中でも全然定まっていないせいで、こーゆー作品ではぜひ欲しいカタルシスが最後まで見ても得られないのが残念。  また、個人的にはロッコが不要。彼が仲間として二人を手伝うようになったせいで、ただでさえブレ気味なテーマがよけいブレブレになってしまった感があります。その上で、三人に味方しようとするデフォーは、悪い意味でご都合主義的であり、説得力がありません。  極めつけは悪役が悪役に徹し切れていない、悪役の華の無さにあります。不遜、不快、恐怖、非道といった悪の要素をこれでもかと盛り込んじゃうからこそ、『処刑』の爽快感が増すわけです。今作は、贔屓目に見ても足りません。悪には悪の、華が欲しい。  ラストの街頭インタビューしながらのエンドロールはかなり好きです。正直フィクションばりばりの本編から急にドキュメンタリータッチでしめくくるので、いきなり何事かと思いましたが、このアンバランスな感じは新鮮で悪くないです。  あれ?なんか批判的なコメントが多くなりましたが、映画としては全然面白いです(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-06-20 04:03:24)(良:2票)
76.  シュリ 《ネタバレ》 
 テーマやアイデア、ストーリー性と人物相関がすごい良かっただけに、演出の雑さは結構残念。  イ・ジュンウォンとその同僚、イ・バンヒとその上司(隊長?)、その4人を初めとして、中心人物たちの存在感が半端じゃないです。  また、自爆する女性工作員など、妙に生々しく容赦のない映像は、まさにアジア映画の特色のように感じます。これはハリウッド映画ではなかなか感じることができない感覚です。。それでいて、甘酸っぱくぬるめの、ともすれば蛇足になりそうなラブストーリーを絡ませる、日常と非日常の融合のさせ方が凄いです。この衝撃を伴うギャップが、多くの人がこの作品に魅了されるひとつの要因かもしれませんね。  ですが、血生臭いアクションパート、ドラマパート、ひとつひとつの出来はそれほどまでに高いレベルに達しているとは思えません。特にドラマパートの作りこみ、人物描写は甘いと思います。  そしてアクションパートにいたっては、中盤、映画館での攻防がかなり雑にまとめられています。人質を取ってからいつの間にかシーンが切り替わって、包囲網を潜り抜けたことになっています。いったいどうやったの?イ・バンヒがいつの間にか電車に乗って帰路についているのは最早笑います。親友が死んじゃうシーンも、本当は感動的なシーンのはずなのに、『見せかた』が足りないのか、いまいち泣けません。  その一方で、イ・バンヒを撃っちゃうシーン、崩れ落ちるシーン、留守録を聞くシーンなんかは、ぐっとくるものがあります。  冒頭の訓練シーンの映像と、本編の映像との落差も問題かもしれないですね。実際後半一番ドキドキしたのは、研究所内でCTXの説明聞きながら、実際にCTXを火にかけて光を当てているシーンだったりします。『爆発しちゃうんじゃないの?』って、気が気じゃなかったです。そう言えば、あれだけ機密事項とか言っていたのに、気軽に普通の理科室みたいなところでアルコールランプ使って実験していたのはいったい・・?  最後に、本編とは全然関係ないんですけど、『東洋人の顔は皆同じに見える』と言う西欧の方々の気持ちが、この作品観るとわかっちゃう自分が悲しい。
[DVD(吹替)] 7点(2015-05-01 05:33:56)(良:1票)
77.  シンプル・プラン 《ネタバレ》 
 娯楽作品とは言い難い内容ですが、見る人を選ばないとっつきやすさがあります。シンプルな内容だからこそ、ディテールにこだわって非常に質の高い作品に仕上がっている気がします。  はっきり言って、お金をネコババしようが、警察に届けようが、もっと上手いやり方はいくらでもあります。つまり、この作品の何がすごいって、穴のあるストーリーにも関わらず、ハンクをはじめとする登場人物たちの選択が、『本当にそれしかない』と思わせる演出の上手さだと思うんです。  で、そのストーリーなんですが、人間の隠れた負の部分をひっぱり出しちゃっているんで、見ていて決して気分の良いもんじゃないです。  特に、いわゆる『世間からのはぐれ者』であるジェイコブとルー、それに対するハンク夫妻の対比が凄い。人としての道を確実に踏み外していくのは、良き夫、良き妻であるはずのハンク夫妻のほうである事実が怖いですね。世間一般の水準にあてはめた『善人』『真面目』なんてものが、いかに表面的なものかってのを見せつけられます。ジェイコブとルーなんか、お金が手に入ってもそんなに変わらないので、逆に人としてまともに見えます。  ジェイコブの『飛行機なんか見つけなければ良かった』という台詞が切ないです。ラストまで見たときに、冒頭のハンクのナレーションが意味を持ち始めます。欲にかられて失ったものの大きさを実感させられます。  好きなタイプの映画ではないので、この点数が精一杯です。ですが、私個人の好き嫌いを抜きにすれば、単純に映画としての評価は満点だと思います。ハンクたちは失うものばかりでしたが、この作品を観る人は教訓を得られます。  ただ、小説や映画に感情移入しやすい人は注意が必要かもです。鑑賞前は『これはフィクションです。』『これはフィクションです。』『これはフィクションです。』と3回くらいおまじないをかけておいたほうが良いかもしれません。
[DVD(字幕)] 7点(2015-04-20 14:16:06)(良:2票)
78.  シューティング・フィッシュ 《ネタバレ》 
 DVDで鑑賞です。画質があまりよくありません。映像にこだわる方はその時点で受け入れられないかもしれないです。  言っちゃなんですが、ストーリーはいたって普通です。ただし、ネタが多い上に、一つ一つが吟味されているかのような丁寧な作りなので、どのエピソードも楽しめるのが本作の最大の長所です。  更に、主演の三人が、なかなかに魅力のあるキャラクターに仕上がっているのが良いですね。ディランとジェズは、平気で不特定多数の人を騙すくせに、お金に困っている人にはやたら親切というお人好し加減が絶妙です。  ただし、二人がやっていることは結局のところ犯罪なんです。手放しで賛同しきれない部分はあります。ですから、パソコンを盗んだ奴への復讐、及び嫌な幼馴染みを騙しちゃうラストはまだ素直に喜べるんですが、それ以外は少々ひっかかるものがありますね。  特に、騙された人たちが復讐に来て、その後車で爆発しちゃうのはさすがにやりすぎ。コメディとは言え、騙された人たちが善人とは思えないとは言え、被害者であることには変わりないですからね。不可抗力とは言え爆弾で吹き飛ばして終わりってのはどうも・・。
[DVD(字幕)] 7点(2014-07-03 17:03:11)
79.  シリアル・ラヴァー 《ネタバレ》 
 思わぬ拾いもの。シュールでブラックなコメディ作品。本来最も苦手とするこのジャンルなのに、これは面白かったです。  このタイプの作品にしては、ストーリーが破綻しすぎていないところは評価に値します。妹とその他大勢の友人が押しかけるところからはほとんどカオス状態になっちゃうにも関わらず、姉の意思と目的がはっきりしているので大変見やすくなっております。つまり、シュールな作風に見せかけて、きちんと一本筋の通ったストーリーコメディであることが、自分の好みと合っているみたいです。  それに、登場人物が一癖も二癖もある変な人達のようでいて、それなりに常識は持ち合わせているのも良かったのかもしれません。こんなはちゃめちゃな内容にも関わらず、イライラすることが無かったのは、この作品には常識と良識がきちんと存在していたからだと思います。  笑いのセンスもなかなか良かった気がします。必死なお姉さんだけでもそれなりに笑えるのですが、強盗二人組みが出てきてからは笑いのレベルが上がります。ジュークボックスのくだりなんか爆笑です。  ラストに妹に電話するオチまで完璧。短い時間でテンポ良くまとめたのも良い。  安上がりで楽しめる、ちょっと高尚なドリフ映画ってことで、オススメできる作品ですね。
[DVD(字幕)] 7点(2014-06-14 12:08:58)
80.  シャロウ・グレイブ 《ネタバレ》 
 登場人物たちのパワーバランスが崩れたり逆転したりする心理サスペンス系のドラマは大好きです。今作のように、リーダー格のわがまま王子と、真面目な気弱青年のパワーバランスが見事にひっくりかえっていく様はなかなか見応えがあります。更には第三者グループに属する警察や犯罪者チームの不穏な動きが、作品全体に更なる緊張感を生み出しているようです。  特に、犯罪者チームが徐々にアレックス(ユアン)たち3人に辿りつくまでの様子を恐ろしいエピソードと共に映し出しておきながら、まさかの瞬殺という結果になるとは誰が予想できるでしょうか。ラストのオチよりこっちのほうがよほどショッキングで、そりゃあアレックスがびびるのも納得です。  この見事なまでのゲーム運びはスリリングかつ繊細で、全く目が離せません。  それでもひとつだけ残念なことがあるとすれば、三人の信頼関係が、もともとそれほど強く見えないことですね。三人がそれほど仲良しには最初から見えないのです。だいたいアレックスは二人から嫌われているようにしか見えないんですよね。三人の信頼関係を示すエピソードなりキャラ設定なりがきちんとしていれば、衝撃度や不快感は何倍にも増したかもしれません。  ただそんなアレックスがラストでジュリエットを守ろうとしたり、でもそのジュリエットはアレックスを裏切ったりと、三人の本質が垣間見えるラストは傑作です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-27 00:27:26)
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