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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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81.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
なんかね、ちっとも気持ちが弾んでこないんですよ。刺激されないの。物語に何か新鮮さがあるワケではなくって、毎度お馴染みアメコミ映画特有の英雄と個人の間の苦悩パターン。一方でアクションシーンはたまげた事にほとんどCG。テレビゲームのデモムービーを見ているのと、あーんまり感覚的に変わらない感じ。CGって『どうやって撮ったの?』ってサプライズがないんですよね。膨大な製作費をかけたわりに、限定された登場人物、それも全てが関わりを持つ人同士で語られるために、世界がやたらに狭く感じてしまいます。視覚的な情緒を感じる映像もなくて、細かなところで笑わせて楽しませてはくれても、大筋ではかなり退屈してしまいました。キャラクターに感情移入ができていたならば、もっと楽しめたと思うのですが、シンクロしてゆかないんですよね、ここに出てくる人達に。なーんか、「スーパーマン2」+「卒業」+「魔女の宅急便」みたいな感じだったなぁ。せめてスペクタクル!って感じの映像をハデに見せてくれれば、まだ取り付くポイントもあったのですが。なモンで、キルスティン・ダンストって、誰かに似てるんだけど、一体誰だったかなぁ?なんて事ばっかりずーっと考えてました。キャンディス・バーゲン? デボラ・ラフィン? マリエル・ヘミングウェイ? 答えが出る前に映画終わっちゃいました。
[映画館(字幕)] 5点(2004-07-04 00:49:58)
82.  SPACE ADVENTURE コブラ
出崎=杉野の黄金コンビという事で、過大な期待をしちゃった感じでしたけど、ちょっとスッキリできない映画でした。自分の中では「コブラ」ってハードボイルドなイメージでしたが、この映画はワリとコブラも物語も映画自体もウェットと言うか、弱々しい感じ。一大事が描かれていても、それが数人の登場人物だけで語られてしまうと世界が狭く感じてしまいます。あと、作画が杉野昭夫らしからぬ雑な感じが(特にアクションシーンで)多かった事、音楽が「さよなら銀河鉄道999」の焼き直し丸出しだった事、日本アニメ映画初のドルビーステレオの音響設計がなんかヘンで、マトモにセリフが聞き取れなかった事など、マイナスイメージが多かった記憶があります。今だったら原作世界のイメージをそのまま映像化できそうな気もしますが、当時はちょっと時代が早過ぎたのかもしれませんね。
[試写会(字幕)] 5点(2004-04-09 11:06:56)
83.  スニーカーズ 《ネタバレ》 
レッドフォードが「オレが主役」状態なんで、せっかくの豪華キャストが勿体ないよう。それにしても、クライマックスのサスペンスシーンは穴だらけで、一体どーした事なんだ、コレは?って感じ。警備網にひっかかったら武装軍団が飛んでくる、なんて言ってたのに、その軍団相手にたった一人の助っ人で逆転しちゃうわ、その後レッドフォードとボス、延々と話してたのに、敵2人しか出てこないわで。すっごい強敵、っていうのを具体的に描いてこそ、サスペンスも生まれるでしょうに、あんな気のヌケまくった敵じゃ、そりゃ勝利も楽々でしょうよ、と思いました。
5点(2003-12-09 11:18:51)
84.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 
ダメなボウヤがスーパーヒーローと化してゆく前半は楽しいんですけど、ヒーローとして動き始めると、なんだか見た事あるよーなシーン、シチュエーションばっかりになってしまって、あー、所詮はアメコミものだなぁ、って。「さ~て、どっち取るんだ~」ってのは「バットマン」のどれかで見ましたですぜ~、みたいな。悪役誕生のシチュエーションも「バットマン」的でしたし。なので、後半は新鮮味を感じず、退屈してしまいました。主人公が最後に語る「大きな力には大きな責任が伴う」っていうのも、いい言葉なんだけど、あんまり内容に合ってない唐突な言葉に思えてしまいましたし。サム・ライミならば「死霊のはらわた」ノリでブッ飛んでくれた方が良かったな・・・。
5点(2003-12-08 16:41:35)
85.  スパイキッズ
前半の、スパイの子供がスパイとして活躍!なノリはバカバカしくも楽しかったのですが、おもちゃっぽさ爆発な後半の要塞の部分は、さすがに脱力状態になってしまいました。スパイって、どんな仕事をしてるの?っていうのが、まるで昔のマンガの世界状態だったりして、いかんせん感覚古過ぎ、って。子供感覚を大切にしているんでしょうけれど、子供にだって笑われちゃいそう。でも、ラテンなノリは好き。
[映画館(字幕)] 5点(2003-12-08 15:47:19)
86.  スター・トレック/叛乱 《ネタバレ》 
エンタープライズVS連邦!みたいな大きな展開かと思ったら、連邦の一部人間が暴走してただけでした~、という物語に肩すかし。しかも、クルーそれぞれの見せ場が用意されているんですけど、私、このシリーズの方はちっとも知識なし状態なので、クルーに対する思い入れもなく、ワリとノンビリした映画、くらいの印象になってしまい・・・。トレッキーのためのお楽しみ袋映画、だったんですね。中身たっぷり(サイズもでかでか)なプログラムのお陰で、だいぶこのシリーズの知識も付きましたが。
5点(2003-12-07 23:33:36)
87.  スクワーム
テアトル東京の大きなスクリーンで見ました。なんであそこで上映したんだか謎な映画ですわ。「闇の中から聴こえてくる~」とゆー、やる気あんのか!みたいな、けだるく音痴な歌声がオープニングとエンディングに流れる、ぐにょぐにょ映画。あんだけ部屋いっぱい、たんまりぐにょぐにょしてたら、下の方、圧死してるんじゃ?なんて考えたりもしますが、まあ、細かいコトは気にしない、と。でも、私がいちばんこの映画でイヤなのは、シャワーの蛇口からうにょうにょでもなく、顔にぐりぐりぃぃでもなく、チョコシェークの中でうにうに。あーあ、飲んじゃった、えんがちょ、みたいな。
5点(2003-12-07 21:50:03)
88.  スクリーム2 《ネタバレ》 
『続編についての映画』なのですが「続編は前作を超えられない」ってその通りになっちゃってどーすんの、って思いました。いちばん恐かったのは、先行オールナイトなのにガラガラだった場内だったり。徹底的に続編である事をパロディにすれば良かったんじゃないかな、と思ったんですけど、後半は普通にホラーな展開しちゃってましたしねぇ。そして、この脚本家のお得意芸『で、その犯人は一体ダレ?状態』は、ここに極まれり。「3」を見る気がすっかりなくなっちゃって打ち止め状態なのですが、「3」は面白いんでしょうか?
[映画館(字幕)] 5点(2003-12-07 21:39:37)(良:1票)
89.  スーパーガール
女の子が主役なんだから、物語もこんな感じ、ってファンタジー入っちゃってるのはどうも・・・。水面をくるりんすいーっと飛ぶヘレン・スレイターの姿は、そりゃもうステキなワケですが。フェイ・ダナウェイとブレンダ・ヴァッカロの悪役は面白いんだけれど、もっと大きな悪を演じて欲しかったです。ピーター・オトゥールは・・・なんか、オレってば何やってんだろ?って雰囲気でした。闘うヒロイン、な感じを強くしてリメイクして欲しい気もしますが、ヘレンを超えられるかどうかビミョーなトコです。
5点(2003-12-07 16:39:15)
90.  3D彼女 リアルガール 《ネタバレ》 
 これはね、マンガやアニメだからこそ成立するネタ。実写でやっちゃったら「何様?」ってコトになっちゃう。   この映画ではアニメ=オタク=コミュ障=ひきこもり予備軍みたいな描き方(実際セリフにもしてる)で、ヒロインがそれを差別しない事で一見肯定的に見えなくもないけれど、実際にはそこからの脱却、卒業こそが唯一の成長ってハナシ。  ここではアニメは自己否定を引き起こす内的要因のメタファーみたいなモノ。ひたすらリアルに対するネガティブ発言を繰り返すアニメキャラ「えぞみち」に反映されていて。   アニメにはリアルを物理的に変化させる力は無い、それはその通りだけれど、実写映画もまた単なる二次元で、アニメと同一のフィールド上に存在するものなワケ。役を演じる人々はリアルに存在していても、そこに映るのは光と影と音の集合体、実体の無い幻、アニメと一緒。ついでに3D映画は2つの平面を映写してるだけの、ただの目の錯覚。アニメ同様、リアルを物理的に変化させる力は無いわ。   だからこの物語をマンガやアニメで描く分には自虐的、内省的に成立するけれども、実写でやると上から目線の、何らかの優位性を主張している状態になっちゃうワケよね。なんて思い上がりっぷりよ?  もっとも、リアルにはありえないような人物像や演技、後半の陳腐な展開は「映画」の限界っぷりを自虐的に描いてるのかもしれないわね。まあ、こんな程度のモンに「映画」を象徴されちゃたまったモンじゃないけど。   英勉って人、『トリガール!』でもオタクをネタにして嗤いつつその後のフォローをしなかったけれど、結局そういう人なんでしょうね。そっち方面でばっかり商売してるクセにね。   でもカメラと照明は丁寧。いい仕事。人工の光の効果的な使い方や、自然光でしっかり作られたコントラスト、レンズを使い分けた凝った画作り。もったいない。   中条あやみも美しく映えていて。でももったいない。   まー、見ていてストレスいっぱいの、色々もったいない映画だったわ。
[映画館(邦画)] 4点(2018-09-16 17:24:03)(良:1票)
91.  すーちゃん まいちゃん さわ子さん 《ネタバレ》 
 この映画で私が最も注目したのはロケが地元周辺だった事。すーちゃんが住むのは地元の学芸大学駅周辺、すーちゃんの勤め先は多分、故郷の中目黒あたり。そしてそれ以外にあまり注目すべきところは無く・・・   日常のあるあるネタをコラージュしていて、それは男でも共感できる点があって。職場での人間関係とか、介護の問題とか。   でも、それだけで終わっちゃってる感じの映画。その日常的なエピソードが生むストレスとか行きづまり感とか焦燥感とか、そこからじゃあ何をどう紡いで作品として仕上げてゆこうとするのか、そこがあまり見えてきません。  一応まとめたように思える(状況が変化してゆく、転がってゆく)部分もあるけれど、多くは散らかった印象のままに終わってしまう感じ。   イヤなヤツをイヤなヤツとして描いて不快感を煽り、相対的に3人はいい人なんですよ、みたいな描き方はどうかと思うんですよね。人には人の事情があって、そこで摩擦やすれ違いが生じて、みたいな描き方でないと、結局は上っ面だけの映画になっちゃう。   すーちゃんの家にマネージャーが訪ねてくるシーン、すーちゃんは料理をしていたのですが、映画はマネージャーとすーちゃんの行動は追っても、その料理がどうなったかは描かれません。料理途中でフライパンの火を止めるというのがどれだけ厄介な事なのか、この映画はそこをスルーしてしまいます。  夜、泣きながら自転車を二人乗りするシーン、さっきのカットと同じ場所を走ってる、って。雑です。   そういう、繊細なフリして実は無神経って感じが全編に漂っていて映画にノレませんでした。コラージュするならばするなりにもっと細やかに優しく(あのスーツ姿の男の面接シーンなんて暴力的でしょ)できたんじゃないかな。
[映画館(邦画)] 4点(2013-09-26 22:23:35)(良:2票)
92.  ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー 《ネタバレ》 
なんじゃこら。そこら辺にゴロゴロ転がってそうな(本来ならビデオスルーされそうな)フツーのB級アクション映画。『ストリートファイター』の看板をぶら提げる意味すらないようなレベル。ゲームの映画化が陥りがちなコスプレ大会状態を避けまくったら(あ、バルログだけ例外)、なんの映画だか判らなくなっちゃいました、みたいな。少ない予算をどこか一点豪華主義で使えば良かったのに、均等にあちこち割り振ったために全てがハンパにショボい、っていうのが見て取れるのが大変イタいです。アクションはチョボチョボ、上手く繋がってないドラマがダラダラ、超人状態なゲームの技を無理して出す必要はないとは思いますが(一応微妙なスピニングバードキックと気功拳は出てきますケド)、ゲーム的な部分を排除しまくっているがゆえ、ファンを喜ばすネタも殆ど存在せず、一体誰がコレを喜ぶのよ?と。いっその事『DOA』くらいバカだとまだ楽しめるのですが、ハンパに真面目だから困っちゃう。たとえヘロヘロなアクションでも春麗が最初から最後まで頑張る映画だったらまだ面白かったのでしょうけれどもね、下手にソツなく八方美人な映画作ろうとしちゃうから・・・。個人的には原作に忠実な、極端な筋肉ボディの春麗が見てみたいものです。歴代の実写春麗は宮前真樹も水野美紀も、このクリスティンも華奢なお嬢様過ぎだぁ。
[映画館(字幕)] 4点(2009-03-07 20:39:08)
93.  スチームボーイ STEAM BOY
空想科学漫画映画を目指していたんだと思うんです。ワクワクドキドキして楽しくって、ってノリの。だけど、それを描くためにあるべき手法が、あり余る才能がジャマをして見えてなかったと言わざるをえません。CGや手描きでこれ見よがしに描き込まれた美術なんて、重要じゃないんです。そんなもん、背景であって主役になっちゃいけないんです。そこに力を注ぐ代わりに、他にもっともっと力を注ぐべきところがあるんです。アニメアニメしたキャラを、映画的タイミングの中にはめ込み、最新技術の映像の中にはめ込んで、窮屈な思いをさせちゃいけません。もっと表情豊かに、自由に動かしてあげるべきなんです。もっと軽やかに、もっとスピーディーに。状況に振り回されてばかりで世界に呑み込まれているような状況から解放してあげなくっちゃダメなんです。まず最初に世界があって、そこにキャラクターを無理矢理押し込めるのではなくて、最初にキャラクターの世界を作ってあげて下さい。そうすれば自ずとアニメーション映画の世界がどんどんと開けてくるでしょう。今回、とっても偉そうな文章ですけど、アニメーションの未来に期待してるからこそ、どうかアニメーションの可能性と限界とを自覚して頂きたいのです。才能の無駄遣いは、本当にもったいないです・・・。
[DVD(邦画)] 4点(2006-07-22 00:53:11)
94.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
27年間の感慨に思いっきり耽ろうと思ったのに、えーと、はい終わり終わり、もーいーや、終了、って気分になっちゃいました・・・。マニアを喜ばせる旧3部作へのリンクは、エピソード、メカデザイン等、そりゃもうしっかり網羅されてますけどね、肝心の映画としてはどーなんでしょ?コレ。シーンが多過ぎるために、ブツ切れで流れなんてモノが無視される構成(十数秒ほどのシーン続出)、アナキンが暗黒面に堕ちる過程には時間を割いていても、ちいとも説得力を伴って来ず、そこだけダラけてる感じ、なんの意外性もなく展開する物語・・・。いくら、元々大筋は判っているとは言え、少しは新鮮な驚き、感動が欲しかったんですけどねぇ。殊に中盤以降はエピソード4に繋げるために、物語がどんどん先細りしてゆくような感じで、見た事のない映画なハズなのに、とうの昔に既に見ているような印象。こんな映画?って頭の中に思い描いた通りの映画でどーすんの。ラスト20カットほどに至っては、私が予想したまんまの映像なんで、笑えて、そして激しく萎えました(いや、正確には頭の中ではあの後、もう1カット、夫婦の前から去ってゆくオビ=ワンの後姿、というのが入ってたんですけど)。その後、デススターの設計図を盗み出す作戦が描かれて、外交船内のR2-D2とC-3POが描かれて、スターデストロイヤーがのしかかってくる、なんてラストシーンだったら拍手喝采、点数も3点ほど上がったんですけどね・・・。考えてみれば「帝国の逆襲」を除いて、どれも状況や過程を描いてはいても、ドラマは描いてない、みたいな感じがします。上っ面描くばかりで、ルーカスが「あとは各自脳内補完よろしく」と言ってるようで。暗くてグロくて、なんかもう一度見たいとは思いません・・・。めちゃくちゃガッカリ・・・。
[映画館(字幕)] 4点(2005-06-25 22:00:59)(良:4票)
95.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
「帝国」があんまりオリジナルから変わってなかったので、「ジェダイ」もそうなんだろうなぁ、じゃあ、あんまり見る意味ないよなぁ、と思いつつも、3作品連続なチケット買っていたので観賞。えーと、大きく変わってたのはコルサントで喜ぶ人々が追加されたのと、ラストの音楽くらい? 森のクマさん大作戦&グダグダ主役メンバーまで変更されるワケはないですもんね・・・。ところで、映画で使われたスターデストロイヤーのミニチュアやマット画を美術展で見た事があるのですが、どれもワリとチャチでラフなんですよね。でも、それがフィルムに焼き付けられてスクリーンに投影されると、目を見張るような存在感が。映画のマジックを実感したものでした。
[映画館(字幕)] 4点(2004-10-23 00:49:35)
96.  スレイヤーズ
元の「スレイヤーズ」というものを全く知らない状態で(タイトルくらいは知っておりました)見に行ったのですが、一体この作品世界のどこに魅力があるのかを、掴みかねてしまうような映画でした。既に出来あがっている世界に突然放り込まれ、右も左も判らぬままに、物語がどんどん進行してしまうような感じ。予備知識があって当たり前、一見さんはお断り、という一連の角川歴彦体制での角川アニメの悪い傾向を反映している作品の一つ、だと思います。物語はリナとナーガのマンザイノリと、時間を巡るシリアスな展開とがちぐはぐな感じで、クライマックスのシリアスなリナは、逆に凡庸な、ありふれたファンタジーという印象を与えました。むしろ、リナとナーガの漫才ノリが延々続くよーな映画にした方がいいんじゃない?と思ったのですが、そう考えたのは製作側も同じだったよーで・・・。
[映画館(字幕)] 4点(2004-08-06 00:14:09)
97.  すかんぴんウォーク 《ネタバレ》 
なんか、この映画の吉川晃司と、後の彼にはイメージに随分と差がありますね。今のあの、一生懸命独自のスタイルを作ってる感じよりも、この映画の時のイメージの方が好感が持てたりして・・・。さて、でも、この映画自体はかなり退屈でした。辛口青春映画って感じですが、どうもスッキリしません。最初の軽快な流れがどんどんと失速していって、かなりグダグダとした展開になり、そして気持ち良く終わる事もなく、と。当時の時点で彼がそこそこ大物だったならば、この映画の成り上がってゆき、そして挫折という展開も現実を重ね合わせて見る事もできたでしょうが、何しろまだ新人売り出し状態ですから、絵に描いたような成功物語は空々しく、イメージアップに繋がるとは言い難いような映像、人物像ばかり。うーん。なんか、今もって大森一樹監督のこれぞ!という映画を見てないよーな気がするんですけど、どれを代表作として捉えればいいんでしょうか? 「オレンジロード急行」や「ヒポクラテスたち」を代表作認定!という事で納得しちゃいますかぁ? それでいいんですかぁ?
[映画館(字幕)] 4点(2004-05-20 22:12:28)
98.  スプリガン 《ネタバレ》 
ロボットやメカに乗って、じゃなくて生身が勝負!なアニメなんですけど、リアリズムを基調とした生身を描くとなると、所詮は実写に敵わないんじゃないの?って思ってしまったり。アニメならではのデフォルメというのがあっていいと思うんです。それに、どうも最近のアニメって、世界が狭いところで閉じてしまっていて、あまり広がりを感じません。作家性が強くなってきて、エンターテイメントとしての、いい意味での猥雑さ、拡散してゆくイメージが薄らいだ気がします。しかも1時間30分しかないタイトな物語のハズなのに退屈。モタモタするな!回り道をするな!って。子供一人相手の物語がセコく感じるのは仕方ないんですけどね。それでも面白くできる!と思ってたんでしょうかねぇ。はぁ~。
[映画館(字幕)] 4点(2003-12-08 22:11:49)
99.  スフィア 《ネタバレ》 
怪物がマトモに出てこない「リバイアサン」「ザ・デプス」、あるいはイドの怪物がタイクツな姿してる「禁断の惑星」みたいな。一流どころが揃って、こうもB級な映画になっちゃうとねぇ。全員プロフェッショナルな人達の物語なのに、ちっともそうは見えないし(有名過ぎな役者さんばっかりなので従来作品のイメージが見えちゃう?)、魅力的に思えるキャラクターは、とっとと死んでっちゃうし。最後のオチで「この映画は、結局のところなんにもない映画です」と宣言しちゃってるよーで、「見る前に言ってよ」とツッコミたくなっちゃいました。
[映画館(字幕)] 4点(2003-12-08 21:36:28)
100.  スパイ・ゲーム(2001)
映画ですね~。現実がこんなだったら、外交なんてチョロいモンですなぁ。個人より国家じゃあ!って「ジャスティス」にもマイりましたが、国家より個人じゃあ!なこの映画もまた、そりゃ迷惑な、と。スタンドプレイをフォローする更なるスタンドプレイ、この映画で一方的な軍事的介入を受けてる中国の人達にとっちゃ迷惑この上ないワケですが、んな事知ったこっちゃねー、とばかりの一方的正義な展開、男の友情良かったね、で済ませちゃっていいの?って。所詮は都合のいいおとぎ話、って思いました。
[映画館(字幕)] 4点(2003-12-08 16:23:51)
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