1. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
硬派だ。従来の007から、ユーモア、愛きょう、おんなったらし、変な敵キャラ、秘密兵器などを取り除いた感じ。いまいち不満足。やはり007は、軟派でなくては。今で言えば、石田純一が意外に強いみたいな。 [地上波(吹替)] 6点(2009-10-14 21:32:40)(良:1票) |
2. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 とにかく撃ち合って、壊し合っていた。それはそれで6点くらいの価値あり。しかし、大きな肉を出され「さあ食べろ!美味しいだろう!」と追い込まれた感じ。 ちょうどプロパガンダの為の「ダイハ-ド」TV放送があり、比較が出来て良かった。今作品「4」は、第一作の静と動アンサンブル、孤独の戦いへの必然性と荒唐無稽のほど良い混在、徐々に増加させるダイナミクスなどが足りなくなっているとつくづく感じました。建造物侵入やハッキングって、そんなに簡単に出来るものなの?と、浅薄な脚本に苦言は野暮と思いつつ、常に感じて鑑賞しました。最後が倉庫って「太陽にほえろ!」か?。 [試写会(字幕)] 6点(2007-07-01 18:44:28) |
3. ダ・ヴィンチ・コード
史上最長のダイイングメッセージ。数々の不自然なものを見たが、こんなに活動的、かつ考え込んでしまっているものは初めてでした。これぞ瀕死の沈思黙考。「ツマル」で「シムラ」が犯人、胃の上に印を書いたから「井上」が犯人、なんて目じゃない。これでは、自殺説や幽体離脱説が出るのでは?。映画全体にも同様で、頭でっかちな感じがした。裏を取れよ裏を・・・です。 [映画館(吹替)] 5点(2007-06-21 19:11:07) |
4. 誰も知らない(2004)
社会としての成熟には程遠いいと思われる現代。その暗部を深刻すぎず、軽すぎずの演出で見せてくれました。 なぜ人は人が生きる事をを此れほどまでに考えなくなってきたのか。無関心の残酷さ。すべてを純粋無垢に受け入れてしまう子供たちが切ないね。しかしお兄ちゃんは冷静すぎるほど冷静でご立派。立派過ぎて現実的ではないけれど、こう描かなければ救われないですものね。「三丁目の夕日」の対立軸に据えられる映画。ノータリン役のYOUは良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-25 22:00:25) |
5. 大停電の夜に
クリスマス映画は好きなんですけれど、構えすぎの気取った演出に心がのらなかった。台詞に面白みや深みが欠けています。岩井俊二か行定勲あたりに任せればよかったなと考えてしまった。宇津井健と吉川浩司は、最近またまた良いですね。宇津井健は垂れ下がる前髪が「ザ・ガードマン」のキャップ、吉川なんて動けばいまだに「モニカ」の関節。ブリブリの田畑智子を始めて可愛らしいなと思った。 [映画館(字幕)] 5点(2006-03-06 16:42:56) |
6. ターミナル
《ネタバレ》 人もセットも枠がしっかり設定しているアメリカ的なところはいいのですが、コメディとしてもヒューマンドラマとしてもぬるい感じがした。不自由な空港で如何に生きていくのかを描くのかと思ったら、いきなり専用の部屋が見つかるし、内装いじりまくりだし、自由自由。不自由から自由への展開が感動を生むと思うのだが。トムハンクスは無駄に太っている感じ。いっそのことレスリーニールセンにまかせたら・・なんてチラリ思ってしまった。「裸のターミナル」。 [DVD(字幕)] 5点(2006-02-24 14:34:14) |
7. 箪笥
《ネタバレ》 一度見た時は4~5点くらいかなと思ったのですが、オチが分かりもう一度みたら、なにか主人公が切ないのですよね。それで点数アップ。結局、父親とのやり取り(叔父夫婦ともあったが)以外は、なしだったんですね。M・ナイト・シャマラン+デヴィット・リンチ+岩井俊二。ありがちといえばそうなんですが、「マルホランド・ドライブ」であのオチを許してしまったように、これもありとしました。不幸があった家に連れてくる父(残酷さ?)、自分が見殺しにしているのに「後悔するわよ」なんてこと言う愛人などおかしな不自然行為はありますが、これらがなければ始まらないということで。美少女の悲しい性を表しているような音楽は心に響くものでした。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-06 09:11:13) |
8. たそがれ清兵衛
清貧。いや正貧?愚痴を言わず、人のせいにせず、くさらず、へこまない生き方に感銘。なかなか出来ないよ。「ギルバートグレイプ」をちょっと思い出してしまった。もう少し子供へ対する愛情が描けていたら、清兵衛の潔い生き方がいきてきたと思います。山田洋次だけにもう少し会話の面白さを期待していました。数々の賞も含め評判が良かったからもう少し盛りあがるかなと思ったのですが、そこそこ面白かったです。「決められたリズム」いい歌~。 7点(2003-12-11 11:00:28) |
9. ターミネーター3
ガガガ!バババ!ドドド!。スケールの大きいずっと騒いでいるどつき漫才を見ている感じでした。今回は2体のターミネーターのキャラと力量に斬新さと明確さがなくぼやけ過ぎ。よって感情移入は難しくハラハラしない。アクションとしては頑張っているから殆ど飽きずには見れます。しかし印象はガガガ!バババ!ドドド!。ジョンコナーにいたっては、最初出てきた時にC級ホラーで最初の方に殺されるルックスと思った。 6点(2003-08-25 21:44:05) |
10. ダンサー・イン・ザ・ダーク
監督の映像技術と日常の何気ない音からミュージカルに入るアイデアに感動。裁判、もう少しどうにかなったのでは。再度、国選弁護人でも良いし、セルマを好きな人達が資金繰りをするとか。これでもかと不幸にもっていく事とミュージカルの短調さおよびメロディに飽きてくる時もあったけど志は好きな映画です。 9点(2001-09-28 16:12:05) |