1. ダラス・バイヤーズクラブ
《ネタバレ》 序盤のマコノヒーは、クソ野郎。 カウボーイ気取りで常にくわえタバコ。ゲイを差別する。女好き。賭けに負けると逃亡して警察に泣きつく。エイズはゲイがなるものという偏見を彼も持っていたが、彼はゲイではなかったのにエイズになってしまう。 同じ境遇で苦しむ患者の多くはゲイ。ゲイ嫌いの彼は、孤立してしまう…かに見えたが、彼は強かった。 自ら道をバリバリと切り拓き、最初は会話すらも拒絶していた1人のゲイとも、利害の一致をきっかけとして信頼関係を作り上げていく。副作用の危険な医薬品は認可されているのに、他国では安全性も効果も実証されているビタミン剤も使えないのは、どうも利権が絡んでいるらしい…。 そんな不条理に違法行為で対抗するマコノヒー。違法行為とは言え、彼は誰も傷つけない。 しっかりきっちり勉強もするマコノヒーかっこいい! 最初は悪党にしか見えなかったのに。生き残るために、自分のために戦っていただけなのに。結果として、彼は多くの人を救うことになるのだ。 難病が絡むので辛いところもあるが、とても気持ちの良い物語である。 [映画館(字幕)] 8点(2014-03-22 18:25:29)(良:2票) |
2. 大脱出(2013)
《ネタバレ》 うーん、もっとテンション上がると思ってたんだが。 エクスペンダブルズ2でこの2人の理想的な共演はすでに観ちゃってるから、今更感があったのかしら。面白いんだけどね。もっともっといちゃいちゃしてよかったと思う。バディ・ムービーな感じで。流石にシュワさん、もっさりしててスピードはないです。でも、でっかくて貫禄十分。 スローモーションで巨大な銃器を撃ちまくるシーンは笑いと感動がありました。 しんどい役どころはほとんどスタさん。ずぶ濡れになって頑張ってました。 後半は結構別行動なのが物足りなかったです。二人で背中合わせで敵を蹴散らすシーンなんかが観たかったのに。 シュワさんは、そろそろ本格的な悪党キャラもみたいですね。 次回作があるなら、敵同士で殺しあってください。 [映画館(字幕)] 6点(2014-02-23 12:11:28) |
3. 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
《ネタバレ》 大筋のストーリー自体は大して面白くないんだが、一昔前のハードボイルドテイストが、やはり好きだ。 前作の良さはしっかり活かされていて、安定した面白さ。 やたら、乱闘シーンが多くて、事件への近づき方にもうちょっと工夫がほしいところではある。 大味さはいいところでもあると思うんだが、敵が大勢で待ち受けているところに、大した策もなく2人で乗り込んで、ボロボロになりながらもやっつけちゃうのは、ちょっと雑すぎる気がするんだよな。 ゴリにあんなにいい役をあげといて、麻美ゆまがただのおっぱい要員だったのには不満だ。 [映画館(邦画)] 7点(2014-02-05 00:30:19) |
4. 007/スカイフォール
《ネタバレ》 そんなに強そうじゃない相手にもイチイチ大苦戦するボンドさん。それでも、やる気だけは人一倍で、街中をぶっ壊しながら戦う、迷惑不死身なポンコツスパイボンドさん。そんな一生懸命さが素敵です。お爺ちゃんのほうがカッコ良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2013-05-04 10:48:21) |
5. ダイ・ハード2
《ネタバレ》 1にそこまで思い入れがないためか、素直に楽しめた。 コックピットからの脱出シーンは笑ったなー。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-20 19:11:24) |
6. ダークナイト ライジング
《ネタバレ》 期待を裏切らない仕上がり。穴登りのくだりは、どうせ脱出できるに決まってる感があり、しらけてしまう。精神論でジャンプ力が変わるものだろうか…。 空飛ぶマシンとカッコいいバイクの火力が凄すぎる。ジョセフ君ステキ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-12-22 13:28:10) |
7. タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
《ネタバレ》 シンプルに面白い、万人受けする追っかけっこ活劇だが、イマイチ燃えない。 主人公が、命をかけてまで、あんなに頑張るのかっていう動機が弱いからかな。動機なしでぶっちぎれるほどの勢いも感じなかったし。ヒロイン不在の場合って、友情モノになったりするんだけど、途中で知り合ったオッサンと友情が芽生えるって感じでもなかったし、存在感の薄いタンタン君に気持ちが入れられなかった。 タンタンより、ワンちゃんの方が優秀じゃないか?主人公もっと頑張れ! 特筆すべきは、実写のようなリアルなCG!!本作の内容だと、実写でも表現できそうなもんで、むしろ実写の方が熱かったのではないかなーと思ってしまった。こんだけリアルだと、実写ではできないような表現してくれないと勿体ないかな、と。あっと驚くような映像表現もなかったし(2Dだからかも?)。 手堅過ぎる感もあって、色々不満っぽく書いたけど、ちゃんと面白かったですよ。 [映画館(吹替)] 6点(2012-07-29 02:33:44) |
8. タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
《ネタバレ》 不運に次々と死んでいくバカ学生と、オッサンコンビのすれ違いが肝。 勘違いで追っかけまわされて、酷い目にあわされる二人の冴えないオッサンがかわいそうながらも笑えてしまう。 このバカバカしさが加速して、最後までエスカレートしていけば、大好きな一本になったと思う。 だけど、学生側のチャド君が、悲惨な過去からトラウマ持ってるサイコ野郎だってことで、後半笑えなくなっちゃうんだよね。トラウマがあるにしても、そこはもっとしょうもないものでないとなー。 人が死ぬバリエーションも、やりすぎ感も少々不足してて、物足りなくもあった。 ヒロインの娘は、若き日のキャメロン・ディアスのような愛くるしさだった。 [映画館(字幕)] 7点(2012-07-18 00:04:39) |
9. ダブル・インパクト
ヴァンダムさんが二人もいるのにアクションが少ないうえに迫力薄。話も面白くない。スローモーションとか、下手な編集入れるのやめてくれ。蹴りがクリーンヒットして体勢崩れている相手にもう一蹴りするシーンなのに、カメラが切り替わると相手が何事もなかったのように直立してる・・・っていうのを繰り返されたのは萎えた。 [DVD(吹替)] 4点(2012-05-13 13:37:33) |
10. 探偵はBARにいる
《ネタバレ》 お色気あり、バイオレンスあり、笑いあり、涙ありのハードボイルド仕立ての探偵活劇。邦画が一番ギラギラしていた時代の徹底した80年代テイストにニヤニヤさせられっぱなしである。 要するにヤクザ、オカマ、商売女、右翼、成金・・・と、カタギではない極端な登場人物がこれでもかと出てきて、激しいバイオレンスがあって必要以上に口からゴボゴボ出血したり、惜しげもなくおっぱいが出てくる映画。それでハードボイルドかと思いきや、主人公は武田鉄也の「刑事物語」みたいな2枚目半なのである。 BGMもジャズメインでカッコ良いし、カルメン・マキさんが歌ったり、エンドロールとかも懐かしい感じで良い!ほんとこういう映画が好きな人が撮ったんだろうなー。 あと、何と言ってもタカシママサノブ超やべえ!超キモイ!!今後は、より一層の変態さんをガツガツ演じていってほしいものだ。見事。 ただ、この内容で125分は長い。この手のハードボイルドはあんまり風呂敷広げたらダメだ。二転三転するストーリーは面白いんだけど、ちょっと疲れてしまった。もう20分短ければもっと絶賛できたんだけどな。 原作もシリーズものらしいので、この映画もシリーズ化してもいいと思う。次回は100分くらいでよろしく! [映画館(邦画)] 8点(2011-09-17 14:30:08)(良:1票) |
11. 箪笥
謎がごちゃごちゃしたホラーだったが、それなりに楽しめた。しかし、終盤がクドかったなー。音楽のクドさは同監督の「甘い人生」のクライマックスとそっくりだった。もう少し、シュっとしてれば見やすいのに。 [DVD(吹替)] 6点(2011-08-03 23:19:21) |
12. ダスク・オブ・ザ・デッド
おぞましいクリーチャーの動きやグロ描写はポイント高いんだけど、出し惜しみしすぎかな。もっとバンバンやってくれ。狭い範囲と最小限の登場人物と短い時間の中では充分に楽しめた。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-12 09:25:42) |
13. TAKESHIS’
《ネタバレ》 評判の悪さも納得の意味不明映画。 意味不明でも難解でもいいんだが、その中に脱力するしかないコント映像や、タップダンス等をだらだら挿入してくるもんだから、どんどん観る気力を削がれていく。 正に悪夢。 映画館で見させられたら怒るよな、こりゃ。 京野ことみもおっぱい出し損だ。 [DVD(邦画)] 2点(2010-10-05 11:20:38) |
14. 第9地区
《ネタバレ》 面白い! 凄い!! 感動した!!! ピーター・ジャクソン的B級悪趣味コメディテイストを持たせながら、社会問題、友情物語等も織り交ぜ、アクションとSFホラーを混在させながらも、高いエンターテイメント性を保ったハイグレードな映画だ。 ただの楽しいエイリアンモノを見に行くつもりで軽い気持ちで観に行ったが、そんなちっぽけな映画ではなかったのだ。 ゴキブリが超賢くて、人間サイズでコミュニケーション能力あったら僕らはどう対応すべきか? っていう難しくて意地の悪い投げかけがある。 やっぱゴキブリは生理的に無理じゃね?っていう。 観客としては、途中までどちらに肩入れして観ればいいのかが難しく、しっかり考えさせてくれる。いっそ攻撃してきてくれれば、やっちまえ!ってなるんだろうが、そう簡単にはならない。 そういう点からもバカ映画に見えて、実は極めて知的な映画であると思うのだ。 しかし、堅っ苦しいこと考えなくても、すげー面白いのだ。 面白いけど、色々考えさせられるし、だけれどちょー面白いのだ。 いろんな映画の面白いところをガンガン詰め込み、それでいて新しさを感じさせる見事なエンターテイメント映画だった。大満足。 [映画館(字幕)] 9点(2010-04-13 21:09:50)(良:3票) |
15. ダイナマイトどんどん
こりゃ笑えます。軽快で豪快。豪華キャストが大暴れ。音楽のセンスも抜群。 不良が更生してマジメに野球やる感動話より、こんな無茶苦茶な話の方が好きだ。 それにしても、ヤクザが野球で乱闘するだけの話に二時間半近くも使うなんて・・・。 耳に残るなー、ダーイナマイトどーんどんっ♪ [ビデオ(邦画)] 8点(2010-01-09 15:00:17) |
16. ダークマン
《ネタバレ》 酷いやつらにズタボロにされた科学者の復讐劇。という設定だけだと、さも陰惨で暗~い映画のようですが、ときおり飛び出すC級なとんでも演出に笑わせられたり、妙なB級の空気感はニヤニヤしちゃいます。 そんでもって意外とアクションは派手なので、エンターテイメントとしては、ソツがないです。そのせいでこの映画はホラーなんだかSFなんだかアクションなんだかわけわかんないものになっていて、見るときは戸惑ったが、妙に印象深い映画として心に刻まれた気がします。顔をほいほい変えていく様は、フェイスオフやルパンやアンパンマンを彷彿とさせられました。 どっちがホンモノだ!てのを大真面目にやってくれたのでとてもおかしかったです。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-21 02:01:29) |
17. ダウト ~あるカトリック学校で~
《ネタバレ》 おっかない女校長メリルさんの頭がおかしいのか、善人っぽい神父さんがショタコン変態野郎なのか、予測のつかない一対一のトークバトルはなかなか見応えありますが、結局スカっとしないんだよなー。地味ですが、退屈はしませんでした。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-01 23:46:07) |
18. 太陽(2005)
《ネタバレ》 終戦間近の昭和天皇の周りなんてまさに激動。首相との会談、御前会議、玉音放送などなどドラマチックになる要素をほぼ完全に排除したことに作り手のナルシシズムが感じられる。それによって天皇の人柄をより興味深く描けているならいいんですが、グダグダすぎる。場面場面は長い割にぶつ切りだし、どうでもいい会話やひとりごと、動きのない画面は退屈の極致。天皇をテーマにしたぜ、凄いだろー。イッセー尾形ハマってるだろー。っていうだけで、見てもらおうっていう努力が全く感じられませんでした。 [DVD(字幕)] 2点(2009-09-05 01:29:22)(良:1票) |
19. ダイアナの選択
《ネタバレ》 予備知識ゼロで鑑賞。エンドロールが流れると同時に頭の中はクエスチョンで埋まる。難解な映画を読み解くのは得意じゃないんです。うーむ、友達を売って一生後悔しながら生きることを彼女はあの場でシミュレーションしてたってことか?それなら随分シンプル。 それはいいけど、いいところで度々ぶったぎられちっとも先に進まない編集の仕方は昨今のバラエティ番組のようで、かなりイライラ。そのやりとりさっきも見ましたけどっ、的な。 要はあの場面をラストにもってくるために引っ張らざるを得なかったわけですね。 色々な解釈ができる映画は好きだけど、二回目見たくなるような面白さがないのは好きじゃない。ちょっとひねったラストを持ってくれば観客が満足すると思うなよっ。 ちなみに、公式サイトでキーワード入れると監督の解釈が見れます。 [映画館(字幕)] 4点(2009-08-15 00:14:45)(良:1票) |
20. ダージリン急行
のびやかな景色や、映像が美しく、細部にいたるこだわりのセンスが独特で素敵です。小ネタも楽しいし、癖のある役者達の会話も面白い。そっけなくてダラダラしてるのに味があって、何故か全然退屈じゃない。こじゃれてていい意味でどうでもいいインドロードムービー。 [DVD(字幕)] 7点(2009-06-22 00:05:22) |