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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  テラー トレイン(2008) 《ネタバレ》 
 幽霊系かと思ったらスラッシャー系。それもホステルタイプの理不尽サスペンス。旅人を誘っては列車に連れ込み、臓器を勝手に抜き取ってお客さんに移植しちゃう。怖い怖い。  とは言え、今作の主人公御一行様、ちょっと自業自得な側面があったりします。そもそも試合前に規則を破って夜遊びし、結果乗るはずだった電車に乗り遅れちゃったのが事の発端です。  一番かわいそうなのはコーチ。規則を破った人たちのために、乗るはずだった列車に乗れず、最初の犠牲者になっちゃうわけですから、この人だけマジでなにも悪くない。お悔やみ申し上げます。  この映画は『悪魔のいけにえ』や『ホステル』と同じで、9割はやられっぱなしバイオレンスなのでフラストレーションはたまります。ただし最後に復讐を遂げるので、一応のカタルシスが得られます。  ただ仲の良い女友達の一人がわけのわからん兵士たちに拉致られたままなのが後味が悪い。死んじゃった人たちはもう仕方がありませんが、生きている人は救ってほしいものです。  いっそ国際問題に発展させて、アメリカという国の力を使い、この違法な組織とどこぞの腐れ兵士達をまとめて粛清するくらいの面白さがあっても良かったかもしれません。
[DVD(字幕)] 7点(2020-10-23 14:16:30)
2.  天使の恋 《ネタバレ》 
 佐々木希をはじめとした女の子たちの演技がクソすぎて、全然ストーリーに入り込めなかったです。  コメディタッチなシーンはまだ全然良いんですが、シリアスな演技は総じてだめ。友子役の女の子は佐々木希と逆で、シリアスな演技は上手だけど、はしゃいでいる演技はわざとらしすぎて寒気がします。  谷原章介は良かったです。演技の上手さが際立っていました。映画が谷原章介でもっているという感じです。  イジメ、レイプ、中絶、援交、かつあげ、脅迫、殺人、飛び降り自殺。あまりにもメインストーリー以外の不純物を盛り込みすぎ。それに盛り込んだ内容も全体のバランスを崩しているだけ。  例えば、理央の『14歳でレイプ、中絶』って壮絶な過去に同情はするけれど、かと言って他の人間をひどいめにあわせて良い理由にはならない。理央たちが友子にした仕打ちは到底許せるものではありません。天使?どこが?理央という人間に共感できず、物語に入り込めません。  奈緒子の自殺は理央のせいではありません。ですが、この重すぎるエピソードのおかげで、病気の悲劇が薄まってしまいます。  唯一良かったのはコメディパート。ここは、脚本、演出、演技、すべてにわたって冴え渡っていたように思えます。主演二人の何気ないやりとりだけでも楽しい気分になれるからたいしたものです。公共の場で猛然と大声アピールをする理央にとまどう光輝。少しずつ理央にほだされていく様子が微笑ましい。  いろんな要素を詰め込みすぎず、すっきりラブコメ一本に絞ったほうが良かったんじゃないかな。
[DVD(邦画)] 4点(2020-05-28 12:09:37)
3.  テケテケ2 《ネタバレ》 
 こーゆーやつの2作目って前作とはまた違う舞台になることが多いのですが、これは完全なる続編。一作目の生き残りである大橋可奈の現在からストーリーは始まります。個人的にはこの大橋可奈の悲劇には8点をつけたいくらいです。  完全なる続編にも関わらず、『イジメ』という新たなテイストを加えたことは評価に値します。  このイジメが結構陰湿で、いじめられっこに感情移入し始めたところで、テケテケさん登場。『いじめっこは月に代わってお仕置きよ。』ってノリでテケテケさんがばっさばっさといじめっこ達を一刀両断。まさに文字通りの一刀両断を繰り広げるのです。時代劇も真っ青です。もはやヒーローのようなテケテケさん、そこにはカタルシスさえ感じてしまうのです。  ただそこはやはりジャパニーズホラーってことで、最後にはちゃあんと悲劇が用意されているのです。ぬかりがない。  前作とは違う味わい。ターゲットとなる犠牲者も前作より多い。比較的かわいい子が多く、スパスパシーンも多く、画的な満足度は高いです。しょぼいB級作品とはもはや言えない、立派なエンターテイメント的魅力があります。  つっこみどころは前作より多いです。  あれだけテケテケさんを怖がっていながら、夜中に一人歩道橋を渡る大橋可奈。  歩道橋から踏み切りにテリトリーを広げるテケテケさん。更には踏み切りからも出ちゃって、建物の中にも普通に出ちゃうテケテケさん。『赤は嫌だー』って言いながら人間真っ二つにしたら、その『赤』がいっぱい出てくるんだよ、テケテケさん。男性に乱暴されて自殺したのに、女性ばかりを狙うテケテケさん。いったい何がしたいのかな。頭が弱いのかな。  
[DVD(邦画)] 8点(2020-05-23 04:51:27)
4.  テケテケ 《ネタバレ》 
 都市伝説。妖怪。こーゆーの大好きです。  まあ正直馬鹿にする気まんまんで見たのですが、冒頭からいきなりびびらされました。  いつも見る前は威勢がいいのですが、見始めるとしょぼいホラーでも結構びびるタイプ。そんな自分にぴったりの作品です。  テケテケさんの足音。いいです。恐怖心をくすぐられる不快な音です。テケテケさんが歩く姿はおろか、ジャンプする姿まで見せられた日にゃあもはやコメディ。・・・のはずなのに、なんでしょう、ちょっと怖い。なぜか絶妙に恐怖心を刺激されます。日本のホラーの音響や雰囲気作りってほんとうまいです。  おそらく低予算であろう作品。低予算がゆえに、過剰な演出は一切なし。それが逆に日常とリンクされて、ちょっとリアルな雰囲気を作っちゃってます。  ストーリーが実にシンプルなのもいーですね。  テケテケが来た。振り向いたら殺される。だから振り向かない。下から覗き込んでくるテケテケさん。まじで怖い。ん?行った?このまま振り向かずに帰ろう。呼びかける声。死んだはずの友達の声。思わず振り向く。だまされた。  ホラーはこれくらいわかりやすいのがいいですね。テケテケさん、技ありです。
[ビデオ(邦画)] 7点(2020-05-23 03:53:47)(良:2票)
5.  デス・レース(2008) 《ネタバレ》 
 デス・レースそのものは大変面白い。『リアル殺戮ゲーム』みたいなのが好きなので、このジャンルは多少質が悪くても楽しめます。  この作品も例外ではありません。面白い。ただ、導入部分、これは気になります。もともと『デス・レース2000』のほうは、ありえないくらい馬鹿まっしぐらなところが良かったのです。お気楽な殺戮レースを楽しむというスタンスが好きだったのです。  でもこの作品って、最初に主人公ジェンセンの妻が殺されるところから始まります。しかも理解のある素敵な奥さん。この人が殺された挙句、その罪がジェンセンに着せられる。その半年後の物語なので、ちょっと重い。もちろん、このプロローグがあるから、ストーリー性は出ましたが、この映画にそもそもそんなシリアス設定いるかどうかが疑問です。それに、フランクがそこまで悲しそうにしないので、この設定を大事にしたいのか、したくないのか、よくわからんのです。一応怒ってはいるようなんですけどね。ちょっと怒り方も形式的な感じがして・・・。どうもプロローグの重たい設定に対し、ジェイソン・ステイサムのクールキャラが合っていない気がします。なのに、レースそのものはTVゲームの実写化みたいな馬鹿レース。これじゃあ奥さんは浮かばれないよ。  レースは1レースめが面白い。やっぱ複数のキャラでせめぎあうのが見応えあります。2レースめは所長が準備した戦艦?あれが良くない。ドクロのトラップはいいけどさ。あくまでレーサー同士に戦わせなきゃ。  同じような車ばっかりで、見分けがつきにくいのもマイナスです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-22 23:25:15)(良:2票)
6.  デイブレイカー 《ネタバレ》 
 ヴァンパイアが世界を席巻し、人間が絶滅危惧種。斬新。『人間が絶滅』⇒『ヴァンパイアも絶滅』という当たり前の構図をめっちゃ真面目に作った映画。  ヴァンパイア主体の世界ってのが、人間社会と同じように一定の秩序が保たれた社会ってのが面白い。駅の売店で売られている血液入りコーヒーのアイデアが好き。全くの仮想空間でありながら、ある種のリアリティを感じさせるほどに作りこまれた世界観。見事です。  さて、ストーリーはなんてことない普通のサスペンスアクション。もちろん面白いのですが、突き抜けた面白さというわけではありません。ただ、1つのアイデアを軸にして展開するストーリー構成が結構好きです。  吸血鬼から人間に戻る方法その①『太陽の光を浴びる。※1大変痛いです。※2死ぬこともあります。』  吸血鬼から人間に戻る方法その②『人間に戻った元吸血鬼の血をすう。※近くに別の吸血鬼が居た場合、命の危険があります。』  どちらもなんてことないルールなんですが、この取り入れ方、そして見せ方が抜群に上手いです。特に終盤判明するルール②.弟君に何かが起こり、突然場面が変わってエドワードは本社へ。このシークエンス、一体何が起こったのだろうと大変好奇心をくすぐられます。うまいなあ。  そしてこのアイデアを最大限に活かした最後の捕食ループ。この冗談のようなループを大真面目に、しかもクライマックスにもってきちゃうってのに脱帽です。しかもここが一番盛り上がっちゃうのも確か。1つのルールも使い方次第でストーリーや演出が面白くなる良い見本だと思います。  もったいなかったのは、最後に生き残った隊員達をクリストファーの手によって簡単に射殺させちゃったこと。ここはちょっと興が醒めます。ついでに言うと、会社のボスの娘がサブサイダーになったみたいですが、それがすぐに娘の成れの果てってわかりにくいのがちょっと減点。  面白かったのはクリストファーが代用血液を土壇場で完成させちゃったこと。『え?できたの?』って思ったのは私だけですか?
[DVD(字幕)] 7点(2020-04-05 05:25:46)
7.  デイ・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
 安定の『走るゾンビ』映画。ノロノロゾンビのほうが好きなんですけど、これはこれで良い。  本家のほうは世界が終わっちゃった感が半端なかったんですが、こちらはあくまで片田舎限定の話。なので単純な脱出サバイバルムービーになっちゃってます。  ゾンビ達が走り回る。それは良いんですが、変な知恵まであるのはいただけません。とくに終盤。ドクターが天井ゾンビにさらわれちゃうのはドリフかと思いましたよ。  兵士ゾンビが銃を撃ちまくるのも好きじゃないなぁ。  で、『噛まれたら感染する』。これ大事。ゾンビものって、血液感染が原則だと思うんですよね。ところが本作、まさかの空気感染。いやいや、防ぎようがないです。あまりに絶望的すぎるのもなあ。で、そんな中『免疫がある人間は感染しない。でも噛まれたら最後。』って、凄い設定だぜ。もはやゲームのようなご都合設定じゃないですか。  あれ、なんか批判的な内容が並んじゃいましたが、私はこの映画、嫌いじゃないです。ヒロイン。その弟とその彼女。黒人兵士。みんなで武装して脱出。この単純明快なサバイバルアクションがたまらなく好きなんです。  弟君たちが逃げ込んだビル内での『感染者は誰だ』のシーンや、はしごを上ってくるゾンビにTVを落として撃退するシーン。そしてなんと言ってもガンショップですよ。こーゆー映画で武器の調達しているシーン、凄く好き。とまあゾンビ映画として大事なポイントは押さえています。  ですので、満足度は結構高かったりします。
[DVD(字幕)] 7点(2020-03-30 02:07:26)
8.  ディスタービア 《ネタバレ》 
 覗き見のサスペンス1本に絞れば良かったのに、なまじ恋愛をからめちゃうからテンポが悪くなって、前半は退屈で仕方なかったです。ヒロイン役のサラ・ローマが魅力的なのでまだ見ていられます。そうじゃなかったらかなり前半はきつい。  中盤からは面白いです。盛り上がります。特に、ロニーとアシュリーが帰って一人になってから、クラブの女が助けを呼び始めるシークエンスは鳥肌もの。緩急のつけかたがとても上手い作品です。  女装したターナーがクラブの女を装い偽装するシーンは全く見抜けませんでした。なぜならこの時点では見ている側も『すべてケールの思い込み』という可能性が残されているからです。『実は何も起きていませんでした。』なんて結末、いかにもありそうだし。  こんな感じで、ケール、アシュリー、ロニーの3人が、『考えすぎか』『いや、やっぱり何かおかしい』の間を行ったりきたりするのがすごく楽しいです。クラブの女が殺されてからロニーが車、そしてガレージの中に忍び込むあたりまでがこの映画の最高潮です。  ターナーがあっさり本性を現してからは普通のサスペンスです。ですので前半・中盤・終盤とそれぞれ点数をつけるなら、5点、8点、7点くらい。まあ平均して6点~7点くらいかと。それでも後半盛り上がるほうが映画としては見終わったあとの満足感が高いので7点で。  シャイア・ラブーフはトランスフォーマーくらいしか印象がなかったのですが、思ったよりずっと良い役者さん。父親を事故で亡くし、ひねた性格になっちゃったけど、でも等身大のティーンをうまく演じていたように思います。ただサラ・ローマとはつりあわんかなあ。アシュリーがケールのどこにひかれたのかさっぱりわからん。  パーティーをジャマされる。文句を言いに行く。ケールからわけのわからんクソ気持ち悪い告白をされる。それを聞いたアシュリー、『ぞくぞくするほどぐっとくる言葉』みたいなことを言うもんだから、この女マジで頭おかしいんじゃないかと思いました。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-08 12:33:22)(良:1票)
9.  デス・プルーフ in グラインドハウス 《ネタバレ》 
 2時間近くある尺のほとんどが、女の子たちの会話劇。最初のグループのときはまだ飽きずに面白く見ていたのですが、そのグループが瞬殺されて次のグループへ。また同じような会話劇がとりとめもなく続くものだから、もういいよっていう気持ちでいっぱいになりました。  最初のグループが、あれだけ人物紹介でひっぱっておきながら、わずか数十秒で全員まとめて瞬殺しちゃうものだから開いた口が塞がりません。潔いというか何というか。ぼーぜんとしちゃいました。そして真相に気付いた警官親子も、何の伏線にもなっていません。え?これがいいの?これが『味』なの?  次のグループは何度も車を停めるチャンスがあったのにそうしなかったのは不自然すぎ。更には意表をついて逆にカート・ラッセルがボコボコにK・O。確かにこーゆーサスペンス、バイオレンスは見たことがありません。・・・ですが、新鮮ではあったけれど好きにはなれないのです。  もっとオーソドックスなサスペンスやホラーやバイオレンスが好き。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-01-02 02:01:50)(良:1票)
10.  ティンカー・ベルと月の石 《ネタバレ》 
 前作同様の美しすぎる映像。これだけでも見る価値があると思えます。  ストーリーも、良くも悪くも前作同様。毒にも薬にもならないプロット。  その1.ティンカーベル、『月の石の杖作り』という大役を任される。  その2.ティンカーベル、『月の石を壊す』  その3.ティンカーベル、『月の石』を元に戻すため、願いを叶えてくれる鏡を探す旅に出る。  ハード面はファンタジーアドベンチャー。ソフト面はテレンス、ブレイズ(蛍)との友情物語。  要は、「物よりも大切なもがある」っていう、ありふれまくっているプロット。例えば、トロールたちが喧嘩をした後、仲直りをする様子を見て反省するティンカーベル。もちろん子供向け。それも保育園や小学校低学年の子たち向け。いい歳した大人が本気で見るような代物じゃあございません。  でも何だろう。この歳になってこーゆー映画を見ると、妙なヒーリング効果があります。心が洗われるといいますか。童心に帰れるのが良いのかもしれません。  『気球』『ねずみとの大乱闘』『秋の準備』など、アニメーションとして面白い演出が盛り沢山。ラストは失敗を成功に変えてめでたしめでたし。  でもよく考えてみましょう。次の季節の杖を作る人たちは、あの砕けた月の石にあわせて、新しい杖を作らなければならないわけです。勝手に難易度を上げられて、迷惑ではないのでしょうか。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-10-19 12:28:24)
11.  ティンカー・ベル 《ネタバレ》 
 何かの予告で見たきれいな映像に惹かれて鑑賞。映像やアニメーションを見たくて借りたので、ストーリーには期待せず。どうせ女の子向けのファミリームービーだろうと。  ところがところが。どうしてどうして。思いがけずファンタジーながらもお仕事ドラマで。思ったよりも楽しく鑑賞できました。  そうかそうか。季節の準備は妖精たちがしてくれていたのか。てんとう虫の模様まで妖精たちがペイントしていたとは。発想の豊かさにディズニーの真骨頂が垣間見えます。  好きなシーン多々あり。『自分の才能』を見つけるテストはかなり好き。『ハリー・ポッター』の帽子のテストと似ていますが、こちらのほうが好きかな。妖精一人一人、持っている才能が違うっていうのは面白いですね。  『自分がしたい事』と『自分が得意な事』の狭間でゆれる葛藤が今作のテーマ。現代社会にも通じます。アニメというソフトな媒体だからこそ素直にそのメッセージを受け入れられます。なかなか良い映画かも。  とまあ素敵な作品には違いないのですが、なぜちょっと点数が辛めなのか。  まず第一にちょっと盛り上がりに欠けます。第二にティンカーベルが周りに迷惑かけすぎ。仕事しなさすぎ。それでいて『私はメインランドに行きたいの』ってわがまますぎ。ラストはちょっと良い子になりましたが、それまでの彼女はちょっと好きになれない。そして周りが甘やかしすぎです。みんなティンカーベルにだけ甘いのは新人だから?  彼女に共感できなかったのが評価の分かれ目かもしれません。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-28 14:12:28)
12.  デス・リベンジ(2007) 《ネタバレ》 
 ジェイソン・ステイサム、レイ・リオッタの二大俳優を起用しながら、この地味な出来。なぜいまいち盛り上がりに欠けるのか。  その原因のひとつは、バラエティに乏しい敵キャラ。『バカ丸出しの甥っ子』『悪の魔法使い』『ゴブリンもどきのクリーチャー』これだけではちょっと寂しいです。それに対し、味方はいっぱい。『各将軍たち』『弓兵』『忍者』『森の人』『魔法使い』と、充実したラインナップ。しかしそれだけでは物足りないのです。やはりファンタジーには魅力的なモンスターが必要なのでしょう。  敵の種類が少ないと、バトルシーンがいつも代わり映えのないものとなってしまいます。この作品でいうと、中盤の森の決戦と、ラストの全面対決、このバトルシーンがほとんど同じになる始末。そりゃそーです。敵キャラが少ないんですから。一番の見せ場であるはずのラストの総力戦は、暗くて何やっているのか見えづらい。むしろ森の決戦より楽しくない。それじゃあ盛り上がらないです。  もうひとつの原因は、ファーマーの2人の戦友が早々に戦線離脱したこと。しかも最後までファーマーと合流できない。弓使いのおっさんなんか、絶妙な良いキャラだったのに、しょーもない死に方させちゃって何を考えているのか。ベタでも良いから、最終決戦ではもう一度3人そろえるべきでした。
[DVD(字幕)] 5点(2019-08-14 10:58:38)
13.  デッド・フライト 《ネタバレ》 
 ゾンビものは好きなジャンル。これも楽しみにしていた映画のひとつ。感想は・・・ちょっと物足りないといったところです。  悪くはないです。ちゃんと『ゾンビゾンビ』しているし。  舞台を限定したのも良いですね。最初から最後まで飛行機の中のみ。わかりやすい。乗客の紹介のみで終わる前半。これは退屈だと思う人も少なくないでしょう。個人的には、だらだらしたとりとめのない会話で登場人物を把握できるので、まあいいかという感じ。(ドラマ系だったらやめてほしいですが。)問題なのは、前半尺をとってキャラづけされた人たちの個性が、後半あまり活かされなかったこと。特にひどいのが2組のバカップル。なんや浮気やらマナーの悪さやらで結構尺を使っておきながら、ゾンビパニックになったらその辺のモブと同じ扱い。  それに、ホラーでは前半の雰囲気づくりが大事です。これかが何かが起るという『緊張』『不安』『期待』、そういったものを煽ってからの『ゾンビパニックどーん』で盛り上がるわけです。この作品ではその雰囲気作りがちょっといまいち。だからゾンビが暴れ始めてからの盛り上がりもいまいち。  『床からゾンビが手を突き出して客をひきずりこむ』『トイレと見せかけて鏡からゾンビばーん』なんて好きな演出も多々あるので、要所要所で楽しめる演出はあります。ラスト、飛行機からゾンビたちが歩き出すシーンは終末感があって良い。  あえておすすめするほどではないですが、暇つぶしにはなる1本です。
[DVD(字幕)] 6点(2019-07-01 00:05:22)
14.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 
 夢中になって見られる映画。オープニングのフェリー爆破。遺体袋から鳴る自身の携帯の着信音。岸に流れ着く謎の女性の遺体。サスペンスとミステリーの醍醐味を堪能できる傑作。だったのですが、ラストはどうにもすっきりしないハッピーエンド。いや、ハッピーエンドと言っていいのか?明らかにダグの世界はパラレルワールドになっちゃって。何も知らないダグのほうはいいけれど。海の藻屑と化したダグのほうはあまりにあわれ。あんなに頑張ったのに。  タイムトラベルものは、『近い未来』や『近い過去』に行っちゃうやつがどうしても苦手。『整合性』や『理屈』が気になって仕方ない。『もう一人の自分の人生』がでてきちゃうのはもっと苦手。  でもこの作品のアイデアは好きです。『4日前の映像をリアルタイムで全方位から見られる。』『壁の透視もできる』『拡大もできる。』『ゴーグルを使えば視聴可能エリアの拡大もできる。』『容量の関係で巻き戻しはできない。』SF設定としては完璧じゃないでしょうか。『巻き戻しができない』という縛りが最高。『4日前だけどリアルタイム』というのが良いですね。だから『いつ死ぬかわかっているクレア』は死ぬまでに時間的な余裕があったので助けることができるわけですが、相棒のラリーのほうは時すでに遅し。4日前の映像が死ぬ寸前なので救うことが出来ない。なるほど。理屈としては合っている。それにこの縛りのおかげで緊張感とスピード感が増します。  で、そこまででやめてくれれば良かったんですよ。せめてメモを送るまでが許容範囲でしょうか。『メモを送っても未来は変わらなかった。』『いや、むしろメモを送ってしまったことで相棒ラリーの死とクレアの死を招いてしまった』その事実をダグたちが知ってしまう流れまでは素晴らしかった。  その後、ダグが過去に行っちゃう。これがダメ。蛇足。それで結局未来が変わらないんだったら、バッドエンドでも納得できたのですが。残念。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-05-19 17:51:50)
15.  天然コケッコー 《ネタバレ》 
 終始雰囲気にごまかされている気がします。こーゆーほのぼの系って退屈になりがち。この映画も例外ではありません。そんな中、『そよ』を演じる夏帆が大変魅力的であること。また、『海』『修学旅行』『バレンタイン』など、それなりにエピソードが充実していること。そのおかげで最期まで見られる作品にはなっています。  ただ、裏を返せば夏帆の魅力に頼りきった映画とも言えます。役者は映画の一部。それを否定する気はありません。しかし『そよ』が『夏帆』じゃなかったとして、魅力ある作品になっただろうか。そんなことを言い出せばきりがないのはわかっていますが、そんなことを考えさせちゃったこの退屈極まりないエピソードの羅列集にも非があるでしょう。  シナリオ、プロットはあってないようなもの。短いエピソードの切り貼り。『父の浮気』や『床屋から父に連れ出されるコータロー』など、その後の結末、落としどころがほったらかしになっているエピソードすらあります。正直この辺のエピソードは全部割愛しちゃったほうがすっきりするんじゃないかな。  舞台はあまりに田舎過ぎて、自分の心象風景とは合致せず。ここまで自分の思い出とかけ離れているとノスタルジーを感じることもできません。  2時間苦痛とまではいいませんが、少なくとも見て良かったと思える作品ではないです。
[DVD(邦画)] 4点(2019-05-18 03:43:21)
16.  デスバーガー 《ネタバレ》 
 冒頭のドライブスルーでのやりとり。厨房に入ったら真っ暗で誰もいない。注文の品を作っている様子もない。オープニングのこの演出が最高です。期待に胸が高鳴ります。  でもそこから先は何もかもが期待はずれ。  ジャンルは『不死身系殺人鬼もの』。ぶっ飛んだバカピエロのスラッシャー。だったら無差別にしてほしいです。もっと理不尽な暴力を希望します。  過去との因縁めいたものにするなら、ミステリー仕立てにしてほしい。『実はフィッシャー(彼氏)が犯人だった。』『店長が犯人だった』何でも良いのです。先読みされてもいい。ベタでもいい。サプライズあってこその因縁。  ホラー演出がチープ。『何かが起こったとき』ではなく、『何かが起こる前』の雰囲気づくりが大事。学校でのピエロ襲撃は本当にひどい。  全編通してシーンがぶつぎり。淡白な登場人物たちのなか、母親の迫真の演技だけが妙に浮く。ちぐはぐで、クソ面白くないC級作品です。
[DVD(字幕)] 1点(2019-04-23 14:28:39)(良:1票)
17.  DOA/デッド・オア・アライブ(2006) 《ネタバレ》 
 健全なセクシーダイナマイツ映画。ティナ、かすみ、クリスティそれぞれの登場シーンが最高。わくわくさせてくれるじゃないですか。  で、DOA開幕。上記3名に加え、ヘレナも参戦。そして1回戦。この辺りは天下一武道会のノリ。当時の格ゲー好き、格闘マンガ好きな人はそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか。  個人的にはピークはここまで。場所を選ばないバトルロワイヤル的テイストは好きなんですが、2回戦以降はパーティーや休憩挟んだりして、まったりした空気に。中盤以降はちょっと退屈しちゃったかな。アクションに飽きたってのもあるかもしれません。必然性のないアクションって飽きやすいのかもしれないです。  とはゆっても、後半は、陰謀ストーリーがメインになっちゃって、それはそれで違うかなって。  これがDOAの大会を最後までやりきるような展開であれば、感想はまた違ったものになったかもしれません。  それにしても健康美炸裂で、見ているだけで元気になっちゃいますね。  個人的には、クリスティーもいいけど、サラ・カーター演じるヘレナが好きかな。で、かなり不評なんですが、デヴォン青木演じるかすみが結構いけてます。私は好きですね。吹替えの声も、かすみが一番良かった気がします。
[DVD(吹替)] 5点(2018-06-04 02:57:10)
18.  デッドマンズ・プリズン DEAD MAN'S PRISON 《ネタバレ》 
 評価が低かったので期待していなかったのですが、だいぶ良い感じのゾンビパニックですね。パンデミックの要素もあってグッジョブです。ゾンビ映画に求める、超個人的二大要素。『グロ』『サバイバル』、この二つを見事にクリア。よって合格点でございます。  ストーリーもシンプルで良いですね。わかりやすい。単純だけど、ちゃんと真面目に作られていて面白い。出演者は知らない人ばかりですが、みなさん熱演で、危機感、恐怖感、焦燥感、しっかり伝わってきますよ。『刑務所』という小さな箱ながらも、この世の終わりみたいな終末感、絶望感がきっちり描けている気がします。  その一方で、希望が最後まで残っている。外に出るという希望。希望があるから恐怖や焦りがより際立つ。絶望的なシチュエーションが映えるわけですね。  外にでたとき、夜ではなく昼間というだけで、この映画はポイントが高い。お日様の光が人間様に与える安心感ってすごい。そして夜より昼のほうが解放感があります。  腕ぶっちぎりもあるし、内蔵ひきずりだしもある。ゾンビオタクが見たいものはすべて網羅。子供まで犠牲になっちゃうとこなんか、大分攻めてる感じがします。  8点にしようか迷います。減点項目として挙げるとすれば、プリズン内の状況が非常にわかりづらい。それに、要所要所で挟まれる人間ドラマが全体のテンポを悪くしている。じゃあマイナス2点で8点かな。  あ、もう一つあった。主演女優が友近に似すぎで、若干気が散る。とゆーことでやっぱ7点にします。
[DVD(字幕)] 7点(2018-04-10 23:57:41)
19.  手紙(2006) 《ネタバレ》 
 暗そーだし、シビアな雰囲気もしていたし、見るのをためらっていたのですが、評価の高さとキャストに惹かれて見ちゃいました。  ドラマ版『タイヨウのうた』が好きだったので、山田孝之と沢尻えりかの共演が見れて嬉しい。  で、映画を見た感想ですが、これが思っていたよりも大分良かった。原作が東野圭吾。なるほど。兄が被害者を刺しちゃうまでの映像を丁寧に描いてくれた、その意義は大きい。これがあるのとないのでは、この映画を見た感想は全く違ったものになってくるでしょう。  原作が小説なだけあって、若干エピソードを詰め込みすぎた感じはします。差別されることを恐れて身分を隠しながら働いていたかと思うと急に始まる漫才の練習。突如現れる片思いの美少女。倉田の言葉で会社を辞めてお笑いデビュー。瞬く間に売れっ子に。朝見と出会って婚約?ここまでで1時間弱。はっきり言って序盤はかなり目まぐるしい展開です。駆け足過ぎて感情移入する間もありません。  やはりこの映画の見所は中盤~後半だと思います。  頭が良く、成績優秀なのに大学をあきらめる。せっかく成功していたのにお笑いの仕事を諦める。好きな人との結婚をあきらめる。犯罪の抑止力になりそーなくらい、加害者家族の厳しい現実を描いているのに、ラストは希望のある終わり方。  沢尻えりか演じる由美子はもちろん、チョイ役ながら倉田、友人の寺尾、こーゆー人たちの助けと支えがあって、このラストが活きてきます。現実にはありえなさそーなことばかり。由美子の存在なんてほとんどファンタジー。でもこーゆーファンタジーが、この作品の中で救いになっています。  最後に、直貴役の山田孝之さん、剛志役の玉山鉄二さん、倉田役の田中要次さん、殺された女性の息子を演じた吹越満さん、みなさん素晴らしい迫真の演技でした。特に終盤の、被害者宅の訪問シーンで、『これで終わりにしましょう。』という言葉からの、『お互い長かったな。』というセリフで泣き出すシーンは涙腺崩壊しました。
[DVD(邦画)] 8点(2018-04-04 13:46:45)(良:2票)
20.  ディセント 《ネタバレ》 
 いろんな意味で怖い作品。イギリス映画ならではの陰湿な雰囲気が映画のテイストに合っている気がします。  ただのモンスターパニックかと思っていたのですが、ちょっと違いますね。平常時ではお互いを気遣いあう仲良し6人組み。それが非常事態では自分を優先し、それぞれが勝手な行動に出てしまう、そういう危うさも描いています。  中盤までは、結構ダラダラ。やや退屈。洞窟が崩落して退路を断たれたあたりから緊迫感が急上昇。更に正体不明のモンスターが現れてからストーリーが加速して面白くなります。  マイナスポイントその1。仕方がないことですが、舞台が洞窟なので、基本画面が暗く見づらい。今何が起こっているのかわかりづらい。  マイナスポイントその2。『怖がらせる』というよりかは、『驚かせる』演出を多用しているのがちょっと気に入らない。突然大きな音を出せば誰だってビックリします。ホラー映画の常套手段として否定はしませんが、それに頼り切った演出はどうかと思います。  個人的に面白かったのは、ジュノやサラの女ランボー化ですね。ちょっと強すぎる気もしますが、二人が覚醒してモンスター相手に互角以上の戦いを繰り広げるのはちょっと爽快です。  で、個人的にはこーゆーテイストの映画って、『あと少しで脱出できる。』ってわかっていたほうが、よりハラハラできると思うんです。この作品にはそれがありませんね。あまりにも八方塞がりな状況すぎて、『希望的観測からくる緊張感』といったものを感じられなくて残念です。
[DVD(字幕)] 6点(2017-10-23 14:03:26)(良:2票)
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