1. トータル・リコール(1990)
《ネタバレ》 初見は子供の頃で随分楽しんで観賞し、しばらく経って全てリコール社のサービスなのかもしれないという解釈を発見して驚いた記憶のある作品。 確かに多く方が減点材料として指摘している通り、セットはチャチですし、グロテスクな描写満載ですが、自分の評価基準には含まない事柄なので満点献上。 やっぱりここまでサスペンスを維持し続けるのは相当の技術ですし、疑心暗鬼な状態を作り続ける設定やシチュエーションは舌を巻く出来。 [地上波(吹替)] 10点(2007-10-08 07:02:03)(良:1票) |
2. トイ・ストーリー2
《ネタバレ》 ラストの畳み掛けが少々クドくなってしまうのは、助ける対象がジェシーに変わってしまうからじゃないかな。あそこは飛行機内部までウッディも運ばれてしまう流れの方が客はスムーズに観れると思う。 それでも・・・満点っ。 [試写会(字幕)] 10点(2007-03-24 14:25:14) |
3. トイ・ストーリー
課題はそのままにシチュエーションの変化で魅せる。 タイムリミットオーバーからのラストの追い込み。 教科書に載せましょう。 [DVD(吹替)] 10点(2007-03-24 14:17:39) |
4. 時をかける少女(2006)
漠然と変わらないと思っていたものは脆く、些細な変化でさえ世界を変える。 自身の行動も世界を変える力を持つ。 可能性は目の前に数多広がり、全ては行動を契機とする。 世界を、自身を肯定し、行動する勇気をくれる作品です。 [映画館(邦画)] 10点(2006-12-26 15:45:15)(良:3票) |
5. ドッグヴィル
どんな事柄も正当化できる。 故に誤解や争いは生まれ、絶えることはない。 自分が正しいと思っているのと同じように相手もそう思っているということを忘れなければ、対立が生じるとともにどこに過ちがあるか気付けるかもしれない。 ドッグヴィルの住民が不幸だったのは、対立さえも恐れたからか・・・。 [DVD(吹替)] 9点(2007-10-19 20:22:04) |
6. 遠い空の向こうに
どれほど意識的かはわからないが、しっかりと構成や設定が施されている良作。 事実に基づくという後押しと同情を誘う設定だけで突走っている駄作たちに見習ってもらいたいものだ。 ただ、ラストの親子の描写や会話はちょいとあざとすぎるかな。 [地上波(吹替)] 9点(2007-10-18 15:38:21) |
7. トゥルーマン・ショー
「生きることは欲すること」 こんなにもわかり易くシチュエーションものだと提示している作品なのに、設定に対して変にリアリズムを求める人が多いんですね。 何故なのでしょうか? [DVD(吹替)] 9点(2007-03-31 19:11:20)(良:3票) |
8. となりのトトロ
敵が想定されてない宮崎作品としては、かなりの傑作。 いろいろと失っちゃたな、と感慨深い。 [地上波(邦画)] 9点(2007-03-28 09:08:47) |
9. 12モンキーズ
この内容で恋愛要素を入れるのには無理があるでしょう。いかにもハリウッド的。 [DVD(吹替)] 9点(2007-03-26 12:56:42) |
10. 逃亡者(1993)
オーソドックスな内容。真相がチャチなのと、ドラマが挿入されていないというので多少減点。 作りはしっかりしているのですが、今日日じゃもっと捻ってくれないと満足には至らないでしょうね。 [地上波(吹替)] 8点(2007-07-06 23:10:02) |
11. トレインスポッティング
《ネタバレ》 単純に痛い目みて後悔するだけの文芸にもみえますが、麻薬を絶とうという課題に悪友という敵が立ち塞がるといった娯楽作品的内容が窺える。最後はある一手で決めますしね。 まあ、このムードを確立できた演出家の勝利。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-10 09:38:49) |
12. とらばいゆ
《ネタバレ》 傑作コメディだと思うのですが、終盤のドラマ処理に尺をとりすぎているのでコメディという印象が薄くなるのが残念。 それにドラマ部分はどうにもなし崩し的に快方に向かっちゃうので更に残念。 姉の方が勝っちゃうなんて特に(どこにもそんな流れはなかったし、勝たせなくても成立したと思うけど)。 コメディなんだと意識できず、ドラマに集中しすぎた人はイラついちゃう人もいるんでしょうね。 [DVD(邦画)] 7点(2007-10-16 15:32:53) |
13. 隣のヒットマン
《ネタバレ》 ころころ変化するシチュエーションは楽しく観れるのですが、主人公として配してある歯医者が終盤まで成り行きを見守るだけの存在に成り下がり、作品自体の方向性がどうにも判然としないままに進むので、つらい。 [地上波(字幕)] 7点(2007-10-10 09:55:12) |
14. トゥルー・ロマンス
突然生まれるロマンスから、こんな展開になる説得力はありませんが、それを除けば上出来。 ちょっとした工夫でカバーできるところだと思うのですが。 [地上波(吹替)] 7点(2007-06-25 17:46:19) |
15. 閉ざされた森
《ネタバレ》 気持ち良く騙されました。 終盤では「ワイルドシングス」的失敗(観客の視点をなくしてしまう)をしてしまうのかと不安でしたが、見事に締めてくれましたね。 でも、もうちょっと時間を使ってキャラクターを客に認識させる必要があったように思う。 映像も観づらかったし。 まあ、推理ものでしかないわけですから、それと知らずに観てしまった人やミステリー好きでなければ楽しむ要素はないでしょうね。 劇場まで行って観たいとも思えない、もう一度観たいとも思えない・・・自分にとってもこれ系の作品にはある限界を感じます。 この脚本家「ゾディアック」の脚本もやってるんですね。そっちが楽しみになってきた。 [地上波(字幕)] 7点(2007-03-18 04:22:01) |
16. トッツィー
シチュエーションが提示されただけで、だいたい想像出来るような展開の範疇におさまってしまってるような淡泊な内容ですが、それなりに楽しめます。 [地上波(吹替)] 6点(2007-12-06 16:46:51) |
17. 時をかける少女(1983)
《ネタバレ》 アニメ版には満点を投じている者として元祖を観ておこうと観賞。 せっかくのSFガジェットを効果的に使用するドラマ設計がされていないし、いろいろと見てられない部分があるので減点。 記憶を消してしまうのはドラマを完全に消すことのような気もしますが、「成長」を象徴的に表したと思えば納得。 アニメ版は娯楽作品に昇華されてますが、こちらは文芸寄りなんですね。 [地上波(邦画)] 6点(2007-07-21 08:20:06) |
18. トニー滝谷
《ネタバレ》 延々と説明が続くだけで、話の趣旨をどこに持っていくんだろうと興味津々で観ていたのですが、「記憶」に於ける是非を表現したに過ぎない内容に不満が残る。 [地上波(邦画)] 4点(2008-01-03 22:19:57) |
19. とつぜん!猫の国 バニパルウィット
基本的に子供向けな内容ですが、アニメーター出身の監督だけあって動かすことで魅せられるのを信じている向きが、それなりにスペクタクルな画面を生んでいます。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-11-26 13:17:59) |
20. ドラゴンハート
面白ガジェット盛り沢山ですが、メインストーリーは凡庸な復讐劇。 [地上波(吹替)] 4点(2007-04-04 19:31:59) |