1. TOKYO TRIBE
《ネタバレ》 ラップとオッパイと暴力だけでできている映画です。こんな危険な都市はこの世にない、なんと恐ろしい、TOKYO!!池袋、新宿、渋谷と並んで出てくるのが「練馬」だったり「武蔵野」だったりするのは作者の愛着の問題なのだろうか。 せっかく地名は出てくるんだけど、本物の街が舞台ではなく、地下だかスラムだかよくわからないところが舞台なので、東京感あんまりなく、地名をどこに置き換えても成立する。もう少し、その土地の特色をもったキャラクターだったら良かったのに。 変なテンションのキャラクターがラップに載せたアクションで乱闘し続けるだけなのであまり語ることもないが、それなりに迫力がありなかなか楽しかった。 語りべでありながら、実はそこそこ強くてクールな染谷くんがなんだかんだで一番イイトコ持っていってるのがズルい。白目を向いてシコシコしまくるブチ切れヤリスギ竹内力は、この映画に出て大切なモノを失ってはいないか心配だ。 [映画館(字幕)] 7点(2015-04-10 01:21:07) |
2. トランス(2013)
《ネタバレ》 おもしろかった! 話こねくりまわしすぎで混乱させられたけど、最後にまとめてわかりやすく解説してくれる安心設計。割と無茶な話だが、一歩先の展開は読めず、ハラハラドキドキが持続。回収すべき伏線は気持ちよく回収。音楽も良い。冒頭のシーンの高揚感はかなりのモノ。 もう1回観たい。 しかし、サイモン(マカヴォイ)はどうやってあんな要職につけたんだ?借金まみれのロクデナシなんでしょ? ヴァンサン・カッセルは案外小物で、巻き込まれ損な感じが良い哀愁。 [映画館(字幕)] 8点(2014-03-22 18:36:21)(笑:1票) |
3. 道化死てるぜ!
《ネタバレ》 この内容ならば、この邦題も許せる。この現代に、こんなに手作りの工作のような造形のスプラッターコメディが作られるとは! 罪のない猫ちゃんを虐待するのは許せなくてむかついたけど、明らかにぬいぐるみだったので、結局笑ってしまった。 ピーター・ジャクソンに劣らぬ才能を感じさせるアイデアの豊富さ。悲鳴と笑いが交互に出てしまった。全く無駄がない。素晴らしい! [DVD(字幕)] 9点(2014-01-21 23:32:47)(良:2票) |
4. ドラゴンボールZ 神と神
《ネタバレ》 キャラクターがおかしくなってたり、展開がダラダラしている点は従来のドラゴンボール映画もそうだったので今更あーだこーだ言わなくてもいいか。 CGを活用して、戦闘シーンは最新っぽくなっていたが、それで戦闘が面白くなっているかというとそうでもない。敵キャラが「悪」でないと言う点は新しいが、超サイヤ人ゴッドというのは魅力にかけるインフレ。この漫画は相変わらず神様が安売りされているな。 エンドロールで割とほとんど許せちゃう。 [DVD(邦画)] 6点(2013-09-18 03:59:24) |
5. 時をかける少女(2010)
《ネタバレ》 タイムリープという素材を使っているのに、全く引きのないストーリーはどうなんだろう。 「死にかけてるお母さんの代わりに、人に会いにいく」ってだけでは…。動機づけのためだろう、無理やりお母さんを死にかけさせたせいで物語が無駄にシリアスになっている。結果、コメディに寄ることもできず、後半にも無慈悲な出来事が起こる。 役者は良く、雰囲気としては優しげな青春映画になっているのに、話がつまらなすぎるし、アンバランスすぎないだろうか。 [DVD(邦画)] 4点(2013-09-14 09:43:48) |
6. トガニ 幼き瞳の告発
《ネタバレ》 腸が煮えくり返りそうな作品。ここまで踏み込んでシリアスに描きながらも、テンポも良く話は進む。子供がなかなか真実を話してくれない…みたいなじれったい展開もないのに、なかなか巧くいかない社会の歪んだ構造。もう嫌だっ! けれど、後に救いがあって本当に良かった。 [DVD(字幕)] 8点(2013-09-06 00:07:42) |
7. トールマン
《ネタバレ》 終わってみれば、収まりは良すぎる感があるが、一歩先が全く読めない展開でかなり面白かった。ホラーにみせかけているが、子供の幸福について違う角度から切り込んだ深い作品でもある。 [DVD(字幕)] 7点(2013-05-19 19:43:59) |
8. DOCUMENTARY of AKB48 No flower without rain 少女たちは涙の後に何を見る?
《ネタバレ》 主にみんな泣いてます。絶大なる支持と同時に、有象無象のアンチを生み出した前田敦子は、やはりAKBの象徴であったことがよく分かる。彼女の抜けた穴を残ったメンバーは埋められるのか。 AKBの人気は、パフォーマンスと言うより、それを取り巻くドラマ性やキャラクター性によるもの。だから、「パフォーマンスを見てください!」でなく、「私の頑張っている姿を見てください」という物言いになってしまうのである。壮絶なお遊戯会である(褒めてるんですよ)。 本作の作りは少々ゲスい部分もあり、スキャンダルにスポットを多くあてている。ともに戦ってきた仲間が、スキャンダルやら左遷やらで次々と失われていく様子は残酷でもあるが、まるで少年漫画のようにハラハラして、面白い。 そこまで思い入れがあるわけでもないので、だれが恋愛しようが知ったこっちゃないけど、AKBをもっとも強固に支えているのは、AKBの処女性を愛した気持ち悪めな人々である。そんな人達をないがしろにしていては、彼女らに未来はない。 そんななか、不貞腐れたようなコメントを残した高橋みなみにはガッカリである。彼女こそが、きっぱりと「そんなヤツはAKBにはいらねえ!」と言うべきであったと思うんだが…。恋愛は今する必要がないと断言する篠田麻里子。そして、松井珠理奈は大きく株を上げたことだろう。 AKBもファンも傍観者すべての反応も、すべて秋元康の計算通りなのだろうか…。 [映画館(邦画)] 8点(2013-04-29 12:41:01) |
9. トロール・ハンター
《ネタバレ》 序盤から出し惜しみなくトロールちゃんたちが出てくるのが良い。トロールバリエーションが豊富なので、トロールファンは是非。でも、ジジイみたいな顔してるのがちょっと嫌。もっといっぱい人間狩られてほしかった。 [DVD(字幕)] 7点(2012-12-08 17:42:28) |
10. トータル・リコール(2012)
《ネタバレ》 映像表現は◎!開始15分くらいは「変な中華&和風都市すげー!」「未来都市すげー!!」と、興奮気味に観ていたんだけど…。 新しいトータル・リコールは、グロさとコミカルさをオールカットしてしまって、代わりに派手なアクションがふんだんに盛り込まれている。そのアクションが面白ければいいんだけど、これがかなり迫力にかけ、単調でしつこいので、アクションシーンの最中なのにウトウトしてしまった有様である。 こんなの、ただの金のかかった淡白なSFアクション映画である。 登場人物もかなり魅力薄。奇形はこのご時世厳しいとしても、なぜ面白黒人ポジションを削ってしまったんだ!! 嫁を凶悪化させただけじゃあ、フォローできてないよ。 ストーリーの大筋は変わってないと思うんだけど、ちょっとした設定や見せ方が変わるだけでこうも面白くなくなっちゃうものかな。 おっぱい3つのお姉さんが出てくるからって、それだけじゃダメ! [映画館(字幕)] 5点(2012-10-17 22:53:38)(良:1票) |
11. DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
《ネタバレ》 これは凄いドキュメンタリー。面白い!壮絶!泣ける! 最初の5分くらいの被災地でのちっちゃいコンサートのシーンでいきなりグっと来てしまった。被災地の観客が満面の笑顔で歓迎するんだもの。身一つで、あれだけの人を喜ばせられるんだもの。行く方も相当なプレッシャーがあったろうし。やっぱアイドルって凄い! 前作は岩井俊二絡みのこともあって、とにかくアイドルを綺麗に撮ろうという事が先行していて、まるっきり中身のない作品に見えた。しかし、本作は180度違う!例えブサイクな姿であろうとアイドルの生の感情、表情をバシバシとスクリーンに映しだす。こんなアイドル映画が今までにあっただろうか。こんな姿を見せちゃえるところが、AKBの強みなのかもしれない。 こんな姿すら売り物してしまうのがAKBであり、秋元氏なのである。 鬼 畜 め ! こんな若い娘に人気の序列をつけるって恐ろしい事よ。選抜で1位になった前田敦子、2位になった大島優子の二人の複雑な感情を描くシーンは素晴らしく、泣きそうになった。 本作は傑作であると賛辞を送りたい。 そして、もう一度秋元氏に言いたい 鬼 畜 め ! [映画館(邦画)] 9点(2012-07-17 23:55:34) |
12. ドライヴ(2011)
《ネタバレ》 静寂の逃走劇のオープニングはやたらカッコイイものの、序盤は人妻といちゃいちゃしたりしていて、退屈かも・・・と思ってたんだけど、突如ビクンッ!となっちゃうぐらい激しい銃声が鳴り響いてからは、バイオレンス一直線。ゴズりんがピュアすぎて、刑事物語の武田鉄也に見えてきちゃいました。面白かった!! [映画館(字幕)] 8点(2012-07-17 23:38:58) |
13. ドラゴン・タトゥーの女
映画として、1シーン1シーンがカッコ良いのはとても良いんだが、丁寧に描いて欲しいところをが端折られてて、つまらないシーンが長かったりするのが難。 [DVD(吹替)] 6点(2012-07-03 00:11:50) |
14. DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?
ドキュメンタリーって、まずは背景や状況の説明とか焦点が大事だと思うんだけど、そういうのがない。見る側が或る程度詳しい事が前提になってるんだな。 チームBが解散だの、新しくなるだの言われても、誰がいて、どんな歴史があるのか分からないので、感情移入できんぞ。 ドキュメンタリー映画としては、最低レベルの分かりにくさ、つまらなさだった。完全にファン向け。映像は岩井俊二臭がして無駄に小奇麗で、若干イラっとする。 [DVD(邦画)] 1点(2012-05-09 23:04:44) |
15. ドライブ・アングリー3D
《ネタバレ》 部分部分面白いんだけど、全体としてはイマイチ。良くも悪くもクソ映画。T-1000みたいなウィリアム・フィクトナーがいい感じだったけど、最後までちゃんと殺しあってよ。汚い映画館で爆音で酔っぱらって観るべき。 [DVD(吹替)] 5点(2011-12-18 21:42:16) |
16. 塔の上のラプンツェル
《ネタバレ》 ザッツ、ビューティホー!!! これが3Dの真の力か!?自分の生涯観た映画で最も美麗な映像に完全に魅了された。 映像単品でも美しいのに、映像を際立たせる演出力が超1級品なものだからやはりそんじょそこらの3Dとは格が違う。ディズニーってやっぱスゲえんだ! この作品だけは3Dで観た方が良い。 しかし、こんなにミュージカルで歌いまくるとは思ってなかった。だったら原語で観れば良かったな。しょこたん自体は、全く問題なくいい仕事してる。 そして、スペクタクルも熱い!取り囲まれて、髪びよーん、木がドーン、水どばしゃーってとこ最高。髪がびよんびよんしてて便利で美しくて楽しい。 動物さん達がキュート!乱暴で有能なお馬さんと、ニヒルで賢いカメレオンさん、本作では動物さん達はおしゃべりしないのに、キャラクターとしてはこの二匹が、サイコーに魅力的である。 パーフェクトっぽい映画ではあるんだが、個人的に好きでない点はある。 恋愛シーンが観ててこっぱずかしい。出会ったばかりで、いつの間にかあっさり好き合ってたりとか、そういうとこディズニー安易だよね。簡単に心通っちゃう話苦手だよ、俺は。そんな二人がデュエットするとことか、鳥肌立つわ。あんな軽薄なドロボーの兄ちゃんのどこがいいんだ!俺はアイツ好きじゃない! あとさ、いくら嫌な奴だって分かったとしてもさ、育ての親に対する感情はあんなアッサリなくなっちゃうもんなの?そういうフォローないの寂しいよね。ラプちゃん冷たい。 結局哀れなクソババア独り悪者にして、仲間を裏切ったドロボーさんは善良な面すんのか! ディズニーはババアに冷たい。 [映画館(吹替)] 8点(2011-05-05 12:23:05)(笑:2票) (良:2票) |
17. トゥルー・グリット
《ネタバレ》 かなり正統派なウェスタン映画だった! コーエン兄弟って良くも悪くも「よくわかんね」だったり「変なの!」っていうような捻くれたのばっかり撮ってるから、王道っぷりに少しびっくりした。映像や音楽の使い方もいつものコーエン兄弟的な変な感じではなく、一級映画な感じ。むしろスピルバーグ的では? 主人公の女の子があんまり可愛くないっていうのがコーエンらしさか(失礼)。コーエン兄弟って、美人や美少女に興味がないようなイメージがある(失礼)。いや、でもこの娘変な魅力あります。 僕は好きです(フォロー)。 ジェフとマットの意地の張り合いみたいな掛け合いがとか、西部劇なのに妙にコミカル。そのおかげで最後まで楽しく観られた。 ここ!!っていうところもなく、クセもあんまりないけど、高水準な映画であることは間違いないと思う。個人的には、シリアスマンのが好きだけど。 [映画館(字幕)] 7点(2011-03-26 21:44:28)(良:1票) |
18. トロン:レガシー
《ネタバレ》 まず3Dについて。もともと、目が疲れるから3D嫌いだけど、この作品は目が疲れない。 2時間超えてるのに。何故か? 全然飛び出さないから! 3Dなのに! 追加料金取られてんのに! 最初の方の現実世界は2Dで撮られててゲーム世界に入ると3Dになるという手法は良いのに。ゲーム世界に入ったらグワっと素晴らしい奥行きが出てくれば感動するのになあ。なんで、こんなに地味な3Dなん? 特殊な世界観なのに説明が雑なせいか、どうも入り込めない。 肝心のアクション自体は、いちいちキメポーズしたりブーメランで戦ったり、変な乗り物なってバトルして楽しい部分もあるけど、どういうルール内で戦っているのかが分からないため盛り上がりに欠ける。それでも、ゴリ押しでド派手なアクションをガンガンかましてくれればいいんだが、案外アクションが少ない。もっと色んなゲーム見せてくれるかと思ったらほんのちょこっと。ダラダラ会話しているシーンがやたら多く、話の内容も全然面白くないし、説明的。 黒髪ショートカットの姉ちゃんは魅力的だった。そのおかげで最後まで、しっかり見れたので、この映画での彼女の功績は計り知れない! [映画館(吹替)] 5点(2010-12-19 11:25:13)(笑:1票) (良:2票) |
19. 東京島
《ネタバレ》 ふつーさー、男の集団の中に女が一人ってなったら、もっと争奪戦になるでしょ。 もっと口説こうとするでしょ。で、ダメなやつはレイプしようと企んだりするでしょ。 そういう危うさが全然ない。なんで、みんなのんびりしてんの? もしかしてこれって、ぬるま湯でやる気も性欲もない現代の日本男児たちを皮肉ってるの? だから腑抜け男児たちに対して、女性が強かなのか。 その対比としてバイタリティ豊かな中国人が描かれてるのか。 派閥争いとか、仲間同士で裏切ったり、結束したりと言った駆け引きとかもないのは物足りないな。序盤に人死んでんのに、犯人探しとかしないの?疑心暗鬼になったりしないの? まー、ツッコミ出せばキリがない。 主演の木村多江ちゃん以外のキャラクターは記号でしかなく、それぞれが考えを持ってる気がしなく、人間味がない。だから、終盤での登場人物たちの行動も脈絡がなく、しっくり来ない。全てがヌルく、物足りなく、面白くない映画だった。 ロケーションは良かったのに。 ・・・それにしても、この島、漂着率の高さが凄まじい。 [映画館(邦画)] 3点(2010-09-05 16:47:28) |
20. 特攻野郎Aチーム THE MOVIE
《ネタバレ》 次から次へと展開するストーリーと、愉快なキャラクター達とアイデアのつまったバカアクション。なんと言っても戦車のシーンがいい!バカすぎる!! しかし、それが序盤か中盤あたりに出てきてしまって、これ以上に熱いシーンはないのであった。前半は脳みそ空っぽで楽しめてひたすら面白くてもう黒幕とか結構どーでもよくなっちゃってるのに、後半は黒幕がアイツなのか? それともコイツなのか?的に、ちょこっと脳みそが必要な展開になり、失速。 でも、こういうバカアクション映画はやはり気持ち良いので、また何作か作ってもいいんじゃないかね。てーてれってー てれってー♪ Aチームのテーマが耳から離れない!! [映画館(字幕)] 8点(2010-08-29 12:44:17) |