1. バッド・ジーニアス 危険な天才たち
学業優秀な頭脳で悪知恵にも長けている。グレース救済までは見れたけど、以降の極貧でも無いのに金儲けに走る姿に嫌悪感。のっぺりしたお顔を見ているだけで神経逆撫でされる(ゴメン) 主犯の裏切り行為での結末に胸糞悪さでいっぱいに。 あれだけ手広く客を募れば必ず秘密は漏れるハズなのに・・というのはイチャモンの類いでしょうね・・ 格差はあってしかるべきと考えますが、本作はやるせない、とりわけ彼女の父親の姿に。 飽きずに完走できた良作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-06 16:05:13) |
2. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
マイケル・キートン及びエンタメ業界内輪ネタ作品。あるあるテーマでのありきたりを嫌ったのか知りませんが、有名俳優の名を出すだの妄想だのカメラワークだの、技巧っぷりが策士策におぼれる感があり全くもって退屈でした。劇中劇のつまらなさは悶絶モノ。ヘレン・ミレン演じたコラムニストのクソババアぶりに比べたら本作批評家の可愛い事。決着が舞台上でなかったのがガッカリのダメ押しとなりました。 [DVD(字幕)] 3点(2024-01-28 19:23:10) |
3. パディントン2
《ネタバレ》 パディントン理髪店でのやらかし模様に大爆笑。以外で1を超えるところはありませんでした。 特筆すべきはヒュー・グラント。ドッグフードのCMが痛々しい落ち目の役者で小悪党。監督の毒気を感じる役柄をしなやかに演ずる役者魂に拍手。監獄ミュージカルシーンは出演のご褒美に思えました。1に引き続いての快作です。 3が今夏撮影開始だとか。悪役は誰なのでしょうか?ユアン・マクレガー、ベネディクト・カンバーバッチ・・・・コリン・ファースだったら劇場に駆けつけるのですが・・・ [インターネット(字幕)] 8点(2023-05-23 03:35:18) |
4. パディントン
序盤のブラウン家におけるパディントンやらかし模様に、こういう感じのベタなファミリー映画かなと見ていたら、いやいや、しっかりした脚本で最後まで画面に釘付けでありました。笑いどころ満載の中にハラハラするところもあり、フィンランド製のような色彩鮮やかな装飾にも目を奪われました。作品を引き締めたニコール・キッドマンの怪演にも拍手。 コリン・ファースがパディントンの声を降板したそうで、残念ですが、彼だと品が良過ぎて降板正解だったかなと。 理屈抜きで大いに楽しませて貰った秀作です。 [インターネット(字幕)] 9点(2023-05-22 15:49:31) |
5. パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画
いやぁ、面白かった!! 松本清張「わるいやつら」が思い浮かぶ、見事な脚本、テンポ良くハラハラさせられる展開、いけ好かないミッキー演ずるグレッグ・ギニアの名演ぶり。お薦めの快作です。 [DVD(字幕)] 8点(2023-02-12 01:44:03) |
6. ハリウッド・スキャンダル
脇役陣が結構豪華で時の流れを感じるお顔立ちが感慨深かったのですが。誰にも共感できない三角関係痴話話が退屈でありました。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-09-23 02:29:03) |
7. パリ3区の遺産相続人
ヴィアジェの件は添え物で不倫話がメインなお話。「仕方がなかったのよ、どうすれば良かったの?」開き直って正当化するのは、おフランスならではか、胸糞の極み。甘々な結末もおフランスならではか、白けてしまう。名優三人は貫禄たっぷり、流石。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-16 09:48:22) |
8. パワー・ゲーム
ゲイリー・オールドマン、リチャード・ドレイファス、ハリソン・フォードの無駄遣い。とりわけ悪役二人の棒な台詞回しでの大根芝居が侘し過ぎる。彼等は捻りの無いご都合主義な脚本にやる気が失せたのだろうか。期待はずれの愚作にガックリ。 [DVD(字幕)] 3点(2022-09-14 01:49:49) |
9. バーニング・オーシャン
金勘定優先でのとてつもない事故模様が描かれています。有名俳優を起用しているものの総じて踏み込みが浅いのは実話として諸々しがらみがあったのでしょうか。大迫力映像は居合わせた作業員の恐怖を感じさせられるもので、点呼シーンにツーンとなりました。海洋汚染に一言くらい触れて欲しかったところです。 [DVD(字幕)] 4点(2022-06-06 16:24:40)(良:1票) |
10. 母の身終い
《ネタバレ》 邦題が示す通り「究極の終活」が描かれています。 折り目正しい毎日を送る母と刑務所帰りのアラフィフ息子との確執の末の「愛してるよ」「僕もだよママ」はいけません。涙腺決壊。 身辺整理がなされていない散らかった家で独り死んでいる自分の姿を思い浮かべると彼女の身終いは見事だと感じるところです。 淡々として静かな展開ながら切れの良い場面の切り替わりと、人物の心情が滲み出る演出に魅入りました。 「愛されるために、ここにいる」のステファヌ・ブリゼ監督・脚本というのに「なるほど!」納得の秀作です。 [DVD(字幕)] 8点(2021-09-24 10:07:05) |
11. パブリック 図書館の奇跡
《ネタバレ》 私的に、図書館=本を借りる場所、本を読む場所。なので、ホームレス面々の歯磨き等の姿にドン引き。 鑑賞後に知った、公共図書館のホームレスが利用する事に対しての消極的な立場と、積極的なサービスを提供するという二つの立場に別れているというのは初耳でした。 エミリオ・エステヴェス、アレック・ボールドウィン・クリスチャン・スレーター・ジェフリー・ライトの手堅い演技は派手さはないものの魅せてくれます。しかしながら、作中から大寒波襲来が感じられず一晩泊めてくれという騒動に逼迫したものが無く今一つ惹き込まれなかったのが残念。全裸になる必要を考えてみても分かりません。 施しを与えるだけでなく、「食うために働く」その意志を後押しする環境を整えるのが立法司法行政のおしごとに思えます。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-04 02:37:23) |
12. バクラウ 地図から消された村
市長 VS 村人達。血しぶきたっぷりの暴力描写にSFテイストとゴテゴテ飾り付けられていますが、脚本がゼロなのでゼロに何を掛けてもゼロ(お目当てウド・キアの存在も然り)で退屈の極みでした。批評家諸氏から絶賛されて映画賞多数受賞というのに10000へぇ。 [DVD(字幕)] 2点(2021-07-24 18:39:52) |
13. HARAJUKU CINEMA
20分程観て寝ようと考えていたのですが最後まで目が離せませんでした。アラ還で若い頃からメイクやファッションに興味を持たない身なので、彼女たちをチャラい、脳天気そう、と思うはずなのに、文子に拒絶反応が出なかったというか、一語一語絞り出しているようなポツポツとした喋りに懸命に生きているのを感じ惹き込まれたのは我ながら不思議です。彼女だからこそ弱っている者たちも癒えていったのだろうと思います。掘り出し物の一品。 [DVD(邦画)] 7点(2021-06-16 02:20:43)(良:1票) |
14. ハンナ・アーレント
ナチスもの作品に見る、ごく普通の人間が戦争時にはどんな残虐な事でも淡々とやってのける恐ろしさ。実際のアイヒマンの証言模様はそこらへんの無責任社員の物言いでやはり恐ろしい。物事を自分なりに考える自分の目で確かめる感情気分だけで判断しない、小はそこらへんのオバハンの寄ってたかっての1人への悪口ヒソヒソ話、大は本作のハンナ・アーレント。彼女の知性はもとより揺るぎない態度は真似の出来ない凄みがありました。 [DVD(字幕)] 7点(2021-05-07 13:20:44) |
15. ハイネケン誘拐の代償
《ネタバレ》 詐欺的な広報戦略に引っかかりました。客寄せアンソニー・ホプキンスにガックリ。被害者側&捜査当局側の描写皆無での展開結末に「ああ、そうですか」としか思えません。ハイネケン・グリーンボトルはさっぱりとした美味しさなのですが、本作はサッパリでした。 [DVD(字幕)] 3点(2021-04-05 09:37:17) |
16. パパが遺した物語
25年後のケイティとジェイクの接点が無いのがずっと引っかかっており、喉のつかえがとれて納得できましたが、彼女が荒んでゆく過程が抜け落ちている脚本と、時間の行き来の演出は物足りません。名場面に流れる Close to You はカレンの声で聴きたかったですね。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-11-04 01:57:06)(良:1票) |
17. バッドガイズ!!(2016)
ステラン・スカルスガルドの長男アレクサンダー目当ての鑑賞。マイケル・ペーニャとのはみ出し刑事コンビは、はみ出し具合が常軌を逸しており反吐が出る思い。ストーリーをあらかた忘れてしまったので再見。悪党との対決模様は目くそ鼻くそで盛り上がりも無く、やはり明後日くらいには忘れているでしょう。 [DVD(字幕)] 2点(2020-09-08 01:09:12) |
18. パターソン
《ネタバレ》 ♩ 何でもないような事が幸せだったと思う ♩ を地でゆく展開。笑いどころも含めてひたすらに物静かながら、かったるさを感じる事のない不思議な味わいある作品。「この人は永瀬正敏なのか?」思わずリプレイ確認タイム「違うような気もするけど永瀬正敏やね」(正解でした)唐突過ぎると言うか嬉しいと言うか加齢が寂しいと言うか唯一の仰天シーンに+1点。 [DVD(字幕)] 7点(2020-05-17 01:42:23)(良:1票) |
19. ハッピー・デス・デイ
瑞々しさ溢れるジェシカ・ロースが奇想天外なストーリーに映える快作。 [DVD(字幕)] 7点(2020-03-21 21:39:29) |
20. 運び屋
《ネタバレ》 御大らしいこなれた感じでテンポ良く進む展開は観やすいものの、御大らしからぬ葛藤のない見応えがない作品。 ガムシャラに働いてきた仕事を失い、財も失い、初めて家族を一切顧みなかった事を悔いて、麻薬運搬で得た金の力で埋め合わせしようとする爺さん。結末模様に、多くの人を泣かせる犯罪を12回も行った悪銭を貰って怒らない娘・孫娘・他に「あんたらは馬鹿なのか」と言いたいです。妻の「会ってくれたらお金なんて要らないのよ」に+3点。 [DVD(字幕)] 6点(2019-12-23 16:20:30) |