Menu
 > レビュワー
 > とらや さんの口コミ一覧
とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  バンク・ジョブ
王室や政府高官のスキャンダルにロンドン警視庁の組織ぐるみの汚職に、その裏に暗躍していた犯罪組織。 ある銀行強盗がイギリスに激震をもたらせた実話をもとにしたクライムサスペンス。 トンネルを掘って貸金庫強奪までの前半は急造の強奪チームの様子がユーモアも交えわりと緩く描かれる。 トンネル堀り完了までで約1時間。しかし後半の1時間は一転して様々な組織の思惑が交錯するスリリングな展開に。 同じく実話モノである映画史に残る名作「大脱走」を思い出すような構成です。 2時間があっという間のスピーディな展開の中に強奪チーム、MI5、警察、犯罪組織、様々な思惑が交錯するわりには 非常に分かりやすく話がまとめられており、構成が非常によく練られている作品です。 本作のジェイソン・ステイサム、シブくてカッコいいです。何で向こうの人はハゲていてもこうもカッコいいものか。 アクションはほとんどありませんが、ラストにはさすがに強いところをちょっとだけ見せてくれます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-16 17:16:52)(良:1票)
2.  バンディッツ(2001) 《ネタバレ》 
面白くなりそうな、期待感が高まる作品の始まりでした。 豪快野郎と、神経質で理屈っぽい男。こういう凸凹コンビもこの手の映画のお約束。特にソーントンがいい味を出していました。 冒頭、ニュースキャスターが引き合いに出す「ボニー&クライド」。そしていつしか〝お泊り強盗″と呼ばれ民衆の人気者となっていく。 この辺りには既視感のあるニューシネマ的ストーリーが進行しますがそれでも初めてのお泊り強盗の夕飯の食卓なんてすごく面白かった。 それだけに、もっとお泊り強盗における被害者との楽しい絡みや、2人がバカやってはじけている様が見たかったと思う。 本作の様にゆるい脱獄モノは好きなのですが、それでも2人と絡む警察という追手をもっと意識させて脱獄中という緊張感がもう少し欲しかった。 1人の女の登場で作品が全く別の方向に行ってしまい、コメディの要素が薄くなり結果テンポも悪くなってしまって中盤以降は長く感じました。 と、思っていたらラストは面白かった!まあ、バレバレの「スティング」的仲間割れの撃ち合いではありましたけど、 途中はハッピーエンドになるとは思わなかったので鑑賞後の気分はなかなか爽快な作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-18 22:08:05)
3.  パッセンジャーズ
主人公がこういう状況下の自分を受け入れるまでのドラマは他の映画でもあるのですが、 その状況が明らかになるまではいずれの場合も不条理に感じることが多い。 美しくもどこか暗さのある作品の空気と、その中にいるアン・ハサウェイがとても良かった。 最初は何かを隠ぺいしようとしているようなデヴィッド・モース演じる男の使い方や、 少々気味が悪いおっせかいなダイアン・ウィ―スト演じる近所のおばさんに何の意味があるのか?など この手のドラマはその状況が明らかなった後、いかにそれまでの出来事がスッと受け入れられるかだと思います。 垣間見えてくる、事件に関する辻褄が合わない点。それは、自らの置かれている状況そのものでもある。 アン・ハサウェイが自分の状況を穏やかに受け入れられるよう導かれていく終盤の流れも良かったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-26 21:39:18)
4.  バースデイ・ガール
序盤、かなりぎこちない言葉が通じない2人の時間帯が良かった。 しかし、ニコール演じるロシア女がただ結婚のためにイギリスに来たわけじゃないのは容易に考えられるだけに ベン・チャップリン演じる真面目男は騙される運命にあるのかな?と思いながら見ていたら、 中盤以降の流れは想像がつきませんでしたね。 しかし、早く警察に全ての事情を話せばいいものをウロウロ逃亡する真面目男にイライラ。 悪びれる様子をほとんど見せないロシア女にもイライラ。 ラストはあり得ない形でのハッピーエンドですが、映画なんだから現実にはあり得ないこういうのも良しです。 本作でもニコールはもちろん綺麗なんですけど、それよりも可愛いと思えるニコールがいる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-01-22 21:15:55)
5.  ハート・アタッカー 《ネタバレ》 
アカデミー賞受賞作「ハート・ロッカー」の前年製作の未公開作です。 恐らく「ハート・ロッカー」の後に日本ではDVDになり、CS等で放送されたのだと思いますが、それにしてもこの邦題は・・・。 アメリカ海兵隊、アルカイダ、戦争に巻き込まれ犠牲になるイラクの一般市民。憎しみの三角関係、それぞれの視点のイラク戦争。 イギリス映画ということもあり、アメリカの正義を声高に主張する訳でもなく イラクで何が起きているのかを冷徹にドキュメンタリータッチで告発する。 そして冒頭と最後でテレビのニュース映像という形でブッシュを登場させるあたりに製作者のブッシュへの批判を感じさせる。 この偽ハート・ロッカーの様な邦題で損をしていますが、なかなかの力作であり良作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-08 20:12:05)
6.  ハート・オブ・ウーマン 《ネタバレ》 
新しく会社にやって来た、やり手の職場のボスとなるヘレン・ハントと、 彼女に立場を奪われたメル・ギブソンの恋を軸にしたラブコメ・ファンタジー。 何と言ってもヘレン・ハントが醸し出す大人な雰囲気がとても素敵で、この2人の大人の恋の雰囲気もいい。 その一方でひょんなことがきっかけでメルが周りの女の心の内が全て声になって聞こえるようになったものだからさあ、大変というコメディでもあります。 この心の内が声になって聞こえてしまうという設定、ロマンスとしては×だと思うけど、コメディとしては面白い。パニクるメルの演技も可笑しい。 ヘレン・ハント演じる職場のボスに、コーヒーショップの店員のマリサ・トメイ。 その他にも職場の部下の女性たちに、娘に・・・。 ちょっとメルと絡む女性が多すぎましたかね。この内容で2時間越えは長く感じます。 でも、終盤のメルと職場の内気な女の子のエピソードは心温まるものがありました。
[DVD(字幕)] 5点(2014-10-19 20:05:25)(良:1票)
7.  ハイ・フィデリティ
ジョン・キューザック、ジャック・ブラックの持ち味がとてもうまく引き出された音楽愛にあふれるラブコメ。  見る者に語りかけるようにカメラに向かって少々理屈っぽく恋愛を語るキューザック。終始結構あつく語り続けるのでちょっとくどくも感じますが、その様は若くて勢いのあるウディ・アレンといったところです。ジャック・ブラックも濃いキャラクター全開で笑わせてくれます。(で、最後は見事に聴かせてくれますよ!)  あの中古レコード屋の雰囲気がたまらなくいい。僕の場合レコードはせいぜい高校の頃まででしたが、自分の世代(今の40代)がまだCDではなく、レコードを聞いていた最後の世代だと思う。特に中古レコード屋はお宝の山みたいな感覚でしたね。次は何が出てくるか、1枚1枚棚に収められたレコードを指でめくっていく作業が妙にワクワクして楽しかった。そんな懐かしい感覚も思い出させてくれる作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-10 21:20:55)
8.  バニラ・スカイ
ヨーロッパ映画のハリウッド・リメイク。オリジナルを見ているかどうかで評価が変わる典型的な作品だと思います。(ちなみにオリジナル未見です)  トム・クルーズとキャメロン・ディアスという、いかにもハリウッドらしいキャスト。(僕はこの2人好きですよ。「ナイト&デイ」なんかも好きです)恐らくはオリジナルとは全く違う雰囲気の挿入曲や、作品のワンシーンをボブ・ディランのレコードのジャケットに重なり合わせるあたりはキャメロン・クロウ監督らしい個性が感じられ、ストーリーは同じでも作品の空気感はかなり違うと思います。  ぺネロぺはオリジナルとリメイクで同じ役を演じているとのことですが、ぺネロぺの魅力は出まくりで本作の彼女は本当に可愛い!これに関しては、オリジナルを見たトムが(製作にも名を連ねています)この役を演じるぺネロぺと共演したくてたまらなくなったのでしょうか・・・?  ストーリー的には冒頭もその後の流れも、評価を落とすことが多いオチを確実に予感させます。個人的にはこのオチ自体は別に構わないし終盤の展開は結構手が込んでいたと思いますが、そこに行きつくまでが非常に長く感じられました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-07-12 22:39:37)
9.  ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー
「ハイスクール・ミュージカル」のシリーズも「3」で遂に卒業の時を迎えます。卒業を間近に控えた、トロイを中心にしたイースト高の仲間たちの高校生活最後の1ページ。  全3作品に共通して言えることですが、たっぷりと挿入してくれるクオリティの高いミュージカルシーンがやはり本シリーズの魅力。トロイとガブリエラがロマンティックに。シャーペイとライアンがコミカルに、しかししっかりと歌って踊ってくれる。(目立ちたがり屋さんシャーペイが過去2作と比べるとあまり目立ってないのが残念ですが…。)そして男同士でパワフルに。  眩しいほどに明るい彼らの学園生活を見ているだけで楽しい。このシリーズはもうストーリーはどうだっていいんですが、本作は「卒業」という大きなテーマがあるので過去の2作にはあまり無い、しんみりとした空気もあります。  でも、ラストはイースト高のスクールカラーである赤と白の衣装も鮮やかに、みんな揃って明るく元気一杯に卒業していってくれました。  オルテガ監督には是非ともまた、こんな陽気なミュージカル映画を撮ってもらいたいと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 21:12:14)
10.  ハイスクール・ミュージカル2<TVM>
前作の登場人物、キャラクターなどをそのまま受け継いだシリーズ第2弾。 前作同様、衣装から小道具に至るまでポップでカラフルな色の配置がミュージカルの舞台に花を添えるように綺麗です。  ミュージカルシーンも時にロマンティックに時にパワフルに、前作同様とても楽しく完成度も高いと思います。前作はバスケ、本作では野球と、スポーツとミュージカルの融合も楽しい。  キャラクターが前作と同じなので、色々ありながら最後は大団円の楽しい歌とダンスで締めるのも前作と同じなのですが、シャーペイのキャラがパワーアップしすぎで、何だか1人浮いた存在になってしまっていましたね。それでも前作同様に親子、姉と弟、友情や恋などを上手く絡め、鑑賞後は爽やかな余韻が残る青春ミュージカルとなっています。
[DVD(字幕)] 7点(2013-02-01 23:42:47)
11.  パブリック・エネミーズ
マイケル・マンの作品は2時間越えの長いものが多い。長さが気にならない素晴らしい作品もありますが、本作は特に長く感じました。 30年代を再現する衣装や美術、マンお得意の銃撃戦などは見応えがあるし、デップもカッコいい。  しかし・・・。追う者と追われる者、この2人にジョニー・デップ、クリスチャン・ベールという2大スターを配した。こうした追う者と追われる者に2大スターを配した作品は、その2人の対決や駆け引きが大きな見どころの1つなのですが、残念ながら本作はそこがほとんど印象に残りません。  そして一番気になったのは、時に印象に残る台詞などもあるのですが、デリンジャーの人物描写の薄さでした。社会の敵№1と言われた男がなぜ民衆の支持を得るようになっていったのか。その辺の描写も弱く、伝記ものとしての評価も下がります。この時代をテーマにした映画は好きだし、本作もこの時代の雰囲気は悪くないのですが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-11-19 21:07:18)
12.  ハイスクール・ミュージカル<TVM> 《ネタバレ》 
ストーリーはまさに王道!!のハイスクールを舞台にした実に爽やかで気持ちのいい青春ミュージカルです。  紅白をベースにしたチアリーダーやバスケ部のユニフォームといった衣装と学校を彩る美術、さらに生徒たちの色とりどりの衣装も華やかで見る者の気持ちまでも盛り上げてくれるかのようです。  主演の2人のラブストーリーを軸に、部活、父と息子、友情のドラマなどを絡めていますが、それらがストーリーの中で浮くことなく上手く機能しています。バスケでミュージカルしちゃう所も楽しいですね。  やはりミュージカルのラストはこれがいい!ちょっと意地悪なライバルも最後は笑顔、登場人物がみんな顔を揃えて大団円のラストもとても楽しい盛り上がりで、鑑賞後の気分も爽快です。  本作はTV用の作品なんですね。先日も本作と同じくTV用に撮られたミュージカルである「クリスマス・キャロル」のミュージカルを見ましたが、どちらもTV用であるのが勿体無いほどに良く出来ており、アメリカのTVの力のあるところを感じます。
[DVD(字幕)] 8点(2012-09-01 17:51:11)
13.  バンガー・シスターズ
ゴールディ・ホーン、この時57歳ですか…。ホントにこの人は何歳になっても変わりませんね。勿論キレイな人なんですが、この人の場合は昔から57歳の本作に至るまでずっと可愛いとかキュートという言葉が似合う。日本流に言えばもうすぐ還暦という年齢。しかし本作でも凄いカッコしてますが、見事に何の違和感もありません。  作品の方は下手をするとオバサンのバカ騒ぎで終わってしまいかねない所ですが、スーザン・サランドンは弾けて以降はちょっと苦しかったもののゴールディの魅力が出まくっており、ジェフリー・ラッシュもちょっと心を病んでいるおじさんを実に巧くコミカルに見せていて、強引ながらも最後は心温まるいいお話にまとめました。そんなゴールディも今年で66歳。近年はなかなかお姿を見せてくれる機会がありませんが、今どんな風にお年を取られてるんでしょうね。
[映画館(字幕)] 5点(2011-05-04 21:19:52)
14.  ハイジ(2005)
困ったなあ・・・。勿論本作はヨハンナ・シュピリの児童小説が原作なのですが、どうしても子どもの頃に見たアニメ「アルプスの少女ハイジ」が原作のような感覚で見てしまいます。ハイジとクララの服の色が違うし髪の色も違うぞ!とか、ペーターが似てないし帽子をかぶってないぞ!とか本作にしてみれば全然関係の無いツッコミを入れてしまうのですが…、マックス・フォン・シドーが演じた髪もヒゲも真っ白なアルムおんじは子どもの頃に見たアニメの中のアルムおんじの姿なのでした。あと、ハイジをアーデルハイドと呼ぶおっかないロッテンマイヤーさんも。作品としては前半のアルプスのパートがあっという間に終わってしまいますが、その後のフランクフルト(堅苦しい食卓での子ネコ騒動で見せるハイジの元気さや明るさがいいですね)、そして終盤の再び帰ってきたアルプスの時間配分もとても良かったと思います。また、服や髪が違うとツッコミは入れてしまいましたが、アルプスの美しい風景、ぽっちゃり丸顔の元気一杯で可愛らしいハイジ、自分の足で立ったクララの姿など、子どもの頃に見たアニメの世界が懐かしく蘇ってきたのがとても嬉しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-13 20:10:24)(良:1票)
15.  バティニョールおじさん
主人公のパリで精肉店を営むごく普通のバティニョールおじさんを通して、反ナチス組織でも何でもないけれど、関わることになってしまったユダヤ人を匿い、命を救いたいと奔走したナチス占領下のパリ市民が描かれる。  その一方で平気な顔で市民生活の中に入っていたナチスや密告屋の存在も描かれ、前半のバティニョールおじさんのように自身の心情とは裏腹にナチスに協力的な姿勢を演じざるを得なかった当時の多くのパリ市民が置かれた状況も伝わってきます。  重さや涙を誘う演出は控えられ軽いタッチで作られた作品ですが、ユダヤ人の子どもを匿って以降のおじさんの行動、ユーモアのあるおじさんと子ども達の触れ合いからは優しさや人情が感じられ、そんなバティニョールおじさんを演じるジェラール・ジュニョの持ち味がとてもよく出ている作品です。
[DVD(吹替)] 7点(2011-03-06 17:33:09)(良:1票)
16.  ハッピー・フューネラル 《ネタバレ》 
ベルトルッチの「ラストエンペラー」のリメイク?を中国で撮影中だったアメリカの大物監督タイラー。しかし撮影に行き詰まり心労から倒れてしまう。中国の死生観に感銘を受けたタイラーは意気投合した中国人カメラマンに自分の葬儀を依頼する。という事情に端を発し、大掛かりな葬儀の成功のために奔走し資金繰りに苦労するカメラマンを演じるのは僕のお気に入りの俳優グォ・ヨウ。この人の演技には独特の可笑しさがあるのですが、本作も彼の演技を見ているだけでも楽しめました。その葬儀のカネになりそうな匂いを嗅ぎ付け集まってくる、金儲けにしか興味が無いような輩の皮肉たっぷりな描き方も面白かった。しかし、この一大イベントが企画倒れに終わることは途中で分かる構成になっており、その顛末がどうなるのかと思っていたら、いきなりその数ヶ月後に話が飛んでしまう終盤の展開とラストが淡白すぎて最後のまとめ方に物足りなさを感じる作品でした。 
[DVD(字幕)] 4点(2010-12-18 15:11:20)
17.  8人の女たち
人間の嫌な部分をこれでもかと見せながらもちょっとコミカルな女8人による一家の主人殺害犯は誰だ?というミステリー・ミュージカル仕立てといった作品。しかし、このミュージカルが上手くいっていない。緊迫した状況の中に挿入されるミュージカルの部分がどうも滑稽に見えてしまい、屋敷の中に誰かに殺された一家の主の死体があるってのに呑気に歌って踊っている場合か!?とツッコミを入れたくなってきました。色鮮やかな衣装に身を包んだ女優陣の豪華な競演という雰囲気は楽しめましたが・・・。
[DVD(字幕)] 4点(2010-07-17 17:37:25)
18.  花の生涯 梅蘭芳 《ネタバレ》 
前後半(梅蘭芳を演じる俳優が変わる)でガラリと作風が変わります。まずは前半に描かれた京劇の世界の華やかさと厳しさは非常に見応えがありました。梅蘭芳の青年時代を演じる俳優の京劇の舞台での美しさ、普段の姿のはかなげな姿、この俳優の美しさ、存在感が印象に残ります。  前半のクライマックスである師弟対決では敗れ去ることになる師の描写が見事。客に物を投げつけられ罵声を浴びせられ、誰もいなくなった客席に向かって渾身の演技を披露する師の姿、弟子に対し最後の教えを説く師の姿に京劇役者の誇りが見事に描かれていました。  そして後半。前半はたっぷりと美しい京劇の舞台を見せてくれたのと比較すると後半は京劇の描写がほとんど無く、京劇の魅力自体はほとんど描かれていない。ドラマチックな展開も無く淡々と大人になってからの実在した京劇スターの知られざる苦悩を描いた伝記となっていますが、描かれる様々な出来事それぞれが薄味で淡白になってしまっている感があります。  後半に梅蘭芳を演じるのはレオン・ライ。前半の青年時代の俳優と比較すると華は無いですが、これは実在した京劇のスターの伝記であり梅蘭芳という成功と名声を手にした京劇スターの知られざる苦悩や孤独感を演じたその姿からはレオン・ライの持ち味が十分に発揮されています。  本作は梅蘭芳の伝記であると共に彼に魅せられた男の物語でもあるのですが、その男を演じたスン・ホンレイの存在感と好演も見逃せません。特に後半は“覇王別姫再び!”と思って見る映画ではなく、チェン・カイコー監督が「覇王別姫」とは全く別の視点で実在した京劇スター、梅蘭芳という一人の人間を見つめた映画となっています。
[DVD(字幕)] 7点(2010-07-04 19:05:33)
19.  パイレーツ・ロック 《ネタバレ》 
お世辞にも品のいい映画とは言えない。そして終盤までは政府の動きと放送局の動きがリンクすることが無く、それぞれが好き勝手にやっているといった印象が強い。では、不満だったのかと言われればそうではない。登場人物は多いし色々な人物がこの船と関わり、かなり個性的なキャラクター揃いなのですが、この船のリーダー、兄貴分、カリスマDJ、ちょっと気弱な奴に真面目系ニュース担当にちょっとワケありのROCKオタクおじさん等、それぞれの役割分担や個性のバランスも上手くいっていたと思う。更に皆が陽気でカラッとしていて、ベタなんですが命懸けでROCKを愛する気のいい連中揃いなので、品は無いものの観ていて実に気持ちがいい。そして何よりも洋楽好きにはやっぱり堪らない映画です。特に僕の大好きなナンバー、プロコル・ハルムの「青い影」をいい場面で使ってくれていたのが嬉しい。最後の“ザ・カウント”の「ロックンロ~ル!」とビル・ナイの最後のイカした姿のカッコ良さに鑑賞後の気分も実に爽快な作品でした。
[映画館(字幕)] 7点(2009-10-30 20:38:15)(良:1票)
20.  ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
ハウエルズ家の主人のお葬式の半日を舞台にしたコメディ。単館で地味な扱いながら久々のフランク・オズ監督の新作で楽しみにしていたのですが、期待通り笑わせてもらいました。コレは面白かったです。葬儀に集まってくる親戚や知人はひと癖ありそうな人ばかり。狭い家の中は参列者であふれかえり、参列者の様々な事情に故人の生前の複雑な事情までもが交錯する、狭い屋敷の中で繰り広げられる群像劇ですが、そこはさすがにコメディ職人フランク・オズ監督。登場人物に無駄が無く、全員が見事に笑いに貢献している。しかも誰一人ふざけている人間はなく、全員がそれぞれの事情に対し至って真剣にてんぱっている様子がとにかく可笑しい。書斎に物置にトイレに屋根の上まで狭い屋敷を使い切り、テンポの良さも見事です。そんなハウエルズ家のお葬式はかなりまずいことになりつつもドタバタしつつも一応は丸く納まったようで一安心。そしてそれぞれが微妙な関係にあった家族が互いを思いやる気持ちを取り戻したラストはあたたかい。主役は”精神安定剤”?
[映画館(字幕)] 9点(2009-10-07 19:31:28)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS