21. プリティ・ブライド
ずいぶん前のレビューですが、【ちっちゃいこ】さんのご意見が妥当かな。「中途半端な感じ。もっとおきらくストーリに徹するか、内面をほじくったストーリにするかすればよかったのかな」という、ね。私は主役2人が苦手ですが、カップルとしてのバランスはやっぱりいいと思うから、もっとテンポよくタンタンタ~ンと(ちょうどエンドタイトルロールのようにね)、「バカっぽく」「かわいく」もっていってくれたら、あんがいオオバケしたかも。「結婚」に関するウジウジモヤモヤ、というプロットは、やりようによっちゃもっと面白くなったでしょうに、惜しかった・・。それにしても、「プリティ」なんて、あたかもシリーズであるかのような邦題をつけずに、内容をそのまま表した「ランナウェイ・ブライド」だったら、ここまで酷評されないでしょ、と思うと、本作のファンの人には本当に気の毒だなあ、またまたの配給会社のバカさかげんは、罪つくりだなあ・・と思いますなあ。 6点(2003-12-12 18:00:07) |
22. フロム・ダスク・ティル・ドーン
考えてみたら「夕闇から夜明けまで」って、イミシンなタイトルだったんですねー。このサイトの高得点だけ見てレビューは読まずにビデオを借りたので、かーなりぶっとびました。グロイのが苦手な人だったら、怒っていたかも!? それにしても、ジョージ・クルーニーってあれだけのイケメンなのに選ぶ作品が面白すぎ。タランティーノの頭の中も覗いてみたいもんだが、ジョージもなかなかクセモノですね。 6点(2003-10-13 11:05:35) |
23. プリシラ(1994)
演技も映像も衣装もいいんだけど、いまいちノリきれませんでした。ゲイ・ムービーは好きなものが多いんですけどね。湿り気のなさとも関係があるのかもしれません。マイノリティテーとして生きる切なさがもっと感じられたほうが、ナチュラルなような気がしました。もう一度見たら、全然違う感想になるかもしれないけれど・・。(それにしても、「LAコンフィデンシャル」のガイが、「マトリックス」のヒューゴが・・と、本当にビックリ!) 6点(2003-06-22 18:39:09) |
24. ブルースチール(1990)
コワイ、という点ではかなりの一級品。 女性が主人公のハードボイルドとして、男性が見たときにチャチくないだろう、という点も、かなりなもの。 余計な修飾のない、恐怖という一点に集中していく緊張感も、なかなか。 だけど、女性心理をてだまにとられている感じがして、決してあとあじのいい映画ではなかった。 女性監督作品には思えないけどなあ・・と思っていたら、この人ってかつてジェームズ・キャメロン夫人だった人なんですねえ・・知らんかった・・。それでこの作風だったのか・・わかったようなわからないような・・(^_^;)。 ストーリーを聞いて、見たくないという人には「そうしたほうがいいかも」と言うでしょう。でも逆に、「見たい」という人には、とめません。 それは、ひとえに、ジェイミー・リー・カーチスという女優がステキだから。そこに、2点おまけ。 彼女の作品でなかったら、4点くらいです。 6点(2003-06-13 18:17:48) |
25. ブルワース
アラはかなりあっても面白いとこある、という作品には6点、と思っているんですが、そこには届かなかった。残念ながら、の5点です。 [映画館(字幕)] 5点(2003-12-10 01:24:54) |
26. プリティ・リーグ
好きな監督だしキャストなんだけど、何の意外性もなく退屈したことしか覚えてません。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-10-23 20:26:36) |
27. ふたり(1991)
大林監督はインタビューなどで語りを聞くと、チョ~感動してしまうのですが、実際の作品を観ると、「あれ~(ーー;)っ?」となってしまう人。お人柄は大好きなんですが。 [映画館(字幕)] 5点(2003-09-28 21:51:34) |
28. フィラデルフィア
うーん、やっぱりこの映画はイヤ。何もかも。HIVとエイズに対する偏見をテーマにしたこのヒューマンドラマも、制作に入る前、難航したらしいですね。そんなエピソードや役者たちの演技のうまさなどを考えると、ゲイやHIVへの偏見を減らすことに貢献した社会性の高さだとか意義は感じます。だけど、映画としてどうしても好きになれない。もっているメッセージには120%共感できるのですが、偽善性を感じてしまうのです。演出が情緒的過ぎる。だからかえって心に響いてこないんです。万人を感動させるのはもちろん無理ってもんでしょうが、差別を描いた映画でここまで感動できなかった映画は、個人的にはありませんでした。うーん、フクザツな気持です。トムは私にとり永遠のアイドルですが、そもそもこの役、彼に似合わなーい。全然、ゲイという設定にリアリティがないし、バンデラスと愛し合ってるようにはちっとも見えない。現在あれだけフェロモンむんむん発してるバンちゃんなんですよ、「愛」に真実味がほしいよ。差別を描くことに熱心でパーソナリティーをちゃんと描くことを忘れると、こうなっちゃうんじゃないだろうか? 点数の全ては、知性のほとばしっていたデンゼルへの点数です。 [映画館(字幕)] 5点(2003-08-31 22:42:40) |
29. ファーゴ
◆初回書き込み:2回観て、ガラッと評価が低くなってしまい、コーエン作品を2度見るのは、やめておこう!と思わされた作品(最初に観たときは、間違いなく傑作!と思ったのになあ・・で、7点です)。◆初回追記:最近になって「やっぱりコーエン兄弟ってアッパレ」と思ったのは、冒頭に出てくる「実話」という断り書きは実は嘘だったこと。じつは、じつわというだけでありがたがる風潮には、私もウンザリなんである(実話と銘打ったことを、そういう皮肉ととるか、売らんかなのセコい戦略ととるかは、人それぞれかもしれませんが。私は前者だと思いますけど。点数は変えません。7点)。◆2回目追記:村上春樹のエッセイに、現地の近くに住む人にどんな事件だったか聞いたら、「あんなに気持ち悪い事件は思い出したくない」と言われた、というエピソードが出ているそうですね。ほかの複数のサイトにも、素材は実話、ストーリーはオリジナル、と書いてあった。とすると、「皮肉」というより、「戦略」だったのかな。うーん、セコイ! 2度目に見たら、最初に10点!と思った評価がズドーンと5点くらいに下がってしまったのは事実なので、わるいが、2回目の感想を元に、下げさせてもらいます。5点! 5点(2003-06-02 15:11:37) |
30. フェイク
原題にテーマがこめられていたのだとすれば、あるFBI捜査官の仕事ぶりと苦悩とを描こうとしたもの、と推察できるけれど、そういう映画にはなりえていないと思う。 [ビデオ(字幕)] 4点(2004-05-18 23:48:41) |
31. ブレイブハート
新婚の妻を殺され、抑圧を受けていた人々とともに解放軍を結成したあたりまでは、納得できた。あとはもう、戦闘シーンはグロテスク、カメラワークはとりたててよくないし、ソフィー・マルソーの登場と濡れ場がどうして必要なのかわからないし! メル・ギブソンたら、自分がかっこいいだけ、おいしいだけの映画を自分で好きなだけ作ったんでしょ、ずるいなア。 [ビデオ(字幕)] 4点(2004-01-08 18:30:37) |
32. プレタポルテ
豪華キャストに期待しすぎると、落胆します。私は、アクビばかり出た。 [ビデオ(字幕)] 4点(2003-06-02 14:06:44) |
33. フォー・ルームス
ガッカリ。その一言につきます。オムニバスで、最後が特につまんない、というのはサイテー。タランティーノの持ち味である「情けない&カッコいい」に加えて、「小粋さ」をねらったのかもしれませんが、思い切りすべってます。何でもティム・ロスの役にはブシェーミも候補になっていたのだとか? それならもうちょっと何とかなっていたかも?と思うと、ちょい惜しかったですけどね。 3点(2004-03-09 22:41:59) |
34. プライド/運命の瞬間
これはプロパガンダのために作られたものですから、映画と呼ぶにふさわしいものではありません。「映画っていいたくない作品」です。その意味では0点です。しかし、資金を湯水のように投入して思想を伝えようとすると、どんなフィルムになるか、というサンプルとして見ることに、まったく価値がないとは思いません。私にはそういう勉強になりました。よって、その価値に3点献上。 3点(2003-06-22 11:22:12)(良:1票) |