Menu
 > レビュワー
 > アンドレ・タカシ さんの口コミ一覧
アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ベン・ハー(1959) 《ネタバレ》 
何度か観ている作品だけど、ちょっと今の時代に合わなくなってきた印象です。親友に裏切られた男の復讐劇の体裁で進行しながらもクライマックスは神の奇跡であり、復讐を成し遂げた男が赦されることがテーマとなる。後半は受動的に某宗教へ依存しており、自力で難局を切り抜けた戦車シーンまでと比較して表現トーンが大きく変化する。学生時代以来で約20年ぶりの観賞だったけど、当時より宗教色が強く印象に残り、戦車シーンの感動が萎んで行きました。これは個人の観る目が変化したこともあるけど、教義的な描写を嫌う視点が一般化していることも関係していると思う。復讐譚を壮大な歴史劇に変えたのはベタな宗教描写だったとも言えるので、このすれ違いは見応えに跳ね返ります。とは言え、戦車シーンはやはり素晴らしい出来映えで、映画史に特筆されるスペクタクルでしょう。4頭並んで疾走する馬の美しさには改めて見惚れてしまう。また、驚くべき数のエキストラを投入したローマ帝国の威容やその武力統治へのアンチテーゼ、ユダヤを始めとした民族の趨勢を意識させる構成などは、歴史劇の頂点に君臨する風格を備えています。CGに頼らず人が演じる迫力という点において、二度と現れない作品であることは間違いないでしょう。ウィリアム・ワイラーの抑制の効いた演出は、最近ではイーストウッドに引き継がれているように感じました。心情的に本作には低い点数を付けたくないので、評価は10代の頃に初めてテレビで鑑賞した時のもので…。
[地上波(吹替)] 9点(2011-03-17 23:07:57)
2.  ペーパー・ムーン 《ネタバレ》 
何度も観ているんだけど、観るたびに新しい発見や楽しさを与えてくれる。これはもうテイタム・オニール演じるアディのキャラクターに尽きる。幼くして母を亡くした寂しさを決して口にせず、詐欺を学んでモーゼと共犯することでコミュニケーションを深めて行く。その姿には湿ったところが微塵もない。自らの意思で、自らの幸せを模索する前向きな姿勢を強く感じます。でも、他者との絆を希求する心情がタイトルでもある「ペーパームーン」に表れる。機転が利き、憎まれ口もたたく気丈夫の裏側にある歳相応の心細さが、笑いを交えながらもしっかりと描かれる。エンディングで、バックミラーの中を駆けて来るアディ。映像的には可愛いカットだけど、時間の飛ばし方は一種のどんでん返しで、引っ張った不安を安堵へ、さらに大きな情感へと開放する名シーンでしょう。坂道を転がり始めた車に先に飛び乗ったモーゼがアディに手を差し伸べるところが大好きです。もうこの際、本当の父娘かどうかは問題ではない。遠く地平線まで続くでこぼこ道が、分かりやすく二人の行く末を暗示します。ベタベタした表現や台詞を一切使わずに、歳の離れた男女のユニークな親愛を描いた傑作。結論を台詞で言いたがる映画は今作を参考にして欲しい。
[映画館(字幕)] 9点(2010-04-25 17:17:53)(良:2票)
3.  ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》 
オリジナルは観ていますが、特に好きではなかった。ミヤギの描写は興味深かったけれど、主人公が好きになれなかった。年代が近すぎて共感しにくかったのだと思う。それに比べて本作ではジャッキー・チェン側の視点で観ていたからなのか、とても楽しめました。ジャッキーも売り出した頃は達人から教わる側だったけど、教える側が板に付く年代になりました。そもそもの設定で、アメリカ人が仕事の都合で中国・北京への引っ越しを強要されることにも時代の流れを感じます。ストーリーは王道。ジェイデン・スミスが短時間で強くなり過ぎるご都合を、カンフーらしい動きの熟練で説得します。カット割りで誤魔化すようなことはせず、相当に訓練したことが伺えました。演技的な勘もサラブレッドという印象です。そのジェイデン君が足を痛めつけられて試合の継続が困難になったときに「このまま止めたら、あいつへの怖さが消えない」と言います。かなりベタですが、その台詞が良かったです。子供の世界だけでなく職場環境にもイジメはあって、そういう程度の低いイジメには真正面から立ち向かうことが最も効果があることを経験しました。何かに立ち向かうことは、自分の中の弱さを克己することと同義です。そこをしっかりと押さえてくれた本作には好感を持ちました。10年後のジェイデン・スミスが楽しみです。
[映画館(吹替)] 8点(2010-09-23 23:25:49)(良:3票)
4.  ヘルプ 心がつなぐストーリー 《ネタバレ》 
米国南部の人種差別のお話。時と場所を同じくする名作(と私が思っている)「ミシシッピ・バーニング」のような暴力沙汰はありません。描かれるのは黒人メイドと主人の関係。メイドたちをいたぶる主人の態度は、人種差別というより「イジメ」といった方がしっくり来ます。差別を現代的な問題にアレンジしている印象で、製作意図もその辺りにあったのだと思います。 境遇や立場が違う多くの登場人物たちが織り成すドラマの積み重ねで、根拠の無い悪意への対処が描かれます。差別意識のグラデーションが無理なく組み込まれ、それでいて常に前向きな姿勢が感じられる脚本が素晴らしい。エイビリーンとミニーを演じたお二人の泰然とした演技が、作品全体を力強く包んでいます。ピンボケなくらいに差別意識から開放されているグラマー姉さんの描写もかなりツボでした。「ゾンビランド」以来、エマ・ストーンのファンのつもりだったけど、あのヘアスタイルのおかげでエンドロールまで彼女だと気付かなかった。不覚(笑)。 ちなみに、イジメには毅然とした態度で臨むのが最良の対応だと思っています。チョコパイは強烈なスパイスになっていますが、あれだけは褒められた対応じゃないですね。陰湿な復讐です。自分が口にするところを想像して怖気が走りました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-14 18:14:06)(良:1票)
5.  ヘイトフル・エイト 《ネタバレ》 
西部劇って比較的善悪がハッキリしている物語と云うイメージを持っていたけど、本作に悪はあっても善が見当たらない。気の毒な人はたくさんいましたけどね。悪人ども(賞金稼ぎ含む)は個性がハッキリしていて、みんな力強いです。ほぼ私刑のカタチで女性を吊るし「イイもんを見た」と笑いながら死んで行くような奴等です。自己主張が弱いと餌食になるし、結果はすべて自己責任。裁きの場へ出ない限りは無法がまかり通る。それも確かに西部劇の世界観です。この監督なりに西部劇の強さと混沌を純化した作品だったのだと思います。密室ミステリーの味付けは悪くないですね。 それにしても、ぐちゃぐちゃの血みどろでした。体液や吐瀉物を他人にぶちまける。この監督さん、人の嫌がることを敢えてやって喜んでいる幼稚園児みたいな印象です。つまり健在でした。ただねぇ、床下から股間を撃ち抜かれる痛みだけは想像したくないです(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-10 00:52:05)
6.  蛇イチゴ 《ネタバレ》 
リストラされたことを家族に告げられない親父が、小学校教師の娘を「お前は世間知らずだ」と言う。確かに娘は世間知らず、というか、小学校の先生ってホントに世間知らずが多いと思っています。偏見ですけど。でも、本作の嘘つき生徒事件の対応などを見るに、この監督も同意見のようです。確たる証拠もないのに判決を下し、それらしい教訓まで垂れて自己満足です。いますよね、ああいう先生。 娘に劣らず世間知らずなのが親父です。親父は元エンジニア。親父の場合は、世間知らずと云うよりも、変化に対する対応力の欠如です。確かに、何があっても世の中を渡って行く力があるのは兄貴だけでした。 本作から感じたのは、安定的に見えるサラリーマン家庭も、ひとつ歯車が狂うだけで簡単にバランスを崩し瓦解しかねないこと。社会システムへの同調をゴールとし、そこに安住していた結果です。そして、日本の家庭のほとんどはこのタイプ。なんだか、社会の構造がとても不安定なものに思えて来ます。あの親父が終身雇用志向の最後の世代って気もしますけど、自分の親が無事に定年まで働けたことに改めて安堵した次第。 娘は生真面目なだけに、ババ抜きのババを引き続けるタイプです。オトコ選びでもそうでした。もうババは引きたくないとの思いで兄貴を官憲に売ったら、その兄貴にも真実があったというブラックな顛末。自分のパンツで商売をされたんだから気持ちは分かりますけど、彼女の正誤の判断はやはりどこかチグハグです。なんだか、今後も間違った判断を続けそうで気の毒でした。味わい深い作品です。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-11-06 02:40:39)(良:2票)
7.  ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略 《ネタバレ》 
原作が持っている「熱」みたいなものは伝わって来ました。ハードな描写が臆せずに放り込んであり、キャスカのサービスカット(?)もたくさんあります。演出は前作に引き続きレベルが高く、原作を良く知る人にも映像化を楽しめる要素はあると思います。端折られたエピソードも多いけど、この映画化が原作に追い付くつもりならば、これくらいのスピードで行かないと息切れするでしょう。逆に、映画を観たことが原作を手にする契機になるなら、その方はラッキーだという考え方もあると思います。 ただ、キャスカ以外の「鷹の団」の面子とガッツの絡みはもう少し見たかったです。特に見たくもないコルカスの皮肉ばかりが目立っていました。もたつきを覚えたダンスシーンを削っても取り上げるべきだったと思います。 ガッツの「他人の夢に乗っからない」という信条はグリフィスがもたらしたもので、それが二人を分かち、後の運命的な展開へと繋がって行きます。物語的には序章の切っ掛けに過ぎないのだけど、これだけでも充分に見応えがあるテーマになっている。「ベルセルク」が多くのファンを獲得している所以は、やはりこの「黄金時代」の出色の出来映えにあるのだと思いました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-04-25 16:34:41)
8.  ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵 《ネタバレ》 
劇場へ行った人の多くは原作ファンなんだと思う。自分は行かなかったけど、この原作の序盤、グリフィスが人間でいる間は凄く好きで何度も読んだクチです。オープニングの攻城戦は良く描かれていて感心。ハリウッドの諸作を参考にしているのでしょう。原作の通りに進むストーリーの見どころはアニメらしい「動き」だと思いますが、それも良く描かれている。ガッツが単騎で敵に切り込むシーンの躍動感などはなかなか。ガッツの荒々しさとナイーブさが混じる内面の描写に関しては、グリフィスの言葉から自身の生き甲斐を見い出すシーンにもう少し感情移入したかった。総じて、原作のアニメ化という意味ではしっかり作ってあると思いました。でも、遅々として進まない原作を現時点で劇場アニメにするのはどういう意図なんですかね。どういう見通しで作ったかは分からないけど、TVアニメと同様に「蝕」で終わらせるつもりなのか、それとも劇場版が回を重ねる頃に原作がもっと進むと読んでいるのか。企画自体の足元が定まっていない印象は残りました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-10-17 01:47:02)(良:1票)
9.  ベイブ 《ネタバレ》 
とにかく子豚のベイブが可愛いのである。ベイブだけじゃなく、家畜系の動物達がとても上手に描かれていて、羊なんか丸々と温かそうでとてもユニークに映る。CGで動物たちの口の動きを、あたかも喋っているように見せ始めた頃の作品で、その会話に違和感はなく、動物達の性格付けも過不足なく、これぞファミリー映画って感じ。牧羊犬の文化がない日本では、あのコンテストの意味が良く分からないけど、豚というだけで笑い飛ばしていた奴らが拍手喝采するシーンに単純に高揚する。主人公が子豚なだけに、必要以上に子供が絡まなかったところが良かったような気がする。寡黙な農場主の親父が作品を安定させてましたね。噛み付きかねない迫力で羊を統べる牧羊犬がノブナガなら、言葉で懐柔するベイブはヒデヨシかな。猿じゃなく豚ですが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-24 22:40:55)(良:1票)
10.  ペリカン文書
はい、正統なサスペンスでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-19 23:13:24)
11.  ヘアスプレー(2007) 《ネタバレ》 
トレーシーが自分の体型に、これっぽっちもコンプレックスを持っていないことが、この作品を光り輝かせていると思いました。彼女が何もせずに普通に立っている姿に「ブルース・ブラザース」のジョン・ベルーシが重なった。トラボルタ母さんは、思い出しただけで笑いがこみ上げてきます。あれでダンスに往年のキレがあったらなぁ~。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-06 04:54:34)
12.  ペルセポリス 《ネタバレ》 
イランの女性が主人公の自伝的アニメーション。イスラム革命からイラン・イラク戦争へと続く混迷の時代と青春期が重なる。少女時代は、好奇心旺盛でイタズラ好きでロック大好き。イスラム圏の人たちも米英の音楽を聴くんだ、と妙なところに感心。というか、自分の中東イスラム社会に関する認識はその程度に浅い。情勢の変化で思想や言論が統制されると両親の勧めでドイツへ留学。留学先の自由な気風に触れて、そこに同化しようとするが馴染めず、自己嫌悪に陥り、自分を見失って放浪生活を送る…。というと、とてもハードに聞こえますが、アニメーションの優しい語り口ですんなりと観れました。留学先で彼女を苦しめたものは宗教観や民族の自覚で、西洋文化と自国文化の狭間で揺れ動くあたりがテーマ的には山場になっていると思います。母国意識が希薄なニッポン人の自分が言うのもなんですが、他国の文化を模倣しようとしても、彼女の中にそれらを受け入れる土台が無い限り、全て素通りして虚無感ばかりが募っているように見えました。お国によってアイデンティティの形成のされ方は異なるんだなぁと感じた次第。まぁ、難しいことは抜きにしても、イランの人たちの日常生活が女性の等身大の目線で見られたことは意義深かった。アニメーションが、重い時代背景を陰惨に見せないことに一役買ってます。ちなみにペルセポリスって、世界遺産に登録されているイランの遺跡ですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-06-16 08:08:38)
13.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 
時の流れに逆行して若返っていく外見には興味津々だったが、エピソード自体は特に笑うシーンも大泣きするシーンもない。肉体時間の逆行以外に特別な能力がある訳じゃなく、至って淡々とした暮らしぶり。大胆な設定から導かれるお話としては平板に思えるが、アクションやサスペンスではなく、あくまで人の一生をじっくりと描きたかったのだろう。出会いや別れの情景の中に、抑えの効いた演技が切なさを紡いでいました。ちなみに、ベンジャミンと接触した人のほとんどは彼の人生を数奇なものとは思っていない。見掛けと実年齢が極端に違うのは、聞かされない限り気付かない事で、ベンジャミンにとっては数奇な体験でも、周囲の人には普通の付き合いなのである。そう考えると、周囲が認知していないだけの数奇な人生は、実はたくさん存在するようにも思える。逆説的ではあるが、およそどんな人生も、他者が知らない数奇な側面を持っているのかも知れない。淡々としたベンジャミンの日常描写からはそんなことも考えてしまった。そういう意味で、奥深くはあったけど、面白いという類いではなく、感動するでもなく、妙な見応えの映画でした。
[映画館(字幕)] 6点(2009-04-13 01:16:45)(良:1票)
14.  ベルセルク 黄金時代篇III 降臨 《ネタバレ》 
あのシーン。性悪ゴッドハンド姉ちゃんが口にします。「愛、憎悪、苦痛、快楽、生死、すべてがある」。まことにその通りで、ファンタジー系のマンガであそこまで行っちゃったシーンは他に記憶が無く、そんな作品だから映像化による些細なイメージのギャップでさえマイナスポイントになってしまうのでしょう。 エンディングで「これは始まりにすぎない」とご丁寧にテロップが出ます。その通りですが、原作者に対するエールと解釈します。自分の心臓が動いているうちに、この物語の結末を拝みたい。本作を観て、改めてそんなことを思いました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-12-09 04:01:28)
15.  ペンギン夫婦の作りかた 《ネタバレ》 
ヒット商品「石垣島ラー油」のルーツを辿ると、そこには「国際結婚」と「離島移住」と「帰化申請」というトピックスがありました。たぶん、ほとんどが実話なのでしょう。 夫婦の関係という意味では、これはフツーでしょう。どちらもはち切れんばかりに健康なので(笑)、残念ながら死を乗り越えるような絆は描かれません。フツーに喧嘩して、フツーに仲直りする夫婦でした。 沖縄ムービーということでも、石垣島の自然がふんだんに、というタイプの映画ではなかったと思います。本気で美しく撮ったら、あんなものじゃありません。反対に、もう少し気合いを入れて撮れよと言いたいです。 知り合った島民の暖かさには魅かれるものがありました。南国らしい開放的で親密なコミュニティが描かれています。 帰化申請の審査って、あんなに厳しい(というか、意地悪な)ものなのかな、と思いました。 私も沖縄移住組ですが、いきなり八重山というのはなかなか勇気があります。これは希少な「成功例」でしょう。同時に「石垣島ラー油」のような商品は、地元の方だけでは産みだせなかったとも思います。 ちなみに、ペンギンとはご主人の帰化後のご夫婦の名字です。名字は自由に考えて良いらしい。「辺銀」と書くみたいです。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-07-30 18:43:07)
16.  ヘルタースケルター(2012)
眼福でございました。
[映画館(邦画)] 5点(2012-07-19 15:46:06)
17.  兵隊やくざ 《ネタバレ》 
勝手にもっとコメディっぽい作品を想像していたら、かなり真面目でした。太平洋戦争で日本の劣勢が顕著になってきた頃の満州。ロシア国境近くの帝国陸軍の陣地でのお話。ロシアとの戦端が開かれれば最前線になる場所だけど、戦闘シーンはありません。戦争と兵隊が嫌いな上等兵と型破りな二等兵の繋がりを通して、帝国陸軍の実情を見せる作品って印象でした。やってることのほとんどが、部隊間の喧嘩です。階級格差を盾に取った苛めも横行していて気分が悪くなる。元やくざの新兵二等兵を勝新が演じ、その規律に納まらない暴れぶりと反骨心をカタルシスにしていますが、私には娯楽作品とは映らなかった。製作から50年近くが経ち、当時はどういう観方をされたのかは分かりませんが、帝国陸軍の愚かな因習を見せてもらった印象です。あんなことをやってたら、実際の戦闘になっても機能的に戦えると思えない。日本が敗戦した原因の多くが、実は本作のような兵制の悪習にあったのではないかとも思われる。昨夏以来、太平洋戦争を扱った作品をたくさん観てきて、どうも私の視線は戦争責任や敗戦原因の見極めにフォーカスされているようです。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-02-21 23:13:27)(良:1票)
18.  蛇にピアス 《ネタバレ》 
えっ、やっぱりあの舌ピアスはホンモノなのですか。リアルではあるが、まさかね…と思っていたんだけど。う~ん。確かに↓【no_the_war】さんの仰ること分かります。「デビルマン」に出演するからといってデーモンと合体する必要は無い訳で、ちょっと体当たりの意味を履き違えている。原作は出版された直後に読みましたが、自分たちの体を傷つける行為には共感できず、イタイ描写が四肢の先端を縮こまらせただけで素通りして行った作品でした。映画になったらもう少し理解できるのかと思っていたんだけど結果は同じでしたね。一緒に住んでいても互いの本名すら知らないというのは、今の若者たちの間に本当にある関係性なのでしょうか? そこに実感がない限り、中年には理解できない映画なのかな…。吉高由里子は映画デビューから注目していた女優で、その初主演作として期待していたんだけど、自分の理解が及ばないことが残念でした。役者根性が据わっていることはよ~く分かったので、今後も期待します。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-11 22:48:11)
19.  ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
う~ん、自分は主人公に人間に敵対する側に加担して欲しかったな。エルフの王子が人間に戦いを仕掛けたのは、自分たちの棲家としてきた領分を侵されたから。それは充分に宣戦の動機になるんだけど、それ以上に掘り下げられないままに終わってしまうのが残念だった。主人公がエルフ側に付けば、嫌でもその部分が強調されるよね。テーマが掘り下げられるだけでなく、ストーリーもダイナミックに展開するはず。有りがちなヒーローものに一石を投じた作品になったと思うんだけど…。 この監督が表現するクリーチャーたちの世界観には独特のダークな見応えがあるけれど、それを活かす為にも、もうひと捻り欲しかったという印象です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-11-30 23:58:36)
20.  ベオウルフ/呪われし勇者 《ネタバレ》 
ここのレビューを見るまでは、評価がしづらい作品だった。というのは、良く作りこんであるにしてはストーリーがイマイチ淡白だし、CGを使っていることの意味合いが分からなかったから。バランスが悪い感じ。でも、もともとは3Dで作られていたんですね。3D映画って、ストーリーを重く深くして行くよりは視覚効果を生かす意味でシンプルにまとめる方が良いはずで、この映画はその考え方に沿って作られていたということでしょう。なので、普通の画面で観てしまうと違和感がある。思い返すと、立体に見えるなら効果的と思えるアングルを多用してましたよ。劇場で観るべきでした。 25年ほど前に観た3Dの「ジョーズ3」はシンプルすぎて内容が皆無に近かったけど、この作品はそこまで酷くない。極上のいい女に、私も含めて全てを与えると言われて首を横に振る男はいるのだろうか。少なくとも私は思いっきり縦に振りますな。なので、登場シーンは少なかったけどアンジェリーナ・ジョリーのキャストは成功だと思う。ラストのドラゴンとの一騎打ちは名シーンと言ってもいい出来映えで、平たい画面で観ていてもかなり見入りました。 評価はあくまで普通の画面で観た点数です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-12-18 04:16:50)
0170.80%
1462.16%
21316.16%
32069.69%
432315.19%
548322.71%
636917.35%
728213.26%
81758.23%
9733.43%
10221.03%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS