1. 夕陽のガンマン
「もうそこまでカッコよくしなくてもいいって!」と言いたくなるくらい無駄にカッコイイ映画。クリント・イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフの出会いの場面なんか最高。一歩間違えればコントになりかねないところで踏みとどまる(笑)。ケレン味あふれる映画。モリコーネの音楽も良いです。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-11-17 11:50:17) |
2. ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー
《ネタバレ》 前作(?)の荒唐無稽っぷりの反動からか、リアルなシリアス路線で行こうとしたんだろうけど、結果おそろしく地味な映画になってしまいました。「ストリートファイター」のタイトルが無ければそれの映画版だとは気づかないでしょう。その割に、しょぼいエフェクトの毛玉の塊みたいな気功拳は打つ。主演の女優さんはとても魅力的だったんですが。最後の決着のつけ方はちょっと後味悪すぎませんか。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-09-23 23:37:58) |
3. 海街diary
心地よい風が画面から流れてきそうな素晴らしい空気感。この「空気感」というのが最近の映画は希薄ですね。物語の方はというと、ちょっと登場人物全員が聞き分けがよすぎるというか、良い子ちゃんな感じが。もちろんみんなそれぞれ胸に抱えているものがあるのは分かるようになってるんだけど。登場人物たちがもう少し感情を露わにしたり、致命的にイヤな面が見えたりする瞬間があっても良かったのかどうか。それは下品、ありきたりでしょうか。 [映画館(邦画)] 7点(2021-09-20 19:50:35) |
4. タリーと私の秘密の時間
《ネタバレ》 独り身の男としては、なんだか複雑な気分にはなる。女性版ファイトクラブ?個人的には、不思議な魅力を放つシッターのタリーよりも、主人公の兄夫婦のほうが、「こんな人たちが現実に存在するのか・・・」と思っちゃうくらい充実しまくってる人たちでした。 [映画館(字幕)] 7点(2018-09-19 22:16:18) |
5. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 完璧とは言えないまでも、娯楽作品として一級品。港区壊滅シーンは息を呑んだ。 [映画館(邦画)] 9点(2018-09-04 01:41:07) |
6. サウルの息子
「本当に自分の息子なのか?」という部分は残しつつも、「遺体を埋葬したい」という至極まっとうな考えが、非常時にはまるでハタ迷惑な行為として扱われるのが怖い。 [映画館(字幕)] 8点(2018-09-04 00:02:58) |
7. ふきげんな過去
観客に想像させるつもりのセリフや演出ばかりで、コレといったものは魅せてくれない映画だった。 [インターネット(邦画)] 4点(2018-09-02 22:36:18) |
8. 銀魂2 掟は破るためにこそある
柳楽優弥のカッコイイ新選組演技とヘタレオタク演技の落差が楽しい。オタク描写は一見ステレオタイプっぽいけど、ほかの邦画のオタク描写よりも全然よかったです。CGは一部チープなところがありましたが、全体的には前作よりもクオリティアップしてると思います。未来都市風の風景など、なかなかのもんです。けどまあ6点やな! [映画館(邦画)] 6点(2018-09-02 22:31:13) |
9. インクレディブル・ファミリー
人気作、Mrインクレディブル超久々の続編。前作が作られた頃、ヒーロー映画は当然あったものの、マーベル・シネマティックユニバースも始まってなかったしウォッチメンもありませんでした。今作は、当時以上にヒーロー映画が量産されまくっているなかで、もう一度「ヒーローとはなんぞや」を問い直した意欲作だな、と感じました。悪役の問いかけは、今の映画産業や観客に対するものなのは明らか。その分、痛快さは控えめでダークになった印象です。これからヒーロー映画はまだまだ盛り上がるのか、それとも衰退するのかは分かりませんが、世の中の動きや価値観が大きく変わるとき、彼らがそれにどう向き合うのか。それを見てみたいので、続編は当分先でもずっと待ちますよ!とかいって2、3年後に続編出たらどうしよう(笑)。 [映画館(吹替)] 8点(2018-08-23 00:55:26) |
10. ウインド・リバー
《ネタバレ》 現実に確かに存在する犯罪を題材にしたサスペンス。ただ、近い題材の先発作品が凄すぎたために、自分としては少し霞んでしまった。クライマックスの銃撃戦なども、「あえてこういう演出ですよ」的な感じが鼻についてしまいました。とはいえ、ジェレミー・レナーの「長い間ずっとその土地にいる人」感はすごいなあと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2018-08-22 00:26:09) |
11. フランケンシュタイン(1931)
原作小説のほうが内容的には好きなんですが、原作とは違う設定と個性的なキャラクタービジュアルが大正解だったのは歴史が証明しておりますね。フランケンシュタイン博士の「It’s alive!(こいつは生きてるぞ!)」というのは映画史に残る名セリフ。世界中の、モンスターメイカーをはじめとするクリエーターたちの指針ではないでしょうか。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-08-19 02:11:26) |
12. レディ・プレイヤー1
札束で頬を引っぱたかれてるような気分になる超大作です(札束で引っぱたかれたことないけど)。日本のキャラクターも大活躍しますが、それ以外だとキングコングの暴れっぷりが最高!そうそう!コレコレ!って感じ。それにしても、ジュラシック・パークでCG技術を開花させた監督とはいえ、これほどのCG世界をスピルバーグは一体どうやって演出しているのでしょう。 [映画館(字幕)] 7点(2018-08-18 22:56:13) |
13. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
ストーリーはかなりムチャクチャなんだけど、これでもかと畳みかけられるアクションと騙し合いに圧倒されました。「ここがクライマックスかな」と思ってから山場があと2つくらいある(笑)。シリーズ集大成と言っていい作品ではないでしょうか。地味なところで好きなのは、主人公たちを追いかける脇役警官たちが結構頑張ってるとこかな! [映画館(字幕)] 8点(2018-08-18 22:48:29)(良:1票) |
14. エイリアン2/完全版
スーパーウルトラ娯楽映画(笑)。エイリアン1匹あたりの恐怖感は薄れてしまいましたが、そんなことは些細なことヨと、派手な展開がてんこ盛りの熱い映画でした。特撮が前作に引き続き素晴らしく、マットペイト合成など色んな手法を駆使して、巨大な宇宙基地を表現しています。「派手」なものはただ物量にものを言わせて作ればいいわけではなく、「派手」に「見せる」テクニックが必要です。他の作品でもそうですが、ジェームズ・キャメロンは本当に効率的・効果的な「見せ方」「魅せ方」を熟知した監督だなあと思います。 [DVD(字幕)] 10点(2016-11-23 18:14:34) |
15. シャレード(1963)
ストーリーはとても面白いのだけど、ロマンティックコメディ的な要素が、ユーモアというより滑稽に感じてしまうところが多かったかな・・・。スーツのままシャワー浴びるシーンとか「どうや!ロマコメやってるで!」感が強すぎて(笑)。それでもオードリー・ヘップバーンがとにかく綺麗でかわいい。わざと意地悪してビックリさせたり怒らせたりしてみたい。・・・ハッ、結局自分もこの映画のロマコメ要素に惹かれてしまっている・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2016-11-06 11:10:59) |
16. ターミネーター:新起動/ジェニシス
「マッド・マックス」の監督ジョージ・ミラーはインタビューで「日本の観客にも字幕なしで楽しめる映画を作りたかった」と答えたとか。それを聞いた上で思い出すと、ターミネーターのシリーズ初期はまさしく「日本の観客にも字幕なしで楽しめる映画」だったと思います。で、本作はといえば・・・字幕読んでも楽しめるとは言いがたい映画になっちゃいました。ダラダラダラダラ・・・。頭でっかちなストーリーになってしまったのが残念。 [映画館(字幕)] 4点(2015-09-18 19:06:55) |
17. キングスマン
コリン・ファースとサミュエル・L・ジャクソンが対峙する会話シーンは見物!ストーリー的にも、映画ファンとしても、ゾクゾクさせられる名場面。クライマックスはアクションてんこ盛りで楽しい。けど、それ以前に主人公の葛藤や成長が済んでしまっていて(ここまでは面白い)、ストーリー展開的にドラマチックなものが無いのが物足りなかったかな。コリン・ファースの意思が継承されるが如く、スパイグッズが実戦で活躍する様は気持ち良かったけれど。「ジャンゴ」とちょっと似てるけど、「ジャンゴ」の方が自分は好きだな。 [映画館(字幕)] 6点(2015-09-18 18:13:43) |
18. ダラス・バイヤーズクラブ
《ネタバレ》 難病モノ映画だと、元気だった人が段々憔悴していくという描写がよくあるけど、本作はそれとは真逆。ボロボロだった主人公がどんどん顔色が良くなっていく(笑)。ちょっといつもと違う新鮮な映画でした。南部の差別的で保守の男をただ批判的に描くだけでなく、カウボーイとしてのカッコよさを最後にキッチリ描いてくれたところが好きです。 [映画館(字幕)] 8点(2015-06-01 01:54:24)(良:1票) |
19. ボーン・レガシー
すべてにおいて中途半端な映画で、ガッカリ感しかなかった映画です。個人的には、悪役に魅力が無さ過ぎ。いかにもキレモノでございって顔してエドワード・ノートンが踏ん反り返ってますが、具体的なキレモノ描写はゼロ。全部主人公の後手後手になってしまっていて、クソの役にも立ってない。ナンバー3も思わせぶりに出てきた割に、ノートンと全く同じ理由で魅力ゼロ。あー残念。アクション自体は凄いことはしてるものの、ダラダラしちゃってもったいない。同じ年公開の「007 スカイフォール」は、アクションの中でもちゃんと起承転結があって、変化に富んでましたヨ。いかにも続編作る気満々の幕引きがより痛々しかった・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-05-28 23:56:28) |
20. シンデレラ(2015)
《ネタバレ》 良い意味で「正論バカ映画」。童話の主人公として清く正しいシンデレラです。父が亡くなったという知らせを聞いて、「お土産はぁ?」「また貧乏暮らしに逆戻りだわぁ」などとほざいていた継母たちとは違い、「ありがとう。あなたも大変だったわね」と使いの者を労るシンデレラ。そして誰もいなくなってから、初めて悲しみを表に出す。なんというジャスティス!「自分がつらい時こそ、他人に優しくしなければならない」という、道徳の教科書ばりの理想。逆にそういうところが堅苦しく説教くさく窮屈だ、と感じる人もいるかもしれません。ただ、理想は失わないようにしたいもんですナ。 カボチャの馬車も、CG使ってるとはいえ圧巻の美しさ。12時すぎて魔法がとけてしまうシーンも、全力疾走しながらどんどん元に戻っていくのが、それはそれで楽しい。これなら魔法がとけても、心のウキウキが冷めることもないでしょうね。 継母の結末も、気が利いてる演出。階段の中程でへたりこむ継母のアップが、手すりの柵ごしに撮られていて、まるで牢屋に入れられたかのよう。シンプルで、けどその後を想像させる映画らしいカットだったな〜と思います。シンデレラは許しても、「心の貧しさ」は彼女を許さなかったのだー。 [映画館(字幕)] 8点(2015-04-30 10:31:40)(良:1票) |