1. 69 sixty nine
《ネタバレ》 大好きな映画!主人公は周りを巻き込んで楽しいお祭りにしてしまうと同時に、楽しいことを必然的に吸い付ける様な、魅力に溢れています。ガムシャラに自分なりの“永遠”を模索し、それが正反対の“瞬間”であったとしても、笑っているに違いないと思います。『退屈な奴らに俺らの笑い声を聞かせてやるったい!』と叫ぶシーンは印象的で、確かに彼らの笑い声が自分にはビンビン聞こえちゃいました!(苦笑) [DVD(字幕)] 10点(2007-07-27 01:11:11) |
2. トト・ザ・ヒーロー
一番好きな映画です!自分の失われた人生を、死によって取り戻す最上の喜悲劇。他人であるから愛せた姉アリスへの思いと死の責任。アリスにそっくりな女性を死に追いやらぬために、客車で泣きながら去っていく姿。あまりにべらぼうな映画 [DVD(字幕)] 10点(2003-07-06 01:41:22) |
3. ディア・ハンター
確かに加害者であるアメリカからの一方的な見方しかしていないのは、残念です。しかしタブーであるベトナム戦争を正面から取り挙げたという事実は残ると思います。この映画が戦争批判に対する、引き金になったのではないでしょうか。 10点(2002-11-15 00:47:23) |
4. 天国の日々
<ネタバレあり>恋人を自分の妹と偽り転々とする設定に、不思議と引き込まれました。貧しさのために恋人を利用することで、最終的にはその代償を払うことになる。派手さはないけど、心に残る傑作!! 10点(2002-11-15 00:26:01) |
5. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
<ネタバレややあり>辛いことがあるとライカ犬の事を考える主人公。人間って苦境に陥ると、上を見るのではなく、下を見て生きていくもんだよね。ラストのボクシング放送が、イングマル少年の輝かしい未来を暗示しているようでホットしました。それにしても村の住人たちは、魅力に富んでるな~。 10点(2002-11-15 00:14:41) |
6. 未来世紀ブラジル
厳格な管理社会の中でロボットの様な生活をおくる人間が、唯一夢の中で人間らしさを感じる。夢の中の女性に突き動かされるも、最終的には夢までも管理されてしまう。未来世紀には人間性の残される余地は有るのだろうか? [地上波(字幕)] 10点(2002-11-15 00:01:50) |
7. ブリキの太鼓
社会の傍観者でいるために成長を止めた主人公は、叔父を事件に巻き込み、弟を自分の息子だと確信し、最終的には親殺しまで演じる。狂った時代と呼応するような倒錯の世界に圧倒されました。 [ビデオ(字幕)] 10点(2002-11-14 23:52:23) |
8. 暗殺の森
《ネタバレ》 ベルトルッチ最高の作品!!少年時代の忌まわしい体験から、周りから切り離された疎外感を感じる主人公。だからこそ、大衆に支持されるファシストに足を突っ込み、自分の疎外感を振り払おうとするが、やはりファシストにも成り切れず、一人車の中で身じろぎも出来ない。体制崩壊後にファシストの先導者に詰め寄る場面でも、大衆の行列が過ぎ去ると、先導者は意図せず流れの一部になるのに対し、主人公は一人取り残される事になる。自分の拠り所を確保するため、組織の一員であろうとするが、誰とも分かり合えない孤独な映画だと思います。 [ビデオ(字幕)] 10点(2002-11-14 23:18:10) |
9. ドラッグストア・カウボーイ
《ネタバレ》 青年が住み慣れた世界から、硬い意思を持って別の世界に踏み出す一歩を描いた映画だと思いました。主人公はドラッグに溺れ破天荒な生活を満喫する怪物ではなく、いつか最悪な状況が見舞う事を予感しているため、根拠の無い迷信を信じて、運を逃さない努力を惜しまない。しかし遂に運に見放され窮地に陥る。主人公は仲間の誰よりも完全に参ってしまい、最後にもう一度、幸運にも死体を無事に埋めることが出来たら、今までの生活から足を洗う事を誰言わず神様と約束をする。こんなに深刻な状況ではなくても、同じ様な経験は誰にでも在るのではないでしょうか?そして修羅場を乗り越え、普通の生活を送る為、約束の一歩を踏み出すが、突然の変化に仲間・周りの不良・刑事達には理解されない。この物語の悲劇は、二歩目を踏み出す事を許されなかった点にあると思いました。 9点(2005-02-07 02:07:58) |
10. 聖なる酔っぱらいの伝説
《ネタバレ》 主人公の唯一の所持品である誇りを、神がかり的な助けに導かれながらも、しっかり堅持する様に圧倒されました。酔っ払いだが、高潔な主人公に対する温情が、至る場面ににじみ出ていると感じました。そして最後の「神よ 全ての酔っ払いに、美しい死を与え給え」のフレーズには製作者が、酔っ払いに対して慈悲だけではなく、到着点として死を用意している事に驚きました。底知れない愛情の中に、絶望を含有した稀な映画かな・・と思います。 [DVD(字幕)] 9点(2005-02-05 03:41:01) |
11. ミッドナイト・エクスプレス(1978)
《ネタバレ》 アメリカ人である主人公はトルコ人社会を理解せず、刑務所内でも常に西洋人の同胞しか認めない。脚本がオリバーストンだけあって、単純な二元論的世界感により、お互いの世界が決して交わることは無い。しかしその手法によって、圧倒的な力で一気に映画に引き込まれた。ガールフレンドとのガラス越しの面会の場面は、余りに異常な情景で慄然としました。 9点(2003-10-24 21:47:53) |
12. ストレイト・ストーリー
真のロードムービー!!最初はトラクターで旅をする理由が分からなかったけど、徐々に旅の重みが伝わってきた。兄の死に際に間に合うのかヒヤヒヤしたけど、和解に言葉は不要なんですね~ 9点(2003-04-20 16:44:11) |
13. 死への逃避行
イザベラ・アジャーニがとても美しいのですが、やたら影のあるヒロインを演じており、死ぬために生きているのではないかと考えさせられました。まさに「死への逃避行」 9点(2002-11-18 23:53:55)(良:1票) |
14. 地獄の黙示録
<ネタバレあり>戦争の狂気を感じました。最初はサーフィンのために爆撃する米軍。次は敵が誰なのかを認識せずに、ただ戦闘している兵隊たち。最後は恐怖だけによって王に君臨するカリスマのマーロン・ブランド。川をさかのぼるほど、どんどんイカレてくる。戦争と言うより、殺し合いの深層心理を裏側から眺めた感じがしました。 9点(2002-11-15 01:27:52) |
15. シン・レッド・ライン
難しい!!でもテレンス・マリックは、今までの戦争映画のように、声高に戦争批判をするのではなく、人間の中には、戦争という文化があることを大前提に話を進めてる気がします。その枠組みの中で、それぞれの戦争を描いているのかな?的ハズレかもしれませんが、新しい視点をもった映画だと思いました。 9点(2002-11-15 01:14:22) |
16. 友だちのうちはどこ?
ドキュメンタリーの様な淡々としたストーリーの中にも、監督の優しい眼差しを感じました。大金やストーリー性だけが、良い映画を作るのではなく、映画への愛情が重要何じゃないのかな~。 9点(2002-11-15 00:58:27) |
17. ソフィーの選択
<ネタバレあり>メリル・ストリープもすごいけど、ケビン・クラインの演技に圧倒された。戦争によって愛する人を全て失った人にとって、狂人だろうと愛した人にまた取り残されることが死ぬより辛いだろうな~。 9点(2002-11-15 00:33:56) |
18. グリーンマイル
三時間という長い映画に正直しんどいかなあと思い観にいったのですが終わってみて短く感じたという事を思えばやっぱり良かったんだなあと思う。というかやっぱり僕的にかなりいけてます。泣きまくりでした。パーシーある意味、お前が主役だ。 9点(2002-02-24 00:00:01) |
19. レオン(1994)
レオンが死んだ場面、そして最後のマチルダの涙、今でも鮮明に覚えています。 9点(2002-02-22 23:29:09) |
20. ショーシャンクの空に
ティム ロビンスが屋上でビールを飲んだときの表情がなんともいえなかった。そしてあのポスターをどけた瞬間とっさに出たガッツポーズ、この気持ちみんななら解ってくれるのでは・・ 9点(2002-02-22 23:24:34) |