Menu
 > レビュワー
 > あばれて万歳 さんの口コミ一覧
あばれて万歳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1201
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345678
投稿日付順12345678
変更日付順12345678
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令
これ登録されたんですか…  島本和彦の「アオイホノオ」を地で行く(あの漫画にはあるあるしか感じない)同世代のオタクとしては、普通にレビューを書きようがない作品です。 レビューというより当時の思い出話風になりますが…  私が庵野さんと初めて会ったのはナウシカの巨神兵だったかマクロスのモンスターの原画を描きに上京してたときなんですが、その少し前に「愛国戦隊大日本」とペアで撮られた同人作品がこの映画。 当然、当時リアルタイムでDAICONの上映会で観た作品であって、こんなのまともに点をつける事なんかできません。  庵野が大学の課題で提出した「室内で撮られたウルトラマン」を原型に同人映画化したもので、撮影場所は確か鳥取だったと思います。バグジェルの爆発は想定の倍以上でスタッフは相当慌てたそうな。(実際あの火柱はかっこいい) この作品、何がすごいって登場するマットアローや街並みや基地は全てペーパークラフト。つまり紙を切った貼ったで自作したもので、それでこのクオリティなんですから「オタクってすごい…」としかいいようがありません。 その一方で出演者の演技は学芸会レベルのひどいもので、同じ演者でもまだ愛国戦隊大日本のときの方がまともに見えたんですが、これはこちらが内容をシリアスに振った分、素人演技が丸出しになってしまう事の影響でしょう。 (しかし一部日本劇場アニメに観られる声優を使ってないアニメの棒演技を思い起こせば大差ないようにも思えちゃうんですが)  演技をしようと一応がんばってる素人軍団を観ていると、普段当たり前のように観ている役者の演技って実はすごいんだな…と再確認させてくれる映画でもあります。  またこの主題歌の「戦えウルトラマン」は、本来の「帰ってきたウルトラマン」用に作られた主題歌なんですが、内容が暗すぎるという事で「ボツ」になったもの。 実際聞くとこちらの歌の方が断然かっこよくて、「え、これがボツになってあの間抜けな歌が主題歌になったの?」と当時は思ったものです。 またこのDAICON版帰ってきたウルトラマンのおかげでこちらの歌が広く認知されたためボツ主題歌にも関わらず今は普通にカラオケ配信されています。  演出は、当時のオタクとして当然の実相寺昭雄をリスペクトしたアングルとカメラワークなんですが、実際にこれを観た実相寺はこの作品を酷評していて「いや情け容赦ねーな」と思いましたとさ。  と、まったくまとまらずにオタクが知ってる知識を書き散らかすコーナーになってしまいましたが、自分の青春にリアルタイムで直結している作品故、低得点はありえません、とはいえさすがに10はないので笑9にしときます。
[試写会(邦画)] 9点(2023-07-09 13:38:58)
2.  ジョーズ3
「浪花」の事を毎回忘れていて、観る度に新鮮な気持ちで爆笑させてくれる、とても素敵な映画です
[地上波(吹替)] 4点(2021-11-22 18:35:20)(笑:1票)
3.  銀河英雄伝説 わが征くは星の大海
アマプラで配信されていたので久しぶりに観ました。  記念すべき銀英伝映像化第1作です。 当時、多くの人(オタク)がはまった銀河英雄伝説ですが、私はこのOVA版を観るまで原作未読。 「あぁこんな感じなのか、とりあえず原作読んでみるか…」で原作を読んで一気にその時刊行されていた版までは読み切ってしまいました。 沼にはまったわけですね笑  原作もこのOVA版も、ツッコミ始めたら切りがないくらいツッコミポイントがありますが、いかにもわかりやすいステレオタイプな舞台設定、ステレオタイプな(しかし魅力的な)キャラクター達。 いかにもな「お約束」をひたすら描いた事が人心をつかんでいたんだと思います。  このOVA版に関しては映像化第一作という点で、いろいろ難しいポイントもあったと思いますが、クラシック音楽を上手につかい、いい感じで原作の雰囲気を再現していたと思います。 特にクライマックスでボレロが使われている選曲は非常に秀逸で、私、このアニメでボレロという曲が好きになりました。  いろいろ今の基準でこいつを叩くのは簡単なわけですが、当時の雰囲気等含めて知ってる身としては「後出しジャンケンかっこ悪い」と思う次第です。 まぁ今の基準で言えば(トップをねらえなんかもそうですが)若本が2枚目役というところが一番ツッコミどころかもしれません。確かにあの頃はロイエンタールが若本で何の違和感もなかったんです、そんな時代もあったんです笑
[ビデオ(邦画)] 7点(2021-10-21 21:01:55)
4.  アリオン
1986年の春だったか期待せずに劇場で観たんですよ。 いや原作漫画がそもそもつまらないんで当然アニメにも期待してなかったんですが、若気の至りって奴でしょうか。 劇場公開されるアニメは全部観ないといけない!なんてオタク的使命感もあって、つい。  感想をひとことで言えば「安彦良和は絵だけ描いてればいい」で、絵はいいんですが、いかんせんストーリーが凡庸でありがちで駆け足でグダグダっていう退屈な映画でした。  大事な事なのでもう一回言いますが 「ストーリーと監督は他にまかせて安彦良和は絵だけ描いてればいいと思います」  クラッシャージョウの映画とかもそうですが、監督は向いてないと思うんですよね、マジで。  というかアリオンの声ってショウザマと同じだったんですね、なるほど…
[映画館(邦画)] 4点(2021-07-03 14:26:09)
5.  ミッドナイト・ラン
この映画は、だれが書いてもわりと同じような感想になるタイプの映画でレビューが難しい…という事でちょっと違った事を書いてみます。  この映画の役者のキモと言えば、デニーロの相方を務める会計士のデューク役を演じたチャールズ・グローディンでしょう。 ものすごくはまり役に感じるこの役ですが、そもそもこの役、最初はブルースウイリスがやる予定だったのです。 しかし、B・ウイリスが「ダイハード」を選んだためこの映画を降板。 結果としてチャールズ・グローディンが演じる事になったのですが、B・ウイリスだったらだいぶ映画の雰囲気も評価も変わっていたかもしれませんね。  さてチャールズ・グローディン、あまり日本での知名度は高くありませんが「デーヴ」「ウーマンインレッド」「愛が微笑む時」「ベートーベン」それに「天国から来たチャンピオン」等、「観終わった後にほっこりする映画」にばかり出演しています。 まさに「ほっこり俳優」「ハートウォーミング俳優」と呼んでも過言ではないでしょう。(個人の感想です) たとえば「天国から来たチャンピオン」では大富豪の妻と不倫し大富豪を殺そうとする少し抜けた秘書を演じてるわけですが、あの役など個人的に大好きです。  ちなみにこの映画も天国から来たチャンピオンも、地上波ではテレビ朝日の日曜洋画劇場で放送されているのですが、そのときの声優はともに羽佐間道夫。 特にミッドナイトランのテレビ朝日版吹替え版は(wikipediaによると)「吹替え映画史上最高傑作」と言われることもあるそうなのですが、いかんせん現在ではそれを観る方法がありません。 そこまで絶賛される吹替えならぜひ一度観てみたいものですが、果たして死ぬまでにその機会があるでしょうか…
[DVD(字幕)] 8点(2020-10-24 19:58:38)
6.  ランボー/怒りの脱出
1作目からキャラだけ借りて全くの別物のアクション馬鹿映画となっているわけなんですが、一般に認識されている「ランボー」のイメージは実はこの第2作以降のものです。 そう考えればこのシリーズをヒットさせてランボーというキャラを確立させた功績はこの映画にあると言って間違いありません。 グレムリン2で「んーランボー!」と言いながらモグアイが真似をするのも明らかにこの2作目のランボーですし。  さて、そのようなパターンは実はわりと沢山あって、わかりやすいのがエイリアン。 宇宙船だのエイリアンだのいうギミックを外してみれば実は地味なソリッドシチュエーション密室ホラーである「エイリアン」を、派手なドンパチアクション馬鹿映画にしたのが「エイリアン2」 ターミネーターなんかも似たパターンで(まぁターミネーターはまだ1作目の要素を残していますが)、2作目で派手なアクション映画に変身させて成功した映画というのは実は沢山あるわけです。  まぁ2作目というのは1作目を超える必要があるわけで、そうするとどうしても派手めにするのはしょうがないわけですが、そういう作品の嚆矢となって成功した作品ってなんだろう…と考えると、実はこのランボー2なんではないか、と思うわけです。  それまではレイダース→魔宮の伝説のように、1作目の路線をきっちり継承して続編を作るのが普通でしたから(代表的なのは007シリーズでしょうか)、まるっきり路線を変えて成功させたというこのランボー2というのはもっと評価されてもいいんじゃないでしょうか?  いや、僕が適当な事を書いてるだけかもしれませんが笑
[地上波(吹替)] 6点(2020-05-23 13:23:59)(良:1票)
7.  エンティティー 霊体 《ネタバレ》 
不純な動機で見始めて「あれ、この程度?」なんて思ってると途中からちゃんとおっぱいがでてきます。えらい。まぁさすがに短時間ですけど。で、この映画「実話を元にしてる」んだかなんだかわかりませんが、話にオチとかありません。そこが一番びっくりです。普通だったら「ヒロインの味方」という役どころのはずの精神科医。彼女のために必死ですが、しかし完全に間違ってます。「この現象はあなたの幻想です!」と主張しつづけるわけですから、映画を観てる側からすると完全に妨害者です。しかし劇中での扱われ方はヒロインのナイト役。この矛盾と違和感。まぁでもそれはどうでもいいです。結局、最後は放り投げられて終わりますから。あと、ヒロイン、あんな大きな子がいるから30代後半かと思いきや、[ 16のときに産んだ子」だそうで、だから32なんですね。たしかにルックスはそれくらいです、えぇ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-05-18 00:46:22)
8.  007/ユア・アイズ・オンリー
最近007シリーズを1作目から順に観てるわけですが、今見るととにかく全体にぬるい。 まぁそれは他の映画のレビューに書きますが、それがこのユアアイズオンリーあたりにくるとかなり現代の娯楽映画に近い雰囲気があってまぁまぁ面白く観る事ができます。  それはさておき、古い映画を久しぶりに見ると思わす発見があるもので、このユアアインズオンリーのスキーチェイスシーンで使われているBGM。これダイコン3オープニングアニメのチェイスシーンで使われてるBGMじゃないですか! あのBGMはユアアイズオンリーのものだったんだな…と今更になって初めてわかって感動したわけです。 考えてみれば両方とも1981年製作。ユアアイズオンリーのサントラを買ってBGMに使ったんだろうなぁ…と推測できるわけです。  ダイコン3オープニングアニメってなんだよ…という方はドラマもしくはコミックの「アオイホノオ」を観るとよくわかると思います。まぁググればすぐわかるわけですが…
[地上波(吹替)] 6点(2020-03-16 14:04:35)
9.  48時間
昨日、テレ東で放送されているのをひさびさに観たんですが、なんと吹き替えが最初期の「石田太郎と下条アトム」バージョンなんですよ! 私なんかが昔テレビでこの映画を観たときは当然「石田太郎と下条アトム」バージョンだったわけですが、その後見かけるバージョンはエディは山寺宏一(まぁ持ち役ですからね)、ニックノルティはだいたい大塚明夫のバージョンなんです。 そんな中、2020年の今テレ東で放送されたのが最初期の「石田太郎と下条アトム」バージョン! いやぁ懐かしい、これですよこれ。  もうこれ映画本体の感想でもなんでもないんですが、なんか原点を見た感じでめちゃくちゃうれしかったのです。 えぇうれしかったんですよ。  こういう映画の楽しみ方もあっていいですよね。
[地上波(吹替)] 7点(2020-03-05 13:08:14)(良:2票)
10.  テクノポリス21C
おー、これってレビュー数0だったんですね。  テレビシリーズの予定だったものの企画がつぶれたので、パイロット版を拡張する形で都市部で限定公開されたアニメなわけですが、当時田舎住だった自分は当然観る事は不可能で、のちにレンタルビデオでみたわけです。  「こいよ、とんでくろふね~」という主題歌は実にかっこよく、藤原誠はこの歌で認められてマクロスも歌う事になったという名曲なわけですが、カラオケ行ってもDAMでは配信されてないんで歌えないんですよね。 ぜひDAMでカラオケ配信をお願いしたいと思う今日この頃です。  って、こういう作品はレビューというより個人個人の思い出語りコーナーになっちゃうのはある意味しょうがない…というかむしろいい事なんじゃないでしょうか、うん。
[ビデオ(邦画)] 6点(2018-06-07 14:07:52)
11.  トップガン 《ネタバレ》 
今日のラテ欄でこの映画を放送しているのに気が付いたので、はじめてこの映画を観たときの感想をば。  この映画で何より忘れられないのが、劇中でMig28と呼ばれている飛行機が明らかに米国製のノースロップF5である事です。  おかげで初見のときに冒頭のMig28との空戦シーンはずーっと訓練だと思ってました。 実際、米軍で仮想敵を設定して訓練することはめずらしくないので、そういうシーンだと思ったんですね。 だって、どう見たって敵の戦闘機が米国製のF5なんですから、そりゃそう思っちゃいます。  おかげで、仲間のエースの方がなぜブルってるのかしばらく理解できず。  あぁ、あれはほんとにMig28という戦闘機の設定なんだ、と気づいてから、明らかに米国製じゃないそれっぽい飛行機用意しろや!と思ったのがなつかしい思い出です。 米国製の戦闘機を出して「ソ連の戦闘機だ!」と言われても「いやアメリカ製だよね…」としか思わないですし、ぶっちゃけしらけます。  だから途中でA4が出てきたときにも「これもソ連機って設定なんだろうか?」と余計なことが気になって気になって… つかアメリカ人は気にならないわけ??そこが不思議です。  まぁストーリー自体単純明快で非常にありがちなので、多少他のことに気をとられていてもストーリーの理解には問題ありませんでしたし、そもそもありがちすぎるストーリーで理解しようがしまいがさして面白くもないからどうでもいいんですけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2018-02-08 23:18:46)
12.  ブロブ/宇宙からの不明物体 《ネタバレ》 
※2018年に全面改訂※ 子供の頃に何回も観た「SF人食いアメーバの恐怖」と「2」、それにこのリメーク版ですが、最近はストーリーがどれがどれだかわかんなくなってました。  「えっとー床屋でアメーバに頭突っ込まれるのはどの話なんだっけ?」状態(ちなみに答えは「2」)。 そんなんじゃレビュー書けません。(そしてそういう「観たけどほとんど覚えてなくてレビュー書けない映画」は本当に沢山あります)  幸い、最近amazonプライムでこの映画を観る事ができたのであらためてそれぞれを整理する事ができました。よかったよかった。  さてリメイク版である、この「ブロブ」 オリジナルとの決定的な違いは「ブロブの正体が米軍の生物兵器だ」という設定が追加されそれに伴うエピソードが追加されてる事です。 これって、どうなんでしょう? これってまさに蛇足であって追加した事で面白くなくなっていると思うんです。 これ、正体はわからない方がいいような気がするんですが…  全体としてはリメイクにありがちな「トータルでオリジナルを超えない」リメイク映画になっている感はありますが、しかしこれ、子供が観たらトラウマになるレベルで怖い映画になっているのは間違いなく「SF風味ホラー」としては相当ちゃんとした映画になっていると思います。 未見であればおススメできるレベルのホラーなのは間違いありません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-10 12:09:52)
13.  インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
何しろ1作目2作目が大好きな私ですから、めっちゃ期待に胸ふくらませて劇場に行ったわけですが、わりとガッカリした記憶があります。 そのため1作目2作目は何回もリピート視聴をしているわけですが、3作目以降はそういう事もなし。 その評価が改まる事も当然ありませんでした。  で、その記憶でこのサイトのレビューを書いていたわけですが、4作連続放送というものがあったのであらためて連続して観てみると、あれ?そんなに見劣りしないじゃないですか。 劇場に観にいったときには勝手に期待値をあげすぎてたんですね。普通に連続して観れば、意外とその差はありませんでした。 まぁそれでも前作前々作とくらべれば改めて評価するようなポイントもないわけで評価はどうしても前作よりは落ちる事になりますが…  前作の評判がいい場合、続編はどうしてもハードルを上げれられてしまうため、必要以上に厳しい目で見られちゃうんだなぁ…と思った次第でした。  だがクリスタルスカル、おまえはだめだww
[映画館(字幕)] 7点(2017-11-18 14:11:20)
14.  北斗の拳(1986)
どうして秘孔を突くのかな 喧嘩をすると突くのかな 泣いて詫びても突くもんなぁ ひでぶ たわば お腹と背中が くっつくぞ
[ビデオ(邦画)] 5点(2017-10-19 11:36:33)
15.  デルタ・フォース(1985) 《ネタバレ》 
古き良き時代のナンセンス娯楽映画。  デルタフォースというと実在するアメリカ陸軍の部隊を思い出すし、映画中でもどうもその部隊を扱ってるようなんだけど明らかにチープで失笑しか出ない。 隊長がミサイル満載のバイクで走り回って敵を粉砕するとか、もはやお笑いでしかないでしょ。  馬鹿映画だからダメかっていうと、そういう事ではなく「中途半端に馬鹿映画」だからダメ。 設定とか一部のストーリーとかは社会情勢を踏まえた真剣な物だからこそ「ばんばんミサイル発射できる秘密兵器バイクで爆走」なんか出されてもアレルギーしか出ないわけですよ。  こういうストーリーの映画は「ガチ」か「ところん馬鹿」のどっちかでないとダメで、この映画はそのへんがほんと中途半端でダメダメです。
[地上波(吹替)] 3点(2017-10-04 13:12:17)
16.  ペイルライダー
もうベタベタに西部劇のお約束を積み上げたザ西部劇映画。  これだけ定番の展開であれば、大外れなどあるわけもなく最後まで面白く観ることができます。  が、しかし、残念ながらこの映画ならではの新しいものが何もないんですよね。 過去大量に存在する西部劇の名作群、特に「シェーン髪バーック」的な映画ですでに描かれた内容がわりとそのまんまであり、新作のオリジナル映画でありながらまるで架空の西部劇映画をリメイクしたかのような映画になっています。  1985年にはすでに西部劇は過去の映画になっていたわけで、わざわざ新作で映画を作るなら、何かその時代的な新しい要素を加えた方が意味があったんではないでしょうか。 たとえばリメイクであっても「3時10分、決断のとき」なんかは単純なリメイクではなく「今の時代の西部劇」として新しい要素を魅せてくれて傑作となっていたわけで、この映画にはそういう要素がないのは残念です。  とはいえ、「古き良き西部劇」をそのまんま新しく作るという行為にも、それなりに意味はありますから、それが必ずしもこの映画の弱点というわけでもありません。 「あえて言えばそういう要素がほしかった」というだけの話であって、この映画自体、十分面白いと思います。 ただ、新しいものが何もない、というだけの話です。
[地上波(吹替)] 7点(2017-08-15 21:17:54)
17.  ジョーズ'87/復讐篇 《ネタバレ》 
この映画のわりと序盤、息子が母親に訴えるシーンがあります。 「サメが特定の人間をおっかけてくるなんてありえないから!」と。  まさかの映画内自己ツッコミ。 なんでしょうかこのセリフ、製作スタッフの誰かがどうしても伝えたかった事なんでしょうか。  しかし悲しい事に、この映画ではサメが人間をおっかけて南の島までやってくるのです。 なんという哀しみ。バイバイ哀愁デイトです。  サメ映画の金字塔である名作JAWSには、続編として2~4が存在し、それがすべて駄作ぞろいというなかなか香しい作品群なのですが、幸いな事に映画自体の影が薄すぎてJAWSに続編がある事自体があまり知られていませんし、実際に観た人も少ないと思います。 有名映画の続編としてはそれ自体めずらしい事なのですが、しかしこの内容ですからそれはむしろ幸せな事だ思えます。  ただこの映画、JAWSという金看板をはずして色眼鏡無しでみれば、パニック物のサメ映画としてわりと普通のレベル…というか世の中にこれよりひどいサメ映画は沢山あると思います。JAWSという看板がついているため必要以上に点数が低くなってるわけですが、それもしょうがありません。 JAWSという看板はそれくらい重いのです。
[地上波(吹替)] 4点(2017-08-04 01:52:35)(笑:1票) (良:1票)
18.  ランボー
実にひさしぶりにこの映画を観た。  そういえばこの映画のレビューをここに書いてたのかな?と思って自分の書いたものを見てみると 「当時、ランボーマーボー天気予報、というネタを口にしなかった人がどれだけいただろう..」 という書き出し。 「おま!いや、俺だけど!」と思ってしまったわけだけど、確かにこの映画公開当時、そんなネタを口走ってたよな、と懐かしく思い出したのです。  さて映画の内容ですけど、多分この映画ほど未見の人に誤解されている映画も少ないのではなかろうか?と思われる映画です。  映画未見の人が描くランボーのイメージは、上半身裸でバンダナを巻いた、そう映画グレムリン2でモグアイが「mm--ランボー!」と真似してたランボーの姿であり、映画の内容としては「コマンドー」的なものだとイメージしてるはず。 (まぁランボーを観てない人はコマンドーも観てないだろうけど、それはさておき) 日本語で乱暴に通じるランボーというタイトルがさらにそのイメージを後押ししている面もあって、2作目以降はまぁそれでもいいんだけど、実はこの1作目はまるで別物。  70年代から増えた(実際アメリカで社会問題になっていた)ベトナム帰還兵ものというテーマを根底においた、わりとシリアスなアクションもので、そういう意味では未見の人にこそみてほしい映画だとも言えます。
[地上波(吹替)] 6点(2017-01-27 11:16:59)(良:1票)
19.  グロリア(1980) 《ネタバレ》 
初見はテレビだったような記憶があります。  レオンより先に観てるわけで、当然最初に観たときは「レオンの原型」なんて要素は知るわけもないわけですが(レオンが存在しないんだから当たり前)、とにかく子役のジョンアダムスがよろしくありません。  映画の子供が妙に可愛すぎるとあざとさが鼻につくわけですが、しかしこの映画のように子役がかわいくないのはもっとダメなわけで、この映画は「あざとかろうがなんだろうが子役はかわいくてナンボ」という事を教えてくれる映画であります。 そして、この映画を観てからレオンをみるとおそらくマチルダに胸ずっきゅんされることは必定。 子役のキャスティングの時点で決まっちゃう要素ですから、これはなかなか恐ろしい話です。 おばさんの方はカッコいいのにね。  さて、この映画にはシャロンストーン主演のリメイク版があります。 基本的な設定は同じなのですが、シャロンストーンが娼婦というか愛人でして、また出会い方も違うわけですが、その辺の設定の違いはあまり大きくなく、むしろ子役の出来で映画の雰囲気がだいぶ異なる一本となっている気がします。 わざわざ見比べるほどでもないですが、暇なときには比べてみるといいかもしれません。
[地上波(吹替)] 6点(2016-11-15 17:47:25)
20.  U・ボート
戦争映画というと「事実を元にしつつ派手にドンパチする娯楽作」が主流だった時代に全く違うスタンスで投じられた戦争映画の傑作。 公開当時、映画の内容とめずらしいドイツ映画(今のように多彩な映画が上映される時代ではなかったので)という事でずいぶん話題になったのですが、劇場に足を運びたくなるような映画ではなく後日レンタルビデオで観たのが初見です。 「潜水艦映画にハズレなし」を体現するような映画で、とにかく暗くて重いストーリーを類まれな緊張感でぐいぐいと最後まで引っ張って見せてくれたあげく、最後にはあっけないほどの虚しさを味合わせてくれる情け容赦ないストーリー。  観ている途中の圧迫感はほんとうにしんどくて、観ていてつらいのですがこの潜水艦に乗っている乗員同様逃げだす事が許されないのです。やっとほっとしたと思ったら最後のアレですからね… それほどの「潜水艦に乗ってる感」を観客に与えてくれる映画なんかそうはないわけで、この映画が戦争映画の傑作である事は間違いないんですが、しかし基本的に陽性の映画を好む僕としては「面白いか?好きか?」と聞かれると、素直に「うん」と言い難いところもある映画です。  それでも、それでも「…好きじゃないけど面白い」と最後には言わされてしまうほどの力がある映画で、紛れもない傑作であることは疑う余地がありません。とくに戦争の虚しさを味合わせてくれる有名なラストは、映画史上に残る傑作ラストシーンだと思います。
[ビデオ(字幕)] 8点(2016-11-12 11:16:33)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS