1. カサンドラ・クロス
約20年ほど前,まだいたいけな少女(小1くらい)だった私は,父といっしょに本作をテレビで見たのですが,怖くて怖くて,よっぽど衝撃的だったのでしょう,大人になっても「なんか感染症でパニックになる列車と橋のやつ」という記憶がしっかり残っていました。昨日,テレビで放映されていたので再見したところ,結構しっかり覚えていたようで,小児期の記憶にびっくりしました。今見ると,大して怖くないし,突っ込みどころ満載なんですよね。いろいろ経験して,スレちゃったのかな。自分の成長を妙なところで実感しました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-23 23:19:28) |
2. 誰が為に鐘は鳴る
昔の作品は公開当時にみたら,もっと衝撃や新鮮みがあっただろうに,昨今のいろいろな作品の味を知ってしまった後に見るのは,作品にとっても鑑賞者にとっても残念なことですよね,としかたのないことを考えたり。緩急のつけかたが古くさいなあと思ってしまう自分が哀しいっす・・・。ラストが,「ブラッド・ダイヤモンド」の主人公(ディカプリオ)の姿と重なりました。つけたしみたいだけど,ショートヘアのイングリッド・バーグマンがかわいくて,ピラーがかっこいいですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-23 23:07:48) |
3. チャイナタウン
ジャック・ニコルソンのダンディズム,セクシーさにやられてしまった良作。後半に判明する,ある家族関係に何とも言えない不快感を感じさせられますが,それもあの結末には必要な筋書きだったのでしょう。それにしても幅がある俳優というのは本当に素晴らしいものですね。キレてる変人キャラしかしらなかったので,前から好きではいても,まさかジャック・ニコルソンにときめいてしまう日がくるとは思わなんだ・・・。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-23 22:54:58) |
4. いつか晴れた日に
イギリステイストがある作品は上品で雰囲気があってよいですね。美人姉妹の恋愛騒動は結局落ち着くところに落ち着きそうな雰囲気ぷんぷんなので,比較的安心して見られますが,それにしても一難去ってまた一難という感じで結構目が離せない,おもしろみのある作品だと思います。それにしてもアラン様が素敵すぎる映画ですね。おじ様好き,美声好きな方は是非吹き替えでなく,アラン様の素敵ボイスもご鑑賞下さい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-23 22:47:23) |
5. シベリア超特急
23時からシベ超、引き続き死霊の盆踊りを最後まであきらめずに鑑賞した私を誰か誉めてくれ。 [インターネット(字幕)] 2点(2010-04-17 18:01:35)(笑:5票) |
6. 死霊の盆踊り
人生の中で、これほど何も残らない(いやむしろ何かが残りすぎる?!)二時間を過ごしたのは初めてだ。世の中にはすばらしい作品があふれているのに、そういうお話は意外とあっさり頭をすり抜けてしまい、脳にしっかりとこびりついて離れないのはあの魔の盆danceだったりする。ナンセンスで強烈なインパクトを、見る人すべてに与えているという点では確かに伝説になる作品だ。だがもう二度と見たくない。 [インターネット(字幕)] 1点(2010-04-17 17:56:23)(良:2票) |
7. アバター(2009)
心が羽ばたく。魂が空を飛ぶ。劇場の大画面で観る冒険譚は,やはりドキドキ感が違う。話の展開は王道中の王道。正直ネタも出尽くした感があるし,「ん?エヴ○ンゲリオン?」「ありゃ?攻○機動隊?」と思わせるような表現があるものの,そこは3Dという新技が十分補ってくれていた。映像美や技術力だけで作品を評価しようとは思わないが,今現在出せるテクニックを出すべきところでうまく使いこなせる技量,センスはすばらしいと思った。それにしても,既出の作品(スター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リングetc)の3D化&劇場公開をしてほしいな! [映画館(字幕)] 8点(2010-02-11 22:57:28) |
8. 未知との遭遇
《ネタバレ》 私にとってこの作品の前半の印象はSFでなくホラー…。子供は消えるわ、ドレイファス父さんはおかしくなっちまうわ、家庭は崩壊するわで、かなり不安感を煽られた。しかし、指先と指先が触れるように、五つの音が触れ合うあの瞬間、不思議な感動が満ち溢れた。人間同士だって心が通じ合うのはなかなか難しいから、気持ちを理解できたときとてもうれしい。その相手が人類以外だったら、喜びは幾倍になるか計り知れない。それにしても、タイトルどおりの「未知との遭遇」に対して、監督はなぜあそこまで希望を持てるのか不思議になってくる(宇宙船から光線がひゅんひゅん飛んできて人を焼き尽くすとかになりそうなのになぜか平和)。外の存在に対して、それだけ夢を持っていて寛容であるためなのかと勝手に思い、少しやさしい気持ちを分けてもらった気がした。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2009-11-16 10:03:54) |
9. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
正直、実話をもとにしたタイプの作品としては大しておもしろいとは思えなかった。それよりも、こんな人が実際にいたということが一番興味深くおもしろい。 嘘で塗り固めた青年時代を生き、誰も信じられなくなってしまった主人公を演じるディカプリオが情けなくかっこ悪く見えてすばらしい。けれどMVPはおいしいところをすべて持っていった、渋いトム・ハンクスですなあ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-16 09:51:41) |
10. CUBE
不合理で不条理で極めて不快。罠の出現へのハラハラよりも,人の悪意の方がよっぽど怖いし気持ち悪い。けど映画が感じ悪ければ悪いほど結末を見届けないと落ち着けないので,そういう意味では目が離せない作品だった。鑑賞後のもやもや感はここ最近で一番ひどい。これからお口直しに別の作品をみなきゃ。 [地上波(吹替)] 4点(2009-10-17 13:33:24) |
11. 明日に向って撃て!
主人公たちがどうしてもかっこよく思えない。むしろハンサムなせいで,よけいにヘタレで情けなく見えてしまった。同じ悪党ものでも「俺たちに明日はない」は割と好きなのに,何故だろう。先見の明なく,いきあたりばったりなところは似てるのに。違うのは,「俺たち」があっさり風味,「撃て」はしっとり叙情的で,ワルたちの人間味(情けと弱さ)を描いているところか。名作のはずなのに初見では琴線に触れなかったので,タイプではなかったのでしょう。残念・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-30 00:35:42) |
12. 泥棒成金
若いコをたぶらかすなんて,わるいおぢさんですなあ。主人公も話全体もマイルドな007といったところでしょうか。昨今のつまらん中途半端なサスペンス物に比べて,昔?のスリラー物は安定感があるので,犯人がわかってしまってもおもしろく鑑賞でき,さすがだなと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-30 00:19:34) |
13. バージニア・ウルフなんかこわくない
醜悪な会話のやりとりはえげつなくて,字幕でなく英語でしっかり理解できれば(したくないけど)もっとスゴいのでしょう。この毒気にまみれた言葉の応酬,かなり不快なはずなのに目を背けることができない,むしろ夫妻のことが心配で視線をそらせない。観客が見守る中で,あわれな中年夫婦はやっと一歩を踏み出すことが出来る。本当に哀れとしか言いようがないけれど,ラストの空気が憎悪からかすかな光へと一変してしまうところは神がかっていた。そばにいてくれる人の存在は宝。なかなか普段実感できないけれど,心の奥底では大切に思っているんだよ。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-30 00:13:06) |
14. グロリア(1980)
《ネタバレ》 強い女性に憧れてきた。スターリング,リプリー,サラ・コナー等々・・・。でも一番タフで,かっこよくてリアルなヒロインはグロリアだった。マフィアに追われていても,香水とハイヒールは欠かさない。命が危うくても,お風呂に入って綺麗な服を着る。つらくても,泣くより先に銃を抜く。脆そうだけど強く,そっけないけど愛情深い。そのギャップが彼女の魅力を引き立てる。グロリアは,戦士として,人として,なにより女として,誰よりも素敵です。 [DVD(字幕)] 9点(2009-09-29 23:53:51) |
15. ジュラシック・パーク
何度も見てストーリーはわかっているのに,テレビで放映されているとついつい最後まで見入ってしまう・・・。良い作品というものは,CG技術うんぬんなど関係なく,魅せる力を持っているのですね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-29 23:37:31) |
16. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
《ネタバレ》 この映画から得た教訓。 1.調子に乗ってつくった続編はやっぱり残念な感じ。この大きな壁を越えてくれる監督,脚本家は希少な存在。 2.恐竜を街で走らせるべきではない。ゴジラという神獣を生み出した日本で,終盤の展開はB級映画にすら届かない。 3.仮に2がウケを狙ったのだとしても,パニック映画における笑い要素は(良きB級でない限り)萎える。 4.マルコム博士は散髪をしてはいけない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-09-29 23:30:21) |
17. シャレード(1963)
公開当時に生まれていればもっとハラハラを堪能できただろうが,3D映画時代を生きる者としては,古き良き時代の映画,ということで安心してみることが出来る良作。蛇足だが,個人的見所は,①オープニング②パリの昔のメトロ③パレ・ロワイヤルの3つ。当たり前だが,昔の地下鉄改札が有人であったことに感動。フランス旅行の前後で見るとおもしろさ3割増しになるかも。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-13 15:37:31) |
18. サンセット大通り
《ネタバレ》 最近の映画を見慣れた後で,「昔」の作品を鑑賞すると,(ミステリーでは特に)なんとなく先が読めてしまっておもしろさを堪能できないことがある。しかし憎愛劇,ドロドロの人間ドラマに関しては,断然人間描写の掘り下げ度は昔の方が上だ(と思う)。トーキー前に活躍したかつての大女優の気持ちなんて,3D映画時代に生きている者にわかるわけなどないだろうに,なぜかノーマの心が理解できるような気がするのは,丁寧で緻密なストーリーが構築されているからなのだろう。歪んでしまった一人の女が最後に見せる晴れ舞台は最高にゴージャスで悲しく,鳥肌が立った。まさに悲劇の王女「サロメ」は彼女そのものだったのだ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-13 15:22:59) |
19. 刑事ジョン・ブック/目撃者
《ネタバレ》 ハリソン・フォードが大変すばらしいが,なによりアーミッシュ村にマッチョ刑事を送り込むという脚本がグッジョブだ。アーミッシュという,多くの人にとって非日常の世界を舞台にすることで,なんとも不思議な雰囲気を持つ作品だ。なにやら訳ありな刑事ジョン・ブックも,アーミッシュという文化にはとまどうものの,素朴な生活を送るうちに,彼の男性としての魅力が画面からあふれ出てくる。そう,スーツとネクタイでいる彼より,村で額に汗して働く彼の方が断然かっこよいのだ。優しいまなざし,たくましく頼れる雰囲気,そしてのどをつたうレモネード!!!ハリソン・フォードにどきどきしっぱなしだが,アクションもハラハラ良好,終盤の納屋での攻防はかなりの見応え。最後に彼は去っていくけれど,それでいいはず。またきっと,いつかどこかで二人は会える気がする。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-13 15:05:40)(良:2票) |
20. トランザム7000
サリー・フィールドがめちゃくちゃキュート。そしてムンムンしてるバート・レイノルズが男臭くて◎ [DVD(字幕)] 7点(2009-07-03 00:13:59) |