1. 明烏 あけがらす
《ネタバレ》 明烏とは名ばかりで内容は芝浜。 落語に詳しい人よりは予備知識ないほうが素直に楽しめたのかな?とは、思う。 落語に対するリスペクトはドラマのタイガー&ドラゴンの方が上かな? そんなことよりも吉岡里帆につきるな。 吉岡里帆だけで全然観ていられる。 男って結局ぶりっ子に騙されてるんじゃなくてね、 ぶりっ子の隠している努力の部分が一瞬見えてしまうことにドキドキするというか、愛おしく感じるんだよね。 ぶりっ子に悪い子がいるかどうかじゃないんだな。問題は。 吉岡里帆はその見え隠れ具合が俺的には絶妙。とても好きな女優さん。 何の話してんだ?俺は。 [地上波(邦画)] 7点(2018-05-14 15:34:47) |
2. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 うん、まぁその前評判のせいでこんなもんか、と正直なってしまったけど良かったんじゃないかな。 ストーリーの肝となる仕掛けもアイデアも良かったし。 かなり壮大な話になっていったので、ラストの締め方が地味と思うか、あれがいいんだよ!と思う人でまた評価が別れるのかな? 俺は地味だと思った。 [地上波(邦画)] 7点(2018-05-14 15:25:28) |
3. ちはやふる 下の句
まだチームが未完成だった過程が丁寧に描かれていた「上の句」と比べると、 淡々と描かれた印象がどうしても強くなってしまう。 ここから登場の松岡茉優も良かったんだけどね。ただ、それだけだったかな。 [地上波(邦画)] 6点(2018-05-14 15:20:47) |
4. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 これ、すごい名作になれたかもしれないのに三池崇作品でほとんど出てくる面白くないセンスのない下ネタは省いて他に時間使えや! というのが、ちょっと付きまとちゃった感じの作品。 13人というメンツが所々、あれ?結構あっさりやられちゃったこの人?っていうのが多すぎるし、 せめて松方弘樹、伊原剛志、古田新太、沢村一樹くらいが死ぬところはもう少し時間使おうよと思う。 そう思っても仕方ないくらい、これ必要でした?っていうシーンが多い。 各所で言われてる通り、稲垣吾郎の怪演の凄まじさだけが結果、記憶として残るんだよね。 面白かった。面白かったけど、やっぱり三池崇のセンスは自分と全然違うところにあるんだな、と思った。 これだけの映画を作れる才能があるのに、なんであんなセンスのない下ネタぶちこんじゃうのか。 それが、面白きゃいいのだが、どの作品も、これわざわざ時間を割いて入れる必要ありました? って正座させて小一時間説教したくなるくらい、この人の下ネタはセンスないわ。 [DVD(邦画)] 7点(2018-05-05 17:49:54)(良:1票) |
5. ちはやふる 上の句
《ネタバレ》 すごく面白かったですね。 原作未読ですが、原作が相当面白のかな? 個性的で様々なコンプレックスを抱えるメンツが頂点を目指す!という王道のスポ根精神から正面で向き合ってるので、 この手のジャンルが好きな人は安心して観られると思います。 個人的には、机君というガリ勉の子が勝てなくて、咬ませ犬にされて大会途中で帰りそうになるというくだり、の所でちょっと泣きそうでした。 とりあえず観てみるかくらいの感じで観たのもあるかもしれませんが、面白く感じました。 [地上波(邦画)] 9点(2018-05-05 17:39:12) |
6. 新宿スワン
そこそこ面白かったが、それはたぶん原作のおかげで、 映画としてはちょっと尺が長すぎた印象。 この手の話で2時間半近くは撮りすぎ。どれを削れば?という話にもなってしまうけども。 それでも数ある漫画の実写化の中では、それなりに不満もない出来にはなっています。 [地上波(邦画)] 6点(2017-04-02 16:18:22) |
7. 信長協奏曲
ドラマ版は設定のありえなさに序盤ついていけない感じではありましたが、 浅井攻めら辺から引き込まれました。 本作を見てるとやはり小栗旬と柴咲コウの力技による功績が大きいな、と。 特に帰蝶に関してはもう柴咲コウ以外ありえんな、と。さえ思います。 江口洋介版の戦国自衛隊よりは面白かったです。千葉真一には勝てないけど。 [地上波(邦画)] 6点(2017-03-17 23:09:58) |
8. 映画 暗殺教室
《ネタバレ》 原作が面白いので、とりあえず最後まで飽きずに見れました。 後編は原作が確か終わってない時期くらいに作られていたので、どういう風に仕上げたのか見てみたいです。 中学生には見えない子たちばかりでしたが、まぁ、それは良しでしょう。 リアルに中学生集めて変な芝居見させられるよりは。 [地上波(邦画)] 5点(2017-03-17 23:02:35) |
9. 映画 ビリギャル
《ネタバレ》 あー、なんだかんだいって私ってば、こういうベタなものが好きなのね、と思い知らされた作品。 「受験版ロッキー」の称号を与えても過大評価ではないでしょう。 有村架純の良さも存分に出てるし、その他キャストも存分に輝いています。 私が名古屋人だからというのもあるのでしょうけど、小ネタのチョイスもツボでした。(芥川龍之介の親、絶対中日ファンっしょ、とか) トリッキーで緻密な完全犯罪的な脚本が増えてきたけど、こういう大理石の灰皿つかんでガツーーーン!っていう感じなのが潔くて素晴らしい。 こういう観終った後に幸せな気分になれる映画が日本にあることは。もっと誇って良いと思うのです。 商業主義に偏りつつある匂いもありますが、それを匂わせていても力強い作品だと思います。 [地上波(邦画)] 10点(2017-02-24 23:02:17) |
10. 戦場のメリークリスマス
この作品の素晴らしさを全く理解できない私に問題があるのでしょうが、 まったく面白くないし、芝居も全員下手。話の組み立ても起承転結もなくだらだらと過ぎていくだけ。 音楽以外に誉めるものがない。なぜ、この作品が、かつて賞賛を受けたのかまったくもってサッパリです。 きっと私の修行が足りないのでしょう。きっとそうなのでしょう。 [地上波(邦画)] 0点(2017-02-24 22:44:13) |
11. グッモーエビアン!
《ネタバレ》 期待してなかった分、楽しめた。 「家族愛」というテーマが一応ブレていないからこその力技もありますが、 何より演者一人ひとりが素晴しかったと思います。 不満な点は、あんなに放任しておいて、相談もなく進路を就職に決めてしまった娘にたいして、ほぼ逆切れという対応でクライマックスへの流れへ持っていってしまったことですかね。 ある意味この映画で一番大事にしないといけなかった部分ですが、親子が揉めるには、 「そこ、親がキレていいところ??自分のせいでもあるだろうよ??」というのが、子を持つ親の層や、同じような境遇でそだってきた人らに、 きっと違和感というか嫌悪感のようなものも与えてしまったところかな。 あと、全然関係ないけど大泉洋の名古屋弁は上手だったけど、あんな喋り方をする名古屋人は昨今、おじーさんおばーさん世代ぐらいです(笑 [地上波(邦画)] 7点(2016-11-06 08:01:24)(良:1票) |
12. SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム
《ネタバレ》 個人的には前作の方が好きかな。舞台は埼玉からさらに田舎へ行き、群馬へ。 それはいいとして、やはり前作にあった「燻ってる人あるある」のリアリティが今作は主人公が女性に替わってしまったので、 失われたように感じた。 いや、田舎でくすぶっている女子もいるんでしょうけど、 僕も田舎育ちで、そのまま田舎に居てある意味田舎で燻っているのですが、まわりにこんなに熱く燻っている女子はいないので、 なんかピンと来なかったんですよね。人物像が。 前作の燻ってる男達はリアルにまわりにゴロゴロ居るので、これあるあるやなー、という部分が多々あったのですが、 正直嵌りませんでした。 田舎に住んでいる女子には投影できる部分はあるとは思いますが。 それにしても安藤サクラって二世だけど親の七光ってないところが素敵な女優さんですな。 正直ブスなんだけど、そんなことがどうでもよくなる世界でも勝負できる人材だと思います。 [地上波(邦画)] 6点(2016-10-17 22:09:26) |
13. SR サイタマノラッパー
《ネタバレ》 序盤「やばい、ついていけんかもしれん」と思いましたが、これなかなか深い作品だと思いました。 HIPHOPよりも現代の田舎出身若者の「あるある」として観ると凄い刺さる描写が多くちょっと考えさせられた。 要するにやりたいことはあるけれど、都会で勝負する勇気がなく燻っている若者たちの話。 芝居も下手なんだけど、それが逆にリアリティな味を出してるし、これわざとやってるんだったら凄い作品。 みひろも素晴らしかった。まわりが下手だったからもしれないけど、こんなに芝居のできる娘だったのか、と感心しました正直。 旅先で名物グルメの店を探してたら、迷子になって腹が空きすぎて仕方なく入った定食屋のアジフライ定食が旨すぎたみたいな。 なんか変な例えですいません。でも、そんな感じの映画です。 [地上波(邦画)] 8点(2016-09-25 20:11:28) |
14. 陽はまた昇る(2002)
《ネタバレ》 高度成長期の方々の情熱というか熱気は現代の枯れきった世代にどう映るのだろうか? 自分はモロにロストジェネレーションですが、正直団塊世代には酷い目にあわされてばかりで、 本当にこの人達の世代が、この偉業をやりとげたのか?と思ってしまうのですが、 まぁ、ハッキリ言ってしまうと僕らの世代も当然、ゆとりの世代も、 この頃バリバリ働いていた人たちにはやっぱり敵わないと思わされる題材ですよね。 労働基準法とか、働く人の色々な権利とか、まぁ、働く側にとっては良い時代になってきてるんだけど、 経済をもう一度再生させるとか、今のやり方では、絶対にできないわけで、 かと言って、あの頃の熱気を僕らが発せるかと言うとそれも無理なわけで、 映画の感想とは違う所に着地したわけで、 富良野は寒いわけで。 [地上波(邦画)] 7点(2016-08-01 21:29:13) |
15. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 各所で絶賛に次ぐ絶賛だったので、楽しみにしていましたが、 期待しすぎて、ちょっぴり絶賛しすぎではあるまいか?というのが、率直な感想。 序盤とラストシーンは良かったけど、悪戦苦闘している中軸が、もう少しエンターテイメント色を濃く出せば良かったと思うが、 その辺は個々の好みでもあるので、俺は楽しめなかった。というだけの結論。 でも、冒頭の長回しをカメラワークの工夫等でそれを感じさせないところとか映画好きにはたまんねぇんだろうな的な所とか、 監督のこだわりも随所にみられ、好評を得る理由もなんとなくわかる。 俺はライトな層なので、まぁ、ちょっとごめんなさいって感じです。 [地上波(吹替)] 6点(2016-07-22 21:40:56) |
16. ソロモンの偽証 後篇・裁判
《ネタバレ》 やはり全体的にグダグダになってしまった感が残る。 中学生という時期の葛藤や精神みたいなものを描きたかったのかもしれないが、 シナリオ自体も酷い。 掘り下げるところが苛められてる女の子に向いたほうが良かったんじゃないかな。 死んだ子がちょっとサイコなのがなぁ・・・。 [地上波(邦画)] 3点(2016-07-10 07:22:36) |
17. ソロモンの偽証 前篇・事件
《ネタバレ》 つまんなくはないのだけど、個人的には映画向きの話とは思えない。 中学生たちの演技に頼らなければいけないし、そして中学生たちがそれに応えた演技をしているかというと、やはり辛いものがある。 主役の子も一部では絶賛の評価を受けていたが、正直普通に下手だと思う。 他の作品を観てから判断したいところだけど、たぶん何やらしても同じタイプになっちゃうでしょう。 つまんなくはないけど、、、広げた風呂敷相当の作品ではないかな。 [地上波(邦画)] 5点(2016-07-08 21:46:10)(良:1票) |
18. TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
面白かった。宮藤官九郎は、やはり世界でも通用する映画監督だと再認識した。 突き抜けすぎて相変わらず窓口の狭い作品だけど、 その窓に入れさえすれば、そこには言葉で言い表せない世界が広がっている。 いまこんなパワーのある作品を作れるのは本当にこの人しかいないんだろうな、と思う。 たぶん、こういうのを真似して来年あたりからわけのわからん作品が増えるんじゃないだろうか、と 勝手に心配してしまう。 [映画館(邦画)] 10点(2016-06-27 21:58:11) |
19. HK/変態仮面
《ネタバレ》 変態仮面という作品の小学生くらいしか笑わないくだらなさの本質は珍しく実写化した映画作品の中ではブレていないと思う。 前半、やたら頻繁に使うCGやスパイダーマンにインスパイアというかパロディ丸出しで、 もうスパイダーマン変態仮面バージョンで行くのかな?と思いきや、 急にVシネ版「けっこう仮面」くらいの安い展開に。 まぁ、原作愛は制作側、演者側からも十分に感じられる作品ではあると思います。 清水富美加は「私、面白い演技してます!」という全開のオーラが出すぎてて苦手。 [地上波(邦画)] 6点(2016-06-26 08:49:10) |
20. Wの悲劇
あの時代センセーショナルな作品を多く輩出していた角川映画にしては割と地味な印象を受けたのだが、 30年前に観ていれば多少変わっていたのかな? 独特なセリフ回しであったり、アクション映画みたいなカメラアングルを狙っていたり、一筋縄で行かない部分も見受けられます。 原作とは違うアプローチで映画作品として違う話にしてしまうのは、あの時代ある意味センセーショナルだったのかもしれない。 さすがにファッションやメイクの部分で今見ても色褪せないとか思いつらいし、 薬師丸さん、世良さんの関係性や男女の関わり合いは、今の子たちが見てもピンとは来ないだろうなぁ。 あの世代の人たちは、どう感じたのだろう? [地上波(邦画)] 6点(2016-06-26 08:30:20) |