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おら、はじめちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 76
性別 男性
自己紹介 庶民の個性が尊重されても、アーティストの個性は尊重されない。
寺山修司、中田秀夫、アルジェント娘、アルジャーノンへ花束をフランス映画版。反語的マザコン。
愛されなかったというよりも、許されることのなかった子供。
ひと並みの人生は送れない。

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1.  天気の子
和製ではあるが、これがアメリカンニューシネマ最新作!  この映画が気に入った人は、「老人喰い」を読もう!! (アマゾンで検索してね)
[DVD(邦画)] 10点(2023-04-24 02:48:08)
2.  劇場霊
映画とはかくあるべしというお手本のような映画。レジスタンスの映画である。(わかった人がいないようだが)
[DVD(邦画)] 10点(2023-04-11 05:45:07)
3.  書を捨てよ町へ出よう
まともにレビューすると削除されることが分かっているので、婉曲的に表現する。  JTNewsの悪いところのひとつは、舞台で芝居を観たことがない人たちが、映画のレビューをしていることだ。
[映画館(邦画)] 10点(2023-03-28 05:00:44)
4.  若者のすべて 《ネタバレ》 
高校生の時に観たのが最初。 そして、 これほど好きな、というよりはむしろ愛着を感じる映画はない。 邦題はさすが、と言うべきである。 暗さを消し去ることに努力し、更に成功までしてしまった現代人には縁のない映画。
[映画館(字幕)] 10点(2022-08-01 03:10:07)
5.  ラストコンサート
なんだかラスト・コンサートを観始めてしまった。 どうしてだろう? 裁判がストレスだから? そういう意味では、この映画は特殊かもしれない。なぜって……。 逃げ場のなさや、行き詰まり感にこれほど似合う映画はないような気がするからだ。 シベールのものすごい切れ味とは対極にある。 かなしくはない。 いらだちとは違う。既に救いをもとめない感覚。 リチャードに共感しているからかも。  評論的なことを言うのは控えたい。 ただ、思っていたのとは全然違って、 映画作品としての完成度はかなり高かった。 というのも、画と音楽で語るからだ。 じゃあ、どう思っていたのか。 通俗的だと思っていた。 そして、通俗性を打ち消すだけでなく、別次元に昇華したのが、パメラの若さ炸裂っぷりだと思っていた。 だが、それだけではなかったのだ。これもまた、プロが作った映画だった。 それに加えてパメラ。 いやはや、この映画もまた永遠だったのだ。  あと、もうひとつだけ付け加えるなら、この映画は「邂逅モノ」だ。  JTNewsのレビューについて リアルタイムで観た人が多くレビューを書いている。 JTNewsのレビュワーは重箱の隅を楊枝でほじくってまでけなしたいらしく、読むとたいてい不愉快な気分になるのだが、今回は納得のいく意見が多かった。  DVDの吹き替えについて DVD用の吹替えを用意したのだが、あまりにひどかったので、TV放送時の吹替えを再録する権利を取り直したんじゃないか? DVDには両方入っているので、(怒りに我を忘れて)発作的に叩き壊していた、などというおカネの無駄遣いはしなくて済みます。
[映画館(字幕)] 10点(2022-06-23 03:11:51)
6.  カレの嘘と彼女のヒミツ
どうやら恋愛映画であるかのような売られ方をしたらしい。 そのため、この映画に恋愛を期待した人が低評価したのは、致し方ない。  20221030加筆 この二、三十年の間に作られた映画の中で最高傑作!  これを観てコーフン出来ないなんて、はっきり言ってどうかしてる!   力石や印南に匹敵するバーバラ・キャンベル・ハイフン・ダン。 突き抜けた名セリフだって、目白押しじゃないか。  なぜ、この痛快さがわからないんだ?  なによりも・・・、見事だった。 「これが私の最高傑作」
[DVD(字幕)] 10点(2021-12-16 04:34:53)
7.  クリスチーネ・F
この映画は、最初に高校をさぼって、観に行った映画。今でも、非常に好き。レクイレム4ドリーム(最近)では、すでに罪悪感がなくなっているらしい。質問なんですが、ビデオとかで出ていませんかね? たしか、配給はヘラルドだったはず。
10点(2002-11-08 04:24:44)
8.  去年マリエンバートで
え? これは10点でしょう。むかし、自主上映の団体があって、赤字がひどくなると、この映画で急場をしのいだ訳です。
10点(2002-11-08 04:19:35)(笑:1票)
9.  シベールの日曜日
子供のころにテレビで見た。中学生だか高校生のころに映画館でリバイバルがあった時に、すぐに判った。ずっと、あれがなんだったのかと思っていた。すいません、ぜんぜん書けません。人生の中でもおそらくはベストです。ここでこれを書くのもなんですが、大昔の映画だけが輝いていることが、情けないです。
10点(2002-04-26 07:14:26)
10.  ナチュラル・ボーン・キラーズ
ふむふむ、賛否両論と。判らなかなった人も多いと。なるほど。2回目を見る直前にドアーズを見たんで、よっく判りましたけどね。最初はwowowで見たんだけど、あのオープニングって、絶句モノによくない?見る気なかったのに、最後まで見ちゃったモン。ついでに、「生まれついての殺人者」から一気に暴動になっちゃう飛躍についてけないと、面白くないかもね?
10点(2002-04-26 05:17:13)
11.  耳をすませば(1995)
甘ったるい映画である。いわゆる青春モノであって、ジャンル的にはよくある類であろう。しかし、9点を付けて見た。8点が映画としての最高の点である。とすれば、9点は? 人の意志が具体的な力を持つに至り、かつ、それに自分が感応した場合の点かな。 この映画を表現するのに、高揚感という言葉を使っている。 高揚感を説明するのは、難しい。そこで、いくつか同類と思われるものを挙げてみようと思う。映画で言えば、「ナチュラルボーンキラーズ」が妥当なところか。しかし、ここではコミックの「Big Heart」というのを挙げておこう。これには「ジョ-のいない時代に生まれて」との副題が付いていて、むしろこっちの方が端的である。要するに、かつての挫折とセットでしかあり得なかった高揚感ではなく、リアルを求める気持ちである。この気持ちは純粋なモノであり、極めて社会と折合いをつけにくい類のモノである。すなわち、ある特定の状況下でしか、リアルを感じられないようになる。例えば、落合信彦は石油採掘の山師だった。シリコンバレーのトレジャーハンターも近い線だろう。あるいは、幸田真音の「インタンジブルゲーム」でもよい。幸田真音はNHKでドラマ化されたのをきっかけに、メジャーになったと思う。日本人にイメージできるのはソロスくらいで、それも名前を知っている程度の知識のようだが、銀行でトレーダーとかディーラーと呼ばれる、自己売買してサヤを稼ぐ人種を主に扱っている。さて、高揚感には、2つの側面がある。まず表面的な特徴として、人格をかけたリスクが存在する事。これがあるからこそ、高揚感はスパイラルを描きながら、自ら高みへと上昇していく。そしてもうひとつは、その起源である。モノを生み出そうとする、ヒトにしかない、根元的な欲求である。知恵と罪とが同じものの別の側面であるとして、それゆえに人を人たらしめる本能がこれである。 以下は、ファンタジーであり、私の勝手な妄想である。 この映画には、高揚感がある。 だから好きなのだ。そういう話をしていると、こんな話を聞かされた。これを撮った人は、この後、すぐに死んでしまったらしい(すなわち遺作でもある)。 それで、なるほどと思った。 根拠はない。しかし、この映画を見る限りこの人、そのことを知っていたか、あるいは予感していたのだと思う。そうでなければ、これほどただ、ひたすらに証明する必要はなかったのだ。 この話を聞かされる以前は、創作活動に埋没していく時の高揚感に、共感していた。例えば、お父さんが「娘が物語以外の本を探しているのを初めてみた」というセリフは、犠牲を意味している。全ては手に入らないのだ。しかし、この話を聞かされた後では、自分が感じていたものが形を為していた。 死ぬ前に、どうしても撮りたいと、思った。その気持ちにこそ、私は共感する。 目前の死に対抗するために撮ったのがこの映画だとすれば、これほど相応しい映画もあるまい。 恋はきっかけだったかも知れないが、高揚の対象ではない。高揚の対象は、作る事、生み出す事であると言えよう。それが証拠に、撮り手はこんなエピソードを挿入している。 研ぎすまされた創造の欲望は、時に知り得るハズのない真実を期せずして云い当てたりするモノである。これ自体、ほとんどファンタジーなのだが、まんざらあり得ない話ではない。ウォーホルお抱えの刷り師殿が、「どうも、何度刷り直しても死んだようにしか刷れない。おかしい」と、悩みはじめて数日後にウォーホル本人が死んじゃったとか、前述幸田真音が銀行不祥事の話を小説にして、1年たたないウチにまるきり同じ不祥事が新聞をにぎわせたとかね。 物語の話から作り手の話への展開。「きっとこの時計を作った職人が届かぬ恋をしていたんだよ」 ならば、この映画自体の作り手が劇中以外で真に欲していたものは? この映画には、創造の欲望が満ちている。それは断ちがたい未練であり、存在証明である。清廉にして、切実なこの欲望は、情動であって、より平易に云えば、すなわち「生きたい!」なのだ。 さて、ここまでは仮説である。そこで気になって、調べて見た。 1950年3月31日、新潟県生まれ。1998年1月21日永眠。死因は、解離性大動脈瘤。享年47歳。(出典:「ジブリデータベース」http://www.kt.rim.or.jp/~fjwrmsyk/cgi-bin/database.cgi?KEY=KONDOUYOSIHUMI) 公開(封切)年月日は、1995年7月15日。(出典:「日本映画データベース」http://www.jmdb.ne.jp/1995/ds001690.htm) その間、約2年半か。こりゃあ、(知っていた事について)仮説は仮説のままかねえ。 その他、雑感。 バイオリンの第一声は、あまりにも、うますぎないか。※ 歌えと要求されて足で拍子をとるシーン、しかしこれは女の子のドキドキでもあるのだ。わたしもドキドキした。 なお、挙げ足取りがあるようなので、見解を示す。脚本も良く出来ている。野球部の件など、ちゃんと説明されている。キャラクターの心の機微は、これ以上説明するべきでない。「結婚しよう」も定着したいと思うに至る過程が説明されているので、それはそれでよいのだ。 ところで、ここでひとつ社会問題について、言及しておきたい。女の子は、あっさり負けを認めた。つまり、もっと勉強しなくちゃと(対象が小説なので、妥当)。これは、一所懸命やったからこそ到達した観念である。今、大人たちは負けを認める能力を失っている。その理由は、単純だと考えている。彼等は、自分の人生を賭けたりはしなかった。ただ、濡れ手で粟とか、一獲千金とかを夢見て、自分がすでに失敗している事からも目をそむけている。もっと、一所懸命生きろよ。それから、行政にすがるのをやめろ。(個人的なストレスです)※ミケランジェロのピエタには、聖母マリアが若すぎるとの批判がある。心に映る映像と目に見える映像には、隔たりがある。特に、これは時間が経てば顕著である。いい悪いの問題ではないし、目に見えたものこそが現実だともいいきれない。男の子の弾くバイオリンは、女の子には圧倒的にお上手に響いた事だ
9点(2003-03-09 05:29:48)
12.  キャリー(1976)
え、そう? 別に恐いかどうかはどうでもよくて、化け物は哀しくなけりゃいかんだろう。フランケンシュタインの怪物とならんで、キャリーは哀しい化け物の二大巨頭だっつっ!! おれは大好きだね! むしろ、恐いと言えば、お母さんでは・・・。あ、そうそう、ラストシーンはあんまり好きではない。
9点(2002-11-08 06:07:34)
13.  パリ、テキサス
やっぱり、ナントカベッドのCFでしょう。当時おかれていたカツドウをとりまく(というよりは、社会の)状況の限界を示したと思います。(すなわち、この映画は時代の中での限界に到達していました)それは、とても情けないことでした。私はこの映画をきっかけに、カツドウへの夢を断ちきる方向へ向かいました。
9点(2002-04-28 03:02:36)
14.  MAMA(2013)
ああ、これはええハナシやったあ。 こういうハナシを求めていたんだ。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-04-26 04:25:50)《新規》
15.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 
観る前はバカにしていたが、実際観てみると、予想外にもかなり泣かされた映画だった。 冒頭、教頭が言う。鶏じゃダメなんですか? うん。じつにまともな意見だ。 観始めてすぐから主人公の先生が、やたら罪作りなやつに見えて来る。  例えば、台風の日にPちゃんの世話をしにくる子供たち。名前を付けた上、こんなに世話してたら、もはや絶対に喰ったりなんかできないだろうなあ。  小学六年生の議論が続く。これは学園紛争の映画だ。 Pちゃんがいなくなる。見つけた時には捕獲のひと等によって連れ去られようとしていた。いちご白書が脳裏をよぎる。 足にしがみついて阻止しようとする男の子たち。その中にはPちゃんを食べようと言い、ついさっきまでPちゃんがいなくなってよかったと言っていた男の子も交じっていた。うを!  ラストにもう一発衝撃的な場面が用意されていた。 食肉センターのひとたちにとっては、子供たちが愛したブタではなく、たんにこれから肉として加工される豚。 衝撃的だった。 せめて肉屋(クラスの中に肉屋の息子がいる)の親爺くらいの人物であってほしかった。 ブタは生き残るもんだと勝手に思い込んでいた。この場面に出くわすまで、どこで反転するんだろうと思っていたくらいだから、この場面には俺自身がうちのめされた。  そして荷台にブタの載ったトラックを追って走る子供たち。うーむ。さよなら、僕の友達。  なるほど、これはいい映画だった。  いい映画に対して評論的なことを言うのは差し控えたいが、撮り方のうまさなのか、26人もいる子供の区別がついたことは、驚嘆。  けっきょく学園紛争の闘士たちは、(ファッションだったやつ9割を除けば)この映画に登場する子供たちと同じで純粋だったのだ。   劇中で「正解はありません」などと小ぎれいなことを先生が言っているが、それはめくらましに過ぎず、正解はあらかじめ決まっていた。 「食べるってことは命を受け継ぐってことなんだ」などといった舐めたセリフ等によって、「命あるものを頂くという意味」を問う「重いテーマ」を持った映画だと誤解した人が多いみたい。 作り手はそんなこと考えてない。元からニュースになったりドキュメンタリーになっていたらしく、おそらく便乗しただけだ。  俺は単純に、悲劇として、かなりの感情移入をもって観た(おそらく甘利花を通して)。 それは、だいたいこんな感じだ。 自分は畜産農家に生まれた。初めて自分がメインで育てた家畜。名前も付けて一所懸命育てた。喜びも悲しみも共にした。でも。 売られちゃった……。 けっきょく、そういう衝撃(純粋で小利口じゃなく初体験だったから、衝撃になった)を登場人物や舞台設定を変えて、現代風に描いた映画だった。  その意味で希望(子供にだけ許される無邪気かつ理想的な希望)を打ち砕かれる映画だったし、歴然と悲劇だった。そして悲劇であるがゆえに! 俺はこの映画をとてもいい映画だと思ったのだ。  うん。じつにいい映画だった。  (売っただけで、自分たちで食べるという当初のゴールは達成しなかったはずだ。クラスの半分が食べたくないと言っているから。つまり食肉に加工してもらって(この場合は加工賃を支払う)戻ってきたわけではない。単に売っただけ。その点において、まさに農家と同じだった。そして売り上げ金はブタの法的所有者だったはずの先生の懐に入ったはずなのだ。これは先生を批判している人の批判の内容が的外れであることを意味する)
[DVD(邦画)] 8点(2023-04-23 06:01:59)
16.  細雪(1983)
ひさびさに観ました。まさか、ここまで見どころ満載映画だったとは(絶句)。  ここまで話しに起伏がないにもかかわらず、緊張を持続したまま見させたのは、甘い生活に似ています。  能って独特の緊張をまわりにいる者(たいていは観客)に強いるものなんですが、この映画にもそれがありました。和というものは、本来けっしてみやびなものではなく、一種の殺伐さ、研ぎ澄まされた感覚を言うのだと思いだしました。  見どころのひとつは着物。市川崑きものを語るというメイキングみたいなのがついていたんだけど… なんと制作費の七割が着物代だったと聞いたことがある(メイキングにはなかった。だったら、どこで聞いたんだろ?)。いったいいくら掛かったのか? そりゃ、すさまじいはずだわ。  あと、岸恵子と言えば、私の中では別格中の別格、マレーネ・デートリッヒよりも岸恵子のほうが更に格上なのである。 <- 絶賛するにもほどがあるってレベル。 コーフンし過ぎて乱文になっちゃった。
[DVD(邦画)] 8点(2023-01-22 01:55:12)(良:1票)
17.  嫌われ松子の一生
この映画の主人公のような女性を知っている。 彼女たちが不幸になったのは、自業自得ではない。  彼女たちが「依存」しているかのように見えるのは、あなた方が既に与えられている側の人間だからに過ぎない。  ラストは商売上の理由でこうなっただけだと思う。個人的には、そこで迎合したのは気に喰わないが、逆に言えば、だからこそウケたのだと思う。  下妻とこれ、二本立て続けにスマッシュヒットを放ったこの監督は、告白以降失速した。(売れたかどうかではなく、単に売上だけを目指して成功した恥ずかしいやつに堕落した。要は無残にも中身がなくなっていた。そして、話しを戻すが、この映画のラストでしたのが迎合だったと監督には自覚できなかったことが、その原因だ。その意味で、この監督は既に消費された)  TAMAKISTさんのレビューがよかったんで、書く気になった。
[DVD(邦画)] 8点(2023-01-08 03:26:43)(良:1票)
18.  野良犬(1949) 《ネタバレ》 
注意。超ネタバレ。  この映画は、真夏の暑い夜、野外上映会(俺が子どもの頃には夏休みの一日、たいていそういう日があった)で観たかった。今は夏だが、エアコンの利いた部屋で観た。格好悪い俺(この格好悪さは、三里塚のドキュメンタリーをDVDボックスで買うプチブルっぷりと共通している)。  ラスト付近。 刑事が犯人を捕まえた後。二人ともへとへとになって倒れ込んでいるところ、朝の通学なのか、子供たちの歌声が聞こえる。姿は見えない。 画は花や虫のアップだ。スゲー(これじゃあ黒澤が歴史にその名を刻んだのも無理はない) 犯人は泣き始める。 その言い知れぬ後悔は俺にも伝わってくる。 「ぼくたちはかがやく陽射しを目指すべきではなかったのか」 <- ここは一種のなぞかけになっている。ほとんどの人はわからないはずだ。  妙に大いなる勇者を思い出させる映画だった(が、もちろんこっちのほうが早い。内容も全然違う)。
[DVD(字幕)] 8点(2022-07-07 02:55:10)
19.  居眠り磐音
二番目に殺される悪役! ものすごい好き!  これを観て気付いたんだが、どうやら俺は業深くないとダメみたいだ。  あんまりおもしろかったんで原作を調べてみてびっくり。大長編じゃないの・・・ うん。出だしの部分だけ映画化するんじゃなくて、最後まで映画化してほしい。50作くらいになっていいから。  風景がちょっと時代劇っぽくなかったけど、最近の時代劇はまるっきり現代劇でカンバンに偽りあり状態のばっかり(例えば関ケ原。あんなのを子供が時代劇だと思ったら困るだろバカヤロ)、そういう中で、これは時代劇に見えた。その点でも、まったくもって、まともだった。
[DVD(邦画)] 8点(2022-06-26 02:39:25)
20.  嘆きの天使(1930)
子供の頃に見た時には、一種恐怖を感じた。そして、堅物にはならないぞ、と心に決めた。 おそらくは主人公の年齢を既に超えている今。 甘美さを感じる。 落ちぶれたと言われ、世間から蔑まれたとしても、本当は俺もこうなりたかったのだ。
[地上波(字幕)] 8点(2022-04-25 03:59:19)
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