Menu
 > レビュワー
 > ゆうろう さんの口コミ一覧。10ページ目
ゆうろうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123456789101112
投稿日付順123456789101112
変更日付順123456789101112
>> カレンダー表示
>> 通常表示
181.  借りぐらしのアリエッティ
田舎にやってきた子供がなんかヘンなもんと出会う、という意味ではトトロと一緒ですね。ただ、こちらはトトロ(小人)の側から人間を描いて・・・いるのかな?(笑)。小人視点の映画であることは間違いないとは思いますが・・・。ディティール描写は細かいですが、どうもそのへん曖昧で、焦点があやふやに感じます。脚本宮崎駿のなかではテーマやメッセージがキッパリあるんだと思いますが、「わかりやすい型にハマったカタルシス」はあえて回避しています(もののけ姫以降全部そうでしょうが)。その方針は理解はできるけどやっぱり物足りなさも感じるのです。宮崎駿が直接監督するならお好きにどうぞ、で済みますが、「若い人に企画先行でやらせる」ならもっとオーソドックスにやっても良かったのでは。そこまで俗なことはやりたくないのかね。「トトロ」で例えると、「クライマックスでトトロとネコバスが登場せず、自力でメイをみつけて病院まで行きましたオワリ」という感じ。 上質な映画ではあると思いますけどね。
[映画館(邦画)] 6点(2010-07-21 23:04:13)
182.  アップルシード アルファ
ひとまず、日本でもフォトリアルなフル3DCGアニメーションが、当たり前のように鑑賞できるだけでもひとまずヨシ。あとは内容と演出だ(笑)!「いつもの日本SFアニメ」の焼き直しで、せっかく技術的には見応えのある映像なのに勿体ないなあ、という感じです。あと、セルルックではなくフォトリアルにしたことで映像のハードルが上がってしまったためか、逆に違和感を覚えたり、カメラワークの演出で物足りなさも感じる部分が沢山ありました。たとえば、デュナンは荒廃した世界で傭兵をやってるのに、髪の毛はCMのようにサラサラヘアー。双角は何度も爆発に巻き込まれてるのに(ちょっと笑える)、ボディやズボンに傷汚れが全然なくて綺麗なまんま。セルルックなら気にならなかったんですけどね。カメラワークや構図で心情が表現できてるシーンも少ないし。作り手もリアリティーの基準にはジレンマは感じているだろうけれど・・・。それ以前に、主人公の服装からしてアレなので、つまりはそういう作品なんでしょうね。「やましい気持ちで観てるからそう感じるんだ」とは言わせないぞー!
[映画館(邦画)] 5点(2015-01-26 11:24:12)
183.  アメリカン・ハッスル
寝不足の状態で夜中の映画館に、しかも割とスクリーンに近いところで鑑賞したからか、めまぐるしいカメラワークに翻弄され、ストーリーに必死についていくのがやっとでした。自分はわりと、評論家や世評にモロに影響を受けてしまうことが多いんですが(笑)、この作品には周囲ほどは熱狂できませんでした。デビッド・O・ラッセルの前2作はとても好きだったものの、それらの良かった点(役者のいきいきとした演技、音楽の挿入の仕方など)が、本作では裏目に出てしまった印象があります。家でBDで見返せば、劇場で見たときよりはすんなり見れるかもしれません。
[映画館(字幕)] 5点(2014-06-19 00:40:27)(良:1票)
184.  エージェント:ライアン 《ネタバレ》 
ハリウッドの大作でアクションも派手だし退屈しないけど、新鮮味は殆ど無かったです。もう散々見たなあという描写ばかりで・・・。「クラシック(オペラ?)が流れる部屋で後ろ姿から悪役登場」とか笑っちゃいました (注射を打ってたけど、何かの伏線になってました?見落としてたらスミマセン)。やってることは「007 カジノロワイヤル」とほぼ一緒だし、ジャッ・ライアンシリーズってそもそもこういうものだっけ?という印象。いくらハイテク機器が出てこようとも、「現代のジャック・ライアン」さは感じられませんでした。時折旦那よりも肝のすわった言動を見せる妻キャリーは割と好きでしたけど、それでも消化不良感は残ります。リブートものですが、次回作でまたリブートされちゃわないか心配です。 「ゼロ・ダーク・サーティ」以後にこんな出来でいいもんなんですかね。
[映画館(字幕)] 5点(2014-02-22 13:04:59)
185.  スノーピアサー
色んなジャンルを詰め込んだ満員電車ムービー。個人的には楽しめなかったんだけど(笑)、「旨いものと旨いものを混ぜれば、もっと旨くなるんじゃね?」的発想が感じられる珍味になっております。まるで回転寿司のように次から次へと前からネタが流れてきますが、ヘンテコなものばかり。カリフォルニア・ロールみたいな定番(?)メニューになるにはまだまだ遠い、といった印象です。ポン・ジュノ監督作品ということで期待しすぎたかなあ。バイオレンスシーンや悪夢的なトンデモ展開はハリウッドっぽくなくて良かったんですけどね。
[映画館(字幕)] 5点(2014-02-08 12:17:59)(良:1票)
186.  大脱出(2013) 《ネタバレ》 
二大アクションスター最強タッグが挑む脱獄アクション!・・・なのだけど、あまりに大味すぎて、ちょっぴり期待を外してしまいました・・・。「単純に楽しめばいいのであって、細かいディティールにツッコミを入れるのは野暮」という意見もあると思います。けど、かつて夢中で見た彼らの作品が大味なだけの映画だったかというと、そんなことないだろうと思うわけです。「ターミネーター」や「プレデター」が、銃をブぱなす爆破モリモリなだけの映画だったか!?「ロッキー」が単純なスポ根青春映画だったか!?否!断じて否!!と思っちゃうわけです。排水溝の渦巻きから刑務所の位置を推測したり(実際には無理らしいですが)、ありものの道具で六分儀を作ったり、そういうディティールは面白かったけれど、ああいう小ネタももっと楽しみたかったなあ。「96時間」シリーズの超絶推理力みたいな感じの(笑)。その積み重ねの末にド派手アクションがあればもっと楽しめたかも。けど、二人にはこれに懲りずに(?)、まだまだ映画作って欲しいですね。「この二人の映画なら、これくらいの出来でも別にいいだろ」とは思いたくないですよ~。
[映画館(字幕)] 5点(2014-01-23 10:21:43)(良:2票)
187.  スティーブ・ジョブズ(2013)
良くも悪くも(?)世界を変えたスティーブ・ジョブズの伝記映画。「サラッとひと通り押さえておきました」といった感じの映画で、個人的には物足りなかったです。ミーティングで妥協案を出したスタッフに対して「全部最優先事項だバカヤロー!てめえクビだ!」と怒鳴る場面は見せ場の一つ。けれど、物作りの現場でこれくらいのことを言う人はザラにいるので、他の人とは違うジョブスの凄さみたいなものは分かりづらかった・・・。会社の規模が大きくなってもそのスピリッツをなくさなかったところ?自分がコンピューターにそれほど詳しくないからかな。  振り切って作られていた「ソーシャルネットワーク」とか、エキセントリックな人物をきっちり描くデビッド・O・ラッセルの作品の方が個人的には好きです(単純なやつだなあ)。  とはいえ、驚いたのは映画本編よりも映画が終ったあと。時間を見るためにポケットから携帯を出したらそれがiPhoneだったことの衝撃(笑)。うおっ、こんなところにあるじゃないですかジョブズさん。ガレージで手作りから始めた人の作った製品が、地球の裏側にいる自分のポケットに入っているのは素直に凄いと思いました。 
[映画館(字幕)] 5点(2013-12-21 10:44:23)
188.  47RONIN 《ネタバレ》 
日本が舞台のファンタジーアクションとしてそこそこ面白いです。実在しない獣たちとのバトルは迫力あります。衣装やセットも日本人からはなかなか出てこない発想でいいですね(中国っぽいけどね)。毎度毎度セットを使い回してる邦画と比べるとやはりリッチですな。作品に合わせた世界観作りが出来るのはいいことです。  けれど、それを踏まえて観ても違和感を覚える箇所は一杯ありました。 まずキアヌ・リーブスが余計。架空のキャラだから当然と言えば当然です。ラスト・サムライのオールグレン(トム・クルーズ)みたいな必然性があれば良かったんですけどね。 架空の主人公が架空の姫と恋をして架空の敵と戦うんだから、もはや忠臣蔵はなんの関係もありません。日本で面白そうなネタがあるからオレたちも一枚噛ませろ、キャラとストーリーはこっちで考えるから、って感じでした。  全編英語というのも最初は面白いと思って観ていたけれど、後半にいくにつれて逆に違和感が増していきました。日本語で時代劇を楽しめることがどれだけ幸福か再確認。やはり言語が変われば人物の性格や価値観、仕草の演技なども全部アメリカ式になってしまうと思います。(そのくせ何故かガヤは日本語という不思議・・・。) 「硫黄島からの手紙」が、主要人物 全員日本人、全編日本語で作ったのはかなりの英断だったんだな、と今さら思っちゃいました。  邦画と洋画、予算の差など関係なく同じ土俵に立ってみても、「十三人の刺客」や「もののけ姫」などの方がはるかに面白かったです。「ウルヴァリン」を観たときは「邦画ももっとしかっりしてくれヨ」と思ったんですが、本作ではあまりそういう気分にはなりませんでした。  まぁそれでも・・・そこそこは・・・面白いんですよね。アハー。
[映画館(字幕)] 5点(2013-12-08 23:02:53)(良:2票)
189.  悪の法則 《ネタバレ》 
普通の映画なら10分20分くらいでナレーションを入れながらサラッと描くところを、じっくり2時間かけて1本の映画にしたような印象。アウトレイジで言うと塚本高史~石橋蓮司あたり?この後に國村準や北野武や三浦友和や小日向文世やその他色々が手ぐすね引いて待ち構えている感じです。ゾクゾクする設定ではあるけれど、手放しで楽しめる作品ではなかったかな・・・。映画の中で描かれない「悪」をひたすら妄想する2時間。
[映画館(字幕)] 5点(2013-11-19 22:35:53)
190.  マラヴィータ 《ネタバレ》 
そこそこ楽しめるけど、すごく勿体ない映画です。 この映画と似たような構造の作品に、「Mr.インクレディブル」があります。正体を隠しながら生活していた家族が、ある事件をキッカケに、絆を深めて困難に立ち向かう。「スーパーヒーローの正体を隠している家族」という設定を、十二分に活かした作品だったと思います。それに比べると、「マラヴィータ」は「元マフィアとその家族」という設定を活かせていません。 弟は、正体を隠しながら仲間を作りチンピラを征して行くのが良かったです。けれど、姉の方は「恋する純情乙女」に全く見えませんでした。色目使って奥手の男をからかってるように感じちゃいました。相手の数学バカ彼氏も、あまり家族に絡んできません。「バーベキューに出席したけど、彼女の家族が普通でないことを察知して距離を置こうとする」ようなシーンがあってもいいのでは?(ベタだけど) 彼女の方も、「マフィアの娘」であることが原因で失恋し、自殺を考えてしまうのなら理解できます。けど、映画では彼女がただのヤケクソ・ビッチにしか見えませんでした。女優さんは可愛らしいのになあ。 クライマックスも、「家族の絆」を感じる描写があまりなくて肩すかし。「お、面白くなってきた!」ってところでプスンと終わってしまいました。 この家族、何度も何度も素性を変えて転々としているようですが、今回の事件が「家族の絆」を深める重要な転機になってません。これからも、そしてこの先も、この家族は騒動だけを巻き散らし、何も成長することなく同じことを繰り返すだけなのでは?彼らの進む道は、先の見えない真っ暗闇なんじゃないか。そう思うとコメディタッチなのに暗い気分になるラストでした。せめて、「こいつらどうしようもないなあ」と憎めない感じだったらいいんですけど。
[映画館(字幕)] 5点(2013-11-18 22:57:35)(良:1票)
191.  グランド・イリュージョン
そもそもマジックのタネなんて、バラされてしまえば「な~んだ、そんなもんか」というもが大半なので別にいいんですが、肝心のマジック自体がそれほど凄く見えないのが物足りなかったです。最初のショーなどは、会場で見てる観客からすれば、男を一人消して金が上から降ってくるだけですし。どちらかと言えば、最初のキャラ紹介シーンのほうが「おお、すげえ」と思っちゃいました。個人的にはそこがピークです。その後ストーリーは二転三転していきますが、誰にも感情移入できないまま終わってしまいました。今流行っているプロジェクションマッピングの使い方も、なんだかおかしい。その場にいるヤジ馬ではなく、映画を見てる観客(空撮カメラ)から見たときに丁度よく見えるマッピングの仕方をしてます。小道具の使い方としてもったいない。20年以上前に作られた「インディ・ジョーンズ・最後の聖戦」に出てくる橋のほうが、プロジェクションマッピングの面白さを活かした演出をしてましたよ(あちらは超アナログな方法でしたけど、原理は同じですよね)。マジックのネタばらしは「な~んだ」でも構いませんが、物語のネタばらしまで「な~んだ」じゃマズイと思います。観客をあっちこっちに振り回したかったのかもしれないけど、作り手もこの物語に振り回されてないかい?
[映画館(字幕)] 5点(2013-10-27 22:49:07)
192.  ローン・レンジャー(2013)
中盤はあまりに退屈で、延々とアゴひげを抜きながら観るという不真面目な態度で鑑賞。けれどアクションシーンはさすがヴァービンスキー。荒唐無稽なアクションが楽しかったです。いい塩梅でインチキ臭い冒険活劇になっていると思いました。ラストも好きです。昔懐かしの活劇を現代の映像技術で作ればこうなる、って感じでしょうか。ただ、その点から観ても「パイレーツ」のほうが圧倒的に出来が良かったと思うのでこの点数で・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2013-08-05 10:27:10)
193.  グランド・マスター
「初恋のきた道」で、水餃子の入った鍋をブンブン振りながら健気に走っていたチャンツィーが、今ではもうカンフーの達人とは!("もう"ってなんだよ) 期待しつつ見に行きましたが、個人的には冒頭部分でもうガッカリしてしまいました。マトリックス・レボリューションのような雨がビシャビシャ降り注ぎ、スローと早回しの波状攻撃で、悪い意味でハリウッド的。カンフーの動きが持つ美しさではなく、あくまで映像テクニックの格好良さでしかないのが物足りなかったです。キャストたちの猛特訓したアクションが、誤摩化しの編集で台無しにされているのでは?あと、映画全編クローズアップばかりで異常に見づらいのも気になりました。見てくれの指摘ばかりになってしまいましたが、これで「カンフーの心」は描けていたんでしょうか・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2013-06-02 04:34:27)
194.  探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
豪華な「2時間サスペンスドラマ」。けど映画として観ると物足りない。原作は読んだことないけれど、「小説→映画」の変換が巧くいってないんじゃなかろうか。それくらい「映画的な快感」がない。スキージャンプ台に連れて行かれる場面や、おっぱいくらいしか無い。そして物語には影響を全く与えていない。勿体ない映画だなあ。主人公は携帯を持たない男という設定なんだろうけど、それも物語になんの影響も与えていない。あっさり他人に借りて電話しちゃう。その設定無駄!こういうところを何故サスペンスに活かさないのだろう。相棒の存在価値も、都合良く車を持ってきて都合良く携帯を貸してくれて都合良く助けてくれる存在でしかない。ないないづくし、ないづくし~。大泉洋と松田龍平のコンビは嫌いじゃないし、続編も作られるとのこと。面白い「探偵はBARにいる」を観たい。
[映画館(字幕)] 5点(2013-06-01 19:44:02)(良:1票)
195.  聖☆おにいさん
面白いちゃあ面白い。けれど、主人公が神 というより、ただの外国から来たホモカップルにしか見えない。延々と見せられる「日本萌えー」なだけの内容で、「そうですか、良かったね」で終わる内容。日本萌えの外国人に萌えるコピペのようで少々残念。別に、日本を悪く描けというわけじゃ無いけれど、他の文化圏から来た人の目に、日本が果たしてこのように見えているか疑問が残る。日本人が見て気分が良くなるだけのオ○ニー映画のようにしか感じられなかった。 海外でも人気はあるようだけどなあ。
[映画館(字幕)] 5点(2013-06-01 18:43:05)
196.  岳-ガク- 《ネタバレ》 
原作は途中まで読みました(内容はうろ覚え)。映画の方は別に詰まらないわけじゃないけれど、最後のほうは安直にドラマチックでヒロイックな展開。2匹目の海猿狙いという感じで残念だった。原作はもっと淡々としてるイメージだったんだけどな。作り手は「それじゃ映画にならない」と思ったのかな。「じゃあ別に映画にしなくても、別にこっちは構いませんよ」と思います。
[映画館(邦画)] 5点(2013-06-01 03:07:57)
197.  パラノーマン ブライス・ホローの謎
学校のいじめられっ子が大活躍・・・というのは昔からよくあるパターンではあるんだけど、つい最近「フランケン・ウィニー」を見てしまったし、いい加減飽きてきたのが正直なところ。手間暇かかったアニメーションに見応えはあるんだけれど、内容的には物足りなかったです。悪役含めたコマ撮り以外の手法で描かれたアニメーションも、面白い効果を挙げていた分、少しもったいない。
[映画館(字幕)] 5点(2013-04-30 01:07:29)
198.  ツレがうつになりまして。 《ネタバレ》 
映画の中盤で、余貴美子が「本を読んで色々勉強して思ったの。心って不思議だなあって」というようなことをセリフで言っていて驚いた。この映画の製作者はなぜその「思ったこと」を映画で表現しようとしなかったのか。こっちのほうがよっぽど不思議だ。同じ時期に「レナードの朝」を観てしまったのだけど、あちらはちゃーんと「心って不思議だなあ」と思わせられる映画だった (そもそも違う病気の映画と比較するのは微妙なとこかもしれないけれど) 。「情報」としてのうつは理解できましたが、それ以上のものは自分には伝わってきませんでした。
[DVD(邦画)] 5点(2013-01-03 23:37:24)
199.  バレンタインデー(2010)
1本の映画にするには弱いボツネタを、寄せ集めて作った消化試合のような映画・・・といったら意地悪すぎますかねえ。ハリウッドの脚本は、アクションシーン、ラブシーン、コメディーシーンなど、それぞれ別々の専門ライターが書いたものを、1本の脚本にまとめるようなやり方があると聞きました。この映画もそんな感じなんでしょうね。アン・ハサウェイのファンなので、彼女目当てに鑑賞しましたが、出番が少なくて残念。スターほど出番が少なく、比較的無名な役者がメインどころの映画なんですね。出番が少ないのはいいとしても、アン・ハサウェイのエピソードはとくに酷く、ココリコミラクルタイプ(古い?)のコントレベル。いやそれ以下。たとえオーバーリアクションであっても、松下由樹がやるほうが絶対笑えると思う。光景が目に浮かぶ。・・・と、ケチョンケチョンに言いましたが、それでもある一定水準の映画に仕上げるハリウッドはやはり凄いですね。
[DVD(字幕)] 5点(2012-08-01 12:53:11)
200.  デビルズ・ダブル -ある影武者の物語- 《ネタバレ》 
過激な映画なのかなあと思って観てみたら、過激なようでいて淡白な映画だったな、という印象です。特別悪くはないんだけれど、かつて観た映画の、似たようなシチュエーションで勝ってるところがあまりない。冒頭ウダイに呼び出され面会する場面からして、まったく緊張感がありません。「ヒトラー 最後の12日間」の冒頭、ヒトラーと面会する場面はとても緊張感があり、「あの独裁者に、これから会うんだ・・・」と観てるこっちも追体験できます。しかしこちらは、金持ちのボンボンに呼びだされ、カツアゲされてるような感じ。もったいない。◯ラティフが泣く泣く影武者になることを受け入れ、側近も見間違うほどの変貌を遂げても、カタルシスというか絶望感もあまりないです。犯罪者の顔を移植され、刑務所にブチ込まれた刑事の「フェイス/オフ」のほうがまだエモーショナル。「フェイス/オフ」に負けてくやしくないんか!◯家族の描写もあまりでてこないので、後半、決死の覚悟でラティフと電話する父親も、あまり活きてこないように思います(1シーンだけでみればとても良い場面だから余計もったいない)。なんか総じていろいろもったいない映画。こんな事件が実際にあったのか!ということを知ることが出来たのは良かったですが・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2012-01-28 16:14:22)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS