201. ロズウェル
これは完全なフィクションなのか、それともマクラクラン役の人物は実在したのだろうか。しかしなんだかえらく尻切れトンボな終わり方で肩透かしを食った。空撮でどんどんカメラが引いていくラストカットはよく見られる手法だがこの作品に関しては卑怯な使い方だ! それからフィリップ・ベイカー・ホールがこんな所にも出演していてちょっと嬉しかった(笑)。 4点(2004-08-31 22:00:42) |
202. ボーン・アイデンティティー
マット・デイモンはこういう無敵キャラの主役を張るほどの華が無いと思うんだな・・・ 彼はもっと屈折してたり、人間くさい物語のキーになる脇役あたりで存在感を発揮して欲しい。 6点(2004-08-14 10:36:41) |
203. 荒鷲の要塞
脚本が良く練られていて最後まで飽きさせないところはさすが。ただディティールの積み上げはやはり60年代の映画で、こちらの弾は百中だが敵の弾はきれいに逸れてくれたりするところはB級然としていて残念。 6点(2004-08-07 11:52:42) |
204. アバウト・ア・ボーイ
ウィルみたいなスカした男には感情移入できない。不労所得でのうのうと暮らし、女性はセックスの対象でしかなく、自分の損得のために平然と嘘をつく。そんな人生をなめきったような男が、たとえマーカスと出会って、自分の人生を見つめなおしたとしても、物語として魅力を感じない。男の器で言ったらマーカスのほうが数段上だ。同じダメ男でも「バッファロー'66」のビリー、「パンチ・ドランク・ラブ」のバリー、「の・ようなもの」のしんととの方が好きだ。彼らも不器用な男達だが、思い通りにならない人生にもがきながらも向き合っている。 5点(2004-08-06 21:53:09) |
205. フェノミナン
おっとこの映画観たのに忘れてた・・・。もうパターン化されたようなストーリーで、それ程印象に残らなかった。トラボルタはこういう役よりクセのある悪役の方が似合ってるかな。ソードフィッシュのような。 6点(2004-08-05 22:55:10) |
206. ジャンヌ・ダルク(1999)
欧州の歴史の知識やキリスト教のバックボーンを持っているといないのとでは受け取り方が随分と違うのではないかと思う。彼女の英雄的な行動を表面的に知ることは出来たが、それ以上となると深い溝を感じてしまう。 6点(2004-08-01 19:59:49) |
207. 火星年代記
懐かしいですね。姉がブラッドベリのファンだったので原作は家にありました。TVムービーなので予算の制限がある中で苦労して制作したのだとは思いますが、やはり出来としては今ひとつだった覚えがあります。 6点(2004-08-01 15:24:44) |
208. ブラッド・ワーク
彼の作品らしく淡々と物語が進む演出は良いが、引退した捜査官だとしてもイーストウッドは歳をとりすぎで違和感があるし、依頼主と恋に落ちるのが安易過ぎて作品を安っぽくしている。もっと葛藤があっても良いのではないか。 6点(2004-08-01 12:02:31) |
209. ネメシス/S.T.X
TVシリーズからして観ていないのですが、そのせいかどうか、そんなに悪く無かったです。ただ、ピカード艦長はアクションやるには少し動きが鈍すぎましたね。 6点(2004-07-31 16:41:51) |
210. マウス・ハント
物語よりもどうやって撮影したのかとひたすら感心するばかりであった。クリストファー・ウォーケン(・∀・)イイ!! 6点(2004-07-30 20:37:31) |
211. ハロウィン(1978)
今気がついたがカーペンター作品だったのか。なんだか全然怖くなくて拍子抜けした覚えがある。 5点(2004-07-30 20:33:32) |
212. レッド・ドラゴン(2002)
レイフ・ファインズじゃ自分の外見や幼少期のトラウマを抱えているわりには男前過ぎるし、どうにも犯人の動機からして小物にしか見えない。 5点(2004-07-30 13:11:52) |
213. アメリ
確かに絵作りやストーリーテリングは非凡なものがあるが、くどすぎて途中でお腹一杯になった。 それからアメリが自分の友人にそっくりなので妙な気持ちでしたw [DVD(吹替)] 5点(2004-07-29 20:59:33) |
214. チョコレート(2001)
二人の感情の絡みがとてもリアルで切ないけど、ハル・ベリーが美人過ぎてそこだけファンタジーのような気がした。 7点(2004-07-29 20:56:54) |
215. マン・オン・ザ・ムーン
《ネタバレ》 アンディ・カフマンは果たして天才なのか、ただのお騒がせ男なのか。いずれにしても僕のような凡人と同じ次元にいない事だけは確かだ。芸の為と称してスタッフをも巻き込んで観客を惑わせ、怒らせ、笑わせる。なんと痛快な人生か。振り回された関係者は迷惑千万だろうが、どこか憎めないし、どこか哀しい。 本物のアンディの写真を見たら、ジム・キャリー演じるアンディと実に瓜二つ。ベストキャスティングだろう。彼以外に考えられないし、ジム・キャリーあってこそこの映画は成功しのではないだろうか。 ミロシュ・フォアマンの演出も手堅い。プロローグの人を食ったような「つかみ」で、どうなるのかと思わせるが、本編に入ると緩急をつけたテンポのいい演出で安心して観れる。中でもアンディの芸に反応する観客の生き生きした表情などは非常にリアリティがあり、自分も観客席に投げ込まれたような臨場感を憶えた。 今回吹替えでも観たのだが、アンディ役のおそらく山寺宏一氏だと思うが、あんたすごいよ!!!DVDでご覧になる方は是非吹替えでもどうぞ! サンキュベリマッチ 8点(2004-07-27 20:26:39)(良:1票) |
216. スモーク(1995)
《ネタバレ》 スタッフロールの老婆とのエピソードは確かにいらなかったかなと思う。自分の想像では老婆がカイテルが息子ではないと悟る所の表情はもっと控えめだった。それだけが残念。でも製作者の人間に対する暖かい視線が伝わってくる良作だと思う。悪役や派手なドンパチが無くてもこれだけ人の心を打つ物語が作れるのだ。俳優のギャラはともかくとして、おそらく低予算だと思う。邦画も頑張って欲しい。 8点(2004-07-27 14:53:10) |
217. バーバー
冒頭からぐいぐいとスクリーンの中に引き込まれてしまった。ナレーションで物語を進行するやり方は陳腐になりやすいのにまったくそういうことがなく、ソーントンは突っ立ってるだけなのに強烈な存在感。彼の目力はすごい。物語は予想できない方向にどんどん転がっていくが、最後は因果応報というのだろうか。しかしこのようなストーリーを紡ぎ出せるコーエン兄弟というのは何者なのだろうかと興味が湧く。彩度を抑えたスタイリッシュな映像も非常にレベルが高い。コーエン兄弟の映画は脚本だけでなく技術面でも手抜きが全く無い。 8点(2004-07-27 07:36:19) |
218. オー・ブラザー!
役者もいいし映像も素晴らしいし音楽も最高。秀才コーエン兄弟が無理しておちゃらけてみたけど、秀才ゆえの格調の高さが妙なアンバランスを生んでいておもしろい。 8点(2004-07-25 08:16:36) |
219. タイムライン
中世にタイムトリップするまでは、テンポも良くうまく物語を誘導して期待させてくれたのだが、向こうに着いてからが、こじんまりとまとまりすぎた。登場人物たちの行動も動機がいまひとつはっきりしないままあれよあれよと進んでしまう。原作を読んでいないのだが、映画化する段階で細かいプロットの詰めが甘かったように思う。美術も頑張っているが、中世の人間はもっと歯も汚れてたりして小汚いのではないだろうか・・いや、観たこと無いからわからないけど・・・。その辺を徹底すれば、現代人との対比が出てリアリティが増したと思う。それから殺陣はもう少し緻密にやって欲しかった。段取りで戦ってるようにしか見えない。制作が大変で息切れしたのだろうか。見所といえば合戦での投石器と火矢くらいか。 5点(2004-07-24 01:08:32) |
220. マスター・アンド・コマンダー
ウィアー監督はやはりただ者ではないと感心させられた映画。ストーリーは大きな盛り上がりが一山あるというよりは、いくつかの山脈が連なっている印象。なので盛り上がりに欠けるように見えるかもしれないが、ラッセル・クロウ演じる艦長は魅力的だし、脇役陣もしっかり機能して安心して見れる。また、緻密な美術につぼを押さえた手抜きの無い撮影、隙の無いSFXと技術面が素晴らしい。アカデミー賞ノミネートも納得。 9点(2004-07-24 00:56:13) |