201. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
ものすごく変わった境遇に生まれながら、ものすごく平穏で恵まれた人生を生きた超幸運な男と、そんな男を愛したがためにものすごく波瀾万丈な人生を送った超不運な女の話。何よりものすごい見所は特殊メイクその他の映像技術。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-25 21:28:35) |
202. ララピポ
登場人物のそれぞれが人として最大限醜く描かれていて、わき上がる嫌悪感と軽い吐き気をこらえつつ何とか最後まで観た。何かの罰ゲームをさせられているようだった。この映画が大好きと言う人がいるなら、どのへんが琴線に触れるのか聞いてみたいようなみたくないような。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2010-02-25 20:42:06)(良:1票) |
203. 大奥(2006)
《ネタバレ》 仲間由紀恵はお得意の切り口上風の話し方が役柄に似合っていたと思うが、生島新五郎を演じた西島が私の好みから外れていたためにどうにも感情移入できず醒めた目で鑑賞。もともと芝居がかった芸風のミッチーは、和服と時代劇口調ではますます人形ぽく見えてしまい、秘めた情愛などまるで感じさせない軽い印象。クライマックス、見つめ合いようやく二人が結ばれるかといういうそのシーンで、仲間由紀恵のアップでコンタクトレンズがくっきり写っていてオイオイ・・と思ったり。フジテレビのお祭り映画で定番の、破壊力抜群のエンディングテーマと、友情出演やら特別出演やら業界人やらが山盛りのエンドロールでとどめを刺された。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-02-23 16:43:35) |
204. ミッション・トゥ・マーズ
主演がこの二人じゃなかったら観なかったかも。序盤でゲイリー・シニーズが「また」メインミッションから外されてる設定に笑ったのは私だけ? 船内・船外シーンではキューブリックへのオマージュが随所に感じられ、個人的にはそれが一番の見所だったかと。ただ、こちらは謎が全く残らない、というか謎の解明早すぎなのがやや興醒め。それでもSF大作といえば宇宙人登場で一気にずっこけるパターンが多い中、この作品は意外と大丈夫だった。最終的にはあのジムの選択を納得できるかどうかでこの映画の評価は大きく異なるのだと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-22 10:52:28) |
205. ライフ・イズ・ビューティフル
《ネタバレ》 安心して子どもに見せられるとても良質な戦争映画だと思う。決しておとぎ話にはなり得ない題材をこんな風に美しく伝えることが出来る芸術家たちの才能に惜しみない拍手を送りたい。ただあまりにもファンタジーとしての完成度が高すぎて私は泣けなかった・・。馴染み客だった従軍医師に「大事な話がある」と言われ、期待して行ってみたら思い切り肩すかしを食らって失望するというグイドの姿は、おふざけがすぎる主人公に対する痛烈な皮肉に思え、機転と空想力で乗り越えられない現実に思わず素に戻ったグイドの表情が印象的だった。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-02-22 09:10:36) |
206. その男ヴァン・ダム
冒頭からの自虐ムードに若干わびしさを覚えたが、意外と面白かった。落ち目アクションスターとしての自分の見せ方をよく分かっているヴァンダムの役者魂が感じられる佳作。今時好きな俳優にヴァンダムを挙げるのはちと恥ずかしい・・と思っている人にこそ観て欲しい。例えばこの作品をスタローンやシュワちゃんがやったら白々しくて目も当てられないが、ヴァンダムだからこそこの哀愁が絵になるわけで、なかなかどうして絶妙なポジショニングを保ってる俳優であることに気づかされる。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-02-19 21:55:48) |
207. チェンジリング(2008)
どんなに悲惨でおぞましい事件を扱っても決して品位が落ちないのはさすがイーストウッド作品。演出的にも無駄が無く長時間が気にならなかった。エンディングも清く正しく美しく、秀逸。今や至る所で腐敗臭漂ってる自国の来歴に目を背けず、誠実かつ厳しい目でそれを見つめて描き出す彼こそは、ハリウッドの良心!!個人的にはマルコヴィッチにあの役をキャスティングした時点で9点献上したい。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-02-19 15:07:41) |
208. めがね
この映画が好きと言える今の自分は、割と精神的に健全なんじゃないかと思った。イライラしてる時にこういう作品を見たら癒されるかというと多分逆で、余計イライラするはず。観るだけで自分の潜在ストレス値を測れる映画。そもそも「ほっこり」等の語感に違和感がある人にはダメだろうし、映画になんらかのカタルシスを求めている人には退屈すぎるかも知れないが・・・。さくらさんの氷小豆うまそうだったなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-02-19 14:46:40) |
209. 手紙(2006)
原作未読ながら、どうやら号泣映画らしいということは聞いていた。その先入観があったせいか、割と簡単に話の流れが読めてしまって、ストレスは無いが深みも感じない作り。これで号泣は無理だろ~と思いつつ観ていたが、思いがけずラストはお兄ちゃんの涙にもらい泣き。まんまとやられたようでなんか悔しい。分かりやすさから言って中高生の道徳の時間に最適と思われる。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-02-16 00:36:33) |
210. ディボース・ショウ
コーエン作品だということを忘れて観ていた。つまらない、まで言わないがコーエンだと思うと激しく物足りない。そんな予定調和アリなの~?!と叫びたくなる。主演キャスト二人ははまり役。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-02-15 23:40:20) |
211. 青いパパイヤの香り
少女時代のムイが何とも可愛い。清純さとエロスを併せ持つ絶妙な雰囲気の子役がすごい。見ているこちらも、ゆったり寛いで微笑ましい思いで観ていたかと思うと時々はっとさせられたりして、その緩急具合が心地よかった。ただ残念ながらこの子役に見合う女優が見つからなかったのか、大人になったムイはややイメージにギャップがあり、しかも前半の良さを打ち消すような陳腐な展開になってしまいがっかり。それでもほぼ全編を通し屋敷内のシーンばかりでこれほど映像美を堪能できる作品は貴重。例えて言うなら敷地内だけでその空間美が完結しているアマン系リゾートホテルで過ごすお籠もり休暇のような、品の良い癒し系映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-15 22:38:07) |
212. 崖の上のポニョ
5歳の男の子が朝起きてきて「おかーさん!今日すんごくおもしろい夢みたんだよ!あのね、海に金魚がいてね、ポニョって名前なの。そんでね、その子が人間になってぼくとお船に乗るの。そんでね・・・」てな感じの子どもの奇想天外な夢物語をそのまま映像化した感じ。展開は支離滅裂だしキャラは破綻してるしエンディングも唐突だしとにかく無茶苦茶なストーリーなんだけど、そんなことお構いなしに子どもは目を輝かせ、どんなにスゴクてキレイで楽しかったか夢中になって話してて、嬉しくて仕方ない様子。そんな幼い子どもの無邪気な興奮状態に共感できる人だけが素直に楽しめる、という意外とハードルの高い作品。ちなみに、ああこれは子どもの夢なんだな、というのがよく分かるのが母親の描かれ方。リサは小さな男の子が夢見る「こんなお母さんだったらいいのに」を100%体現していて、だからこそ普通の母親だったら絶対やらない無茶をするし、息子の無茶も絶対叱らない。普通の母親の私から見ると、「んなわけねーだろ!」と突っ込みどころ満載で笑える。 [地上波(邦画)] 7点(2010-02-15 22:11:02)(良:3票) |
213. ヴァージン・スーサイズ
女子の行動も男子の行動も、ひたすら繊細かつ傲慢な美しい10代女子ならではの上から目線で描かれているのがうすら居心地悪い感じだった。キレイなんだけど面倒くさい、女子力暴走女にご用心。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-27 16:12:42) |
214. サムサッカー
ぶっちゃけ、私の娘がそろそろ中学に上がろうってのに指しゃぶりやめられないんですわ。そんな彼女の気持ちに寄り添えるかも、いや、あわよくば本人がやめるきっかけになってはくれまいか・・・という非常に不純な動機で観ました。全然予備知識無しでタイトルだけで録画したので意外に豪華キャストだったのにびっくり。内容も丁寧な展開でなかなか良かった。が!!いかんせん主人公の少年のキャラがキモすぎて撃沈。要するにこれが「大きくなっても指しゃぶりをやめられない人」のイメージなのねーと痛い納得。なんか本人落ち込みそうで娘に見せるのはやめました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-27 16:01:20) |
215. 救命士
あらま評価低いこと・・プログレ系ミュージシャンの超長編のPVだと思うと大変楽しめます。ニコラス好きだから贔屓目かも、という点をさしおいても、私は好きです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-27 15:27:44) |
216. 幸せになるための27のドレス
提供はツ○ァイかオー○ットか?と思うほど、WOWOWの「Let's 婚活ムービー!」特集そのまんまの内容に苦笑い。まさにちょいと遅めの婚活まっただ中の独身女性の妄想をかき立てる王道ストーリーで、ネタバレレビューを読まずとも先が読める読める。ある意味「SATC」同様、着せ替えごっこが女子心をくすぐる、夢見るオトナ女子向け娯楽映画。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-27 15:17:57) |
217. 長い散歩
おじいちゃんが慣れない幼女の扱いにへとへとになり、宿の小さな洗面台で背中を丸めてパンツを洗う姿が切なかった。ただ、一見リアルでシビアな現実を扱っているのでそれなりに気を引き締めて観ていると「え?これはさすがにありえないでしょー!」と思う展開がしばしば。でも、大人向きのファンタジーだと思って観るぶんには、なかなか良かったです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-01-27 15:07:37) |
218. ブリジット・ジョーンズの日記
イギリス物の笑いは自分にとって当たり外れが大きいのであまり期待せずに見たが、面白かった。主人公に共感こそしないものの、こんな人が友達だったらすごく愛せると思う。男優二人はハマリ役で、ヒュー・グラントが嫌いな自分は思うさま罵れてスッキリした。もはやレネーに関しては言及不要か?このまま女デニーロの道を邁進していただきたい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-27 14:57:12) |
219. おいしいコーヒーの真実
この作品に出てくる米国資本のコーヒーショップで2年ほどバイトしていたが、豆の風味や特徴に関しての知識はやたら勉強させられる割に、産地に関する情報は驚くほど制限されていた。そうか、あのエチオピア・シダモの産地の実情はやはりこうなのか・・想像とあまりかけ離れてはいなかっただけに、改めてグローバル経済の不公平さを思い知り、安穏と暮らす自分の足もとを見直したくなった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-27 14:45:19) |
220. カメレオン
藤原竜也の実力を認めないわけではないのだが、いかんせんその可愛いルックスのせいでいくつになっても何を演っても天才子役が頑張っているようにしか見えない。というわけで私にとっては藤原竜也≒ディカプリオであることを再確認した。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-23 20:27:49) |