2341. 空気人形
《ネタバレ》 なかなかよかったと思います。現実にはありえない、ファンタジーのお話ですが、そのファンタジーという手法を駆使して、現実を掘り下げようとする、そしてそれが見事に成功している、良質の一本です。他にない独特のアイデア、悲しくもあり、それでいてポジティブな希望を見いだせる清いラスト、そしてエロティックな作風も相まって、とても魅力的な作品だと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-06 00:23:16) |
2342. キャピタリズム~マネーは踊る~
《ネタバレ》 これまでのムーア作品は、もう少し威勢があって「怒り」が強かったと思うのだが、本作は怒るというより「嘆く」という感じに近いような気がする。それは、ムーアがもはや有名人となって、これまでのように自由気ままに突撃取材が出来なくなってしまったせいもあるだろうし、今回のテーマが「資本主義」という壮大なものを取り上げているからというのもあるかもしれない。相変わらずのプロパガンダで、とにかくブッシュは悪でオバマは善という図式を作り上げているのだが、当然そこにはプロパガンダゆえの強引さや独断性を指摘せざるを得ない。たとえば、かつてアメリカはみんなそれなりに裕福に暮らして幸せな生活を謳歌していたのに、もの凄く格差が広がってほとんどの人が貧しくなったのは誰々のせいだ、という展開がなされるのだが、それは明らかに間違いで、実際にはなにもアメリカに限った話でもないし、特定の誰かのせいでもない。ムーアの作品は、こういう一方的なところがあるので、そこをきっちりと認識したうえで彼のポップな作風を楽しもう。あ、でも、たとえば企業が労働者に勝手に保険かけるとか、ああいうのは確かにどうかと思う。そして、多額の税金を投入しながら救済される側は多額のボーナスが支払われるなど、そういう点のおかしさもムーアと同意見。なにがちゃんちゃらおかしいって、儲けてるときは徹底して資本主義なのに、危なくなると社会主義になる企業の体質そのものですよ。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-22 01:38:50)(良:1票) |
2343. 海角七号/君想う、国境の南
《ネタバレ》 確かに、田中千絵は前半あまりに怒り過ぎで見ていて笑ってしまうくらいのキャラと演技だし、手紙と現在での出来事に、それほどの関連性を見いだせないし、若干意味不明な小話もあったりして、よく言えば自由奔放、悪く言えばまとまりに欠けるシナリオだとは思う。だけど、夕陽に輝く船上で手紙を書いた彼がその美しい詩を朗読し、切ない音楽が流れてくると、なぜかもうそれだけで胸がキュンとしてしまう。現在が舞台の台湾は、みんな俗世的で喧々諤々とした雰囲気なのに対して、手紙のシーンのなんたる幻想的で美しいことか。このギャップが僕としては、ぐっくときてしまう要因であった。そして音楽の力。気ままに書き連ねたシナリオのようでいて実はとても緻密に考えられてポイントを押さえてる。それ故に、台湾で大ヒットしたのもうなずける作品だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-22 01:21:20) |
2344. G.I.ジョー(2009)
《ネタバレ》 とにかく勢いはもの凄い。それは認めよう。敵側が使う銃の凄まじいまでの破壊力や、戦闘スーツの強さなど、見ていて面白いギミックはあるものの、全体的にアクションシーンがとにかく雑で汚らしいのである。ソマーズ君に対してこういう要求はどだい無理な話なのかもしれないが、個人的にはアクションシーンというものを、もっと綺麗に、美しく描いてほしいのだ。せっかく、そういう楽しいギミックを用意しておいて、それがあまりいかされてないのは残念でならない。見終わってから、結局は「あ~、ごちゃごちゃした映画だったな~」という印象しか残らないのである。いまさらシナリオうんぬんを言うのもあれだが、特に致命的なのは善側、悪側双方共に魅力に欠けるという事実である。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-22 00:51:17) |
2345. ラブリーボーン
《ネタバレ》 こういう作品、確かに描き方が難しい。それは文化的な差異という側面もあるし、なによりどうしようもなく重苦しい現実に対しての軽やかな空想のギャップに違和感を覚える人も少なくないだろうから。個人的には、死んでからの世界が天国などではなく、スージーの内面が作り出す世界であるという点を評価したい。そしてなにより、殺されてしまった子供達がその世界で皆笑顔で仲良く遊び合う、その光景になんともいえない慰めを感じずにはいられない。最初と最後にスージーが観る者に語り始める「私は14歳で殺された~」の下りにあるように、独特な雰囲気漂う作りではあるが、それは失敗や違和感というよりむしろ作り手の意欲を感じるものとして好意的に受け止めたい。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-22 00:38:38) |
2346. ソウ6
《ネタバレ》 回を重ねるごとにつまらなくなっていったこのシリーズも、どうやら5で底をうって少しだけ盛り返したようです。本作は、グロさのレベルでいうと少し大人しくはなりましたが、前作の尻切れとんぼで終わった謎が解かれて一応の完結を保っています。保険屋が登場し、ちょっとした社会性を絡めているのが本作のポイントで、個人的にはそのせいかより感情移入出来る部分がありました。特に、6人の部下が罵り合いながら助けを求めているシーンはとても印象深い。これまでのグロ一辺倒よりも、こういう内面の汚さを描く描写のほうがよりインパクトがあってよろしい。終わり方を察するに、ひょっとしてまた続編が?思いきや、案の定7を考えてるみたいですね。しかし、ジグソウおじさんはもういいでしょ。彼が出てこないとこのシリーズの連続性が保てない気もわかるけど、とっくに死んでるんだからいつまでも引っ張っても仕方ないでしょう。にしても、いつまで続ける気なの?まさか寅さんシリーズぐらいまでやる気じゃ、、、、、(笑) [DVD(字幕)] 6点(2010-07-16 00:54:51)(良:1票) |
2347. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
《ネタバレ》 確かに、前作よりは良かったと思います。ほとんど同じの内容だった前作から、新しい内容を構築し、戦闘シーンからお色気まで、とにかくいろんな要素をてんこもりにしてあって、これまでのエヴァの一つの円熟を垣間みた気がします。ただ、よく言われてるように「一見さん」は真に入り辛いことになっている。元々そうだけど、オタクのオタクによるオタクのためのアニメが、ある意味極まってる印象。 [DVD(邦画)] 6点(2010-07-07 00:39:39) |
2348. ハイキック・ガール!
《ネタバレ》 確かに、アイドルや女優さんに空手をやらせてるのではなく、空手をやってる子に演技をさせてるので動きのキレは本当に凄いなと思うんだけど、逆に言えばその格闘シーンを見せるだけの作品で、脚本も演出もほとんど自主映画レベルといっても過言ではない。それにその格闘シーンにしても、普通に見せてくれるのならまだしも一度ファイティングシーンを見せてそれをスローでもう一度繰り返すという、すさまじくクドい作りを何度も見せられる。なんだか、映画というより教材ビデオでも見ているかのような気分になってしまう。あれだけは本当にいただけない。女の子のがんばりと可愛さに免じて5点献上。 [DVD(邦画)] 5点(2010-07-02 11:42:47) |
2349. 母なる証明
《ネタバレ》 ポン・ジュノ監督の作品は本当にシナリオが素晴らしいといつも感心させられる。毎度のことながら、彼の作品に出てくる周辺の人物はやたらひどいのばかり。非協力的だったり、アホみたいな連中だったり、不条理極まりなかったりする。そういう連中はさておき、僕がいつも感心するのはストーリーの作り方、持っていき方が凄く上手いということ。たとえば息子がついに記憶を蘇らせ、母が犯人の男を見つけ対峙しようとする緊迫のシーンで、実は息子が~という見事なまでの裏切り展開が用意される。そして男を殺し、家で仕事をしている母のところに刑事が近づいてきたとき、観客は必ず「母がついに逮捕されるのか~」と思うわけだが、その刑事の口から出た言葉は「真犯人が見つかった」という意外なもの。ハリウッド映画と違って、なぜかポン・ジュノ作品のこういった二転三転は、観客にあらかじめ予測させることが出来ない、気持ちのよい裏切りである。これは僕の予想だけど、おそらく彼の作品は、彼が監督だけではなくて脚本も手がけているからこそ、こういう見事な裏切りが可能なのではないかと思う。シナリオの文章だけ読むと、おそらくは唐突にも思えるその筋書きを、うまいこと人間の心理的な描写で捉えた映像として表現することでその唐突さを回避し、観客に予測出来ない見事な裏切りを作り出しているんだと思う。 この辺の真骨頂ぶりには、素直に賞賛せざるをえない。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-30 14:32:23) |
2350. THE 4TH KIND フォース・カインド
《ネタバレ》 この作品は、記録映像とされているものも全部作られたフィクションで、それを事実として構成しているいわゆる「モキュメンタリー」という手法に該当する作品です。なので、この事件も心理学者のタイラー博士も架空のものです。もし、実在の話を元にして作られた作品なんだと思ってみれば、とっても面白い作品なんですけど、全部虚構の話だと知ってから見ると実に下らない作品だなと思っちゃう。見る人の知識状況や、最後の「信じるか信じないかはあなた次第」の台詞にあるように、こういうテーマが好きか嫌いか、そういうもので評価がかなり大きく変わってくる。僕は割とこういう不可思議系の話は好きなほうなんだけど、いかんせんモキュメンタリーだと知ってて見ちゃったので、一応最後まで楽しみつつも、特に肝心なところで映像が乱れるありきたりなうさん臭さに眉をひそめるしかなかったのも事実である。 [DVD(吹替)] 6点(2010-06-30 14:09:58) |
2351. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 さすがはピクサーなだけあって、ツボをきちんと押さえた良質なアニメに仕上がってはいる。ただ、ピクサーのアニメがあまりに傑作揃いのせいか、本作はそれらに比べるとやや見劣りするような印象。それはつまり、新しい友人や幸せを手に入れたのと引き換えに、エリーとの思い出や夢を捨て去っているような印象を持ってしまうから。カールとエリーの出会いから結婚、年老いるまでの仲睦まじい光景は見ていてとても感動的ではあるが、あまりにも「つみきのいえ」に似過ぎてる感が否めない。劇場では3Dで公開されたそうだが、こういう内容ならばむしろ2Dでやったほうがいいのではないか、と思う。映像が立体化すればそれだけ感動が増えるというわけではなく、むしろかえって感動の邪魔になることが多いのでは。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2010-06-29 21:19:45) |
2352. パラノーマル・アクティビティ
《ネタバレ》 なるほど。これ映画館で見たら確かに凄く怖そうだな。いや~、面白かった事は面白かったです。かなりの低予算であることは目に見えてわかるが、にもかかわらずこれだけ画面に観る者を惹き付けるのだから、その点は純粋に評価したい。ただ、見終わってよくよく考えてみると、たとえば劇中起こる出来事(ウィジャボードの件や悪魔が残した昔の写真)や、数回ほど登場した女友達など、結局ストーリーに全く伏線として機能していない。要するに、ワンアイデアだけで構築した作品だということだ。僕はブルーレイで鑑賞したのだが、まず最初に「劇場公開版」と「別エンディング版」のどちらを見るかを選択させられる。こういうのは映画として果たしてどうなのかと思ってしまう。こうやって結末を複数作ること自体に、この作品はワンアイデアだけの映画なんですよと自己主張してるようなものなのだ。実際、劇中起こる現象(悪魔に足を引きずられる、ケイティが夜中に数時間もずっと立ち尽くしている)などは見応えのあるシーンだが、ラストにはやはりがっくりきてしまう。もうちょっとなんとかならなかったのか。まぁ、いずれにせよ、もし自分がミカだったらどうしていただろう?という、自分に置き換える観点で作品を見るとそれなりにまた楽しいものがあったことも事実だ。女友達も来ていることだから、少なくともこのカップルは孤独ではない。あれだけひどいことを腹立たしい悪魔に連日起こされるのだから、もし自分がミカなら、友達を数十人呼んで、全員をあの寝室で寝かせ、一人ずつ交代で見張りをさせ、そして悪魔が来たと同時に全員で素っ裸になり悪魔の前ですっぽんぽんダンスでも踊っておもいっきり馬鹿にしてやろうと思う。そうすれば悪魔の野郎も辟易して、「こんな馬鹿どもを相手にしていてもしゃあないな、、、」と考え、違う人間のところに移っていくだろう。あ、余談だけど、「稲川淳二と見るパラノーマル・アクティビティ」ていう特典映像があったんだけど、稲川さん、最初から最後まで幽霊の話してましたね。この作品は、幽霊じゃなくて悪魔の話ですからね(笑)。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2010-06-29 11:02:36)(笑:1票) (良:1票) |
2353. サロゲート
《ネタバレ》 確かに、今後テクノロジーが発達していけば、元々は医療用に開発されたものが娯楽用へと転用されてそれがこの映画の「サロゲート」のようなものが登場することもあり得る話だと思う。ただ、この作品でそれが使われている原因として、老化した自分の顔、見窄らしい身体を晒さずにサロゲートという自分の理想型ロボットが変わりに街を出歩く事で自尊心を保つかのような説明であるが、そもそもあそこまで科学が発達した世界なら、自分自身の老いに抗い、美を保つ技術も進歩しているであろうから、分身ロボットを身代わりにする必要もなかろう。それに、犯罪がほとんどなくなったという説明もされていたが、実際にああいう社会になったらむしろ犯罪はやりたい放題になるのでは?と、舞台設定そのものに、色々と疑問が生じたのだが、もっと問題なのはストーリーの陳腐さで、例えばサロゲートの生みの親が実は悪玉であったというオチは、あまりにもありきたりで、これといった意外性を感じない。この点はかなり致命的である。逆に良かった点は、たとえば夜の街の色彩の美しさや、サロゲートのつるっとした肌の質感、それから追いかけっこシーンなどで発揮される、サロゲートの超人的な身体能力など。それらは映像的には魅力ある点であったと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-06-28 23:36:53) |
2354. パブリック・エネミーズ
《ネタバレ》 ギャング映画には、ある種お決まりのスタンスというか測定路線のスタイルがあるが、本作はそういう従来の枠にはまる事なく、巨匠マイケル・マンの円熟したスタイルが貫徹されていると言えよう。それはステディカムを多用し、リアリズムとクールさを融合させた、彼独自のトーンであり、人によって好き嫌いはあるだろうが、本作ではそれが最後まで貫かれている。また、ライティングの美しさ、そして、特に銀行強盗でのショットの格好良さには目を見張るものがある。無論、ジョニー・デップもクリスチャン・ベイルも最高に格好いいわけであるが、ただシナリオの出来には少々不満がある。愛するたった一人の女。彼女との関係が描写不足に感じたので、例えば彼女が警察に捕まって連れて行かれる様子を見て一人男泣きするデリンジャーを見ても、それほど心揺さぶられるものがないし、ラストにしてもやはりそう。格好よさ、クールさを貫いてるのはわかるが、私としてはもう少し、情感を加味してほしかった。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-06-26 23:51:36)(良:1票) |
2355. 宇宙(そら)へ。
《ネタバレ》 いろいろと初見の映像が多かったので、そう言う意味では見ていて飽きる事はなかったのだが、確かにドラマツルギーの観点から言えば少々物足りなさを感じるかもしれない。NASAの有人宇宙開発に特化した内容であり、もしドラマツルギーを考えるのであれば、例えば米ソの競争という点に重きを置く事も可能だろう。しかしながら本作は、あくまでも客観的視点から、「人類が行う宇宙開発の意義」を模索する。宇宙船や宇宙飛行士の映像だけでなく、それを見守る一般市民の映像も多く投入されているのはその為である。宇宙開発とは、我々人間一人一人が内に秘める、挑戦する心、見た事のないものを見たいという好奇心、未知のものを知りたいという探究心が突き動かしている。その、人間だけが持つ素晴らしき特性が枯渇しない限り、宇宙への挑戦は続いていくし、人類の挑戦に終わりはないのである。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-24 22:08:41) |
2356. マイケル・ジャクソン/THIS IS IT
《ネタバレ》 マイケルにとっては、本当に不慮の死だったんだなぁ、というのが見ていてよくわかる。彼のこのステージに対する思い入れややる気といったものが、ヒシヒシと伝わってくる。あらためて、マイケル・ジャクソンの格好よさを思い知らされた。ただ、映画としては正直この点数かなというのが正直なところ。 [DVD(字幕)] 6点(2010-05-27 23:30:32) |
2357. 居酒屋ゆうれい
《ネタバレ》 山口智子の胸チラが気になって仕方がない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-05-23 10:49:33)(良:1票) |
2358. ゴーストライダー
《ネタバレ》 いやまぁ、燃え盛るバイクと馬にまたがりながら草原を駆け抜けるシーンとか、ヴィジュアル的には悪くないシーンもあったのですが、いかんせんお話がね、、、、。敵も弱過ぎだし、主人公は無敵すぎるし、、、、。明らかに近年のニコラス・ケイジは作品選びを間違えてるとしか思えない。本人は満足しているのかもしれんが、誰かきちんと助言をしてあげるべきだと思う。 [地上波(吹替)] 5点(2010-05-21 23:02:12)(良:1票) |
2359. ファンタスティック・フォー:銀河の危機
《ネタバレ》 たとえば、僕はこんなに手が伸びるんだよ~とか、見せ方が安直でひねりがないんですよね。続編なんだから、もうちょっと工夫した見せ方のアイデアを考えてほしかったかな。日本の描写は、作品がこういうものなだけに、そんなに目くじら立てる気にもならなかった(笑)。 [地上波(吹替)] 5点(2010-05-12 17:48:10) |
2360. 2012(2009)
《ネタバレ》 ある意味、ローランド・エメリッヒの集大成と言えるんじゃないだろうか。彼もこの作品で、自分のやりたいことを全部出し切ったんじゃないかな。街が崩壊する中、マイカーで疾走するシーンや飛行機でギリギリ逃げ切るシーンなど、本当に素晴らしい勢いがあって目を見張る映像だったと思う。でも、どんな凄いCG映像群よりも、見ていて一番スカッとしたのは、小娘が大富豪に中指おっ立てるシーンだったのは言うまでもあるまい。 [DVD(字幕)] 7点(2010-04-02 23:46:05) |