221. 星空のマリオネット
70’テイストの暗さ満載、画のトーンまで暗いからとても見難い。暴走族の主人公、友人の死、彼女の妊娠などから父と彼女と暮らしだすが、彼女に父を誘惑させて、父は彼女を受け入れる。いきがるくせに人生逃げてばかりのダメ男。70年代とななんだろう。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-19 22:55:32) |
222. 理由(2004)
真っ先に思ったことはベストセラーだし原作は面白いんだろうという事か。気になることはインタビュー形式で徐々に浮き彫りにされていく真実という事より、インタビュー形式であるため必要以上に不自然に映る芝居がかった演技。演技や台詞回しのためか昭和と現在が入り混じっているのかと錯覚した。それが昭和的家族像をもった下町の家族と今の時代を現すマンションの偽装家族との対比であるとしても上手くいっているとは思えない。偽装家族の中に芽生える家族性をもう少し描いても良かったのではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-19 22:09:38) |
223. マシニスト
クリスチャン・ベイルのあの肉体が何よりの説得力なんでしょうね。ほぼ同時に見た「シークレット・ウィンドウ」に比べ吸引力は圧倒的に勝ってました。「インソムニア」と「メメント」を足して割ったようなモノですが2作品の出来が悪すぎるので、これくらいの作品に仕上げて欲しかった私としては十分納得できた映画でした。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-19 21:40:13) |
224. シークレット ウインドウ
この手のタイプのストーリーが近頃やたらと多いので、耐性が出来て嗅ぎ分け能力も身についてきた。どんでん返しタイプでなく徐々にバラしていくタイプだと主役の演技力に頼りきった映画になってしまうのはしょうがないのかな。そういった意味ではジョニーデップだからこそ見られる映画、タトゥーロの存在感、演技力もデップ以上に効いているのかな。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-19 21:24:56) |
225. オープン・ウォーター
期待感が強すぎてそろそろ来るぞと思いきやはぐらかされたりで時間ばかりがすぎてゆく。で盛り上がってくるかと思いきやスッと静かにエンディング。エンドロールも何が出るかとワクワクしたら・・・全てにおいて透かされてしまった。企画勝ちという部分でブレアウィッチと双璧かも。ウチの姉ちゃんも昔ダイビングで事故にあったのだが、やっぱダイビングだけはするもんじゃないな。 [DVD(字幕)] 2点(2005-11-19 11:27:49) |
226. パッチギ!
南北統一の理想やイムジン河の想いは同根・同胞への想いだが、日本人と朝鮮人の間の河は鴨川程度の浅瀬ではなく、愛だの恋だの言ったってパッチギ一つで解り合えるもんではない。歴史と伝統の街・京都、この街は差別の歴史でもあるわけで、在日や同和など問題を抱えている街。この映画において主人公の親が殆ど登場しないのがそもそもウソだらけなのです。舞台となる時代よりも世代は下である私ですが、朝鮮学校のある町で育った人間としてはそんなもんじゃないだろという気持ちを抱かずにはいられない。まあ「GO」なんかよりはずっとマシなんだけどね。井筒監督はケンカ物は面白いがもうワンパンチあればグッとくるんだけどなあ。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-19 11:03:52) |
227. ハウルの動く城
ソフィーの役は少女から老女までシーンによって入り乱れ恋人であり母でありお婆さんである難しい役、倍賞さんはがんばったんでしょうが彼女がベストとは思えなかったので入り込めなかった。ハウルも純粋な少年から悪魔的なダークなハウルまでキムタクが演じ分けられてたとは思えない。逆に荒地の魔女は三輪明宏のアクが強すぎ三輪のイメージほどの存在ではなかった。良かったとすれば神木くんと我修院くらいでしょうか。ストーリーはいつも通りジブリでした。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-19 10:24:46) |
228. 1.0【ワン・ポイント・オー】
セブンのトーン、CUBEチックな不条理、でもって未来世紀ブラジルなんかも感じながらも絵の構図はずいぶん整ってる。サスペンスやホラーな感じで煽っておきながらオチはなんじゃそりゃって感じですけど、うまく空かされたという事でしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-19 10:06:44) |
229. MASK DE 41 マスク・ド・フォーワン
たまたま彼にはプロレスだった、というだけで後は取り分け変わった話でもない。ただそこに姿はなくとも猪木があり、プロレスがあるというだけで見てしまうし「道」を思わず役者と一緒に一緒に斉唱してしまう。在りし日の冬木と元気なハヤブサに免じて大甘採点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-18 00:08:41) |
230. オー・ド・ヴィ
雰囲気のあるシーンはともかくストーリーに面白みがまるでない。小山田サユリのエロさをもっと引き出して欲しかった。 [ビデオ(字幕)] 2点(2005-11-18 00:00:43) |
231. ストレンジャー・ザン・パラダイス
アメリカ人になろうとスタイルばかり気にして生きているウィリー、田舎から夢を抱き何かを求めにきたエヴァ。彼等にとってアメリカでの生活は夢のようなものでなく、日常にどちらかが入り込む非日常は疎ましくもあるが、日常からの脱却を夢みるお互いにとって何かを起こす勇気となる。現実はフロリダに行けば夢のような生活があるわけでもなくニューヨークの片隅と何も変わらない。それぞれの想いはただ空回りして終わっていくが、やがて彼等は何もない日常へ何もなかったかのように戻っていくのでしょう。この物語の中で最もアメリカ人らしく生きているのは、英語をしゃべらないくせに罵る際にサノ○○ッチ!と叫ぶ叔母ちゃんなのかな。学生の頃見た時は人前ではカッコつけて面白いと言い、部屋にもポスター張ってました。でも当時は全然面白くなかった!ウソついてました、ゴメン。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-17 17:42:38) |
232. 4TEEN フォーティーン<TVM>
4人の14歳の中学生が主人公の日本版スタンドバイミー的な映画。病気に悩み、恋に悩み、生死に悩み、家庭に悩む、そんな彼等は熱く厚い友情で結ばれている。コイツ等といる時のオレって最強だよなという感覚がとても青臭いんですが、とても懐かしい薫りで清々しい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-13 23:47:55) |
233. ミラクルバナナ
タヒチのつもりがハイチへ、チョッとした勘違いから西半球一貧しい国へ行く事になった主人公、でも彼女めげる訳でもなくメチャメチャ前向きです。子供たちの明るい笑顔に励まされ、バナナから紙作りを目指します。政情不安や材料、技術と問題山積ですが常にポジティブな彼女にチョッピリ励まされます。アドゴニーもちゃんとお芝居してます。美濃和紙職人の親戚から勧められていたため気にしていた映画で、優等生な映画ですが子供たちには見て欲しい映画かな。 [映画館(字幕)] 6点(2005-11-13 13:38:20) |
234. 舞台恐怖症
昨今の映画においてウソのフラッシュバック作品なんて珍しくもなく、気に留める程のものでもない気がしますが、当時は問題作だったんですかね。デートリッヒは貫禄十分、美しさとヒールな狡猾さの対比が良いですね。キラキラ光るアクセサリーの数々、あんなに光るってのは全部ホンモノなんでしょうか?凄いね、スゴイね、スゴイネ・デートリッヒ。人間関係や恋の行方などサスペンス以外の部分も楽しめる良作。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-13 13:01:36)(良:1票) |
235. 知りすぎていた男
ヒッチコック自身の「暗殺者の家」「39夜」を新たな要素を組み込み焼きなおしたような作品。過去の作品のような強引な展開力に比べ流れがスマートで、ラストの下げもしっかりオチが付き上手いです。鐘の音、シンバル、オーケストラにケセラセラ、音や音楽をキーにより洗練されたまとめ方がされています。ケセラセラの歌声と口笛このシーンは何度見ても良いですね。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-11 18:03:15) |
236. 三十九夜
追っているのか、追われているのかこの目まぐるしく立場の変わる緊張感。列車の逃走シーンをはじめ後世の映画に対する影響でかいでしょうね。演説シーンはチャップリンの独裁者に影響与えてるんじゃないのって感じです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-11 17:47:09) |
237. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 謙さん使い捨てじゃないの!後半出てくると思ったらホントに死んじゃったのかよ。恐怖の克服はSWと一緒じゃん。バートンとは違う世界を見せてくれるんじゃないかと期待していたが、この監督の劣化の仕方がひどすぎる~もう期待するのは辞めるべきなのか?ハリウッド的なスタイルが悪いのか? [DVD(字幕)] 1点(2005-11-11 02:36:38) |
238. 宇宙戦争(2005)
随所に見られるご都合主義が飲み込めません。偶然のような出来事がこんなに続いちゃ説得力0だな。変な長く伸びてくるヤツは目と耳が付いてるのかな?感度、精度とも随分悪い目と耳しかないのもショボイ。お兄ちゃんもお国のため、義勇兵のように勇敢に戦ってると思ったらいつの間にか実家でのんびりってナンヤネンお前!ビックリするわ、ホンマ。オチもアレでは侵略者失格、調査不足で攻めてくるなよ、急に侵略しに来る理由はなんだったんでしょう。 [DVD(字幕)] 0点(2005-11-10 11:34:09)(良:1票) |
239. TAKESHIS’
俳優・北野武とタレント・ビートたけしを見つめる監督・北野武が主演・ビートたけしで撮影した自伝的映画なのかな。たけしにまつわる事件・事故を思わせる破滅思考、生死を感じさせる映像、たけしを見つめ辛らつな言葉を投げかける女性は妻なんでしょうか、母なんでしょうか。メガネに真ん中分けの男は森氏のイメージなんだよね。出待ちするファン、北野武とビートたけしの違いが判ってるのかと見ているこちらを試しているようです。北野武とビートたけし、2人のたけしはどちらも虚像のピエロ、実像のたけしは北野武自身しか判らない、まさしくTAKESHIS’です。この映画をこれまでの総括的映画だとすると、新生北野映画がまた楽しみです。 [映画館(字幕)] 9点(2005-11-07 22:57:39) |
240. 婦系図 湯島の白梅
「別れろ、切れろは芸者の時にいう言葉~」という名文句が出てきて思わずオオッ!と感激してしまった。この名文句はこの物語だったと始めて知りました。芸者のお蔦と恋仲の早瀬は、恩師にその事実を話すことができない。そうこうする内に芸者と付き合っている事が恩師の耳に入り学業のためにも別れる様に諭され、義理と愛情の板ばさみのなか学問の聖地、儒教の聖地、湯島で別れを告げる。ラストもなかなか泣かせの場面ですが恩師の教授に憤りを感じました。衣笠監督の幾重にも重ね合わせた絵がすばらしいです。ワンシーン毎の作り込みが半端じゃなく梅の枝ぶりまで計算され、背景同然のなかでの役者の芝居などスゴイの一言です。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-06 23:52:33) |