221. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 按摩さん最強伝説。見易い映画でした。血のでかたが面白いな~と思って良く見てたら、これCGっぽいですね。ちょっと荒削りに見えました。中盤になって急にスローダウンして、間延びしたシーンの連続はちょっと辛かったです。この作品、外国の目を気にして作られた匂いがプンプンします。分かりやすいズッコケ的な笑いを取り入れたり、ラストのタップダンスなど、正直ミスマッチ感があります。笑いもダンスも無いと、シリアス過ぎて外人にウケないから、という意図が伺えます。でも黒澤明の作品は、かなりシリアスでも十分迫力があり、海外にも通用してるっていうのがあるので、、、北野武が守りのスタンスを取ってる所が、何だか残念です。 [DVD(邦画)] 5点(2009-10-24 00:06:28)(良:1票) |
222. マイ・ブルーベリー・ナイツ
《ネタバレ》 生きるのに不器用で、少々捻くれた人達の人間模様をお洒落に演出しようとしてる意図は分かりますが、はっきり言って退屈で面白くないです。事あるごとにスローモーションにしてて見辛いです。ノラ・ジョーンズ繋がりで、音楽はとても良かったです。 [DVD(字幕)] 4点(2009-10-19 19:30:31) |
223. サマータイムマシン・ブルース
《ネタバレ》 何だろうこの感じ・・・。別段笑ったり泣いたりするわけでもないのに、見てて妙に座りが良い感じの映画。毒が抜けた稲中卓球部。上野樹里の神すぎる可愛さ。このくだらないノリが肌に合えば、決して退屈にはならないでしょう。序盤、頭の中が「?」になるシーンが沢山あって変な気持ちになるけど、少しずつその回答を出してくれて解決させてくれる楽しさがあります。 [DVD(邦画)] 7点(2009-10-19 16:50:28)(良:1票) |
224. いま、会いにゆきます
《ネタバレ》 始まり方がとても悲しかったので、いつでも泣けるように涙腺待機してたのですが、、、最後にちょっとだけウルっとした程度でした。中盤はダラダラしてて退屈。息子の佑司役の子供が、わざとらしさはあるけどかなり可愛いです。終始モジモジしてる中村獅童が、田中邦衛に見えてしまった。それに気付いてしまってからは、もう邦衛にしか見えなくなってしまい、鑑賞に気が散りました。あとは、主役二人の破局とかが情報として頭にあるので「こいつらこんなイチャイチャしたシーンがあったから勘違いして結婚しちゃったのかねぇ。罪な映画だ。」って思っちゃって、素直に楽しめなかったです。 [DVD(邦画)] 5点(2009-10-16 20:23:37) |
225. モンスターズ・インク
《ネタバレ》 始まりから終わりまで、全てが好き。ポップでユニークなモンスター達は見てるだけで楽しいです。子供を怖がらせることが仕事だけど、逆にモンスター達は子供を大変怖がっていて、その発想から生まれるシナリオは秀逸です。ラスト、ブーとサリーの別れのシーンでは、なぜか泣けてしまいます。そしてブーと再会する時のサリーの嬉しそうな表情を見て、2度泣きです。 [映画館(字幕)] 9点(2009-10-13 19:49:33) |
226. ドーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 惜しいっ!随所では良いんだけど、全体で見るとダサくなってます・・・。音楽もダサいし。ビビらせるのは上手なのになぁ。もったいない。ゲームっぽいというか、リアルさが無くなってしまっています。やっぱリメイクってするもんじゃないねw [DVD(字幕)] 5点(2009-10-13 17:42:11) |
227. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 主役のジャックは、名誉ある仕事や高価な物から解放され、愛するパートナー・子供と一緒に住む方が幸せだと考えを改めていきます。でもそれは奥さんがケイトだったからこそ、そう思えたんだろうなと思います。男の私から見て、ケイトはとても素直で頭も良く、性格も容姿も可愛くて申し分ありません。どんなに偉い社長になったとしても、あそこまで素敵な人と巡り合えるか分かりませんからね。男は、勲章のようなものや支配欲の呪縛があって、どうしても人より上に立ちたい、人よりランクの高い物を持ちたいと思ってしまいます。また、死ぬまで性的欲求として女性の尻を追っかけつづける呪縛もあり、それらから解放されたいけど、出家でもして悟りを開かないと無理です。どちらの道を選んだにせよ、ジャックは月並みな人と比べると幸せな人生だと思いますよ・・・。これから先復縁して幸せになることを予感させるラストシーンは、グッときました。確かに、爽やかで希望のある終わり方は、この映画ではベストチョイスでしょう。ケイト役のティア・レオーニがとても素敵で、ケイト同様に娘も微笑ましいくらい可愛かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2009-10-09 23:23:29) |
228. ジュラシック・パーク
《ネタバレ》 子供達が無事逃げ延び、空腹を満たすために食事してる最中に、恐竜が子供を標的に食事しようとしてくる・・・。生物学的上位を競ってるかのような、人間vs恐竜のデッドヒートはスリル満点です。劇場で見た時は、兎に角圧倒されっぱなしでした。改めて見直してみても、シナリオがしっかりとしているので楽しめました。今見ると、グラフィック面に若干の見劣りがありますが、殆ど気になりません。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-09 18:18:24) |
229. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 長丁場なので休憩しながら鑑賞しました。戦闘シーンの臨調感は、他の戦争映画とは一線を画します。さすがスピルバーグ、戦争映画でも十分に通用する才を持ってるんですね。トム・ハンクス演じるミラー大尉の性格が好感持てました。冒頭に出てくるおじいさんは、てっきりミラー大尉だと思っていたので、意表をつかれました。この映画を見て、つくづく戦争は嫌だなと思いました。加えて、戦争を美化するアメリカも嫌だなと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-07 00:53:09) |
230. 羅生門(1950)
《ネタバレ》 人間をテーマにしているので、年月を過ぎても色褪せることのない作品になっています。相変わらず2割くらいの台詞が何をしゃべってるのか分からなかったけど、身振り素振りで何となく理解しつつ見ました。鬼気迫る演技、絶妙なカメラワークは、黒澤明のエッセンスが出ていて、芸術性を感じてしまいます。真実が何だったのか、結局分からなかったけど、それが醍醐味なんでしょうね。その醍醐味を深く堪能するためには、恐らくもう一度見ないと駄目かも。私には少々シリアス過ぎました。忘れた頃に見直します。 [DVD(邦画)] 6点(2009-10-06 15:50:45) |
231. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
《ネタバレ》 インディアナ・ジョーンズのダメっぷりには拍車がかかっていて、最低のツイてない男です。小さな少年が何度助けてくれたことか。インディはもっと少年に感謝するべき。猿の脳味噌シャーベットが出てきたり、生きたまま心臓をえぐり取ったりと、メジャーな映画には似つかわしくない悪趣味さは気に入りました。トロッコで駆け抜けるシーンなど見せ場はあるんだけど、突き抜けた面白さが無いんだよなぁ。なぜ秘石を取り返そうとする気になったのか、なぜ歌手の女は一緒に同行してるのか、さっぱり分からない・・・けど、このシリーズって上辺だけ大仰そうで中身は薄い映画だから、気にしないことにしますw [DVD(字幕)] 6点(2009-10-02 23:57:52) |
232. ライアー ライアー
《ネタバレ》 ジム・キャリーの動きが超馬鹿すぎて、笑えます。笑いすぎて涙が出てきました。それに、ぎこちない家族の関係、息子のいたいけな表情に胸がギュっとして涙が出てきました。夫婦間、親子間に問題を抱えているテーマのドラマって、海外は本当に上手ですね。笑いと感動の両方で圧倒されました。 [DVD(字幕)] 9点(2009-10-02 16:25:43) |
233. トイ・ストーリー2
《ネタバレ》 1作目と同様、安心して楽しめる映画です。ホロっと切ないシーンもあり、笑えるシーンもあり。何と言っても玩具達が冒険する様子がとても面白いです。自分を玩具だと思っていない、勘違いしたバズは滑稽で面白いです。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-25 20:14:39) |
234. マウス・オブ・マッドネス
《ネタバレ》 夢を見ている時、たまに「これは夢だ!」って気付く時があると思います。それが怖い夢だった場合、早く目が覚めるように必死にあたふたします。もし仮に、夢から醒めることが不可能な場合、それを悟ってしまった時を想像すると、ゾっとします。だったらこれが夢だって認識しないほうがマシだろうな~。本作の主人公は、可哀想なことにホラー小説が現実になってしまっていることを認めたくないのに認めざるを得ない状況に追い込まれていきます。逃げることのできない現実をジワジワと知らしめる不気味なストーリー、救いのない幕の閉じ方など、とても上手です。ジョン・カーペンターが好きになりました。ただ、オープニングとエンディングの音楽が非常に残念。中途半端なハードロックはテンションガタ落ちです。ドロドロとした不協和音を低空飛行させるだけでお願いします。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-25 01:32:11) |
235. ゼイリブ
《ネタバレ》 なぜ電波塔を破壊したら、侵略者たちは姿をくらませらませられなくなったのか不明でした。でも、サングラス越しに侵略者かどうかを見分けられる、その設定だけで十分!随所で気色悪い侵略者の顔が白黒のカットで入るのがツボです。中盤のシーンで、仲間割れ的な殴り合い(むしろプロレス)はやたら長尺でしつこく、ちょっと面白かった。話の終わり方もちょっとひねっていて、これも良い。まさかのあの女性はあっち側だなんて・・・ [DVD(字幕)] 7点(2009-09-24 18:07:40) |
236. パラダイム
《ネタバレ》 これぞザ・オカルトではないでしょうか。不気味さが本当に素晴らしいです。音楽がかなりアシストしていてそれも高得点。古い作品のため、どうしても勢いや派手さは欠けるかもしれませんが、それだけではこの気味悪さは出せません。口からシャーって出る液体で感染するっていう手法は初めて見ました。終盤の締めくくり方もとても好みです。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-24 16:18:32) |
237. バンク・ジョブ
《ネタバレ》 貸金庫強奪後の展開は、幾重もの裏事情が重なっていて、良く出来たシナリオだなと感心しました。ただ、主役のテリーが何だかミスマッチに感じました。あんなに頭脳明晰でパワフルで家庭思いなら、最初から銀行強盗しないで真っ当な人生送れるくらいの能力あるでしょ・・・。あと、国の方がもっと悪いことをしてたからといって、貸金庫強奪が無罪放免になるって腑に落ちない。テリー達は一切の罪の意識も無いのが凄いw [DVD(字幕)] 6点(2009-09-22 19:19:06) |
238. アルカトラズからの脱出
《ネタバレ》 見事な脱獄劇でした。淡々としたストーリー進行の中、時折割り込んでくる緊張感がちょうどいいです。鈴虫や鳥の音が聞こえてくるくらい、静かな脱獄模様は、素晴らしかったです。緊張感があってこそサイレントな場面が活きてくる訳で、、、かっこいいとすら思えてきます。ごちゃごちゃと伏線を作らず、頑なに「脱獄」というメインのみを照らし出している脚本は、とても硬派で好感が持てます。この硬派な部分がクリント・イーストウッドと実に良くマッチしています。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 00:58:51) |
239. トレマーズ
《ネタバレ》 バカバカしい地下生物が襲ってくる映画で、まさにB級と言っていいでしょう。怪物の死にっぷりもこれまたバカバカしく、壁に激突して死んだり、崖に突っ込んで落ちて死んだり。楽しいですね。あと、全体の雰囲気がどこかほのぼのしていて、良いんです。狭い町の中、数少ない町の人たちと怪物だけっていう簡素なところも好印象。ケヴィン・ベーコンと女子大生がキスしながら幕を閉じる終わり方も、バカっぽくて良いです。まぁ1回見るだけで十分な映画だけどねw [DVD(字幕)] 6点(2009-09-18 18:42:33) |
240. トイ・ストーリー
《ネタバレ》 童謡「おもちゃのチャチャチャ」をそのままアニメーション化したような映画です。子供向けだと思って侮ってはいけない。大人が見ても十分楽しめる内容です。「子供に飽きられたらどうしよう」ってビクビクしているおもちゃ達・・・。おもちゃ目線での切なる気持ちが良く表れていて、とてもユニークです。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-15 18:42:06) |