221. シックス・センス
なんか変だな、でもまあハリウッド映画なんてこんなもんだろうと思いながら見ていたので、すっかり騙されちゃいました。ラストには本当にびっくり。幽霊が出てくる場面もけっこう怖くて、夜一人では見られませんでした。 8点(2004-01-14 23:23:42) |
222. 恋の闇 愛の光
ビデオのケースの写真にメグが大きくアップになっていたので、彼女の主演かと思っていた。でも、なんだ端役じゃん。それにこの役は彼女に合っていないぞ。ぷんぷん。 3点(2004-01-14 23:16:12) |
223. 恋人たちの予感
この男優、どうしても好きになれないな。映画のなかで長い年月が経過していくわけだが、それが結果的に物語りの流れをぶつ切りにしているようで、なかなか入り込めなかった。ノーラ・エフロンだから期待していたのに残念。 4点(2004-01-14 23:13:24) |
224. 雪国(1957)
寒い日に燗酒を一杯やっていると、なぜかこの映画を見たくなる。駒子が今かたわらにいて、お酌をしてくれているような気分にひたりながら、ゆっくりと杯を口に運ぶ。あ~、最高! でも物語の後半は暗くて見ているのがつらくなる。島村は駒子に対して何のアクションも起こさず、しかし、駒子を訪なうのをやめはしない。こんな男って、ひどすぎはしないか。 7点(2004-01-14 23:08:35) |
225. ゴジラ(1954)
この映画を最初に見たのは小学生のときだった。怪獣が暴れ回るシーンに釘付けとなり、他の部分に目が行かなかった。人間のドラマを理解するには幼すぎたのだ。そう、この映画は単なるSFX、アクション系の映画ではなく、人間達の苦しみや自己犠牲などが描かれているのですよ。ラストも印象深いが、短いシーンでこんなのがあった。ゴジラに破壊されていく東京の街で、逃げ遅れた母親が子供を抱きしめて「もうすぐ、おとうさんのところへ行けるからね。」と語りかける場面が忘れられない。 7点(2004-01-13 23:46:56) |
226. クロウ/飛翔伝説
オープニングはB級映画の傑作かと思わせる出来。放火の炎があちこちで燃え上がる都市の光景に少女の淡々としたナレーションがかぶり、主人公の惨殺されるカットへと続いていく。なんだかいつも雨が降っているような暗いムードが画面を埋め尽くす。これだけでも良い点をあげたくなる。しかしなあ、セリフが多すぎる。警部に独り言で状況説明をさせたり、神秘的な力を持つクロウがべらべらしゃべっちゃ、せっかくの雰囲気がぶちこわし。 8点(2004-01-12 19:08:53) |
227. ハイランダー/悪魔の戦士
不死であるがゆえに、人々から恐れられ、愛する者には先立たれてしまうという孤独が描かれたB級娯楽映画。主演のクリストファーランバートには知性が感じられず、ミスキャストだったかも。しかし、イギリス・ハイランド地方の荒涼とした景色や現代と過去の記憶とが交錯する描写が、この映画を単純なアクション映画に終わらせず主人公の五百年の孤独感というムードを良く出していると思う。私のお気に入りのひとつです。 8点(2004-01-12 19:01:37) |
228. 月光の夏
《ネタバレ》 「月光」が、こんなにも悲しい曲であるとは、この映画を見て初めて知った。登場する特攻隊員たちは、本当に特攻隊員らしかった。あどけないような若い隊員たちが、明日は出撃という日にも明るく振る舞おうとする姿をみると、彼らの運命を思い、悲しみが胸を浸していく。ラストで仲代達也の演じる生き残りの特攻隊員が「月光」第二楽章を弾き始めると、やがて画面には敵艦めがけてダイブする隊員たちの無音の映像が浮かんでくる。一人の隊員の口が「おかあさん」と動いたとき、私は流れる涙を止めることができなかった。 8点(2004-01-12 18:42:28)(良:1票) |
229. 黒い瞳
金持ちの娘と結婚して、毎日遊んで暮らしている男。それが温泉地でみかけた人妻を誘惑しようとする。思い切った大胆な行動をとっていく男だが、はたして彼女を本当に好きになったからなのか、それとも遊びの延長に過ぎなかったのか。ラスト近くの男とその妻との短いやりとりが、何か深く重いものを心に残す。ただ快いことのみ求めて、物事に真剣になれなくなっている我々現代人の心を写し出しているかのようだ。 9点(2004-01-12 18:31:31) |
230. 太陽に灼かれて
恋愛映画だとばかり思って見始めたが、最後の展開に愕然とし、胸が悪くなった。実際にこのようなことがあったということは分かるし、前半と後半のコントラストの大きさが見る者の胸を打つというのも分かるが、しかし予備知識なしで見ると、後味の悪さのみが残る。 6点(2004-01-10 11:28:32) |
231. エイリアン4
《ネタバレ》 クローンて、記憶まで再生されるの?ちょっとやりすぎじゃないかしら。結末も陳腐だし。もう続編作るのはやめてね。猿の惑星じゃあるまいし、「最後のエイリアン」なんて作られたら洒落にならない。 3点(2004-01-03 22:48:06) |
232. エイリアン3
《ネタバレ》 「2」ではあの4人は助かったんですよ。それが「2」でした。しかし、この作品ではそれを否定してしまった。全体に漂う「暗さ」はそれなりにグッドでしたが、私の大好きな「2」に対する仕打ちは許せません。 4点(2004-01-03 22:45:11) |
233. エイリアン2
《ネタバレ》 いゃー、おもしろかった。実は1にはがっかりしたんですが、これはおもしろい。迫り来るエイリアンへの恐怖がよりリアルに表現されていました。でも、リプリーは好きになれない。捕らわれた海兵隊員の救助は猛反対しながら、少女が1人捕らわれたときには仲間全員を平然と危険にさらしながら救助に向かうなんて。 8点(2004-01-03 22:40:49) |
234. エイリアン
《ネタバレ》 得体の知れない生物が閉ざされた宇宙船内に潜んでいる恐怖。それを期待していたんですが、エイリアンの突然の出現にびっくりさせられることはあっても、「恐怖」を味わうことはできませんでした。しかし、リプリーというキャラクターは好きになれなかった。最後に脱出しようというときに、仲間を危険にさらしながら、猫を探し回っているというのは、いったいどういう人なんだろう。 5点(2004-01-03 22:36:16)(良:1票) |
235. 仇討(1964)
《ネタバレ》 すばらしいですね、錦之介の目の演技。必ず討たれてやらなければならない、つまり殺されてやらなければならない仇討の場所へ歩を進めていくときの絶望と怒と恐怖の入り交じった表情!「ラストサムライ」の渡辺謙の目の演技が話題になっていますが、あれは比較的単純な心の動きの表現にすぎません。また、下っ端の侍の役人が、この仇討が腹に据えかねて悪酔いしつつ上司に食ってかかる演技も秀逸でした。俳優の演技に価値を認める方、必見です。ただ、テーマや結末が暗いんですよね。胸にずっしりとしたものが残って、カタルシスがない。 8点(2004-01-01 22:35:07)(良:1票) |
236. ラストエンペラー
映画としての出来は良かったと思いますよ。特に音楽が。しかし、私が本で読んだ溥儀の人物像とあまりに違うんだよね。れいによって日本がどうしようもない悪者に描かれているし。嘘も100回つけば本当になると、たしかヒットラーが言っていたと思うけど、こうした政治的アピールのある映画が美しく叙情的に作られるということに、たまらない危険を感じる。よってこの点数。ご覧になる方は、フィクションにすぎないのだということを、くれぐれもご注意くださいまし。 0点(2004-01-01 21:30:13) |
237. ローマの休日
最初に見たのは小学生の頃でしたが、ラストでの彼らの行動が理解できませんでした。とにかく天真爛漫な影の無い映画で、それだけにかえって味わいの薄い映画になってしまっています。もっとも私は5~6回見ましたが。 9点(2004-01-01 19:13:13) |
238. タイタンズを忘れない
《ネタバレ》 勧められて見たんだが、黒人差別とは無縁の日本人からみると、楽しそうな黒人達に比べ、白人たちの苦悩の方がより強く感じられる映画だった。喚きまわるだけで傲慢なデンゼルワシントンは好きにはなれず、むしろ白人のコーチや交通事故にあう白人選手の方に共感を感じた。ところで映画としてのおもしろさは、いまひとつだね。 3点(2004-01-01 18:32:00) |
239. 海底軍艦
《ネタバレ》 日本SF映画史上の白眉。地殻変動のため滅亡の危機に瀕するムー帝国が、その特異な科学・軍事力をもって地上を攻めようとするが、立ちはだかったのが旧帝国海軍軍人が密かに建造していた海底軍艦だった。映画は海底軍艦側の視点から描かれるが、最後には滅ぼされることになるムー帝国側を単純な悪としては描いていない。捕虜になったムーの女王が、海底で大爆発を起こし荒れ狂う海に飛び込んで故国へ戻っていく。それを海底軍艦の軍人達も止めようとはせず、見送ってやるシーンがいい。この映画が作られた時代には、まだこうした武人の心というか、人間の魂というものが理解されていたのだろうなと思う。 9点(2003-12-31 21:13:33)(良:1票) |
240. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 若い人には分からない映画かもしれない。しかし、主人公と同じくらいかそれ以上の年齢の方なら、きっと心に響いてくるものがあるはず。失ってしまった夢、仲違いしたまま死に別れてしまった父。それが心の中にわだかまり、しこりとなっていく。もしそうした過去ともう一度向かいあい、おりあいをつけることができたなら。それをこの映画ではすてきなファンタジーとして描いてくれました。野球映画ではありません。頭で、理性で見てはいけません。あなたの心の奥底にある魂で感じるように見てください。 9点(2003-12-31 21:02:42)(良:2票) |